今季J1全試合出場の東京V・齋藤功佑が京都との今季最終戦勝利誓う「このチームが大事にしてきたものを出して勝つことが来年に繋がっていく」
2024.12.07 20:15 Sat
東京ヴェルディのMF齋藤功佑が、8日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われる明治安田J1リーグ第38節の京都サンガF.C.戦に向けた意気込みを語った。
2023シーズンに横浜FCから東京Vに完全移籍で加入し、加入1年目には主力として16年ぶりのJ1昇格に貢献した27歳MF。加入2年目となった今シーズンは、個人としても2021シーズン以来のJ1での戦いとなったなか、ここまでリーグ全試合(先発28)に出場。チームトップタイの5アシストに加え、1ゴールを挙げている。
[4-4-2]のサイドハーフを主戦場とした序盤戦は先発だけでなく、城福浩監督が求めた“ゲームチェンジャー”としての役割も担い、アウェイで0-3の劣勢を強いられた鹿島アントラーズ戦では反撃の狼煙を上げるゴールを含め、3-3のドローに持ち込む値千金の活躍を見せた。
中盤戦以降はキャプテンのMF森田晃樹とともに[3-4-2-1]の2ボランチが定位置となり、卓越した戦術眼と献身性、味方を鼓舞するリーダーシップも発揮し、中盤のかじ取り役として絶大な存在感を放ってきた。
多くの選手がJ1初挑戦となったなか、数少ないJ1経験者であり、横浜FC時代には厳しい残留争いも経験していた齋藤は、京都との最終戦を前に「本当に充実した1年になった」と今季を振り返った。
J1昇格プレーオフを制した“20番目”のチームであり、財政規模やスカッドの経験値も鑑みて、下馬評では残留争いのメインキャストと目されたなか、4節を残しての残留確定に、最終節前の6位という現状は称賛に値する偉業だ。
その一番の要因について背番号8は、城福体制移行後のチームとしての確かな積み上げ、ブレずに戦い続けた点を挙げている。
「チームとして大事にしていることを去年から積み上げながら、よりそれを強化していけた。その上で、それぞれが成長にフォーカスできた。それは監督を初めスタッフの選手への働きかけ方も間違いなく大きかったと思いますし、組織力をより強化しながら、個での成長をそれぞれできた。前半戦でうまくいかなかったことや課題を乗り越えながら成長してきたからこそ、今の順位があるのかなと思います」
個人としては、ともに攻撃・パスセンスを特長とする森田と組む攻撃的な2ボランチを機能させる上で重要だった守備力の向上、出し切ってバトンを繋ぐというチームスタイルの上で鍛え上げ、後半戦はほぼ90分フル稼働が可能となったスタミナ、プレー強度の向上を実感している。
「強度の部分が高くなったというのは感じます。守備の強度でもそうですけど、90分戦うというところもそうですね。守備では、よりボール奪取のところだったり、周りを動かすところだったり、組織で守るというところは、まだまだ伸びしろもありますけど、この1年ですごく成長を感じているところです」
チームとしても個人としても充実したシーズンを締めくくる上で京都との最終戦では、結果とともに来シーズンに繋がるパフォーマンスを示したい。
4-5で打ち負けた前節の川崎フロンターレ戦では「何となく気づきながら修正できなかった」と、悔やんだ長い中断期間の影響による試合勘の欠如。それに加え、「試合までの準備のところで120パーセントの集中力だったり、120パーセントを出そうとして、初めて100パーセントが出るみたいなところは肌感であって、練習での集中力と強度の部分はやっぱり足りなかった」と、チームとしての課題があった。
ただ、苦いホーム最終戦での敗戦を真摯に受け止め、「基本に立ち返るというか、戦う部分の緩さというのはどうしても見られたなかで、チームとして最後もう1回締め直して、今週1週間いい準備しようというのを共有しました」、「本当に繰り返してはいけないという思いで、今週は挑んでいますし、締め直した状態で、今は取り組めているので、次の試合はそこでまた集中して入りたい」と、同じ轍を踏むつもりは毛頭ない。
齋藤個人としては後半の途中出場で流れを変え、FW染野唯月の劇的な同点ゴールを演出したいいイメージもある京都との再戦となるが、後半戦でより破壊力を増した対戦相手の強力な攻撃陣をいかに封じ込められるかが勝敗のカギを握るとみている。
「個のある選手が入ってきて、そこが大きな変化にはなっているかなと思います。やっぱり前回対戦でもフォワードのところの流動性だったり、セカンドボールへの速さとかに苦しんだので、そこは引き続き警戒が必要」
「前線の選手の個の能力の高さがあるので、それを組織でいかに守れるか。どれだけアラートな準備をして、コミュニケーションを取りながら組織で守れるかというのが、大事になるかなと思います」
3戦ぶりの白星とともに6位フィニッシュを目標に臨む最終戦に向けて緑のコンダクターは、「本当に勝つためにいい準備をして、自分たちのやるべきことを120パーセントまでやるというのが、一番勝ちに近づくことだと思う。それをしっかり最後見せられるように、チーム全体で準備していきたい。今までこのチームが大事にしてきたところを、しっかりと出して勝つというところが来年にも繋がっていくと思います」と、あくまでヴェルディらしい戦い方で有終の美を飾りたいと意気込んだ。
2023シーズンに横浜FCから東京Vに完全移籍で加入し、加入1年目には主力として16年ぶりのJ1昇格に貢献した27歳MF。加入2年目となった今シーズンは、個人としても2021シーズン以来のJ1での戦いとなったなか、ここまでリーグ全試合(先発28)に出場。チームトップタイの5アシストに加え、1ゴールを挙げている。
[4-4-2]のサイドハーフを主戦場とした序盤戦は先発だけでなく、城福浩監督が求めた“ゲームチェンジャー”としての役割も担い、アウェイで0-3の劣勢を強いられた鹿島アントラーズ戦では反撃の狼煙を上げるゴールを含め、3-3のドローに持ち込む値千金の活躍を見せた。
多くの選手がJ1初挑戦となったなか、数少ないJ1経験者であり、横浜FC時代には厳しい残留争いも経験していた齋藤は、京都との最終戦を前に「本当に充実した1年になった」と今季を振り返った。
「本当に充実した1年になりましたし、もちろん1個1個課題に向き合いながら成長してきて、それを選手全員が感じていると思います。本当によくできたというか、でもそこにはちゃんと裏付けがあって、根拠と自信がついた1年になったのではないかなと思います」
J1昇格プレーオフを制した“20番目”のチームであり、財政規模やスカッドの経験値も鑑みて、下馬評では残留争いのメインキャストと目されたなか、4節を残しての残留確定に、最終節前の6位という現状は称賛に値する偉業だ。
その一番の要因について背番号8は、城福体制移行後のチームとしての確かな積み上げ、ブレずに戦い続けた点を挙げている。
「チームとして大事にしていることを去年から積み上げながら、よりそれを強化していけた。その上で、それぞれが成長にフォーカスできた。それは監督を初めスタッフの選手への働きかけ方も間違いなく大きかったと思いますし、組織力をより強化しながら、個での成長をそれぞれできた。前半戦でうまくいかなかったことや課題を乗り越えながら成長してきたからこそ、今の順位があるのかなと思います」
個人としては、ともに攻撃・パスセンスを特長とする森田と組む攻撃的な2ボランチを機能させる上で重要だった守備力の向上、出し切ってバトンを繋ぐというチームスタイルの上で鍛え上げ、後半戦はほぼ90分フル稼働が可能となったスタミナ、プレー強度の向上を実感している。
「強度の部分が高くなったというのは感じます。守備の強度でもそうですけど、90分戦うというところもそうですね。守備では、よりボール奪取のところだったり、周りを動かすところだったり、組織で守るというところは、まだまだ伸びしろもありますけど、この1年ですごく成長を感じているところです」
チームとしても個人としても充実したシーズンを締めくくる上で京都との最終戦では、結果とともに来シーズンに繋がるパフォーマンスを示したい。
4-5で打ち負けた前節の川崎フロンターレ戦では「何となく気づきながら修正できなかった」と、悔やんだ長い中断期間の影響による試合勘の欠如。それに加え、「試合までの準備のところで120パーセントの集中力だったり、120パーセントを出そうとして、初めて100パーセントが出るみたいなところは肌感であって、練習での集中力と強度の部分はやっぱり足りなかった」と、チームとしての課題があった。
ただ、苦いホーム最終戦での敗戦を真摯に受け止め、「基本に立ち返るというか、戦う部分の緩さというのはどうしても見られたなかで、チームとして最後もう1回締め直して、今週1週間いい準備しようというのを共有しました」、「本当に繰り返してはいけないという思いで、今週は挑んでいますし、締め直した状態で、今は取り組めているので、次の試合はそこでまた集中して入りたい」と、同じ轍を踏むつもりは毛頭ない。
齋藤個人としては後半の途中出場で流れを変え、FW染野唯月の劇的な同点ゴールを演出したいいイメージもある京都との再戦となるが、後半戦でより破壊力を増した対戦相手の強力な攻撃陣をいかに封じ込められるかが勝敗のカギを握るとみている。
「個のある選手が入ってきて、そこが大きな変化にはなっているかなと思います。やっぱり前回対戦でもフォワードのところの流動性だったり、セカンドボールへの速さとかに苦しんだので、そこは引き続き警戒が必要」
「前線の選手の個の能力の高さがあるので、それを組織でいかに守れるか。どれだけアラートな準備をして、コミュニケーションを取りながら組織で守れるかというのが、大事になるかなと思います」
3戦ぶりの白星とともに6位フィニッシュを目標に臨む最終戦に向けて緑のコンダクターは、「本当に勝つためにいい準備をして、自分たちのやるべきことを120パーセントまでやるというのが、一番勝ちに近づくことだと思う。それをしっかり最後見せられるように、チーム全体で準備していきたい。今までこのチームが大事にしてきたところを、しっかりと出して勝つというところが来年にも繋がっていくと思います」と、あくまでヴェルディらしい戦い方で有終の美を飾りたいと意気込んだ。
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京都と東京Vの今季最終戦はゴールレス決着! 16年ぶりJ1の東京Vは6位フィニッシュ【明治安田J1第38節】
明治安田J1リーグ第38節の京都サンガF.C.vs東京ヴェルディが8日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、0-0のドローに終わった。 3節を残してJ1残留を確定させた14位の京都だが、前節のFC町田ゼルビア戦に0-1で敗れ、5試合ぶりの敗戦を喫するなど直近は3試合未勝利。今シーズンの最終戦では4試合ぶり白星で有終の美を飾りたいところ。曺貴裁監督はこのホーム最終戦に向けて先発2人を変更。累積警告で出場停止のラファエル・エリアス、ベンチ外の豊川雄太に代えて、サスペンション明けのマルコ・トゥーリオ、平賀大空を起用した。 一方の東京Vも前節、ホーム最終戦となった川崎フロンターレ戦を4-5で落として4試合ぶりの敗戦を喫した。引き分け以上で6位フィニッシュを決められる敵地での最終戦では前節から先発2人を変更。山田楓喜とともに保有元との対戦で起用できない木村勇大、ベンチスタートの千田海人に代えて染野唯月、林尚輝を起用した。 冷たい雨が降りしきるなかで幕を開けた今季最終戦。互いに長いボールを使いながら、要所でチャレンジの縦パスを入れていく。なかなかボールが落ち着かない展開が続くも、徐々に京都がセカンドボールの競り合いで優位に立って押し込む形となった。 それでも、粘りの守備でフィニッシュまで持ち込ませない東京Vが10分過ぎから完全に押し返す。15分にはバイタルエリアで完全に浮いた山見大登が巧みな仕掛けでボックス内に持ち込んで左足シュートをゴールネットに突き刺すが、オンフィールド・レビューの結果、トラップ時のハンドを取られてゴール取り消しに。 だが、勢いづくアウェイチームは直後にもカウンターから齋藤功佑の左足ミドルシュート、林のアグレッシブな潰しを起点にボックス右に抜け出した森田晃樹の折り返しなどから再三際どいシーンを作り出す。 以降も右の山見の快足を活かして再三相手を引っくり返していく東京Vのペースで試合が進むも、京都も要所で人数をかけたカウンターで応戦。32分には左CKの二次攻撃で福田心之助のミドルシュートがDFの足先を掠めてドライブ回転がかかってゴールに向かうが、これは惜しくもクロスバーを叩く。続く35分には鈴木義宜の果敢な持ち出しから右を崩すと、ボックス内に抜け出したマルコ・トゥーリオが右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKマテウスのビッグセーブに阻まれた。 前半終盤にかけてはオープンな展開が続くなか、京都がより効率よくフィニッシュに繋げたが、ボックス手前の好位置で得た平戸太貴の直接FKは枠の右に外れる。一方、東京Vは前半アディショナルタイムの波状攻撃で翁長聖がカットインから意表を突くミドルシュートでゴールに迫ったが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。 互いにゴールを脅かしながらもゴールレスで折り返した試合。後半も一進一退の展開が続くと、ウイングの左右の入れ替えなど変化を加えた京都は早い時間帯に平賀を下げてムリロ・コスタを投入した。 この交代によって京都に流れが傾くが、前節の5失点から立て直してきた東京Vはディフェンス陣の再三の好守で耐え抜く。さらに、65分には染野、山見を下げて山田剛綺、松橋優安を同時投入。また、筋肉系のアクシデントでプレー続行不可能となった綱島悠斗に代えて千田をスクランブル投入した。 後半半ばから終盤にかけてはホーム最終戦を勝利で飾りたい京都が攻勢を強めていく。そして、右からのクロスに反応した川﨑颯太のダイビングヘッド、波状攻撃からゴール前で混戦を作って前向きのマルコ・トゥーリオが右隅を狙ったコントロールシュートでゴールに迫るが、いずれもわずかに枠を外れた。 すると、後半アディショナルタイムには押し返した東京Vが松村優太のボックス右からの折り返しを見木友哉がループ気味のダイレクトシュートで枠に飛ばしたが、これはGK太田岳志の好守に阻まれた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ともに最後までゴールを目指し続けた白熱の一戦はゴールレスドローで決着。この結果、16年ぶりのJ1の舞台で躍進の東京Vは地力で6位フィニッシュ、京都は14位でシーズンを終えることになった。 京都サンガ 0-0 東京ヴェルディ 2024.12.08 16:11 Sun3
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山見大登の虎の子の1点守り切った東京Vが3戦ぶり白星! 引き続き決定力課題の福岡は今季初のリーグ3連敗に…【明治安田J1第24節】
明治安田J1リーグ第24節のアビスパ福岡vs東京ヴェルディが20日にベスト電器スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが0-1で勝利した。 前節、サンフレッチェ広島に0-1と競り負けて今シーズン2度目の公式戦3連敗となった8位の福岡。連敗ストップを狙ったホームゲームでは前節から先発1人を変更。森山公弥に代えてサスペンション明けの田代雅也を復帰させた。 一方、FC町田ゼルビアに同じく0-1で競り負けて公式戦連敗となった10位の東京Vは、3戦ぶりのゴールと共に白星を目指した。町田戦からは先発3人を変更。千田海人、稲見哲行、山田剛綺に代えて宮原和也、見木友哉、木村勇大を起用。綱島悠斗が3バックの右にポジションを変えた。 互いに決定力を課題とし、堅い展開も予想されたが、立ち上がりから決定機を作り合うやや開けた形でのスタートに。 開始4分、中盤でのボール奪取から左のスペースに流れた木村にボールが渡ると、そのままボックス内に持ち込んだ木村が冷静にマイナスパス。フリーの山見大登が右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGK村上昌謙の好守に遭う。 すると、直後の5分には福岡が3バック左の宮大樹の攻撃参加を使って良い形でクロスが供給される。だが、ゴール前でDFを外した佐藤凌我のヘディングシュートはわずかに枠の左へ外れた。 以降は可変気味に後ろからボールを動かし、前線のモビリティを使いながらホームチームが押し込む展開が続く。その流れから紺野和也が左足インスウィングの右クロスから幾度か際どいシーンを演出。ただ、作りに人数をかけすぎる印象もあり、なかなかシュートの数が増えていかない。 これに対して自陣で耐える時間が長く押し返せない東京Vだったが、少ない攻撃機会を効果的にフィニッシュへ繋げていく。そして、カウンターから木村、齋藤功佑が際どい枠内シュートでGK村上に好守を強いる。 前半終盤にかけてイーブンの展開が続くと、先に決定力を示したのはアウェイチーム。38分、GKマテウスからのロングボールを撥ね返された流れから染野唯月、見木と中央で繋ぎボックス左で浮いた山見に絶妙なラストパスが通る。ここで山見が左足の正確なシュートをニア上に突き刺した。 山見の2試合ぶりとなる今季4点目で先制に成功した東京Vは以降も危なげなくゲームをコントロールし、1点リードで試合を折り返した。 迎えた後半、ビハインドを追う福岡は重見柾斗を下げてシャハブ・ザヘディを最前線に投入。これに対して同じ11人で臨んだ東京Vは開始直後に左CKの流れから山見の左クロスにファーで反応した木村が体ごとボールを押し込みにかかるが、これはわずかに枠を外れた。 福岡がよりダイレクト志向のスタイルに変化したことで、後半は球際のバトル、セカンドボールの競り合いが強調される攻防が続いていく。 やや試合が膠着し始めると、60分を過ぎて両ベンチが動く。東京Vは1枚カードをもらって佐藤とのマッチアップで劣勢を強いられた綱島悠斗を下げて松橋優安を右ウイングバックに投入。宮原を綱島の位置に下げてテコ入れを図る。これに対して福岡は前寛之を下げてより攻撃的な平塚悠知を投入。[4-4-2]に並びを変えた。 一連の変化によって後半半ばから終盤にかけては福岡が完全に押し込む展開に。全体を押し上げてセカンドボールを回収し、サイドを起点に厚みのある攻撃を仕掛けていくが、後ろ重心でスペースを埋める相手の守備を前にあと一工夫が足りない。 その後、東京Vは試合終盤に千田、稲見と守備的な選手を同時投入。1-0でのゲームクローズへ大きく舵を切った。9分が加えられた後半アディショナルタイムにはホームチームが決死の猛攻を仕掛けたが、ザヘディのヘディングシュートや小田逸稀の裏抜けからのシュートも不発に終わった。 そして、福岡との白熱の一戦をウノゼロで制した東京Vが公式戦連敗ストップと共にリーグ3試合ぶりの白星を手にした。敗れた福岡は今季初のリーグ3連敗での公式戦4連敗となった。 アビスパ福岡 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 山見大登(前38) <span class="paragraph-title">【動画】山見大登がニアぶち抜いて決勝弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ニアサイドをぶち抜いた<br>\<br><br>見木のラストパスに反応した <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B1%B1%E8%A6%8B%E5%A4%A7%E7%99%BB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#山見大登</a> が<br>GKの位置を見て冷静にニアサイドネットへ<br><br>明治安田J1リーグ第24節<br>福岡×東京V<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#福岡東京V</a> <a href="https://t.co/7MsEipqOG3">pic.twitter.com/7MsEipqOG3</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1814615810184515929?ref_src=twsrc%5Etfw">July 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.20 21:06 Sat5
【J1注目プレビュー|第36節:東京Vvs神戸】シーズンダブル目指す東京V、神戸は連覇へ負けられない
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月10日(日) 14:00キックオフ 東京ヴェルディ(6位/54pt) vs ヴィッセル神戸(1位/67pt) [味の素スタジアム] <h3>◆目標は高く、1つでも上へ【東京ヴェルディ】</h3> 前節はアウェイでのアルビレックス新潟戦で0-2と勝利。浦和レッズ戦から中3日と厳しい日程でもしっかりと連勝を収めた。 16年ぶりのJ1での戦いが注目された今シーズンだったが、前半戦の11戦無敗などチームは勝ち点を積み上げ、上位フィニッシュも可能な状況だ。 アウェイでの神戸戦では、3バックのシステムを採用して勝利。そこからチームはそのシステムでしっかりと経験を積み、結果を残し続けてきた。 半月ぶりの試合となるこの一戦に向けてコンディションは十分。前節J1での初ゴールを記録した山田剛綺らの活躍にも注目が集まるが、優勝を争う首位チームにどこまで通用するのかもポイントだ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:綱島悠斗、千田海人、谷口栄斗 MF:宮原和也、森田晃樹、齋藤功佑、翁長聖 FW:山田剛綺、見木友哉 FW:木村勇大 監督:城福浩 <h3>◆連覇へ勝ち続けたい【ヴィッセル神戸】</h3> 連覇を目指す中、サンフレッチェ広島との熾烈な優勝争いを繰り広げている神戸。勝ち点差は「2」という状況であり、このまま勝ち続ければ自力で優勝ができる状況だ。 残り3試合。昨年の経験もしっかりと活かせるところ。前節はしっかりとホームでジュビロ磐田を下した中、アウェイでの連戦で勝利をもぎ取りたいところだ。 今節の相手は前半戦で敗れた東京V。また、次節は残留を争っている柏レイソルと気が抜ける相手はいない。しっかりと自分たちのストロングを出し切って戦いたいところだ。 チームとしては天皇杯との2冠も見えている状況。一方でAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でも結果を残しており、その原動力の1人が宮代大聖。リーグ戦のゴールもキャリア初の2桁に乗せており、勢いそのままに優勝へ突き進みたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:前川黛也 DF:酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜 MF:井手口陽介、扇原貴宏、井出遥也 FW:武藤嘉紀、大迫勇也、宮代大聖 監督:吉田孝行 2024.11.10 11:40 Sun東京ヴェルディの人気記事ランキング
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2025明治安田J1リーグの全対戦カードが発表! 大阪ダービーで開幕、初J1の岡山は京都とホームで開幕戦【2025明治安田J1】
Jリーグは13日、2025シーズンの明治安田J1リーグの全対戦カードを発表した。 ヴィッセル神戸が連覇して終わった2024シーズンのJ1。2025シーズンからは、清水エスパルス、横浜FC、そして初のJ1昇格となるファジアーノ岡山が加わることとなる。 全20チームで行われるリーグ戦。開幕カードは、「明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ(金J)」として、2月14日(金)にガンバ大阪vsセレッソ大阪の“大阪ダービー”で開幕を迎える。 連覇の王者・神戸はホームに浦和レッズを迎えて開幕。初のJ1参戦となる岡山は、ホームに京都サンガF.C.を迎えることとなる。なお昇格組の清水はアウェイで東京ヴェルディと、横浜FCはホームでFC東京と対戦する。 今回は対戦カードのみが発表され、日程やキックオフ時間、スタジアムなどは2月、3月分までは12月27日(金)に発表。4月から8月までは2025年1月22日(水)に発表される。 <span class="paragraph-title">【明治安田J1リーグ全日程】</span> <span data-other-div="movie"></span> <h3>◆第1節</h3> ▽2月14日(金) ガンバ大阪 v セレッソ大阪 ▽2月15日(土) or 16日(日) 東京ヴェルディ vs 清水エスパルス FC町田ゼルビア vs サンフレッチェ広島 川崎フロンターレ vs 名古屋グランパス 横浜F・マリノス vs アルビレックス新潟 横浜FC vs FC東京 湘南ベルマーレ vs 鹿島アントラーズ ヴィッセル神戸 vs 浦和レッズ ファジアーノ岡山 vs 京都サンガF.C. アビスパ福岡 vs 柏レイソル <h3>◆第2節</h3> ▽2月22日(土) or 23日(日・祝) 鹿島アントラーズ vs 東京ヴェルディ 柏レイソル vs 川崎フロンターレ FC東京 vs FC町田ゼルビア 横浜FC vs ファジアーノ岡山 清水エスパルス vs アルビレックス新潟 名古屋グランパス vs ヴィッセル神戸 京都サンガF.C. vs 浦和レッズ ガンバ大阪 vs アビスパ福岡 セレッソ大阪 vs 湘南ベルマーレ サンフレッチェ広島 vs 横浜F・マリノス <h3>◆第3節</h3> ▽2月26日(水) 鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟 柏レイソル vs セレッソ大阪 FC東京 vs 名古屋グランパス FC町田ゼルビア vs 東京ヴェルディ 横浜F・マリノス vs 横浜FC 湘南ベルマーレ vs 浦和レッズ 清水エスパルス vs サンフレッチェ広島 ヴィッセル神戸 vs 京都サンガF.C. ファジアーノ岡山 vs ガンバ大阪 アビスパ福岡 vs 川崎フロンターレ <h3>◆第4節</h3> ▽3月1日(土) or 2日(日) 鹿島アントラーズ vs FC東京 浦和レッズ vs 柏レイソル 東京ヴェルディ vs ガンバ大阪 川崎フロンターレ vs 京都サンガF.C. 横浜F・マリノス vs 湘南ベルマーレ アルビレックス新潟 vs セレッソ大阪 名古屋グランパス vs FC町田ゼルビア ヴィッセル神戸 vs アビスパ福岡 ファジアーノ岡山 vs 清水エスパルス サンフレッチェ広島 vs 横浜FC <h3>◆第5節</h3> ▽3月8日(土) or 9日(日) 浦和レッズ vs ファジアーノ岡山 柏レイソル vs 鹿島アントラーズ FC東京 vs 湘南ベルマーレ 横浜FC vs FC町田ゼルビア アルビレックス新潟 vs 東京ヴェルディ 京都サンガF.C. vs アビスパ福岡 ガンバ大阪 vs 清水エスパルス セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス 川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス ※1 ヴィッセル神戸 vs サンフレッチェ広島 ※2 <h3>◆第6節</h3> ▽3月15日(土) or 16日(日) 鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ 東京ヴェルディ vs 名古屋グランパス FC町田ゼルビア vs アルビレックス新潟 横浜F・マリノス vs ガンバ大阪 横浜FC vs セレッソ大阪 湘南ベルマーレ vs ヴィッセル神戸 清水エスパルス vs 京都サンガF.C. ファジアーノ岡山 vs 川崎フロンターレ サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル アビスパ福岡 vs FC東京 <h3>◆第7節</h3> ▽3月28日(金) セレッソ大阪 vs 浦和レッズ ▽3月29日(土) or 30日(日) 鹿島アントラーズ vs ヴィッセル神戸 柏レイソル vs 東京ヴェルディ FC東京 vs 川崎フロンターレ アルビレックス新潟 vs ガンバ大阪 清水エスパルス vs 湘南ベルマーレ 名古屋グランパス vs 横浜FC 京都サンガF.C. vs サンフレッチェ広島 ファジアーノ岡山 vs 横浜F・マリノス アビスパ福岡 vs FC町田ゼルビア <h3>◆第8節</h3> ▽4月2日(水) 浦和レッズ vs 清水エスパルス 東京ヴェルディ vs FC東京 川崎フロンターレ vs 湘南ベルマーレ 横浜FC vs ヴィッセル神戸 アルビレックス新潟 vs アビスパ福岡 名古屋グランパス vs 横浜F・マリノス 京都サンガF.C. vs 柏レイソル ガンバ大阪 vs FC町田ゼルビア セレッソ大阪 vs ファジアーノ岡山 サンフレッチェ広島 vs 鹿島アントラーズ <h3>◆第9節</h3> ▽4月5日(土) or 6日(日) 鹿島アントラーズ vs 京都サンガF.C. 柏レイソル vs ガンバ大阪 FC町田ゼルビア vs 川崎フロンターレ 横浜F・マリノス vs 東京ヴェルディ 横浜FC vs 清水エスパルス 湘南ベルマーレ vs 名古屋グランパス ヴィッセル神戸 vs アルビレックス新潟 ファジアーノ岡山 vs FC東京 サンフレッチェ広島 vs セレッソ大阪 アビスパ福岡 vs 浦和レッズ <h3>◆第10節</h3> ▽4月12日(土) or 13日(日) FC東京 vs 柏レイソル 東京ヴェルディ vs ヴィッセル神戸 FC町田ゼルビア vs 浦和レッズ アルビレックス新潟 vs 横浜FC 清水エスパルス vs 川崎フロンターレ 京都サンガF.C. vs 湘南ベルマーレ ガンバ大阪 vs 名古屋グランパス セレッソ大阪 vs 鹿島アントラーズ サンフレッチェ広島 vs ファジアーノ岡山 アビスパ福岡 vs 横浜F・マリノス <h3>◆第11節</h3> ▽4月19日(土) or 20日(日) 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス 川崎フロンターレ vs 東京ヴェルディ 横浜FC vs ガンバ大阪 湘南ベルマーレ vs 柏レイソル アルビレックス新潟 vs 京都サンガF.C. 清水エスパルス vs アビスパ福岡 名古屋グランパス vs サンフレッチェ広島 セレッソ大阪 vs FC東京 ヴィッセル神戸 vs FC町田ゼルビア ファジアーノ岡山 vs 鹿島アントラーズ <h3>◆第12節</h3> ▽4月25日(金) or 26日(土) 鹿島アントラーズ vs 名古屋グランパス 浦和レッズ vs サンフレッチェ広島 柏レイソル vs アルビレックス新潟 FC東京 vs ガンバ大阪 東京ヴェルディ vs セレッソ大阪 FC町田ゼルビア vs 湘南ベルマーレ 京都サンガF.C. vs 横浜FC アビスパ福岡 vs ファジアーノ岡山 横浜F・マリノス vs 清水エスパルス ※3 ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ ※3 <h3>◆第13節</h3> ▽4月29日(火・祝) FC東京 vs 清水エスパルス 横浜FC vs 鹿島アントラーズ 湘南ベルマーレ vs アビスパ福岡 名古屋グランパス vs 柏レイソル ガンバ大阪 vs 京都サンガF.C. セレッソ大阪 vs FC町田ゼルビア ファジアーノ岡山 vs 東京ヴェルディ サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟 川崎フロンターレ vs 浦和レッズ ※4 横浜F・マリノス vs ヴィッセル神戸 ※4 <h3>◆第14節</h3> ▽5月3日(土・祝) 鹿島アントラーズ vs FC町田ゼルビア 浦和レッズ vs 東京ヴェルディ アルビレックス新潟 vs FC東京 清水エスパルス vs 名古屋グランパス 京都サンガF.C. vs セレッソ大阪 ガンバ大阪 vs 湘南ベルマーレ サンフレッチェ広島 vs アビスパ福岡 川崎フロンターレ vs 横浜FC ※5 横浜F・マリノス vs 柏レイソル ※5 ヴィッセル神戸 vs ファジアーノ岡山 ※5 <h3>◆第15節</h3> ▽5月6日(火・休) or 7日(水) 浦和レッズ vs ガンバ大阪 柏レイソル vs 清水エスパルス 東京ヴェルディ vs 横浜FC FC町田ゼルビア vs 京都サンガF.C. 湘南ベルマーレ vs サンフレッチェ広島 名古屋グランパス vs ファジアーノ岡山 アビスパ福岡 vs 鹿島アントラーズ 川崎フロンターレ vs アルビレックス新潟 ※6 横浜F・マリノス vs FC東京 ※6 ヴィッセル神戸 vs セレッソ大阪 ※6 <h3>◆第16節</h3> ▽5月10日(土) or 11日(日) 鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ 柏レイソル vs ファジアーノ岡山 FC東京 vs ヴィッセル神戸 東京ヴェルディ vs 湘南ベルマーレ 横浜FC vs アビスパ福岡 アルビレックス新潟 vs 浦和レッズ 清水エスパルス vs FC町田ゼルビア 京都サンガF.C. vs 名古屋グランパス ガンバ大阪 vs サンフレッチェ広島 セレッソ大阪 vs 横浜F・マリノス <h3>◆第17節</h3> ▽5月17日(土) or 18日(日) 鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス 浦和レッズ vs FC東京 FC町田ゼルビア vs 柏レイソル 川崎フロンターレ vs セレッソ大阪 横浜F・マリノス vs 京都サンガF.C. 湘南ベルマーレ vs 横浜FC ヴィッセル神戸 vs ガンバ大阪 ファジアーノ岡山 vs アルビレックス新潟 アビスパ福岡 vs 名古屋グランパス サンフレッチェ広島 vs 東京ヴェルディ ※7 <h3>◆第18節</h3> ▽5月24日(土) or 25日(日) FC東京 vs サンフレッチェ広島 東京ヴェルディ vs 京都サンガF.C. 川崎フロンターレ vs ガンバ大阪 横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ 横浜FC vs 柏レイソル アルビレックス新潟 vs 湘南ベルマーレ 清水エスパルス vs ヴィッセル神戸 名古屋グランパス vs 浦和レッズ セレッソ大阪 vs アビスパ福岡 ファジアーノ岡山 vs FC町田ゼルビア <h3>◆第19節</h3> ▽5月31日(土) or 6月1日(日) 浦和レッズ vs 横浜FC 柏レイソル vs ヴィッセル神戸 FC町田ゼルビア vs 横浜F・マリノス 湘南ベルマーレ vs ファジアーノ岡山 名古屋グランパス vs アルビレックス新潟 京都サンガF.C. vs FC東京 ガンバ大阪 vs 鹿島アントラーズ セレッソ大阪 vs 清水エスパルス サンフレッチェ広島 vs 川崎フロンターレ アビスパ福岡 vs 東京ヴェルディ <h3>◆第20節</h3> ▽6月14日(土) or 15日(日) 鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島 FC東京 vs セレッソ大阪 東京ヴェルディ vs 柏レイソル 横浜FC vs 川崎フロンターレ 湘南ベルマーレ vs FC町田ゼルビア アルビレックス新潟 vs 横浜F・マリノス 清水エスパルス vs ガンバ大阪 ヴィッセル神戸 vs 名古屋グランパス ファジアーノ岡山 vs アビスパ福岡 浦和レッズ vs 京都サンガF.C. ※8 <h3>◆第21節</h3> ▽6月21日(土) or 22日(日) 柏レイソル vs 京都サンガF.C. FC町田ゼルビア vs 鹿島アントラーズ 川崎フロンターレ vs ヴィッセル神戸 横浜F・マリノス vs ファジアーノ岡山 横浜FC vs サンフレッチェ広島 名古屋グランパス vs 清水エスパルス ガンバ大阪 vs FC東京 セレッソ大阪 vs 東京ヴェルディ アビスパ福岡 vs アルビレックス新潟 浦和レッズ vs 湘南ベルマーレ ※9 <h3>◆第22節</h3> ▽6月28日(土) or 29日(日) 鹿島アントラーズ vs ファジアーノ岡山 FC東京 vs 横浜FC 東京ヴェルディ vs 川崎フロンターレ 湘南ベルマーレ vs 横浜F・マリノス アルビレックス新潟 vs FC町田ゼルビア 清水エスパルス vs 柏レイソル 京都サンガF.C. vs ガンバ大阪 サンフレッチェ広島 vs 名古屋グランパス アビスパ福岡 vs ヴィッセル神戸 浦和レッズ vsセレッソ大阪 ※10 <h3>◆第23節</h3> ▽7月5日(土) 柏レイソル vs FC東京 FC町田ゼルビア vs 清水エスパルス 川崎フロンターレ vs 鹿島アントラーズ 横浜FC vs 横浜F・マリノス 名古屋グランパス vs 東京ヴェルディ 京都サンガF.C. vs アルビレックス新潟 セレッソ大阪 vs ガンバ大阪 ヴィッセル神戸 vs 湘南ベルマーレ ファジアーノ岡山 vs サンフレッチェ広島 浦和レッズ vs アビスパ福岡 ※11 <h3>◆第24節</h3> ▽7月19日(土) or 20日(日) or 21日(月・祝) 鹿島アントラーズ vs 柏レイソル FC東京 vs 浦和レッズ 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア 横浜F・マリノス vs 名古屋グランパス 湘南ベルマーレ vs セレッソ大阪 アルビレックス新潟 vs サンフレッチェ広島 清水エスパルス vs 横浜FC ガンバ大阪 vs 川崎フロンターレ ファジアーノ岡山 vs ヴィッセル神戸 アビスパ福岡 vs 京都サンガF.C. <h3>◆第25節</h3> ▽8月9日(土) or 10日(日) or 11(月・祝) 柏レイソル vs 湘南ベルマーレ FC東京 vs 鹿島アントラーズ 東京ヴェルディ vs 横浜F・マリノス FC町田ゼルビア vs ヴィッセル神戸 川崎フロンターレ vs アビスパ福岡 横浜FC vs 浦和レッズ 名古屋グランパス vs 京都サンガF.C. ガンバ大阪 vs ファジアーノ岡山 セレッソ大阪 vs アルビレックス新潟 サンフレッチェ広島 vs 清水エスパルス <h3>◆第26節</h3> ▽8月16日(土) or 17日(日) 鹿島アントラーズ vs アビスパ福岡 浦和レッズ vs 名古屋グランパス FC町田ゼルビア vs セレッソ大阪 湘南ベルマーレ vs FC東京 アルビレックス新潟 vs 川崎フロンターレ 清水エスパルス vs 横浜F・マリノス 京都サンガF.C. vs 東京ヴェルディ ヴィッセル神戸 vs 横浜FC ファジアーノ岡山 vs 柏レイソル サンフレッチェ広島 vs ガンバ大阪 <h3>◆第27節</h3> ▽8月22日(金) 柏レイソル vs 浦和レッズ ▽8月23日(土) or 24日(日) FC東京 vs 京都サンガF.C. 東京ヴェルディ vs サンフレッチェ広島 横浜F・マリノス vs FC町田ゼルビア アルビレックス新潟 vs 鹿島アントラーズ 名古屋グランパス vs 川崎フロンターレ ガンバ大阪 vs 横浜FC セレッソ大阪 vs ヴィッセル神戸 ファジアーノ岡山 vs 湘南ベルマーレ アビスパ福岡 vs 清水エスパルス <h3>◆第28節</h3> ▽8月30日(土) or 31日(日) 浦和レッズ vs アルビレックス新潟 柏レイソル vs アビスパ福岡 川崎フロンターレ vs FC町田ゼルビア 横浜FC vs 東京ヴェルディ 湘南ベルマーレ vs ガンバ大阪 清水エスパルス vs 鹿島アントラーズ 名古屋グランパス vs FC東京 京都サンガF.C. vs ファジアーノ岡山 セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島 ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス <h3>◆第29節</h3> ▽9月13日(土) or 14日(日) or 15日(月・祝) 鹿島アントラーズ vs 湘南ベルマーレ FC東京 vs 東京ヴェルディ FC町田ゼルビア vs 横浜FC 横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ アルビレックス新潟 vs 清水エスパルス ガンバ大阪 vs 浦和レッズ ヴィッセル神戸 vs 柏レイソル ファジアーノ岡山 vs 名古屋グランパス サンフレッチェ広島 vs 京都サンガF.C. アビスパ福岡 vs セレッソ大阪 <h3>◆第30節</h3> ▽9月20日(土) 浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ 東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山 川崎フロンターレ vs FC東京 横浜F・マリノス vs アビスパ福岡 横浜FC vs アルビレックス新潟 名古屋グランパス vs 湘南ベルマーレ 京都サンガF.C. vs 清水エスパルス セレッソ大阪 vs 柏レイソル サンフレッチェ広島 vs ヴィッセル神戸 ※12 FC町田ゼルビア vs ガンバ大阪 ※12 <h3>◆第31節</h3> ▽9月23日(火・祝) 鹿島アントラーズ vs セレッソ大阪 柏レイソル vs サンフレッチェ広島 FC東京 vs アビスパ福岡 湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ アルビレックス新潟 vs 名古屋グランパス 清水エスパルス vs 浦和レッズ 京都サンガF.C. vs FC町田ゼルビア ガンバ大阪 vs 横浜F・マリノス ヴィッセル神戸 vs 東京ヴェルディ ファジアーノ岡山 vs 横浜FC <h3>◆第32節</h3> ▽9月27日(土) or 28日(日) FC東京 vs 横浜F・マリノス 東京ヴェルディ vs 浦和レッズ FC町田ゼルビア vs ファジアーノ岡山 川崎フロンターレ vs 柏レイソル 横浜FC vs 湘南ベルマーレ 名古屋グランパス vs 鹿島アントラーズ ガンバ大阪 vs アルビレックス新潟 セレッソ大阪 vs 京都サンガF.C. ヴィッセル神戸 vs 清水エスパルス アビスパ福岡 vs サンフレッチェ広島 <h3>◆第33節</h3> ▽10月3日(金) 湘南ベルマーレ vs 東京ヴェルディ ▽10月4日(土) or 15日(日) 鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪 浦和レッズ vs ヴィッセル神戸 柏レイソル vs 横浜F・マリノス アルビレックス新潟 vs ファジアーノ岡山 清水エスパルス vs FC東京 名古屋グランパス vs セレッソ大阪 京都サンガF.C. vs 川崎フロンターレ サンフレッチェ広島 vs FC町田ゼルビア アビスパ福岡 vs 横浜FC <h3>◆第34節</h3> ▽10月18日(土) or 19日(日) 東京ヴェルディ vs アルビレックス新潟 FC町田ゼルビア vs アビスパ福岡 川崎フロンターレ vs 清水エスパルス 横浜F・マリノス vs 浦和レッズ 横浜FC vs 名古屋グランパス 湘南ベルマーレ vs 京都サンガF.C. ガンバ大阪 vs 柏レイソル ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ ファジアーノ岡山 vs セレッソ大阪 サンフレッチェ広島 vs FC東京 <h3>◆第35節</h3> ▽10月25日(土) or 26日(日) 浦和レッズ vs FC町田ゼルビア 柏レイソル vs 横浜FC FC東京 vs ファジアーノ岡山 横浜F・マリノス vs サンフレッチェ広島 アルビレックス新潟 vs ヴィッセル神戸 清水エスパルス vs 東京ヴェルディ 名古屋グランパス vs ガンバ大阪 京都サンガF.C. vs 鹿島アントラーズ セレッソ大阪 vs 川崎フロンターレ アビスパ福岡 vs 湘南ベルマーレ <h3>◆第36節</h3> ▽11月8日(土) or 9日(日) 鹿島アントラーズ vs 横浜FC 柏レイソル vs 名古屋グランパス 東京ヴェルディ vs アビスパ福岡 FC町田ゼルビア vs FC東京 川崎フロンターレ vs ファジアーノ岡山 湘南ベルマーレ vs アルビレックス新潟 清水エスパルス vs セレッソ大阪 京都サンガF.C. vs 横浜F・マリノス ガンバ大阪 vs ヴィッセル神戸 サンフレッチェ広島 vs 浦和レッズ <h3>◆第37節</h3> ▽11月30日(日) 東京ヴェルディ vs 鹿島アントラーズ FC町田ゼルビア vs 名古屋グランパス 川崎フロンターレ vs サンフレッチェ広島 横浜F・マリノス vs セレッソ大阪 横浜FC vs 京都サンガF.C. 湘南ベルマーレ vs 清水エスパルス アルビレックス新潟 vs 柏レイソル ヴィッセル神戸 vs FC東京 ファジアーノ岡山 vs 浦和レッズ アビスパ福岡 vs ガンバ大阪 <h3>◆第32節</h3> ▽12月6日(土) 鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス 浦和レッズ vs 川崎フロンターレーレ 柏レイソル vs FC町田ゼルビア FC東京 vs アルビレックス新潟 清水エスパルス vs ファジアーノ岡山 名古屋グランパス vs アビスパ福岡 京都サンガF.C. vs ヴィッセル神戸 ガンバ大阪 vs 東京ヴェルディ セレッソ大阪 vs 横浜FC サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ ※1:ACLE2024/25ラウンド16に出場するクラブの試合は、4/9(水)に開催する可能性があります ※2:ACLE2024/25ラウンド16、AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25 準々決勝に出場するクラブの試合は、7/2(水)に開催する可能性があります ※3:ACLE2024/25準々決勝以降に出場するクラブの試合は、4/16(水)に開催する可能性があります ※4:ACLE2024/25準々決勝以降に出場するクラブの試合は、5/21(水)に開催する可能性があります ※5:ACLE2024/25準々決勝以降に出場するクラブの試合は、5/14(水)、5/28(水)に開催する可能性があります ※6:ACLE2024/25準々決勝以降に出場するクラブの試合は、6/25(水)に開催する可能性があります ※7:ACL22024/25決勝に出場するクラブの試合は、6/25(水)に開催する可能性があります ※8:FIFAクラブW杯2025に出場するクラブの試合は、4/16(水)に開催いたします ※9:FIFAクラブW杯2025に出場するクラブの試合は、7/23(水)に開催いたします ※10:FIFAクラブW杯2025に出場するクラブの試合は、5/28(水)に開催いたします ※11:FIFAクラブW杯2025に出場するクラブの試合は、7/26(土)or 7/27(日)に開催いたします ※12:ACLE2025/26、AFCチャンピオンズリーグ2 2025/26に出場するクラブの試合は、8/20(水)に開催する可能性があります 2024.12.13 18:53 Fri2
「6位は誰もが驚く結果」東京Vの江尻強化部長が躍進の今季総括…レンタル組の去就や来季展望に言及
東京ヴェルディの江尻篤彦強化部長が、9日に2024シーズンの総括会見を実施した。 就任2年目となった城福浩監督の下、昨シーズンは16年ぶりのJ1昇格という悲願を果たした緑の名門。今シーズンはJ1残留を至上命令に臨んだなか、開幕時点で“20番目のチーム”と目された下馬評を痛快に覆す快進撃で、4節を残して残留を確定。さらに、クラブとしての予算規模、スカッドの経験値で上回る多くのクラブを退け、最終的に東京移転後では最高位となる6位で2024シーズンの明治安田J1リーグの戦いを締めくくった。 2020年に東京V入りした江尻強化部長は、自身の出身である明治大学の選手を中心に、近年のクラブにはルートや選択肢としてなかった大卒の有望株の獲得、2022シーズン途中に招へいした城福監督との二人三脚によって、限られた予算のなかで的確な補強でJ1昇格、今季の6位フィニッシュを成し遂げた。 今回の会見では城福監督の手腕への評価を含めた、今季の振り返りとともに、さらなる躍進を目指す来シーズンに向けた展望を語った。 「昨年の12月2日に染野選手のPKで我々が16年ぶりのJ1を獲得できた」という昇格プレーオフを制してのJ1昇格決定からスタートした今シーズンの戦い。 昇格の可能性がある昨年の終盤の段階から「J1バージョンとJ2バージョンの両方を考えながら進めていた」と語る補強責任者は、開幕前の段階で降格候補の最有力と目されたなか、指揮官とともに「2024シーズンはサプライズを起こせるようなチームになりたい」とチーム作りを進めた。 そのなかで「チームとしてどういう色で戦うのか」、「そのなかで質の高い選手がいないと勝てない」という2つのポイントを重視。ハイインテンシティのアグレッシブな城福監督の明確なスタイルを体現する“質の高い選手”という部分ではJ2昇格に貢献した現有戦力に加え、「J1リーグでも若い選手がチームの考え方とか、監督の戦う戦術で少し試合時間に恵まれてない選手をピックアップ」。 いずれも京都サンガF.Cから期限付き移籍で加入したFW木村勇大とMF山田楓喜、ガンバ大阪から期限付き移籍で加入したFW山見大登が攻撃の主軸として覚醒した。 一方で、江尻強化部長は「夏以降に成長した」とディフェンスラインで活躍したMF綱島悠斗、DF千田海人の2人に言及。改めて編成の責任者として気付かされる部分があったという。 「今年でいうと、綱島悠斗、千田海人とかディフェンスの選手が夏以降に成長し、千田はベテランと呼ばれてもおかしくない年齢の選手で、J2のときに秋田から取ってきて、J2時代はあまりフィットしなかったですが、このJ1に向けて彼自身が成長した。彼の例を挙げると、年齢はあまり関係ないんだなと、いかに我々のやりたい、目指しているところと、あとは何よりも城福監督が目指しているようなサッカーにフィットするかしないかというところが、改めて編成の責任者をしている側としたら、すごく大切なところだなというのは思いました」 また、今季のスカッドはDF宮原和也を除き多くの選手がJ1初挑戦やJ1で出場経験が少ない選手で構成された点が大きな特徴だった。百戦錬磨の指揮官を含め、経験豊富なコーチ陣の存在はあるとはいえ、J1で経験豊富な選手を“メンター”や“ロールモデル”として若きスカッドに組み込む選択肢も当然あり得たはずだ。 その点について江尻強化部長は「あるときにはそういう選択をするかもしれない」、「これが来年も続くかといえば、これは本当にわからない」としながらも、クラブの哲学や自身の考え方として、今季のチーム作りが適したものだったと感じているという。 「当然経験が少ない選手ばかりのチームでしたけど、そこに何を見いだして我々が戦いを挑んだというところが大きなポイント。城福監督が求めるサプライズを起こせるようなチーム。本当にひたむきにアグレッシブに戦うチームというのが作れれば、そういうところに挑めるということを、今年は証明できたのかなと思っています」 「今年は選手も少なくとも同じ考えを持って、こういうメンバーでもやり遂げられると、同じ方向へ向いたということを考えると、経験がある選手がいるのといないのとで、ダメなところをうまくいい方向に、みんなの意識が向いた結果かなと思っているので、そこは大事にしていきたいです。20チームのJ1のクラブのなかで、こういうチームもあってもいいのではないかなと思っています」 「僕らヴェルディの哲学としたら育てるチームというのが大きなキーワードになる。城福監督は基準をぶれずにチーム作りをしてくれたというのと、僕も基準をぶれずに、育てることを貫き通せているというのも、ぶれてない部分だと思っています。そういう若い選手をエージェントさんが紹介してくれたりとか、高校生、大学生がここへ来れば試合に使ってもらえそうだというところを、ひとつブランドとして作れている部分もあると思っている。このクラブの哲学として、そこはぶらしたくないというのはあるので、基本そっちの方をその哲学を大事にしながらチーム作りをしていこうかなと思っています」 その結果が「今シーズンの6位という順位は、誰もが驚くびっくりするような結果」に繋がった。 「今年1年はクラブ全体で、本当にみんなで力を合わせた結果がこういう結果になった。我々もこれまで支援していただいているスポンサー様、自治体の方々が本当にJ1の16年ぶりの舞台で皆さんが後押しをしてくれた。何よりも苦しいときもわかってくれているサポーターの皆さんが、また味スタのスタジアムに戻ってきてくれた。私は2020年から来ましたけど、あのときのゴール裏と今のゴール裏とでは、もう比べようがないぐらいお客さんが入っていて、それに応えるために、我々が一生懸命努力したということが、本当に良かったと思います」 ただ、J1での戦いが甘いものではないことを知る江尻強化部長は「これを中長期的にどういうふうに継続していくかというところが、このヴェルディの未来にも繋がると思いますし、いま頭を悩ましているところ。動いている足を止めるわけにはいかないので、これからが本当の意味でのヴェルディになっていくというふうに思っているので、大変かもしれないですけど、やっていこうかなと思います」と、早くも来季以降の厳しい戦いへ気を引き締め直した。 2022シーズンの途中から名門再建へ二人三脚で取り組んできた城福監督については、「結果も含めて我々が目指している、育てながら、勝ち点を積み上げていくということの体現をできる監督であり、何よりも経験とチームのマネジメント力の部分は、本当に日本でも指折りの監督だと思っている」と、クラブのフィロソフィーを体現できる監督だとその手腕を評価。 とりわけ、元ジェフユナイテッド千葉の指揮官はオフ明けの振り返りのミーティングを含め、卓越したマネジメント能力を称賛している。 「オフ明けの振り返りのミーティング。ここは本当に素晴らしいミーティングを毎回している。自分がチームとして作った基準に達していなければ、それはダメだというところをしっかり持っていらっしゃる監督で、これは僕も監督をやったからよくわかりますが、どこかしら何かに忖度してしまう場面が多々ある。忖度が起こってしまうというのが、一番マネジメントに影響してくる。城福さんは、そこは絶対に誰が何であろうが、自分らが築き上げた、その基準に達しなければ、みんなに平等に話をする」 「個でもチーム全体でもしっかりとしたハードルがあるので、そこは本当にぶれずに話をするというのは、素晴らしい監督。これをやらなかったらダメだという基準をしっかり示し、誰もがその基準に達しないとピッチに立てない、試合に使ってもらえないというところがあり、トレーニングがその象徴であって、トレーニングでやれない選手は出られないというところの基準をしっかり作れる方だと思っています」 その上で「今はいいお話もできていますし、そういうものが近々発表されればいいかなと。ただ城福さんも妥協なき方なので、来年の補強はしっかり見たいというのも、オーダーとしてありますので、僕の補強次第なのかなと。ただ苦戦しています(笑)」と、近日中の来季続投発表を示唆した。 今季の6位という順位を踏まえると、来季はJ1定着という当初からの目標に加え、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得、そしてリーグ、天皇杯、ルヴァンカップでのタイトル獲得も視野に入ってくる。 江尻強化部長はそういった野心を理解しつつも、「それができるような補強ができないと、高い目標を設定すぎて全く違う形になるというのが多い。そこはプロフェッショナルとしてしっかりとしたところは定めたい」と自らの仕事に直結する補強の結果を鑑みて、来年の新体制発表の際に目標を発表したいと慎重な姿勢を示した。 その補強の進捗状況については「我々の選手で他クラブから評価されているのも現実で、なおかつ我々も残ってもらえる努力はしながら、補強のポイントを、よそから取ってくるなりをしなければいけないところの苦しさはあります」とコメント。 補強戦略の部分では「全ポジション」を対象に、外国籍選手の獲得の可能性を含め、“活きがいい若手”を軸に、パーソナリティを含め現スタイルに合致した選手を獲得していきたいと語る。 「(求める特徴は)戦える選手。そのなかで走れるとかスピードがあるとか、強いとか、そこはポジションによって変わってくるし、求めているものによって変わってきます。ただ、満遍なく全部持っているよりは、特徴がある選手をそのポジションに配置してチーム作りをしてきたつもりで、ポジションによってそういうものを変えていけたらなと思います」 「我々はここまで何年か僕と城福監督を中心に積み上げた若い選手が成長するというのは、ひとつの売りやブランドになり始めてきていると思うので、求人募集ではないですけど、若くて活きのいい選手に対して、ターゲットはもちろん絞ってますけど『ここなら試合出れて、やれるぞ』という、求人募集したいぐらいです(笑)」 新戦力補強とともに重要なのが、今季の躍進に貢献したレンタル組の去就。今季は前述した木村、山田楓、山見の3選手に加え、鹿島アントラーズから2シーズン連続期限付き移籍で加入したDF林尚輝、FW染野唯月が主力としてプレーし、MF松村優太も鹿島から今季途中に加入している。 江尻強化部長はそのレンタル組の完全移籍での買い取り、来季のレンタル移籍を用いた補強プランについて言及。交渉の進捗に関して明言を避けながらも、クラブとして「全力を尽くしている」と説明した。 「レンタル選手の買い取りは考えています。ただ、あくまでも考えているところで成立するかどうかはわからないですけど、クラブには(資金面のバックアップを)頑張っていただけているとは思っていますし、そこと買い取りには全力を尽くします」 「ただ、クラブがものすごく急にお金をかけて何かできるというようなことはないとは思いますので、引き続きレンタル選手を視野にも入れて編成しているのも事実。僕らがもらっている予算、バジェットのなかでどういう編成をできるかというのは、すごく大切なことだと思っているので、少しずつ自分たち保有の選手にしていけたらなと思っていますし、今年の例で言うと、そういうレンタルで借りた選手の価値も上げられていると思うので、育てるところも含めていい流れで来ているかなと思います」 2024.12.10 17:26 Tue3
東京Vの城福監督が16年ぶりJ1で6位フィニッシュの今季総括…ターニングポイントや今季チームの象徴に選んだ選手とは?
東京ヴェルディの城福浩監督が、9日に2024シーズンの総括会見を実施した。 就任2年目で緑の名門を16年ぶりのJ1昇格に導いた指揮官は、就任3年目となった今シーズンはJ1残留を至上命令に、自身を含め成長をテーマに掲げた1年でサプライズを目指した。 そして、開幕時点で“20番目のチーム”と目された下馬評を痛快に覆す快進撃で4節を残してJ1残留を確定。さらに、クラブとしての予算規模、スカッドの経験値で上回る多くのクラブを退け、最終的に東京移転後では最高位となる6位で2024シーズンの明治安田J1リーグの戦いを締めくくった。 63歳の指揮官は約1時間の総括会見のなかで、今季の戦いを振り返るとともに、キャプテンのMF森田晃樹や今季のチームの象徴としてMF松橋優安、DF千田海人らの名前を挙げるとともに、興味深いいくつかのトピックについてユーモアを交えながらリラックスした様子で語った。 また、現時点で公式なリリースはないものの、来季続投が決定的な状況において、来シーズンに向けた思いについても語った。 城福監督が総括会見で語ったトピックは以下の通り。 ――6位という今季の順位に対する評価は? 「我々のチームの規模というか、バジェットと経験値。あるいは選手層を考えたときに、難しい戦いになるのは覚悟していました。ただ、それは今年だけではなくて去年も同じだった。去年、我々が昇格争いをするというふうに予想されるような状況ではなかったと思いますし、そのなかで勝ち取ったものがあって、その経験も踏まえてのJ1でのチャレンジなので、周りから見ると、経験が全くないという集団だというふうに見られたと思います」 「自分たちはそういうふうに見られながらも、そのなかで違った意味で驚きを示してきたという自負もある。日々何をやり続ければ、どういうものが紙枚、紙1枚と、積み上がっていくかというのは、これはJ1になっても、この姿勢は変えないでやってきたので、最初は苦戦したけれども、あるタイミングから対等に戦えているというところが驚かなくなって、今度は勝てなかったときに悔しいというふうに思えるようになっていくというのは、ある意味去年と経験としては同じような経験ができたというふうに思っています」 「6位というところでは、昨日(京都戦の試合後)、選手をみんな囲んで、たぶんみんなを褒めたのは初めてかもしれないです。『胸張れ』と、『お前ら6位だぞ』というふうにサポーターに挨拶に行く前に、『大したもんだ』と言ったかはちょっと忘れていますけど、我々が現実に目標とするべきは、最終節を前にして6位だったので、そこは絶対死守したいと思っていました。終わってみたら、あの試合を引き分けてしまったというような試合がいくつかあって、その悔しさの方が大きいというか、もっと最終節まで本当にACLの可能性があるようなところまで、そういうひりひりとした戦いを彼らにやらせられたのではないかなという、悔しさも自分のなかでは正直あります」 ――サプライズを起こせた自負は? 「サプライズかどうかは皆さんが決めることだと思うので、僕は与えられたなかで給料以上の仕事をすると。自分がサラリーマンだったときから、ずっとそれは上司に言われていましたし、それはそうだなと思っていたので、費用対効果という意味では、胸を張れると思います。ただ6位が十分かというと、自分は悔しい思いの方があるというだけで、費用対効果で日本で一番出してるのは当たり前ですし、一番最年長ですしそれぐらいやらなければ自分ではないでしょというぐらいは自慢ではないですけど、それぐらいの覚悟を持ってやっています」 ――14勝14分け10敗という戦績の受け止め方は? 「14分けというのを聞くと、そのうちの4試合ぐらいはたぶん勝ち点3にできたなという感じです。いやギリギリで追いついた試合もあるじゃないかと言われたら、それまでなんですけども、トータルとしたら自分たちはやはりファイナルサードの決定力というのは、誤解を恐れずに言うと、決定力が年俸に比例するというのが世界の常識。したがって、決定力を上げるというのは一番難しい命題ですし、我々のバジェットであれば、そこが一番の課題なのは明らかだけれども、そこの課題を克服できたら、もっとその14分けというのは、ひょっとしたら10分けぐらいで済んだのではないか、そこをどうやったら改善させられるかというのは、数字を聞いて思うところです」 「できなかったことはたくさんありますけど、やるべきだと思ったことはすべてやってきたつもりです。やるべきところでやり残したことはない。自分はいつもそうありたいと思っています。ただ、できなかったことはあるので、そこは自分の力のなさ至らなさもそうですし、アプローチの仕方も、もっとこうすればよかった、あのときのメンバーの起用はこうすればよかった。それは自分の引き出しにしっかりしまい込みたいなと思います。(できなかったことは)攻撃も守備もたくさんあります。何かを強調すれば何かが薄まるというのは、『やっぱりそうだったか』と毎週思います。10個言ったら10個やれるかというと、10個言ったら選手は何も残らない。2個を強調したら、残りの8個が薄まる。その強弱のバランスは、まだまだ自分の伸びしろかなというふうに思います」 ――選手たちのどういった部分を評価したのか? 「やり続けるというのは本当に簡単ではないと思う。このウォームアップのひとつが、このジャンプヘッドひとつが、このダッシュひとつが、何に繋がるんだというふうに思うのが普通。それが最後の勝ち点に繋がっていくんだというふうに、彼らが信じてやったかどうかはわからないけども、それをやり続けてくれたからこその勝ち点だと思いますし、そのやり続けるというところのメンタリティを持ってくれたことが誇らしいですね」 「もちろんコーチングスタッフがメニューもアプローチも、個別ミーティングもグループミーティングも、いろんな工夫をしてくれたというところもありますけど、メンバーのヒエラルキーという言い方だとちょっときつい言い方なんだけれども、何となくある。ヒエラルキーがなんとなく覆るときがある。驚きのポジティブな方の覆るはいいですけど、覆るということは覆される選手がいるわけで、そういう選手がまた歯を食いしばって、食いついてくるというか、その繰り返しというか、そのサイクルの空気感になれたことが、一番素晴らしかったです。もちろん心のなかでは穏やかではなかったと思うし、僕に対する不満もひょっとしてあったかもしれないし、納得もいかなかったかもしれないけれども、それでも食いついて、また覆し返すというか、全員がその姿勢を持ったことが、一番誇らしいと言えばそう言えるかもしれないです」 ――監督のなかで今季のヴェルディを象徴した選手について個人名を挙げてほしい。 「本来であれば、あまり個人名について言及しませんが、千田海人みたいな(リーグ戦の)ピッチに立つ距離が程遠いと思われていた選手が、最終的にピッチに立っていく、ポジションを取っていくという部分で、本当に彼のような愚直さというのが、今のヴェルディを象徴していると思います。僕自身、今年は一番に名前を挙げるとすると、松橋優安です。彼はヴェルディにユースから昇格して、ユースの10番だった選手がヴェルディでプレーできなくてというか、他でちょっと武者修行してこいというところで、いくつかのチームに行って、そこで結果を出せたかといえば、どちらかというと結果を出せない状況で迎えた今年だった。彼の立ち位置は(シーズン始動の)最初の時点でフィールドプレーヤーが30人いたとすれば、言い方を恐れずに言うと、30番目だったことは本人含めて誰もが認識していたような状況でした」 「我々は練習からヘディングの練習ひとつ、靴一足分の寄せひとつ、ダッシュのラインまでひとつ、すべてに手を抜かないことを全員に要求したなかで、彼はやり続けて、ときにはサイドバックときにはボランチ、ときにはウイングと、そのときには足りないポジションをあてがいながらというか、練習試合の3、4本目で歯を食いしばってやり続けていくなかで、確実に成長していった。我々はもちろんフェアに見ようと、スタッフには立ち位置がどうであろうが、フェアに見てあげるのが我々の仕事なので、アプローチも含めてフェアに見ましたけども、彼の成長具合は目を見張るものがありました」 「何が変わったかというと、彼はヴェルディのユースの10番を背負っていた。一般的にどういう選手かと何となくイメージするのであれば、ボールを受けられて、相手をかわせて逆を取って、見ている人をちょっと裏切るようなプレーもして、それが10番です。止めること、蹴ること、最低限のスキルというのが、おそらくそのチームで一番高いレベルにあるからこそ10番をつけられた選手だと想像します。その選手がプロになったときに、そんな部分がある意味で最初通用しなかった。それでヴェルディでプレーすることが許されなかったんだと思います」 「今回も不退転の気持ちというか、本当に後がないという言い方したらちょっと言い過ぎですが、本当に退路を断ってというか、そんな気持ちで今シーズンの練習初日からやったときに、彼の武器が『僕は巧いんですよと、いろいろサッカーが巧くてちょっと速いんですよ』というのが武器だったのが、彼の今の武器は『僕はハードワークするんですよと、めちゃめちゃハードワークするんだけども、実はちょっと巧いんですよ。昔10番だったんですよ』とそのスタンスが変わった。彼のストロングを彼自身が変えられた。今までの彼のストロングだった部分はそのまま持ち続けているわけで、それで最もストロングな部分を変えた。変えられるメンタリティを持って、今シーズン我々のチームに合流したというのは、いろんな選手にとって、ものすごく示唆に富むというか、大体大人になったら選手は成長しないとか、大体12歳のときにスキルというのが一番身につくのであって、そこでもう大体選手の価値はわかるんでしょというものではないところを、彼が証明した。彼だけではないけれども、それこそレンタルの選手が急に巧くなったわけではない。自分の一番のストロングだったものが、2番目にすればいい。違うものを1番のストロングにすればいいというようなところの象徴的なものが、彼だったのではないかなと思います」 ――キャプテンとしてチームを引っ張った森田晃樹選手への評価は? 「彼ぐらいわかりにくい人間はいない(笑)。わかりにくいという言い方が正しいか、わかりやすいという言い方が正しいか。僕は彼の『イエス』と、『はい』しか言わないような昭和の時代とは全く違って、簡単に頷かないし、納得しなければ動かないし、別にコミュニケーションを機嫌取りみたいな感じで取ることは一切ない。でも、彼の誰しも平等に接する姿というのはすごく好感を持っていますけど、それはたぶん僕の一方的な片思いというか、向こうは昭和のおっさんだなと、たぶん思っていると思います(笑)。彼に対しての足りないところを、ずっと口酸っぱくではないですけど、こうすればもっとチームが良くなるじゃないかということを、彼に直接言う場合もあれば、他の選手に言って彼がそれを聞いているという状況もあったと思います 「昨日ちょっとわかりやすかったのは、最後に試合が終わった後に大体ロッカールームに帰ってきて、なにか選手が一言言って締めます。なにか言わなければいけないときは何かを言うし、言う必要がないときは(ヴェルディ締めの)手拍子で締る。自分はそのときに何となく目に入った選手に、今日はこの選手に喋らせようかなというときがあって、でも大体指名すると、『お疲れ様でした』と言って手拍子で締めます。昨日の最後は晃樹を指名したら、彼は20ぐらい喋りました。たぶん、今までの森田晃樹だったら、絶対に喋らなかったと思います。自分がキャプテンやって至らなかったところもあると思うけれども、みんなに助けられたというのを、別に準備しているわけでも何でもない。最後の締めというのは手拍子だけなので、それが彼はしっかりみんなに対する感謝と自分の至らないところを詫びるというか、あの大人ぶりにちょっとびっくりしましたし、嬉しかったです」 ――今シーズンのターニングポイントは? 「今シーズンのヴェルディを語るときに、あれ(町田戦の0-5の大敗)をターニングポイントというのは、すごくストーリー的に美しいというか、わかりやすいというか。僕も面倒くさいって言ったら申し訳ないですけど、『そうですよね』という感じで、それを許容してきましたけど、もちろんあのタイミングで、ひとつのポイントとすれば、3バックに変えたということ。ずっと4バックでやってきたチームが3バックに変えた。要はシステムを変えたときに、結果の理由をシステムの方に逃げる可能性がある。『だってシステムが変わったじゃん』というような形からスタートするのが嫌だったし、今までのやっていたこと、[4-3-3]がダメだったという受け取り方もできる。システムを変えるというのは、それぐらい重いこと。今までのことを否定するのか、肯定するのかも含めて、いろんなものをリセットして新しいものに取り組むというのはそれぐらいショッキングなことだった。今までがどうのこうのとか関係ない、そんなことが思考にならないタイミングは、あそこしかなかったということで、システムを変えたという意味でのターニングポイントはあそこだったと思います」 「ただ、それはスコア的に見て町田戦をみなさんが因縁と語るなかでコテンパンにやられたということが、ストーリー的にはそうであってほしいというふうに思われるかもしれませんけど、僕のなかでは、0-3から3-3に追いついたアウェイの鹿島戦があって、ガンバ相手に勝てたなという試合の0-0の引き分けがありました。苦労して初勝利してから、そんなに勝ち点3をバンバン積み上げたわけではないけれども、初勝利までは生みの苦しみがあったなかで、『何となく俺はやれるじゃないか』とちょっとそういう気持ちになっていた。『町田相手に俺らがやれることを証明してやろうぜ』みたいな、到達したわけでもないのに、自分たちは0-3から3-3追い付いたというような、もちろん口には出さないけれども、その空気感とか、ガンバの試合になってもガンバの選手が『今日はやられておかしくなかった』というようなコメントも出してくれて、自分たちがやれているのではないかと。練習で彼らがダラダラしているとか、無駄口を聞いているかとかそうではないけれども、ちょっと言葉には出せない緩みとか、安心感とか、達成感が命取りになる」 「僕らはそのギリギリのところでこの1年間を戦ってきた。何か階段をバーンと高いところに登ったような成長曲線を描いたかというと、そんなのいつでも下がる。それは町田戦以降でもちょっと油断を見せたら、ジュビロ戦であったり湘南戦であったり、どうしちゃったのという試合を、そういう顔を僕らが見せてきたのは、『一生懸命やってきたし油断なんてない』と言いながらも、どこかの心の片隅に自分には(ポジションの)指定席がある。自分はやっているんだから、もっと特長を出すためのエネルギーを貯めたいとか、この1回ぐらいヘディングで競らなくてもいいだろうとか、まだ最初の序盤だからまだ体が温まるまではこんなもんだろうとか、ちょっとしたことが我々の勝ち点に直結する。自分たちはそこまで成長しているわけではないんだということを、僕はよく3歩進んで2歩下がって言いますけども、3歩進んで4歩下がりながら、でも最終的にはそこにとどまらずにちょっとずつ前に行っている。そんな1年間だったと思うので、システムを変えたというターニングポイントは町田戦ではあるけども、自分たちが気の緩みを見せたら、いつでも後退するんだというのは、その都度痛感してきた1年間かなと思います」 ――江尻強化部長も高く評価しているオフ明けのミーティングについて 「例えば試合を土曜日にやって、オフ明けが火曜日だとする。そうすると、日曜日と月曜で映像を見て、5分ぐらいの映像を取り出す。それをどう伝えるかと。自分が思った、取り出した映像をどう見るかというのはコーチに一応聞く。『俺はこう思ってこの場面を取り出したと、この場面をどう思うか』と。今はコーチ陣みんなに意見してもらうようになっていて、自分はこう思うとか、これはポジティブに言っているけどもネガティブな部分もあるのではないかとか、このシーンを取り出すぐらいだった他のシーンがあるのではないかとか、朝の1時間ぐらいコーチ陣とミーティングし、2日間で僕は一応こういうストーリーでミーティングしようと思っていた部分を、コーチ1人1人に聞く。コーチは奈良輪みたいに去年まで選手だった選手に近いコーチもいれば、和田とか森下のようにいろんな経験をしているパーソナリティが強いコーチがいて、どういうトーンで話すかは僕自身、直前まで決めていない。ただチームの何が問題で、何が成果だったかは伝えるけれども、それをものすごい怒りモードで伝えるのか、ポジティブな感じで勇気を持たしてピッチに立たせるのか。最後にコーチ陣の意見も全部聞いて、ラスト30分ぐらい自分の頭のなかで整理して、その30分というのはコーチはもうグラウンドに出てウォームアップの準備をしている時間で、自分は監督室でどういうふうに選手に伝えようかなというような、そういう1年間を通せたというのがよかったなと思います」 「何を言いたいかといえば、コーチがちゃんと意見をしてくれるということ。僕はこれを怒る場面として用意したけれども、それでは効果的ではないかもしれないと言ってくれるコーチがいて、むしろ最後のリカバーでよくスライディングしましたよねと、そう言われればそうだなと。そういうみんなの感性を自分のストーリーと、それが勝った負けたで、あるいは連勝しているのか、連敗しているのかというなかで、どの着手点でミーティングで喋るかというのは、もしいいミーティングだと感じてくれたのであれば、それはコーチのおかげだなと思います」 ――そのミーティングを含め、時に厳しい指摘をする際に配慮している点は? 「(ミーティングでは)一番見たくないシーンをみんなに見せるので、僕はもう絶対本丸から逃げない。そうなればハレーションもある。だからこそ、言葉遣いとか、全否定しないとか、そのプレーに関しては良いことと悪いことをはっきり言いますけど、それはプレーであって、その人間性を否定するわけではないですし、そこは気を遣っています。もうひとつは、なぜそうなったかというと、自分がそうさせた可能性があるわけです。前半から走らないで前半で交代させてよかったじゃないかということは、僕自身が何の準備をしたんだということで、どういう心持ちで彼らを送り出したんだということにもなるので、そこも踏まえながら本丸に行っています。そうではないと、お前が全部悪いという話になる」 「なぜ自分の特長を出す方に頭が行ってしまって、チームのためにハードワークするという方がおろそかになったのかというのは、必ず僕に原因があるので、そこを踏まえれば、そんな大きなハレーションにはならないということがひとつ。本丸に行ってみんなの前で題材にされるということは、試合に出ているということ。題材にされないということは試合に出ないということですから、いつも言っているのはどっちがいいんだと。『題材にされたくないのであれば、試合に出なければいいでしょ』と言えば、みんな試合に出たい。そうなれば題材にされることなんて大したことではないです」 ――来季続投を前提として、クラブに求めている部分は? 「自分は現場の1人なので、とにかく積み上げていくということが、どれだけ確かなものかというのを継続していくべきだと思います。サッカーに限らずですけど、変革していくもの変わっていくものと、不変のものがあるはず。そこをヴェルディを見ていたら、そこが象徴的だよね。サッカーの不変なものと、サッカーで変わっていくべきものが何かとなったときにヴェルディを見ろと、そういうチームにやっぱりしていかなければいけないというふうに思います。もちろん、会社もクラブも変わっていかなければいけない、変えていこうという意思はあります。ただ、変えていくと言葉に出したから急に変わるかというと、そうではない。いろんなものを1個1個クリアしていかなければいけないという意味では、こういった総括会見があって、このホテルを借りて、スポンサーパーティーをやって、たぶん今までやったことのないことをトライしてくれている」 「実はこの後にクラブの職員と選手と全員で忘年会をやると。自分が提案しましたがそれも受け入れて、なかなかそれはやっているようで、やれてないクラブも多い。だからやれることの範囲のなかで、やろうとしてくれるクラブがいて、もちろん全部満額回答はできないわけですけど、そのなかでもがきながら少しずつ上を目指していくというのは、現場もフロントも一体となって、ファン・サポーターも含めて、そういうクラブであり続ければ、必ず右肩上がりになっていくのではないかなと思います」 ――クラブ全体での忘年会の開催について 「職員の方々はプロとしてやっている選手たちと、特段近い距離になれるわけでもなく、それは僕だけかもしれないですけど、マスクもしていると顔もわからないうちに辞めていくとか、でもすごく苦労しているし、このクラブにはベレーザもある。先日、ベレーザの試合を見に行ったらベレーザにも(職員がサポートのため)応援に来ている。この人たちはいつ休んでいるのだろうというなかで、僕は『集客まだまだ足りないんじゃないか』と遠慮なく言うし、『グッズをどうなっているんだ』ということも言います。自分も周りから『いつになれば自分のグッズが購入できるのか』とずっと言われている。そこの立場にはその立場の苦労があったりするわけですし、どこかで1年で1回ぐらい距離を縮めるときがあってもいい」 「今日はスポンサーパーティーを全員で失礼のないようにやりますし、選手もこの場に全員いるわけで、そこでやるのが実は一番効率的なのではないかと、そこの場だけは無礼講でいいのではないかと。今日初めてやるので、どれだけ和やかになるかわかんないです(笑)。今日やって、また来年に向けて今年が学びの場になるかもしれないですけど、そういうふうに前に進むことは大事なことかなと考えています」 2024.12.10 13:16 Tue4
さらなる躍進目指す東京Vに来季何をもたらすか…明大から加入内定の熊取谷一星&内田陽介が意気込み
16年ぶりのJ1の舞台で躍進を見せた東京ヴェルディに頼もしい2人の新戦力が加わる。 明治大学は4日、Jリーグ加入内定選手合同記者会見を実施。関東大学サッカーリーグ戦1部で2年連続得点王&アシスト王に輝いた主将のFW中村草太(サンフレッチェ広島)とともにJ1クラブ加入が内定している6名が意気込みを語った。 そのなかで東京Vに加入するのは、中村とともに強力な攻撃陣を牽引してきたMF熊取谷一星、左右のサイドバックを主戦場に攻守両面で安定感抜群のプレーで貢献してきたDF内田陽介の2選手。 今年度は第98回関東大学サッカーリーグ戦1部で2年ぶり8度目の優勝とともに史上初の無敗優勝に貢献した、攻撃と守備の要の一人は、内定会見後に来シーズンに向けた意気込みを語った。 大学サッカー界屈指の名将として知られる栗田大輔監督が中学時代から関心を示し、ラブコールを送っていた熊取谷は、浜松開誠館高校から明治大に進学。最大の特長であるドリブル、個での打開力は大学サッカーにおいてもすんなりと通用した一方、指揮官が「自分のプレーをやることがいいプレーだというスケールの小ささがあった」と指摘した課題もあった。 それでも、「ドリブルは手段というか、ゴールを奪うための手段というふうな考え方に変わったことで、プレーの幅が大きく広がった」との意識改革をきっかけに、最も得意とするカットインに固執するスタイルからボールのオン・オフの改善でより多彩なアタッカーにレベルアップ。 指揮官も「去年のインカレ直前ぐらいからちょっとスケール感が出てきて、自分のためというよりもチームにおける自分の役割、チームのためにとか、最善の最良のプレーは何なんだというところのプレーの選択がものすごく広がり、それと同時に自信と力強さがみなぎってきた。体は小柄ですが、スピードと逆を取る動き、スペースを見つけてくる動き、それに合わせて得点に絡んでくるプレー。これは本当に人を魅了できるプレーヤーなんだろうなと思います」と評価したように、大学サッカー界屈指のアタッカーに成長。その後、今年5月に東京Vへの加入内定が発表された。 一方の内田は青森山田高校時代に全国高校選手権準優勝に貢献し、明治大に進学。「上下動、運動量が多く、守備の部分では絶対に対人で負けない」と、長友佑都(FC東京)、室屋成(ハノーファー)、森下龍矢(レギア・ワルシャワ)ら世界で活躍するサイドバックを輩出してきた“明治のサイドバック”を体現するスタイルの持ち主で、指揮官も「サイドバックの職人のような選手」と評する総合力の高さに、青森山田時代からの代名詞であるロングスローも武器とする。熊取谷同様に複数の選択肢があったなか、今年7月に東京Vへの加入内定が発表されている。 同大OBである江尻篤彦強化部長の就任以降、数名の選手が加入しているルートもあり、同世代の若手の活躍も印象的だが、城福浩監督の下で“リカバリーパワー”、“靴一足分の寄せ”などをキーワードにハイインテンシティの痛快なスタイルで、昨シーズンのJ1昇格、今シーズンここまでの6位躍進を成し遂げた緑の名門に対して、両選手は『球際・切り替え・運動量』の3原則をテーマに掲げる明治との共通点を加入決断の理由に挙げている。 「自分のプレーの特徴とヴェルディがやるサッカー、目指すサッカーが合っているというふうに感じたのと、もうひとつは練習の雰囲気のところで、やっぱり1人1人が誰も手を抜かないとか、1本にこだわったり、すごく細部にこだわるところとか、全力でやるところ。今まで自分が積み上げてきたことはそういうものだったので、やっぱりプロの舞台に行っても変えたくないものだったので、すごくヴェルディに惹かれて決めました(熊取谷)」 「走る、戦う、体を張るというベースの部分で、本当に明治と似ているなというふうに感じたのと、自分の特徴でもある攻撃参加の部分だったり、運動量と球際というところで本当にフィットしているなと感じました(内田)」 そういったスタイルの部分での共通点を感じる2選手だが、江尻強化部長を含めてクラブからは「ヴェルディに染まることなく明治でやってきたことをそのまま出してほしい」と、現チームにはないメンタリティや姿勢をもたらすことを期待されているという。 その点について内田が「明治でやってきたこと、そういうところを強みにするというか、なくさないようにして、そのなかでも自分の特徴であったり、プロで吸収したことというのを出していきたい」と語れば、熊取谷も「明治からプロの舞台行くというのは責任があると思いますし、その責任を背負ってそれを力に変えてプレーすることが大事だと思っています」と、明治で培ってきたものをプロの舞台でも活かしたい考えだ。 共に今季すでに特別指定で登録されていたなか、熊取谷は5月末に行われたレアル・ソシエダ戦でプレー。シャドーを主戦場にボランチ、左のウイングバックでもプレー可能なユーティリティ性を含め、ある程度東京Vでのプレーイメージは掴めている印象だ。 また、現在は4バックのサイドバックでプレーする内田だが、後半戦は[3-4-2-1]をメインシステムとする東京Vではウイングバックでのプレーが想定されるが、その適応の部分で問題はないという。その上で自身のアピールポイントとともに今後の課題について語った。 「明治で今は4バックでやっていますが、たまに3バックもやっていて、自分もウイングバックをやっています。通用するというか、自分の特徴でもあるサイド攻撃だったり、運動量という部分ではヴェルディでもアピールしたいですし、発信力だったり、存在感というところはもっと伸ばしていかないと、プロでは全然通用しないと思っているので、そこは伸ばしていきたいと考えています」 なお、来季はJ1の舞台で対戦する中村に両選手について聞くと、「私生活のところでいくと、2人ともあまり表に出て何か人と話すというよりかは、わりと内にこもってというか、人見知りな部分がある」とコメント。DF袴田裕太郎、GK長沢祐弥、3学年上のMF稲見哲行と3人の先輩が在籍するものの、新天地に馴染む上での若干の不安を口に。 一方で「クマ(熊取谷)はテクニックがあって、本当にアイツがボールを持ったら、自分が動き出すというところは決めているので、アイツがいなかったら、たぶん今の明治は優勝できていないなと思う、そのぐらいの存在」、「内田は本当に上下動のところが素晴らしいのと、青森山田で鍛えたところもあると思いますが、明治で培った運動量、球際、切り替えというところは本当に秀でている」と、プレー面に関しては厚い信頼とともに、対戦時への警戒を語った。 今季は開幕前に降格候補とみなされながらも、その下馬評を覆す快進撃で6位に躍進し、来季もJ1で戦うことになった東京V。 両選手も「知っている選手も多い」と語るなど、よりレベルの高い環境でプロ生活をスタートできることを歓迎。だが、「自分の実力が試される(内田)」、「憧れの気持ちはありながらも、逆に憧れになれるようなプレーをしていきたい(熊取谷)」と同時に気を引き締めている。 最後に、16年ぶりのJ1復帰と今季の勇猛果敢な戦いぶりでホーム平均2万人超えと、盛り上がりを見せる東京Vでの戦いに向けて両選手は、ファン・サポーターの前でのプレーを心待ちにするとともに決意を語った。 「自分は(国立での)プレーオフも、J1の試合も見させていただきましたが、やっぱりたくさんのお客さんがいるなかで、プレーすることはすごく力になります。そのなかで来てくれる人全員に勝利を届けたいと思いますし、自分のプレーを見せたいなと思います(熊取谷)」 「本当に熱狂的で、チームとサポーターが一体感のある雰囲気で、選手としては、自分としても憧れの舞台でもあるので、そういう部分では本当にいい雰囲気。1試合でも多くの試合に出て、東京ヴェルディの勝利に貢献できるように、自分自身としても成長していきたいと思っています(内田)」 栗田監督も「ヴェルディの顔になるような選手になってほしい」、「サイドバックは明治の顔であり、素晴らしい選手が多いJリーグで存在感を示してほしい」と期待を懸ける大学屈指のタレント2人は、さらなる躍進を目指す来季の東京Vでどんな活躍を見せてくれるか…。 2024.12.05 07:45 Thu5