なでしこ海外勢奮闘!杉田妃和が決勝点となるリーグ戦4点目をマーク

2022.07.30 15:05 Sat
Getty Images
ポートランド・ソーンズFCに所属するなでしこジャパンのMF杉田妃和の左足がチームを勝利に導いた。現地時間29日に行われたナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)、ポートランドはアウェイでレーシング・ルイビルFCと対戦した。

7分にアメリカ代表FWソフィア・スミスのソロゴールで先制したものの、29分にはジェフユナイテッド市原・千葉レディースでもプレーしたMFアレックス・チディアックに見事なライン際でのドリブルから同点弾を許してしまう。
後半の立ち上がりは守勢の時間もありながら同点で迎えた74分、均衡破ったのはなでしこのレフティーだった。

敵陣までボールを運んだ杉田は中央のコスタリカ代表FWラケル・ロドリゲスに預けて自らはさらに前線へ。ポートランドは右への大きな展開から横パスをつないで再び中央を使うと、ボックス手前からラケル・ロドリゲスが左足のミドルシュート。これはGKにはじかれるも、こぼれ球を狙って誰よりも早く動きだしていた杉田が左足で流し込んだ。
ポートランドの公式SNSも「HinaHiveはどこにいる?」と紹介。中盤からゴール前まで顔を出した神出鬼没ぶりを、献身的なミツバチに例えたか、あるいは巣(ポジション)はどこかと感嘆したか。

終盤には一対一のピンチを迎えたポートランドだが、GKベラ・ビクスビーのファインセーブによってリードを死守。杉田のゴールが決勝点となり、9試合無敗で暫定ながらも首位に立っている。

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