【J1開幕直前ガイド|サガン鳥栖】上位進出か残留争いか、スタイルと若手の成熟がカギ
2021.02.20 22:15 Sat
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。
昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
第8弾は、昨シーズンの明治安田J1で13位に終わったサガン鳥栖を紹介する。

◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK朴一圭(31)←横浜F・マリノス/期限付き移籍→完全移籍
DFファン・ソッコ(31)←清水エスパルス/完全移籍
DF田代雅也(27)←栃木SC/完全移籍
DF松本大輔(22)←中央大学/新加入
DF今掛航貴(22)←中央大学/新加入
MF酒井宣福(28)←大宮アルディージャ/完全移籍
MF島川俊郎(30)←大分トリニータ/完全移籍
MF仙頭啓矢(26)←横浜F・マリノス/完全移籍
MF飯野七聖(24)←ザスパクサツ群馬/完全移籍
MF相良竜之介(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
FW和田凌(25)←鹿児島ユナイテッドFC/完全移籍
FW山下敬大(24)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
FWチコ・オフォエドゥ(28)←マッカビ・テルアビブ(イスラエル)/完全移籍
FWイスマエル・ドゥンガ(27)←FKヴラズニア(アルバニア)/完全移籍
FW兒玉澪王斗(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
DF小林祐三(35)→クリアソン新宿/完全移籍
DF岩下敬輔(34)→現役引退
DF森下龍矢(23)→名古屋グランパス/完全移籍
DF宮大樹(24)→アビスパ福岡/完全移籍
DFワン・ヂャイナン(27)→未定
DFパク・ジョンス(26)→柏レイソル/期限付き移籍終了
DF安在和樹(26)→東京ヴェルディ/期限付き移籍
MF高橋秀人(33)→横浜FC/完全移籍
MF原川力(27)→セレッソ大阪/完全移籍
MF安庸佑(29)→未定
MF原輝綺(22)→清水エスパルス/完全移籍
MF石川啓人(22)→レノファ山口FC/完全移籍
FW趙東建(34)→未定
FWチアゴ・アウベス(28)→ガンバ大阪/完全移籍
FW金森健志(26)→アビスパ福岡/完全移籍
FWレンゾ・ロペス(26)→プラサ・コロニア(ウルグアイ)/期限付き移籍終了
FW金崎夢生(32)→名古屋グランパス/期限付き移籍→完全移籍
大きく戦力を入れ替えることとなった鳥栖。主軸であった選手たちが抜けた一方で、若手の飛躍と新戦力に懸ける形となりそうだ。
まず、主力であったMF原川力(→セレッソ大阪)、MF原輝綺(→清水エスパルス)の退団は非常に大きいだろう。チームとしての戦力ダウンは否めず。また、ルーキーながら右サイドバックに定着したDF森下龍矢(→名古屋グランパス)が1年で去ったことも大きな穴となる。
また、攻撃陣もFW趙東建、FWチアゴ・アウベス(→ガンバ大阪)、FWレンゾ・ロペス、MF安庸佑と4人の外国人を手放した上、契約を更新したFW金森健志が古巣のアビスパ福岡へ電撃移籍。昨シーズンのFW金崎夢生に続く開幕直前での移籍となったことは大きい。
それでも、金明輝監督が育て、昨季躍動した若手の大半が残留したことはプラス材料。そこに、経験のある選手たちが加わった。
注目されるのは、MF仙頭啓矢(←横浜F・マリノス)だろう。昨シーズンチームに加わったMF小屋松知哉とは、京都橘高校時代に選手権で話題になったコンビ。このコンビ復活となれば、大きな話題とともに戦力となる。
さらに、DFファン・ソッコ(←清水エスパルス)、MF島川俊郎(←大分トリニータ)と昨シーズンのJ1を戦った戦力も補強。大幅な選手ダウンはなんとか止めている状況だけに、彼らがフィットして戦えるかが重要になる。
◆目標:一桁順位

昨シーズンはチーム内でクラスターが発生するなど、調整にも大きく苦しむこととなった鳥栖。13位という結果に終わったが、現時点では上位にも降格圏にもどちらにも行く可能性がある状況だ。
金明輝監督の下で、昨シーズンはアグレッシブなプレー、特にハイプレスと後方からのビルドアップをチームのスタイルとして確立させた。試合を通して主導権を握れる時間がある中で、ミスから簡単に失点するという脆さも見せた結果が13位という順位に終わった。
その中で、アカデミー出身の選手や新入団のルーキーらが躍動。残念ながら右サイドのレギュラーであった森下のみがチームを去ってしまったが、そのベースはチームに残っている。彼らにはさらに飛躍する一方で、精度の高いプレーを今シーズンは求めたい。
簡単なミスパスからの失点、そしてビルドアップからの決定機でのミスと、プレー精度が上がらなくては、上位に行くことはできないだろう。
一方で、主軸だった選手が抜けた穴をしっかりと埋める動きは見せた。ただし、その選手たちがチームにどこまでフィットできるのか。そして、J2から加入した実力者たちがJ1の舞台で能力を発揮できるかも未知数なところ。金明輝監督の手腕が問われるところだ。
ベースがあるところに肉付けができるのか、それともできないのか。そこが成績を大きく分けるポイントとなりそうだ。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF仙頭啓矢(26)

編集部がイチオシしたい新戦力は、横浜F・マリノスから加入したMF仙頭啓矢だ。
前述の通り、京都橘高校時代は、1つ下の小屋松とともに全国高校サッカー選手権大会で大暴れ。準優勝に終わったが、2人並んで大会得点王に輝いた。
その後、東洋大学を経て京都サンガF.C.へと入団。ボランチやサイドでプレーし、経験を積むと、2020シーズンから横浜FMへと加入した。
しかし、横浜FMでは自身の持ち味を発揮できずに出番が得られないでいると、古巣の京都へと期限付き移籍。京都では19試合で6得点を記録し輝きを取り戻すも、横浜FMは退団。鳥栖へとやってきた。
サイドで攻撃を組み立てる動きだけでなく、ボランチのポジションでもゲームメイクができる仙頭。小屋松のようなアタッカーとしてのプレーよりはゲームメーカーとしての働きが求められる。
高校時代、そして京都時代に組んだコンビが復活となるが、両サイドからのコンビネーションでチームを躍進させられるかに注目だ。
◆2021年期待のヒーロー
FW林大地(23)

今シーズン期待するヒーローは、2年目を迎えるFW林大地だ。
2019シーズンは特別指定選手として1試合に途中出場すると、いきなりJ1初ゴールを記録した林。ルーキーとして臨んだ2020シーズンは、途中出場をメインにリーグ戦31試合に出場。9得点を記録していた。
林の特徴は、なかなか最近お目にかかれない泥臭くゴールに猛然と向かっていくスタイルだろう。途中からピッチに立つ場合、試合に入るのが難しいとよく言われるが、林はそのパワフルさでむしろ試合の流れを変える力を持っている。
昨シーズンも劣勢の状況が多かった鳥栖だが、林が入った途端に空気が変わり、前線から猛然をかけるプレスや、ルーズボールを必死で追いかける姿にチームメイトも引っ張られることが多かった。
一方で、そのパワフルさとは裏腹にシュートの巧さを持ち合わせ、ボックス内で落ち着いて決め切るからより魅力が増す。
若手が主体となるチームにおいて、プレーで空気を変えられる選手は多くない。林に牽引される鳥栖がどこまで羽ばたくことができるのか注目だ。
昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
◆基本布陣(予想)[4-4-2]

©CWS Brains,LTD.
◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK朴一圭(31)←横浜F・マリノス/期限付き移籍→完全移籍
DFファン・ソッコ(31)←清水エスパルス/完全移籍
DF田代雅也(27)←栃木SC/完全移籍
DF松本大輔(22)←中央大学/新加入
DF今掛航貴(22)←中央大学/新加入
MF酒井宣福(28)←大宮アルディージャ/完全移籍
MF島川俊郎(30)←大分トリニータ/完全移籍
MF仙頭啓矢(26)←横浜F・マリノス/完全移籍
MF飯野七聖(24)←ザスパクサツ群馬/完全移籍
MF相良竜之介(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
FW和田凌(25)←鹿児島ユナイテッドFC/完全移籍
FW山下敬大(24)←ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
FWチコ・オフォエドゥ(28)←マッカビ・テルアビブ(イスラエル)/完全移籍
FWイスマエル・ドゥンガ(27)←FKヴラズニア(アルバニア)/完全移籍
FW兒玉澪王斗(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
【OUT】
DF小林祐三(35)→クリアソン新宿/完全移籍
DF岩下敬輔(34)→現役引退
DF森下龍矢(23)→名古屋グランパス/完全移籍
DF宮大樹(24)→アビスパ福岡/完全移籍
DFワン・ヂャイナン(27)→未定
DFパク・ジョンス(26)→柏レイソル/期限付き移籍終了
DF安在和樹(26)→東京ヴェルディ/期限付き移籍
MF高橋秀人(33)→横浜FC/完全移籍
MF原川力(27)→セレッソ大阪/完全移籍
MF安庸佑(29)→未定
MF原輝綺(22)→清水エスパルス/完全移籍
MF石川啓人(22)→レノファ山口FC/完全移籍
FW趙東建(34)→未定
FWチアゴ・アウベス(28)→ガンバ大阪/完全移籍
FW金森健志(26)→アビスパ福岡/完全移籍
FWレンゾ・ロペス(26)→プラサ・コロニア(ウルグアイ)/期限付き移籍終了
FW金崎夢生(32)→名古屋グランパス/期限付き移籍→完全移籍
大きく戦力を入れ替えることとなった鳥栖。主軸であった選手たちが抜けた一方で、若手の飛躍と新戦力に懸ける形となりそうだ。
まず、主力であったMF原川力(→セレッソ大阪)、MF原輝綺(→清水エスパルス)の退団は非常に大きいだろう。チームとしての戦力ダウンは否めず。また、ルーキーながら右サイドバックに定着したDF森下龍矢(→名古屋グランパス)が1年で去ったことも大きな穴となる。
また、攻撃陣もFW趙東建、FWチアゴ・アウベス(→ガンバ大阪)、FWレンゾ・ロペス、MF安庸佑と4人の外国人を手放した上、契約を更新したFW金森健志が古巣のアビスパ福岡へ電撃移籍。昨シーズンのFW金崎夢生に続く開幕直前での移籍となったことは大きい。
それでも、金明輝監督が育て、昨季躍動した若手の大半が残留したことはプラス材料。そこに、経験のある選手たちが加わった。
注目されるのは、MF仙頭啓矢(←横浜F・マリノス)だろう。昨シーズンチームに加わったMF小屋松知哉とは、京都橘高校時代に選手権で話題になったコンビ。このコンビ復活となれば、大きな話題とともに戦力となる。
さらに、DFファン・ソッコ(←清水エスパルス)、MF島川俊郎(←大分トリニータ)と昨シーズンのJ1を戦った戦力も補強。大幅な選手ダウンはなんとか止めている状況だけに、彼らがフィットして戦えるかが重要になる。
◆目標:一桁順位

©J.LEAGUE
昨シーズンはチーム内でクラスターが発生するなど、調整にも大きく苦しむこととなった鳥栖。13位という結果に終わったが、現時点では上位にも降格圏にもどちらにも行く可能性がある状況だ。
金明輝監督の下で、昨シーズンはアグレッシブなプレー、特にハイプレスと後方からのビルドアップをチームのスタイルとして確立させた。試合を通して主導権を握れる時間がある中で、ミスから簡単に失点するという脆さも見せた結果が13位という順位に終わった。
その中で、アカデミー出身の選手や新入団のルーキーらが躍動。残念ながら右サイドのレギュラーであった森下のみがチームを去ってしまったが、そのベースはチームに残っている。彼らにはさらに飛躍する一方で、精度の高いプレーを今シーズンは求めたい。
簡単なミスパスからの失点、そしてビルドアップからの決定機でのミスと、プレー精度が上がらなくては、上位に行くことはできないだろう。
一方で、主軸だった選手が抜けた穴をしっかりと埋める動きは見せた。ただし、その選手たちがチームにどこまでフィットできるのか。そして、J2から加入した実力者たちがJ1の舞台で能力を発揮できるかも未知数なところ。金明輝監督の手腕が問われるところだ。
ベースがあるところに肉付けができるのか、それともできないのか。そこが成績を大きく分けるポイントとなりそうだ。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF仙頭啓矢(26)

©J.LEAGUE
編集部がイチオシしたい新戦力は、横浜F・マリノスから加入したMF仙頭啓矢だ。
前述の通り、京都橘高校時代は、1つ下の小屋松とともに全国高校サッカー選手権大会で大暴れ。準優勝に終わったが、2人並んで大会得点王に輝いた。
その後、東洋大学を経て京都サンガF.C.へと入団。ボランチやサイドでプレーし、経験を積むと、2020シーズンから横浜FMへと加入した。
しかし、横浜FMでは自身の持ち味を発揮できずに出番が得られないでいると、古巣の京都へと期限付き移籍。京都では19試合で6得点を記録し輝きを取り戻すも、横浜FMは退団。鳥栖へとやってきた。
サイドで攻撃を組み立てる動きだけでなく、ボランチのポジションでもゲームメイクができる仙頭。小屋松のようなアタッカーとしてのプレーよりはゲームメーカーとしての働きが求められる。
高校時代、そして京都時代に組んだコンビが復活となるが、両サイドからのコンビネーションでチームを躍進させられるかに注目だ。
◆2021年期待のヒーロー
FW林大地(23)

©J.LEAGUE
今シーズン期待するヒーローは、2年目を迎えるFW林大地だ。
2019シーズンは特別指定選手として1試合に途中出場すると、いきなりJ1初ゴールを記録した林。ルーキーとして臨んだ2020シーズンは、途中出場をメインにリーグ戦31試合に出場。9得点を記録していた。
林の特徴は、なかなか最近お目にかかれない泥臭くゴールに猛然と向かっていくスタイルだろう。途中からピッチに立つ場合、試合に入るのが難しいとよく言われるが、林はそのパワフルさでむしろ試合の流れを変える力を持っている。
昨シーズンも劣勢の状況が多かった鳥栖だが、林が入った途端に空気が変わり、前線から猛然をかけるプレスや、ルーズボールを必死で追いかける姿にチームメイトも引っ張られることが多かった。
一方で、そのパワフルさとは裏腹にシュートの巧さを持ち合わせ、ボックス内で落ち着いて決め切るからより魅力が増す。
若手が主体となるチームにおいて、プレーで空気を変えられる選手は多くない。林に牽引される鳥栖がどこまで羽ばたくことができるのか注目だ。
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【明治安田J1リーグ第29節】 2024年8月31日(土) 18:00キックオフ FC町田ゼルビア(1位/54pt) vs 浦和レッズ(13位/35pt) [国立競技場] <span class=“paragraph-subtitle">◆2位に迫られる中で国立勝利を【FC町田ゼルビア】</span> 前節はアウェイでアルビレックス新潟と対戦し0-0のゴールレスドロー。終盤戦に入っていく中で、2位以下との差がどんどんと迫っている。 後半戦は4戦無敗、3連勝スタートと独走すつと思われたが、直近5試合は1勝2分け2敗と勝ち点を落としている。 その中で今節は得意としていない国立での戦い。相手は程近い埼玉かやってくる浦和だ。 しっかりと勝利したい町田は、日本代表に3選手が選ばれることに。谷晃生、中山雄太はこれまでも呼ばれていたが、ついに望月ヘンリー海輝が初招集。飛躍している大卒ルーキーが代表選出後にどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。 戦い方としてはこれまでの浦和を想定して準備をしてきたはず。新監督のチームを相手にどう戦うかも見ものだ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:望月ヘンリー海輝、昌子源、中山雄太、杉岡大暉 MF:荒木駿太、白崎凌兵、下田北斗、藤本一輝 FW:藤尾翔太、オ・セフン 監督:黒田剛 出場停止:仙頭啓矢 契約上出場不可:柴戸海 <span class="paragraph-subtitle">◆突然の監督交代、何を見せる【浦和レッズ】</span> 4年で4度目の監督交代。クラブとして完全に迷走しているのは明らかな浦和レッズは、13位と低迷した結果、ペア・マティアス・ヘグモ監督との契約を解除した。 期待したほどの成長はなく、成績も残留争いに近づいている中、監督交代という結末になったことは理解できる。ただ、選手の負傷、夏に主軸の相次ぐ移籍と、監督ばかりの責任とも言えない状況でもある。クラブとして、失敗続きのシーズンとなる中で、どう反省するかがポイントとなる。 マチェイ・スコルジャ監督の電撃復帰という驚きの結果となったが、ビザの関係などもあり指揮が執れる状況でもない。苦しいチームをどう立て直すのか、クラブ一丸となって取り組む必要があるだろう。 リーグ戦は5試合勝利なし。ここ2試合は引き分けているが、新体制になるまでの間、ずるずると勝てない試合を続けるわけにもいかない。首位を叩いて、息を吹き返したい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、井上黎生人、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢 MF:安居海渡、サミュエル・グスタフソン MF:大久保智明、渡邊凌磨、関根貴大 FW:ブライアン・リンセン 暫定監督:池田伸康 2024.08.31 15:25 Sat5
【ルヴァンカップまとめ】J2で降格圏に沈む山口が鹿島をPK戦で撃破! J1首位の町田がPKの1点を守り切り3回戦へ、“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配
9日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われた。 <h3>【甲府vs町田】J1首位の町田がPKの1点を守り切る</h3> J1で首位を走るFC町田ゼルビアはJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦した。 試合は地力勝る町田が主導権を握って進んでいく中、なかなかゴールを奪えず。29分にはアクシデントで菊池流帆が昌子源と交代するなどした中、前半アディショナルタイムに仙頭啓矢がPKを決めて先制する。 良いタイミングで先制した町田。後半は甲府が盛り返し、町田ゴールに迫っていくがゴールが遠い。町田はしっかりと時間を使っていきそのままタイムアップ。PKの1点を守った町田が3回戦に駒を進めた。 <h3>【山口vs鹿島】PKまでもつれた激闘は山口が下剋上</h3> J1で3位の鹿島アントラーズがアウェイでJ2で降格圏に苦しむレノファ山口FCと対戦。ターンオーバーをしたチームだったが、荒木遼太郎や田川が積極的にゴールに迫っていく。 18歳のDF佐藤海宏が積極的なプレーを見せるなど、若手が躍動する中ゴールが遠い鹿島。押し込みながらもゴールを奪えないでいると、後半に山口が先にスコアを動かす。 64分、ボックス左で山口がFKを獲得。池上丈二がクロスではなくマイナスのボールを入れると、小澤亮太がトラップからそのまま左足一閃。サイドネットを揺らし、プロ初ゴールで山口が先制する。 先手を奪われてしまった鹿島はレオ・セアラや柴崎岳、植田直通、安西幸輝と主力を続々と投入して流れを掴みにいくが山口が粘りの戦いの前にゴールを奪えず。それでも81分、自陣からのロングボールをレオ・セアラが競り勝つと、ボックス内右から師岡柊生がボレーで蹴り込み追いついた。 延長戦にもつれ込んだ試合は互いにゴールを奪えずPK戦へ。1人目は共に成功すると、鹿島2人目の柴崎のシュートをGK田口潤人がセーブ。山口は5人全員が成功しPK5-3で山口が下剋上を達成した。 <h3>【磐田vs清水】“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配</h3> J2を戦うジュビロ磐田とJ1を戦う清水エスパルスの“静岡ダービー”。今季はリーグ戦では起こり得ないダービーが実現した中、試合はいきなり動く。 開始24秒、右サイドの中原輝のスルーパスに抜け出した小竹知恩の正確なクロスをゴール前のアフメド・アフメドフが頭で合わせ清水が先制する。 あっという間にリードを奪った清水だが、その後はゴールを奪えず。耐える磐田は53分に川﨑一輝が頭で合わせて同点に追いつくと、80分にはデザインされたセットプレーからリカルド・グラッサがボレーで決めて逆転。そのまま逃げ切り2-1で勝利を収めた。 <h3>【今治vs徳島】J2の四国対決は今治に軍配</h3> 共にJ2を戦う四国勢の対決。今治市長沢での林野火災の影響で延期となっていた1回戦の最後の試合が行われた。 前半からペースを握ったのは徳島ヴォルティス。しかし、何度もゴールに迫るがゴールを奪えない展開となる。一方のFC今治は耐える展開となる中、前半はゴールレスで終えると、後半早々にゴール。54分、日野友貴がボックス中央から決めて先制する。 押し込まれながらも先にスコアを動かした今治。すると64分には右サイドからの笹修大のクロスを藤岡浩介が決めてリードを広げる。 2点ビハインドとなった徳島は72分に坪井清志郎が1点を返すも、その後はゴールを奪えず。2-1で今治が2回戦に駒を進めた。 <h3>◆YBCルヴァンカップ2回戦</h3> ▽4/9(水) モンテディオ山形(J2) 0-1 京都サンガF.C.(J1) 【京都】 永田倖大(前45+1) ヴァンフォーレ甲府(J2) 0-1 FC町田ゼルビア(J1) 【町田】 仙頭啓矢(前45+2) 松本山雅FC(J3) 0-2 アルビレックス新潟 【新潟】 笠井佳祐(前19) 奥村仁(後18) ジュビロ磐田(J2) 2-1 清水エスパルス(J1) 【磐田】 川﨑一輝(後8) リカルド・グラッサ(後35) 【清水】 アフメド・アフメドフ(前1) レノファ山口FC(J2) 1-1(PK:5-3) 鹿島アントラーズ(J1) 【山口】 小澤亮太(後19) 【鹿島】 師岡柊生(後36) V・ファーレン長崎(J2) 1-2 湘南ベルマーレ(J1) 【長崎】 七牟禮蒼杜(後19) 【湘南】 ルイス・フェリッピ(前34) 鈴木章斗(延前13) <h3>◆YBCルヴァンカップ1回戦</h3> ▽4/9(水) FC今治 2-1 徳島ヴォルティス 【今治】 日野友貴(後9) 藤岡浩介(後19) 【徳島】 坪井清志郎(後27) 2025.04.09 21:49 Wedサガン鳥栖の人気記事ランキング
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
まだJ1からの降格をしたことがないチームってどこまで粘ってきたの?!の巻/倉井史也のJリーグ
J1から降格したことのない3チームってどこ? 鹿島と横浜FMと……実は鳥栖。その鳥栖が最下位ですからね。嘆きのメール、たくさんいただいております。まぁそういう嘆き方って正しいんですけどね。サッカークラブが売ってるのは、夢じゃなくてストレスなんだから。 ともあれ、先週の札幌の回でも書いたんだけど、やっぱり1試合あたり2失点以上というのはかなりヤバいんですよ。でもね、鳥栖って落ちてないけどかなり危ないときが過去何度もあったんじゃないかと思うんです。クラブが危ないときも多かったけど、残留もヤバイって時が。 ということで、ここでは鳥栖が昇格した2012年以降、最低順位と最高順位をピックアップしてみました。 2012年:最低順位13位/最高順位 3位 2013年:最低順位15位/最高順位 5位 2014年:最低順位 9位/最高順位 1位 2015年:最低順位14位/最高順位 3位 2016年:最低順位17位/最高順位 2位 2017年:最低順位17位/最高順位 8位 2018年:最低順位17位/最高順位 6位 2019年:最低順位18位/最高順位14位 2020年:最低順位17位/最高順位11位 2021年:最低順位 7位/最高順位 2位 2022年:最低順位12位/最高順位 5位 2023年:最低順位18位/最高順位 8位 ちなみに最終順位は 2012年: 5位 2013年:12位 2014年: 5位 2015年:11位 2016年:11位 2017年: 8位 2018年:14位 2019年:15位 2020年:13位 2021年: 7位 2022年:11位 2023年:14位 おお、確かにサポーターが騒ぐ気持ちもよく分かる。 2023年に18位だったのは第1節のみ。2019年は第1節から第3節、第7節から第11節、第15節から第16節、第19節から第20節って12節も最下位だったけど、ルイス・カレーラス監督を第9節のあとに解任。そこまで1勝1分7敗だったチームを金明輝監督が10勝6分18敗までもちこんで最終節に残留を果たしたって年でした。 鳥栖って今年も波瀾万丈ありそうね。これまでの奇跡の力に期待ってとこでしょうか。 2024.04.20 10:30 Sat3
J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録
昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon4
