首位高知の連勝が7でストップ、枚方が4連勝で2位浮上…滋賀は5発大勝 【JFL第8節】

2024.05.06 18:05 Mon
高知の連勝がストップ、2024シーズンのJFLは新たなフェーズへ
©超ワールドサッカー
高知の連勝がストップ、2024シーズンのJFLは新たなフェーズへ
4日〜6日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第8節の8試合が行われた。
PR
◇V大分 1-0 高知開幕7連勝の首位・高知ユナイテッドSCがとうとう今季初黒星。ヴェルスパ大分の本拠地に乗り込んだなか、90分間を通じてホームチームに打たせたシュートはわずか2本。
しかし、ゴールが奪えず0-0で推移した80分、相手クロスにオウンゴールを献上して、これがV大分の決勝点に。2024シーズンのJFLは新たなフェーズへと突入しそうだ。

◇栃木C 0-0 V三重
その一方、前節終了時点で5位の栃木シティと2位のヴィアティン三重。高知が敗れて互いに勝ち点差を詰めるチャンスだったが、ゴールレスドローで積み上げは「1」のみに。

◇枚方 2-1 マルヤス

V三重に代わって2位浮上はFCティアモ枚方。二川孝広監督&大黒将志コーチ体制の枚方は、第5節でHonda FCに勝利してから4連勝ということに。

今節は1-0リードかつ数的優位で迎えた55分に同点とされるも、71分にナイジェリア人FWバジルが勝ち越し点。これが決勝点となって難敵・FCマルヤス岡崎を下した。

◇滋賀 5-0 ミネベア

6位のレイラック滋賀が、本拠地HATOスタに観衆3455人を集めて5発大勝。22分にFW菊島卓のゴールで先制後、後半に入って72分〜90+4分の間に4発を叩き込んだ。

◇ソニー 1-1 浦安

悩める昨季2位のブリオベッカ浦安。今節は前半の早い段階で数的優位に立ち、1-0リードで試合終盤へ。ところが後半ATにPKを決められ1-1のドロー…最下位脱出が遠い。

◆第8節
▽5月4日(土)
ヴェルスパ大分 1-0 高知ユナイテッドSC
栃木シティ 0-0 ヴィアティン三重
Honda FC 2-1 クリアソン新宿
横河武蔵野FC 1-1 ラインメール青森

▽5月5日(日)
レイラック滋賀 5-0 ミネベアミツミFC
FCティアモ枚方 2-1 FCマルヤス岡崎
ソニー仙台FC 1-1 ブリオベッカ浦安

▽5月6日(月)
沖縄SV 3-1 アトレチコ鈴鹿

◆順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点21 | +12
2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点16 | +3
3位 沖縄SV | 勝ち点15 | +6
4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点15 | +4
5位 レイラック滋賀 | 勝ち点13 | +6
6位 栃木シティ | 勝ち点13 | +2
7位 Honda FC | 勝ち点12 | ±0
8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点11 | ±0
9位 ソニー仙台FC | 勝ち点11 | -2
10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点10 | -2
11位 横河武蔵野FC | 勝ち点9 | -1
12位 ラインメール青森 | 勝ち点8 | -1
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点7 | -3
14位 クリアソン新宿 | 勝ち点5 | -10
15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -13
16位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点4 | -6

PR

二川孝広の関連記事

高知ユナイテッドSCの吉本岳史監督、FW新谷聖基が、1-1ドローのFCティアモ枚方戦を振り返り。目線はミネベアミツミFCとの次節へ。 15日、日本フットボールリーグ(JFL)第20節の高知ユナイテッドSCvsFCティアモ枚方が行われ、1-1のドロー決着に。ホーム高知は中断期間明けから3試合未勝利となった。 2024.09.20 17:00 Fri
FCティアモ枚方の二川孝広監督が、首位高知とのアウェイゲームを振り返った。 日本フットボールリーグ(JFL)昇格4年目のFCティアモ枚方。枚方はガンバ大阪のレジェンド、元日本代表MFの二川孝広が2023シーズンより監督を務め、今季は序盤戦で破竹の5連勝も。 5連勝&2位で迎えた6月2日の第10節、首位・高知 2024.09.20 10:40 Fri
7日〜8日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第11節の2試合が行われた。 ◇新宿 1-4 枚方 東京・国立競技場開催のクリアソン新宿vsFCティアモ枚方。新宿は昨年の国立ホームゲームで見事に逆転勝利を挙げていたが、観衆1万6480人が詰めかけた今回は惨敗だ。 2位枚方としては前節、首位・高知ユナ 2024.06.08 15:40 Sat
6月6日のW杯アジア2次予選は、アウェーとはいえ日本はミャンマーを5-0と順当に下して勝点3を積み上げた。試合開始から日本のボールポゼッションに走り回らされたミャンマーの選手は、後半の終盤になると足をつったりして、見ていて気の毒になるくらいだった。 日本の収穫としては、監督交代によりラツィオで出場機会を増やした鎌 2024.06.08 12:30 Sat
29日、日本フットボールリーグ(JFL)第7節の2試合が行われた。 ◇沖縄 1-3 栃木C 前節終了時点で2位の沖縄SVは、開幕6試合無敗ながら前節ドローで首位・高知ユナイテッドSCの追撃に失敗。今節はホームで昇格組の栃木シティに3失点敗戦を喫した。 25分過ぎから立て続けに栃木Cゴール前まで迫って1 2024.04.29 15:08 Mon

JFLの関連記事

記事をさがす

二川孝広の人気記事ランキング

1

JFL枚方の二川孝広監督、敵地で首位高知を苦しめた90分間に手応えと課題「気を引き締めて次の試合へ」

FCティアモ枚方の二川孝広監督が、首位高知とのアウェイゲームを振り返った。 日本フットボールリーグ(JFL)昇格4年目のFCティアモ枚方。枚方はガンバ大阪のレジェンド、元日本代表MFの二川孝広が2023シーズンより監督を務め、今季は序盤戦で破竹の5連勝も。 5連勝&2位で迎えた6月2日の第10節、首位・高知ユナイテッドSCとのホームゲーム。高知と勝ち点「2」差の枚方は、勝てば首位浮上...という状況だったが、0-1の悔しい敗戦に。 この敗戦を皮切りに、第19節までに2勝1分け6敗。順位は10位となり、優勝戦線が遠のいた。 敗戦から3カ月強。直近5試合未勝利という枚方は、今なお首位を独走する高知と、今度はアウェイ(第20節/9月15日)で激突し、1-1のドロー決着に。敵地で首位を大いに苦しめた。 現役時代にG大阪の超攻撃的サッカーを彩った二川監督は、「内容的には自分たちのやりたいサッカーができました。最近勝ちきれていないなかで、90分間通してしっかり戦った、選手が気持ちを出してくれた」と納得感を語る。 前半先制された枚方は55分、PKで同点に。FW津村夢人がボックス内で倒されて主審の笛が鳴り、FWバジルがしっかり決め切った。指揮官は津村の積極的な動き出しを称える。 「津村が相手の嫌がる位置へ入っていってくれました。高知は守備が堅いチームなので、津村のような積極性がないと、高知を崩すことはできません。“狙い”が1点に繋がりました」 一方で、同点後はいくつかの決定機逸で逆転ならず。この点について「最後の決定力がまだ足りていない部分」とし、「各々が練習からシュートを決めれるように」と課題を挙げた。 またこの日、90分間トータルでCKを「12」本獲得した枚方だが、ここからはゴール生まれず。190cmFWバジルも90分間ピッチに立ったなか、ここも次戦へのポイントか。 「最初はなかなかキッカーのボールが定まってなかった印象ですけど、どんどん中と合っていった部分もあったので…そうですね。今日のような拮抗した試合で、しっかり決め切れるチカラを付けていきたいと思います」 枚方の次節はホームでクリアソン新宿と。アウェイでの前回対戦は東京・国立競技場で激突し、JFL歴代最多の入場者数(1万6480人)となったなかで、4-1と快勝した相手である。 「(前回4-1快勝も)そこまで力の差があるとは思っていないですね。今日と同じような強い気持ちを持って戦えれば、あとはチャンスを決めきれれば、勝利に繋げられると思います」 「ただ、謙虚さは持たないといけないですね。今日高知相手に出来たことが次も出来るとは限らないですし、しっかり気を引き締めて、やっていきたいと思います」 二川監督から枚方サポーターへ。 「最近なかなか勝ててなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次はホームですし、しっかり勝てるように頑張って準備しますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」 ◆JFL第21節 9月21日(土) 14:30キックオフ FCティアモ枚方 vs クリアソン新宿 たまゆら陸上競技場(大阪府枚方市) 2024.09.20 10:40 Fri
2

“茨の道はミライへのステップ” JFL首位高知が3試合未勝利を糧に難敵との次戦へ「チャレンジャー精神で」

高知ユナイテッドSCの吉本岳史監督、FW新谷聖基が、1-1ドローのFCティアモ枚方戦を振り返り。目線はミネベアミツミFCとの次節へ。 15日、日本フットボールリーグ(JFL)第20節の高知ユナイテッドSCvsFCティアモ枚方が行われ、1-1のドロー決着に。ホーム高知は中断期間明けから3試合未勝利となった。 試合は38分、ロングボールを収めたFW小林心がボックス内で倒されてPK獲得。自らキッカーを担って先制点も、今度は55分、枚方にPKで追いつかれ、勝ち越し点を奪えなかった。 中断明け初戦となったヴェルスパ大分戦は後半頭の失点で0-1敗戦、続くレイラック滋賀戦は後半頭に先制もすぐ追いつかれて1-1ドロー。そして今回も、後半の比較的早い段階で追いつかれ、勝ち点3を逃すこととなった。 55分のPK献上について、枚方視点では二川孝広監督が「リードした高知が少し引いた部分もあったかなと。最終ラインから余裕を持ってビルドアップできるようになった」と回想。 高知の吉本監督も「(後半)受けに回ってしまった感覚です。失点に繋がりましたし、足が止まってプレッシングも緩んだ、距離感が前半よりも曖昧になってしまった」と反省する。 それでも、勝ち点「1」を積み上げ。 指揮官が「(主将)小林大智を筆頭に、最後の最後まで勝ちに向かって走った」と選手たちを労えば、途中投入で前線に入ったFW新谷も「この『+1』をあとあと『良い+1だった』と振り返れるようにしたい」と至って前向き。 少なからず苦しんだ試合の勝ち点1を過小評価する必要はないのである。 この日、筆者が印象的だったのは、吉本監督が4枚目、5枚目の交代カードとして途中投入したDF橋本峻輝、DF福田玲央。どちらもしばらく公式戦出場がなかった選手である。 なかでもセンターバックを主戦場とする福田はWボランチの一角での起用に。その意図とは。 「橋本も福田も戦術の幅を広げられる選手ですね。ひとつゲームプランとして、(後半)どうしても運動量が落ちてくる時間帯があることを見据えてのメンバー入りでした」 「福田については『長短使い分けが出来るパス』があって、ボランチとして相手両サイドバックの脇を突いて欲しいと。運動量が落ちるなか、カウンターへのケアも念頭にありました」 一方、FW新谷が自身のプレーを振り返り、「中断期間に(練習試合などで)ゴールを決めてたんですけど、今日含めてリーグは3試合不発で」と悔しさを吐露。向上心をのぞかせる。 「僕も攻撃陣のみんなも、もっとクオリティを上げたいですし、もっと泥臭くゴールを目指したい。僕はFWなのでもちろん点を取りたいですけど、やっぱりチームの勝利が一番。日々の練習から積み上げていきたいですね」 4試合ぶりの勝利を期す次節は、14位・ミネベアミツミFCとのアウェイゲーム。ミネベアは順位表では下位だが、各クラブの共通認識として、非常に厄介な難敵である。 FW新谷は「順位は関係ないですね。高知も去年ずっと上位にいたわけでもないなか、それでも上位チームに勝つ試合がありました。今は首位ですけど、何か成し遂げたわけではないので、チャレンジャー精神で臨まないといけない」と、対ミネベアに緊張感。 吉本監督も「本当に難しい対戦相手ですね。最後までタフに戦えるチームです。前回ホームでは我々の勢いがあって(ミネベアに)逆転勝ちでしたけど、少しでも昇格に近づくべく、今回も勝利を狙うことを考えれば…そうですね、やはり難しい相手です」と気を引き締める。 それでも「残り10試合はすべて難しい試合。今年やってきたことの上積みをこの試合でも」と戦闘モード。高知は悲願のJ3リーグ入会へ、ミネベア戦の勝ち点「3」から勢いを取り戻す。 ◆JFL第21節 9月21日(土) 15:00キックオフ ミネベアミツミFC vs 高知ユナイテッドSC 宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場 <span class="paragraph-title">【写真】高知ユナイテッドSCの新商品</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【新グッズ】高知ユナイテッドSC 応援ゆずバスソルト 発売のお知らせ(旭フレッシュ様、松田医薬品様コラボ企画)<br><br>高知県産ゆずを使った香り豊かなバスソルトです。 <br><br>▼詳しくはこちら▼<a href="https://t.co/jAgg7gnPDq">https://t.co/jAgg7gnPDq</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E3%83%A6%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89SC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#高知ユナイテッドSC</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%AD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#旭フレッシュ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%AD%E9%A3%9F%E5%93%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#旭食品</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%BE%E7%94%B0%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#松田医薬品</a></p>&mdash; 高知ユナイテッドSC (@kochi_United) <a href="https://twitter.com/kochi_United/status/1836953257111146821?ref_src=twsrc%5Etfw">September 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.20 17:00 Fri
3

群馬退団のMF内田達也がJFL枚方へ 「チームに貢献するために日々努力していきます!」

ザスパクサツ群馬は22日、MF内田達也(31)の移籍先が日本フットボールリーグ(JFL)のFCティアモ枚方になると発表した。 内田はガンバ大阪のアカデミー出身で、2010年にファーストチームへ昇格し、2017年からは東京ヴェルディでプレー。2020年に群馬へ移籍すると、そこから4年間で公式戦通算124試合に出場したが、先月18日に今シーズン限りでの退団が発表されていた。 G大阪の先輩で、チームを率いる二川孝広監督のもとにプレー場を求める内田はFCティアモ枚方を通じてコメントしている。 「初めまして! 内田達也です。来季からFC ティアモ枚方でプレーさせていただくことになりました。このチームでプレー出来る事に感謝し、チームに貢献するために日々努力していきます! 応援よろしくお願いします!」 2023.12.22 12:51 Fri
4

ミャンマー戦とJFLでの驚き/六川亨の日本サッカー見聞録

6月6日のW杯アジア2次予選は、アウェーとはいえ日本はミャンマーを5-0と順当に下して勝点3を積み上げた。試合開始から日本のボールポゼッションに走り回らされたミャンマーの選手は、後半の終盤になると足をつったりして、見ていて気の毒になるくらいだった。 日本の収穫としては、監督交代によりラツィオで出場機会を増やした鎌田大地が、巧みなポジショニングとワンタッチ、ツータッチのパスで攻撃にリズムをもたらしていたことだろう。久々に代表へ復帰した小川航基も、前半はほとんど見せ場がなかったものの、後半から相馬勇紀が投入されると彼のアシストから2ゴールを決めた。これまで森保ジャパンの1トップ候補は上田綺世か浅野拓磨(今回は招集外)しかいなかっただけに、小川の復帰は競争の激化という意味でも歓迎したい。 ただ、彼はどちらかというとサイドからのクロスにワンタッチで合わせるプレーを得意としている。このため相馬のようなウイングの存在が必要になる。その意味でウイングバックに起用された相馬もいいアピールの場となったのではないだろうか。彼なら右のサイドバックに左のFWもできるオールラウンダーだ。ミャンマー戦は、代表チームでもサブ的な位置づけの選手がスタメンを飾った印象が強いものの、それぞれが自分の持ち味を発揮したと言ってもいいだろう。 すでに日本は最終予選の進出を決めているが、同日シリアが北朝鮮に0-1で敗れたため、2位争いが激しくなった。残り1試合で北朝鮮は勝点6、シリアは勝点7と1ポイントの差しかない。最終戦の相手は北朝鮮が予選敗退の決まっているミャンマー、そしてシリアはアウェーで日本ということで、シリアがどんな戦いを挑んでくるのか楽しみでもある。 そしてグループCでは中国がホームでタイに1-1と引分けたため、こちらも2位争いが注目を集めている。中国は勝点8、3位のタイは勝点5と、一見すると中国優位に見える。しかし最終戦の相手は中国が“嫌韓"と伝統的に苦手としている韓国とアウェーで対戦。一方のタイはホームで最下位のシンガポール戦だ。中国は引分けでも最終予選に進出できるが、そのアドバンテージを生かせるかどうかに注目したい。 さてW杯予選の翌日は、国立競技場でのJFL、クリアソン新宿対FCティアモ枚方の試合を取材した。「6月7日は新宿の日」として今年で3回目となる国立競技場での開催だが、金曜のナイターにもかかわらず有料入場者数は16,480人。これは22年にクリアソン新宿対鈴鹿ポイントゲッターズ(現アトレチコ鈴鹿)戦の16,218人を抜くJFLの最多入場記録である。 J3はもちろんJ2でも簡単に記録できる数字ではないだろうし、J1でもこの数字を下回る観客数の試合もある。国立競技場というアクセスの良さがあったとしても、チーム関係者の努力の賜物に違いない。ただ、残念ながら試合は187センチの長身FW森本ヒマンの2ゴールなどで枚方が4-1と完勝した。 現在JFLで2位につけている枚方は、ショートパスを巧みにつないでクリアソンのプレスをかいくぐり、決定力のある前線へと好パスを供給する。ワンタッチによる流れるようなパスワークは、全盛時の川崎Fほどではないが見る者を魅了せずにはいられない。監督はG大阪の下部組織出身で天才児と言われた二川孝広、ヘッドコーチには今シーズンからG大阪時代のチームメイトだった大黒将志が就任した。 森本は、昨シーズンは讃岐へレンタル移籍して初めてJに挑戦したものの、21試合で2ゴールと結果を残せず今シーズンは枚方へ復帰した。チームメイトにはバジルという190センチの長身FWもいるが、大黒ヘッドコーチの下で、この日のように結果を残していけば再びJへの道が開けてくるかもしれない。 そしてJFLを取材したのは今シーズン初めてで、例年も2~3試合しか取材できていないが、年々レベルが上がっている気がしてならない。J経験者と大卒選手の加入がその一因と推察されるが、結果として日本サッカー全体のレベルアップにつながるのだから大歓迎である。ただし、J1だけは選手の海外流出もあり“頭打ち"の感があるのは残念なところだ。 2024.06.08 12:30 Sat
5

三浦知良が5年7カ月ぶりのゴール! JFL最年長弾の移籍後初得点で“カズダンス”も

日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズでプレーする元日本代表FW三浦知良が移籍後初ゴールを決めた。 鈴鹿は30日にFCティアモ枚方とのアウェイ戦に。9試合連続でメンバー入りの三浦は2点リードの84分から出場すると、その直後に相手選手のハンドで獲得したPKのキッカーに名乗りを上げ、しっかりとゴール右に決め切った。 新天地初ゴールで“カズダンス”も初披露した三浦は横浜FC時代の2017年3月以来となる公式戦での得点に。現ヴィッセル神戸スポーツダイレクターの永井秀樹氏が持つJFL最年長得点記録の42歳50日を55歳246日に更新した。 なお、自身のJFL最年長出場記録も新たに55歳246日に更新。三浦が観客に勇姿を届けたチームも後半アディショナルタイムにMF二川孝広の一発を浴びたのの、3-1で勝利している。 2022.10.30 16:45 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly