横浜FMのマスカット監督が退任、2022年にはJ1制覇「このマリノスファミリーを去るのはとても寂しい気持ち」

2023.12.07 17:12 Thu
2年半横浜FMを指揮したマスカット監督
©超ワールドサッカー
2年半横浜FMを指揮したマスカット監督
横浜F・マリノスは7日、ケヴィン・マスカット監督(50)の退任を発表した。

現役時代はクリスタル・パレスやウォルバーハンプトン、レンジャーズなどでもプレーしたマスカット監督。引退後は指導者の道を歩み、2013年に自身もプレーしたメルボルン・ビクトリーで初めて監督に就任した。
MF本田圭佑も指導した中、2020年にはシント=トロイデンの監督に就任。2021年夏にアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム監督)の後任としてチームに加わった。

2021年は川崎フロンターレに優勝を譲るも、2022年はJ1で見事に優勝を果たすと、今季は連覇を目指した中、ケガ人が続出する苦しい台所事情と過密日程も影響し、2位に終わっていた。

マスカット監督はクラブを通じてコメントしている。
「まずはじめに、この特別なクラブで指揮をとる機会をいただけたことに感謝申し上げます。今度の水曜日がマリノスファミリーとしてのラストゲームになります」

「感謝を申し上げたい皆さまが多くいらっしゃいます。秦 孝之会長、中山 昭宏社長、黒澤 良二前社長、役員の皆さま、そしてパートナーやスポンサーの皆さま、横浜市・横須賀市・大和市のホームタウンの皆さま、今日まで多大なるサポートをしていただき、本当にありがとうございました」

「そして私をそばで支えてくれたチーム統括のスタッフ、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブに関わる全スタッフに感謝を申し上げます」

「来日してからの2年半、あたたかく迎え入れていただき、本当にありがとうございました。そして自分が求めることをピッチで表現してくれた選手たちにも感謝したい気持ちでいっぱいです」

「日々の努力やその姿勢は本当に素晴らしかったと思います。アタッキングフットボールを体現し、勝ち点・ゴールを積み上げ、エキサイティングなサッカーをしてくれました」

「最後に言わせてください。どのクラブでも一番重要なのはファン・サポーターです。皆さまの応援がどれだけ自分の支えになったのか計り知れません。忘れることのできない最高の思い出をともに作りました」

「このマリノスファミリーを去るのはとても寂しい気持ちですが、最高の思い出を胸に、横浜F・マリノスのご健勝とご活躍を願っています。2年半、本当にありがとうございました。『心より感謝』 」

ケヴィン・マスカットの関連記事

フェイエノールトの次期指揮官は? ファン・ブロンクホルスト氏が2度目就任に消極的「愛するクラブだが…」

元オランダ代表DFジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏(49)が、古巣フェイエノールトとの紐付けについて語った。 アルネ・スロット監督(45)のリバプール行きが限りなく濃厚となったフェイエノールト。上田綺世所属の名門が水面下で次期指揮官を探しているのは想像に難くない。 候補には元チェルシー指揮官で現在フリーのグレアム・ポッター氏(48)、ロイヤル・アントワープのマルク・ファン・ボメル監督(47)、前横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督(50/上海海港)などが挙げられる。 フェイエノールトのレジェンドであるファン・ブロンクホルスト氏もその1人で、昨季途中にレンジャーズの指揮官を退任して以降フリー。1日出演のオランダ『RTL』では、まだオファーはないと明らかにした。 「フェイエノールトは私の心のクラブ。ここ最近はいちファンとして、素晴らしい戦いを応援してきた。人々が私を(スロット監督の)後任に紐づけるのは仕方ないかもしれないけど、まだ何も起こっていないよ」 選手生活の最初と最後をフェイエノールトで過ごし、初の監督業もフェイエノールトで4年間指揮してオランダ1部優勝1回、国内カップ戦優勝2回というファン・ブロンクホルスト氏。 「監督としても素晴らしい瞬間を経験した…今でもこれからも、大切にし続ける良い思い出だ。だが、最後は望まない形で去ることになり、心を遠ざけることになった…」 どうやら2度目の就任にはやや消極的。1度目の「解任」に等しい退任が気分の良いものではなかったと示唆し、愛するクラブで再び同じ思いをすることを避けたいようだ。 2024.05.02 14:55 Thu

指揮官がリバプール行き濃厚のフェイエノールト、ペップも絶賛したJリーグ優勝経験監督が後任候補に浮上?「興味深い名前」と報道

日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールト。指揮を執るアルネ・スロット監督がリバプールの監督就任に近づいていると連日報じられている。 ユルゲン・クロップ監督が退任することが決まっているリバプールは、レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督やブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督、スポルティングCPのルベン・アモリム監督らが候補に挙がっていたが、スロット監督の招へいで落ち着きそうだ。 スロット監督は、2022-23シーズンのエールディビジを制すると、今シーズンはエールディビジで2位につけた中、KNVBベーカーで見事に優勝。2年連続でクラブにタイトルをもたらせている。 しかし、その指揮官を失うことはクラブにとっては痛手。そんな中、オランダ『Voetbal International』は後任候補9名を挙げているが、Jリーグを知る指揮官の名前も浮上している。 スロット監督の後任に挙がった1人は昨シーズンまで横浜F・マリノスを指揮し、現在は中国スーパーリーグの上海海港を指揮するケヴィン・マスカット監督。横浜FMでは明治安田生命J1リーグを2022年に制し、決勝まで進んでいるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも指揮を執っていた。 『Voetbal International』はスロット監督の後任に相応しいかどうかの要件を提示。「ビジョン」、「存在感とリーダーシップ」、「ストレス耐性」、「若手起用」が必要だとした。 マスカット監督以外には、マルク・ファン・ボメル監督(ロイヤル・アントワープ)、フェイエノールトで過去に指揮をとったこともあるジオバニ・ファン・ブロンクホルスト氏(フリー)、ブライトン&ホーヴ・アルビオンやチェルシーで指揮を執ったグレアム・ポッター氏(フリー)などがいる。 その中でもマスカット監督は注目されており「興味深い名前」として伝えられている。 2023年夏にはマンチェスター・シティが来日して横浜FMと戦ったが、その際にはジョゼップ・グアルディオラ監督が感銘を受けていたことにも触れられ「彼らはビルドアップ中に非常にダイナミックなサッカーをする。彼らのやること全てが好きだった」と、マスカット監督率いる横浜FMのプレーぶりを称えていた。 上海海港では現在無敗。中国でもその手腕を発揮しているが、契約は1年とのこと。夏にオランダへ旅立つ可能性も十分にあるとされているが、Jリーグを知る指揮官が来れば、鹿島アントラーズ時代に対戦したこともある上田にとってもプラス材料かもしれない。 <span class="paragraph-title">【動画】上田綺世の絶妙な技が光る最新ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">On repeat… Ayase Ueda<a href="https://twitter.com/hashtag/gaefey?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gaefey</a> <a href="https://t.co/ZO5ZVreVF9">pic.twitter.com/ZO5ZVreVF9</a></p>&mdash; Feyenoord Rotterdam (@Feyenoord) <a href="https://twitter.com/Feyenoord/status/1784962039523180645?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.30 15:50 Tue

「今でも見てるのか」「リアルタイムは嬉しい」ポステコグルー監督のオフィスで流れていた試合が話題に! 横浜FMのACLをリアルタイムでチェック「感謝しかない」

トッテナムを指揮するアンジェ・ポステコグルー監督だが、古巣のことを今なお気にかけていることがわかった。 オーストラリア代表を指揮していたポステコグルー監督は、2018年に横浜F・マリノスの監督に就任。1年目は苦しい戦いを見せたものの、2年目は15年ぶりにJ1優勝をもたらす。 2021年夏にセルティックに引き抜かれてJリーグを後にすると、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介を獲得するなどし、リーグ優勝を含めた国内2冠を達成。2022-23シーズンは岩田智輝、小林友希も補強すると、国内3冠を達成するなど結果を残し、2023-24シーズンからトッテナムの監督に就任した。 初のプレミアリーグでの指揮となった中、チームは現在5位。上位を争う位置にいる中で、その手腕は評価されている。 そのポステコグルー監督だが、クラブが1本の動画をアップ。ファンフォーラムで出会ったオーウェンさんをクラブに招き再会。その様子の動画をアップした。 ピッチで再会した2人。ポステコグルー監督はオーウェンさんを自身のオフィスに招き、2ショットの写真などを飾っていることをつて、オーウェンさんも手を叩いて喜ぶ温かい光景が待っていた。 しかし、注目されたのはその後ろのモニター。そこに映し出されていたのは、古巣である横浜FMの試合。山東泰山とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の試合だった。 これにはファンも「ボス!!」、「感謝しかない」、「今でも見てくれてるんだ」、「山東戦見てたのね」、「古巣のACLベスト4を見届けるとは」、「リアルタイムで見てくれているのが嬉しい」、「今のマリノスがあるのはボスのおかげ」とコメントが集まり、ポステコグルー監督の愛を感じているようだ。 ポステコグルー監督の後は、ケヴィン・マスカット監督(現:上海海港)、そしてハリー・キューウェル監督とオーストラリア人の系譜を継いでいる横浜FM。動画の本題ではないが、ポステコグルー監督にとっては、古巣を追いかける理由は色々とありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ポステコグルー監督のオフィスのモニターにはまさかの試合が!(動画の最後に)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/LotsOfSocks?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LotsOfSocks</a> <a href="https://t.co/MY06OSDiBc">pic.twitter.com/MY06OSDiBc</a></p>&mdash; Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1767951344512475159?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.14 11:58 Thu

キューウェル新監督率いる横浜FMにオーストラリア紙も関心「好スタートを切ったようだ」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル新監督に母国オーストラリアも興味を寄せる。 横浜FMは25日、J1リーグ開幕節で東京ヴェルディと対戦。国立競技場に5万3026人を集めた青緑の美しき一戦は、31年前のあの日と同じく、トリコロールが2-1で逆転勝利を収めた。 今季就任のキューウェル新監督にとっては、J1初陣で見事に初白星。母国紙『news.com.au』は、横浜FMのACLベスト8進出を含め、「キューウェルが日本で好スタートを切ったようだ」とレポートする。 キューウェル新監督は、指導者キャリアを開始したイングランドで下部リーグの複数クラブを指揮した経験を持つが、トップディビジョンでの指揮は横浜FMが初。3代目のオーストラリアンコーチは、先代2人に続いてJ1タイトル獲得といくだろうか。 その一方、前任者のケヴィン・マスカット監督が新天地で黒星発進となったことも紹介。 マスカット監督は今季から中国スーパーリーグ(CSL)の昨季王者・上海上港を指揮。マリノスvsヴェルディと同日の25日、初陣で上海申花とのスーパーカップに臨むも0-1と敗戦…宿敵とのダービーを落とし、3月1日のCSL開幕節へ向けて弾みをつけられなかった。 オーストラリアのサッカー界は、アンジェ・ポステコグルー(現トッテナム)、マスカット、キューウェルと、各国へ進出する指揮官たちの動向を気にかけている。 2024.02.26 17:40 Mon

王座奪還へ…主力は概ね残留、キューウェル新監督の采配やいかに【J1開幕直前ガイド|横浜F・マリノス】

2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、横浜F・マリノスを紹介していく。 【直近3シーズンの成績】 2023シーズン:2位(19勝7分け8敗) 2022シーズン:優勝(20勝8分け6敗) 2021シーズン:2位(24勝7分け7敗) 【昨季チーム得点王】 アンデルソン・ロペス 22ゴール 【今季ノルマ】 優勝 【編集部イチオシ】 FW植中朝日 昨季J1:9試合3ゴール <span class="paragraph-subtitle">◆夏場以降の失速が響いた昨季</span> 2022シーズンのJ1王者・横浜FM。昨季連覇を目指した彼らは順調に歩みを進めるも、ケガ人も続出し始めた夏場以降に失速し、最後はヴィッセル神戸が初優勝…シーズン終了後にはケヴィン・マスカット監督が退任、最後にACLこそグループステージ突破も、悔しさの残る1年となった。 <span class="paragraph-subtitle">◆あのキューウェルが日本で指揮官に</span> 新監督は現役時代にリバプールで欧州制覇を成し遂げ、2006年ドイツW杯のオーストラリア代表メンバーでもあるハリー・キューウェル氏。引退後はイングランドで指導者キャリアを開始し、昨年までセルティックでコーチを務めていた45歳…アンジェ・ポステコグルーの下で経験を積み、“師”がかつて率いた横浜FMの王座奪還を託された。 <span class="paragraph-subtitle">◆主力が軒並み残留</span> そのキューウェル新監督は、昨季の主力が概ね残留していることを頼もしく思うだろう。西村拓真や角田涼太朗が退団も、得点王アンデルソン・ロペス、エウベル、ヤン・マテウスという前線ブラジル人トリオの全員キープに成功し、また中盤・最終ラインに目を向けても顔ぶれは大きく変わらず。また、昨季は吉尾海夏、山根陸、植中朝日といった脇を固める“役者”たちの成長・突き上げが明るい兆しだった。強いて挙げれば1番手GK一森純がガンバ大阪へ復帰も、FC町田ゼルビアのJ2優勝に守護神として貢献したGKポープ・ウィリアムの獲得に成功している。 <span class="paragraph-subtitle">◆派手な補強はせずとも</span> 新戦力に目を向ければ、経験豊富な34歳・山村和也を獲得できたことは大きい。昨季は最終ラインを中心にケガ人続出…センターバックとボランチを遜色なくこなせるベテランはバックアッパーとしてスタンバイするだろう。3年ぶり復帰の32歳・天野純はもちろん主力級の働きが期待できるし、途中投入なら“違い”を生み出す存在にもなれる。したがって、王座奪還へカギを握るは、やはり「キューウェル新監督の采配」といったところか。ワクワクドキドキのシーズンがもうすぐ始まる。 <span class="paragraph-subtitle">◆2024年冬移籍情報</span> 【IN】 GKポープ・ウィリアム(29)→FC町田ゼルビア/完全移籍 GK寺門陸(21)→レノファ山口FC/期限付き移籍より復帰 DF加藤蓮(24)→東京ヴェルディ/完全移籍 DF渡邊泰基(24)→アルビレックス新潟/完全移籍 DF吉田真那斗(22)→鹿屋体育大学/新加入 MF山村和也(34)→川崎フロンターレ/完全移籍 MF天野純(32)→全北現代モータース(韓国)/期限付き移籍より復帰 MF植田啓太(21)→栃木SC/期限付き移籍より復帰 【OUT】 GK一森純(32)→ガンバ大阪/期限付き移籍終了 GKオビ・パウエル・オビンナ(26)→ヴィッセル神戸/完全移籍 DF角田涼太朗(24)→カーディフ・シティ(イングランド)/完全移籍 DF平井駿助(21)→レイラック滋賀FC/完全移籍 MF木村卓斗(23)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き移籍 MF南拓都(21)→レイラック滋賀FC/完全移籍 FW西村拓真(27)→セルヴェット(スイス)/期限付き移籍 FW杉本健勇(31)→ジュビロ磐田/期限付き移籍終了 FW津久井匠海(21)→アスルクラロ沼津/完全移籍 2024.02.16 18:15 Fri

横浜F・マリノスの関連記事

復活しつつある鹿島と横浜FMのクラシコ。残念だったのは……/六川亨の日本サッカーの歩み

先々週は4万人近い浦和サポーターにひるむことなく、ガマン比べのような試合からアディショナルタイムのPKで難敵を下した町田。しかし先週末は、苦手とはいえ新潟に1-3の完敗。つくづくサッカーは何が起こるかわからないスポーツと言える。 そんな先週末は国立競技場での鹿島対横浜FM戦を取材した。両チーム、「オリジナル10」であり、なおかつ一度も降格したことのないチーム同士の対戦である。試合は横浜FMがアンデルソン・ロペスのゴールで先制する。昨シーズンの得点王は29日の柏戦でハットトリックを達成するなど、夏場に向けてエンジンがかかってきたようだ。 しかし後半からランコ・ポポヴィッチ監督は1トップにチャヴリッチを起用。それまで1トップを務めていた鈴木優磨をトップ下にコンバートした。鈴木もオールラウンダーのFWだが、1トップだとタイトなマークを受けてしまう。しかしトップ下だと自由に動けるため、“得点の匂う”ポジションに入り込むことができる。 後半12分の同点ゴールは佐野海舟のタテパスを前線にあがっていた濃野公人がヒールで流し、名古新太郎がクロス。チャヴリッチのヘッドは当たり損ねだったが、左にこぼれるところ鈴木が左足で冷静に決めた。 鹿島のシステム変更に加え、先週末はACL決勝第2戦のためUAEに遠征し、29日には柏戦を戦い中2日の横浜FMは時間の経過とともに運動量が落ちていく。ハリー・キューウェル監督は「疲れを言い訳にしたくない。選手はハードワークしてくれた」と称えたものの、早め早めの選手交代は連戦での疲労を考慮してのことだろう。 逆転弾は後半29分、知念慶の素早いドリブル突破から右サイドを駆け上がった濃野に展開すると、濃野は迷うことなく右足を振り抜く。これが戻って来た永戸勝也に当たってコースが変わり、GKの逆を突く形で決まった。知念といえば、川崎F時代はFWの印象が強かった。しかしランコ・ポポヴィッチ監督は彼をボランチにコンバート。そして「口を酸っぱくしてスペースがあったら自分で仕掛け、相手が食いついてきたら空いたスペースを使えと言ってきた。今日はそれができた」と満足そうに振り返っていた。 両チームともカウンターを得意とするチームだが、その原動力はDFラインの選手も含めイージーにクリアに逃げず、可能な限りパスを選択してカウンターにつなげていることだ。もちろんピンチにはシンプルにタッチにクリアして流れを切るなど、選手たちの共通認識にもブレはない。横浜FMは13位と出遅れているものの、ACLもひと段落し、今後は未消化の試合を含めてリーグ戦に集中できるだけに、やはり侮れない存在と言えるだろう。 このため両チーム合わせて10回の決定機が生まれるなど見応えのある伝統の「クラシコ」だった。しかしながら試合後の両監督はお互いのプレーと主審のジャッジに関してクレームをつける、後味の悪い一戦でもあった。勝ったポポヴィッチ監督は「お互いにリスペクトを、レフェリーにも忘れずにプレーすべきだ」とも語ったのがせめてもの救いだった。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2024.06.04 12:00 Tue

【Jリーグ出場停止情報】代表ウィーク明け初戦の浦和はショルツ不在に…横浜FMのエドゥアルド、鳥栖の山﨑浩介も出場停止

Jリーグは3日、明治安田Jリーグ各カテゴリーの出場停止選手を発表した。 J1リーグからは浦和レッズDFアレクサンダー・ショルツ、横浜F・マリノスDFエドゥアルド、サガン鳥栖DF山﨑浩介。3選手はそれぞれ警告の累積による1試合停止の処分が確定した。 J2リーグからは4選手が処分対象に。一発退場の大分トリニータDF藤原優大は「相手チームの決定的得点機会の阻止」で1試合停止に処された。 また、J3リーグからは5選手で、一発退場のいわてグルージャ盛岡DF深津康太も「相手チームの決定的得点機会の阻止」により、1試合停止処分が決まった。 【明治安田J1リーグ】 DFアレクサンダー・ショルツ(浦和レッズ) 第18節 vsセレッソ大阪(6/15) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFエドゥアルド(横浜F・マリノス) 第18節 vsFC町田ゼルビア(6/15) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF山﨑浩介(サガン鳥栖) 第18節 vsアビスパ福岡(6/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J2リーグ】 佐々木翔悟(ジェフユナイテッド千葉) 第19節 vsレノファ山口FC(6/8) 今回の停止:1試合停止 DF田上大地(ファジアーノ岡山) 第19節 vs鹿児島ユナイテッドFC(6/9) 今回の停止:1試合停止 MF小酒井新大(大分トリニータ) 第19節 vsモンテディオ山形(6/9) 今回の停止:1試合停止 DF藤原優大(大分トリニータ) 第19節 vsモンテディオ山形(6/9) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J3リーグ】 DF深津康太(いわてグルージャ盛岡) 第17節 vsAC長野パルセイロ(6/16) 今回の停止:1試合停止 MF安光将作(カターレ富山) 第17節 vs大宮アルディージャ(6/16) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF田中恵太(ガイナーレ鳥取) 第16節 vs松本山雅FC(6/8) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFトーマス・モスキオン(FC今治) 第16節 vsFC琉球(6/8) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF力安祥伍(テゲバジャーロ宮崎) 第16節 vsギラヴァンツ北九州(6/9) 今回の停止:1試合停止 2024.06.03 19:55 Mon

2位鹿島が後半3発で逆転勝利! 横浜FMに競り勝ち4連勝【明治安田J1第17節】

1日、明治安田J1リーグ第17節の鹿島アントラーズvs横浜F・マリノスが国立競技場で行われ、ホームの鹿島が3-2で勝利した。 直近7試合は6勝1分けと好調の2位鹿島。前節の北海道コンサドーレ札幌戦は名古新太郎の2ゴールとアレクサンダル・チャヴリッチのダメ押し弾で3-0の快勝をあげた。横浜FMに対しては4連敗中と苦戦が続いているなか、札幌戦からはスタメン変更なしで臨んだ。 対するは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の惨敗から、柏レイソル戦の4発快勝で立て直した13位横浜FM。アンデルソン・ロペスはハットトリックを達成した。連勝が懸かる今節は、柏戦で負傷したGKポープ・ウィリアムに加え、松原健がメンバー外に。飯倉大樹と加藤蓮が先発した。 試合の入りは鹿島が攻勢。7分には左からのクロスに濃野公人が合わせ、ファーストシュートを記録する。 しかし、流れに反して横浜FMが先制点を奪う。10分、素早く敵陣に攻め入ると、一度はボールを失うも奪回してから井上健太がシュート。GK早川友基が弾いたボールをアンデルソン・ロペスが詰めた。 鹿島が押し込む展開はその後も変わらないが、鋭い攻撃でけん制する横浜FM。ヤン・マテウスが立て続けにシュートを放っていく。 一方のホームチームはCKの流れから名古が枠内にハーフボレーを飛ばす。ここはGK飯倉がファインセーブで凌いだ。 それでも32分、追いかける鹿島がセットプレーからネットを揺らす。右寄りのFKからクロスが上がると、植田直通の折り返しを関川郁万が頭でプッシュ。同点かに思われたが、VARチェックによりオフサイドと判定され、得点は認められなかった。 35分、佐野海舟のボール奪取からまたも鹿島にチャンス。佐野が自ら持ち上がると、鈴木優磨の左からの折り返しに濃野。左足で蹴り込んだがGK飯倉の好セーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけてはややオープンな展開に。44分には細かい崩しから永戸勝也のラストパスを受けたアンデルソン・ロペスが決定機を迎えるが、左足のシュートはわずかに外れた。 横浜FMの1点リードで迎えた後半。早めに追いつきたい鹿島は師岡柊生に代えてチャヴリッチを投入する。 すると50分、鈴木が最終ラインの裏へ浮き球のスルーパスを送り込む。抜け出した仲間がGKとの一対一を迎えるが、背後から追いかけた上島拓巳がスライディングでシュートを打たせなかった。 それでも57分、鹿島に正真正銘の同点弾。右からのクロスを横浜FMのDFがクリアし損ねると、ファーで待っていたのは鈴木。GK飯倉は身体に当てたが、左足のシュートがネットを揺らした。 追いつかれた横浜FMは左CKからエドゥアルドが決定的なヘディングシュートを放つも、GK早川が左手一本でセーブ。こぼれ球に加藤が反応したが、ゴールライン上で早川がシュートストップした。 一進一退の攻防が続き、今度はチャヴリッチのミドルシュートがクロスバーを直撃。逆転ゴールを狙いに行く。 その姿勢が実ったのは74分。右ポケットに走り込んだ濃野にボールがわたると、右足のシュートはブロックに入ったDFに当たってディフレクト。コースが変わってゴールに吸い込まれた。 再びイーブンに戻すべくギアを上げた横浜FMだったが、鹿島が決定的な追加点を奪う。84分、敵陣左サイドでFKを得ると、樋口雄太のクロスに飛び込んだのは関川。ホームチームがリードを2点に広げた。 このまま試合を締めたい鹿島は、柴崎岳を投入して後半アディショナルタイムへ。意地を見せる横浜FMは、途中出場の植中朝日がクロスに合わせて1点差に詰め寄るが、追いつくには至らず試合終了。逆転勝利の鹿島はリーグ4連勝、8試合負けなしとした。 鹿島アントラーズ 3-2 横浜F・マリノス 【鹿島】 鈴木優磨(後12) 濃野公人(後29) 関川郁万(後39) 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(前10) 植中朝日(後45+4) <span class="paragraph-title">【動画】決勝点となった鹿島DF関川郁万のヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>鹿島伝統のセットプレーから強烈ヘッド!<br>\<br><br>樋口雄太のフリーキックからドンピシャヘッド<br>で合わせた関川郁万のゴールで<br>鹿島が2点のリードを広げる!<br><br>明治安田J1リーグ第17節<br><PICK UP MATCH>鹿島×横浜FM<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島横浜FM</a> <a href="https://t.co/nLDjwl71ht">pic.twitter.com/nLDjwl71ht</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1796813207304077485?ref_src=twsrc%5Etfw">June 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.01 17:18 Sat

【J1注目プレビュー|第17節:鹿島vs横浜FM】J1しかしらない“オリジナル10”が国立で激突! 波に乗る鹿島か、再出航の横浜FMか

【明治安田J1リーグ第17節】 2024年6月1日(土) 15:00キックオフ 鹿島アントラーズ(2位/32pt) vs 横浜F・マリノス(13位/20pt) [国立競技場] <span class="paragraph-subtitle">◆勢いに乗り4連勝へ!【鹿島アントラーズ】</span> 前節はアウェイで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、0-3で快勝。3連勝に伸ばし、引き分けを挟んで6連勝となった。 7戦負けなしと波に乗っている鹿島は首位のFC町田ゼルビアに勝ち点差「3」に迫る2位。久しぶりのリーグタイトルに向けて着々と歩みを進めている。 “オリジナル10”としてJ1以外を知らない残された2チーム。鹿島としては現在4連敗中の相手を迎えることに。どうしても勝ちたい相手と言えるだろう。 近年はタイトルを争う相手に勝つことが、自分たちがタイトルに近づく道。充実感も出てきたチームが、3年ぶりに横浜FM相手の勝利を掴み取れるか。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:早川友基 DF:濃野公人、植田直通、関川郁万、安西幸輝 MF:知念慶、佐野海舟 MF:師岡柊生、名古新太郎、仲間隼斗 FW:鈴木優磨 監督:ランコ・ポポヴィッチ <span class="paragraph-subtitle">◆ただ上を目指し勝利を重ねる【横浜F・マリノス】</span> AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝で惨敗に終わった傷が心配だった中、柏レイソル相手に前節は4-0で完勝。決意を新たにしたチームは、気迫にあふれていた。 エースのアンデルソン・ロペスはハットトリックを達成。チームとして、悔しさをしっかりと消化し、自分たちの力に昇華させていることが感じられた。 気になるのはコンディション。連戦が続く中で、この先の代表ウィークを考えれば、ここを良い形で乗り越えたい。連勝で休暇に入りたいところだ。 舞台は国立競技場。開幕戦で1度立ったピッチに再び立つこととなる。現在4連勝中の相手に、しっかりと強さを見せつけられるか。ベストな状態のメンバーを選定するハリー・キューウェル監督の采配にも注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:飯倉大樹 DF:加藤蓮、上島拓巳、エドゥアルド、永戸勝也 MF:植中朝日、喜田拓也、渡辺皓太 FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、宮市亮 監督:ハリー・キューウェル 2024.06.01 11:20 Sat

横浜FMがカビの生えた焼きそば販売を謝罪…3日前に廃棄すべきものを誤って販売「再発防止に努めてまいります」

横浜F・マリノスは30日、カビの生えた商品を販売していたことを謝罪した。 クラブの発表によると、29日に行われた明治安田J1リーグ第9節延期分の柏レイソル戦で事象が発生。スタジアム内の飲食店、バックスタンドにある「肉バルMINATO」が販売していた焼きそば(1個600円)にカビが発生していたという。 報告によると、販売されていた焼きそばには5月26日(日)に廃棄するべき売れ残り商品11個が含まれていたとのこと。店舗内の保管用発泡スチロール製の箱の中に廃棄されずに保管されていた。 保管した発泡スチロール製の箱が販売用の商品を保管するものと類似していたことで、29日の店舗アルバイトスタッフがご認識。販売するものとして3個を販売してしまったという。 商品を購入した3名の購入者から売店へ申し出があり事象が発覚。全て回収した上で、残りの8個も廃棄処分したという。なお、1名が少量を口にしていたため、クラブは健康状態を継続して確認するとのこと。30日時点では健康状態に異常がないとのことだ。 今後の対策としては、日産スタジアムより、当該売店への検品の指導を徹底。また、今回の事案を日産スタジアム全場内売店で共有し、管理の徹底を図るとのことだ。 クラブは「当該商品をお買い求めいただきましたお客様におかれましては多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。横浜マリノス株式会社としましては、施設管理および場内売店の運用を行う日産スタジアムと共にこの度の事態を重く受け止め、お客さまに安心して商品をご購入いただけますよう再発防止に努めてまいります」と謝罪している。 2024.05.30 20:10 Thu

J1の関連記事

「何もできなくて悔しい」筑波大学戦で脛骨骨折の町田MF安井拓也が心境綴る「今出来ることをやります」

FC町田ゼルビアのMF安井拓也が、負傷した心境を綴った。 安井は12日に行われた第104回天皇杯2回戦の筑波大学戦に出場。負傷交代していた。 町田は13日、安井について負傷状況を報告。右脛骨骨幹部骨折と診断され、全治は明かされていなかった。 安井は自身のX(旧ツイッター/@ta1121kuya)を通じて、現在の心境を綴っている。 ーーーーー 自分自身の今の立場、コンディション含めて絶対に結果を出そうと思ってました 怪我した今、何もできなくて悔しいです 余裕があればこうなってないかもしれないと思うと、まだまだ強くなれるなと感じます 大好きなサッカーを1日でも早く出来るように、今出来ることをやります ーーーーー 今シーズンの安井は、明治安田J1リーグで8試合、YBCルヴァンカップデ2試合1得点、天皇杯は筑波大学戦で先制ゴールを記録していたが、その直後に交代していた。 これにはクラブOBの鄭大世氏も「脛骨骨折はえぐい!」とコメント。ファンは「早く回復をお祈りします」と、復帰を願う声を寄せていた。 <span class="paragraph-title">【SNS】安井拓也がケガをした今の心境を綴る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">自分自身の今の立場、コンディション含めて絶対に結果を出そうと思ってました<br><br>怪我した今、何もできなくて悔しいです<br>余裕があればこうなってないかもしれないと思うと、まだまだ強くなれるなと感じます<br><br>大好きなサッカーを1日でも早く出来るように、今出来ることをやります <a href="https://t.co/Z6iE5FODDW">https://t.co/Z6iE5FODDW</a></p>&mdash; 安井 拓也 (@ta1121kuya) <a href="https://twitter.com/ta1121kuya/status/1801071222551376104?ref_src=twsrc%5Etfw">June 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.13 20:55 Thu

町田にさらなる負傷者…FWナ・サンホがじん帯損傷、FWデュークが肉離れと診断、天皇杯・筑波大学戦で4名が負傷離脱

FC町田ゼルビアは13日、FWナ・サンホ、オーストラリア代表FWミッチェル・デュークの負傷を発表した。 共に12日に行われた第104回天皇杯2回戦の筑波大学戦で負傷したとのことだ。 ナ・サンホは、左足関節じん帯損傷、前距腓じん帯損傷、三角じん帯損傷と診断されたとのこと。デュークは、左大腿二頭筋肉離れと診断された。 ナ・サンホは、今シーズンの明治安田J1リーグで12試合に出場し2得点、デュークは15試合に途中出場し2得点を記録していた。 筑波大学戦では、試合後に黒田剛監督が相手のラフプレーに対して苦言を呈していた中、MF安井拓也が右脛骨骨幹部骨折、DFチャン・ミンギュが左鎖骨骨折と診断されており、合わせて4名の選手の負傷離脱が発表されることとなった。 2024.06.13 18:55 Thu

浦和がファン・サポーターにお願い…遠征時のファン対応に「ご遠慮くださいますようお願い申し上げます」、今季は複数クラブが禁止の声明

浦和レッズは13日、「チームの遠征時に関するお願い」としてファン・サポーターへ呼びかけを行った。 今シーズンは、横浜F・マリノス、ブラウブリッツ秋田、サンフレッチェ広島、FC東京などがすでに声明を発表している通り、移動時や滞在先のホテルなどでの執拗なつきまとい行為に対して注意喚起がなされ、公共施設でのファン対応を行わないとしてきた。 そんな中、浦和も同様の事象について声明を発表。遠征時には声掛けなどをしないようにお願いした。 「選手およびチームスタッフが遠征を行う際の、ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションについてお願いがございます」 「遠征時に利用する、公共交通機関(駅、空港等)やホテル等の公共施設、およびその周辺において、選手やスタッフがサインや写真撮影を求められる場面が見受けられます」 「みなさまご承知の通り、公共交通機関や公共施設は他のお客様もご利用になられており、そうした行為は他の利用者の方々や従業員のみなさまへのご迷惑に繋がる可能性があるほか、選手、スタッフ、およびファン・サポーターのみなさまの安全面への懸念もございますため、今後はご遠慮くださいますようお願い申し上げます」 「なお、大原サッカー場でのファンサービスの実施につきましては、引き続き弊クラブ内にて検討を行ってまいります」 「本発信以前より、選手、チームスタッフ、そして公共交通機関や公共施設のご利用者様等へのご配慮から、サインや写真撮影を自重してくださっていたファン・サポーターのみなさまには、この場をお借りしまして心より感謝を申し上げます」 「またこれまで、遠征時に選手やチームスタッフにサインや写真撮影を求められていたみなさまにおかれましては、そうした行為が悪意に基づくものでは無いことを私どもも重々承知いたしておりますが、上記理由をご勘案の上、何卒ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます」 禁止とは発表せず、ファン・サポーターの配慮に任せる形となった浦和。クラブのことを思っての普段のサポートなのであれば、しっかりと耳を傾けてくれるはずだろう。 2024.06.13 18:45 Thu

鳥栖のベテランGK岡本昌弘が左下腿三頭筋肉離れ…全治8週間

サガン鳥栖は13日、GK岡本昌弘の負傷を報告した。 岡本は5日に行われたトレーニング中に負傷。検査の結果、左下腿三頭筋肉離れと診断されたとのことだ。全治は8週間の見込みとなっている。 41歳のベテランGKである岡本は、ジェフユナイテッド千葉や愛媛FCでのプレーを経て2022年に鳥栖へ完全移籍。今シーズンは明治安田J1リーグで5試合にベンチ入りするも、公式戦出場はない状況だった。 2024.06.13 17:00 Thu

日本代表DF毎熊晟矢が海外移籍のためC大阪を離脱…メディカルチェック後に正式契約へ

セレッソ大阪は13日、日本代表DF毎熊晟矢(26)のチーム離脱を発表した。 クラブの発表によると、毎熊は海外クラブへ移籍する可能性があるとのこと。移籍の準備の為にチームを離脱することとなるという。 なお、今後は現地でメディカルチェックを受け、その後に正式契約となるという。 毎熊は、東福岡高校、桃山学院大学と進学し、2020年にV・ファーレン長崎でプロ入り。右サイドバックにコンバートされると、レギュラーに定着し攻撃面でも活躍。2シーズンでJ2通算74試合6得点を記録した。 2022年にC大阪に完全移籍。2シーズンでJ1通算59試合4得点を記録すると、2023年9月に日本代表初招集。右サイドバックのポジションを掴むと、2024年のアジアカップのメンバーに選出されていた。 今シーズンはキャプテンも務め、明治安田J1リーグで15試合に出場していた。 2024.06.13 11:55 Thu

記事をさがす

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly