「神に感謝する」17年前の優勝を知る伝説のMFホアキンが涙「最近溜め込んでいた感情から…」

2022.04.24 11:37 Sun
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レアル・ベティスのMFホアキン・サンチェスが、コパ・デル・レイの優勝を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。23日、コパ・デル・レイ決勝のベティスvsバレンシアが行われた。2004-05シーズン以来3度目の優勝を目指すベティスと、2018-19シーズン以来9度目の優勝を目指すバレンシアの対戦。慎重な入りを見せた中、先にスコアを動かしたのはベティスだった。

11分、ボルハ・イグレシアスがゴールをこじ開けて先制。しかし、バレンシアも30分にウーゴ・ドゥロがゴールを奪い同点に追いつく。
互いに譲らないまま試合は進み、延長戦へ。延長戦では互いに崩せず、PK戦にもつれ込むと、互いに3人目まで全員が成功。しかし、4人目のキッカーでは先攻のバレンシアのユヌス・ムサが枠の右に外してしまい痛恨の失敗。ベティスはミスなく、5-4で勝利。17年ぶりの優勝を遂げた。

この試合でベンチスタートとなったホアキンは、86分から途中出場。PK戦でも2人目のキッカーを務めて成功させ、見事に優勝に貢献した。
ホアキンは、17年前の優勝を知るレジェンド。さらに、対戦相手のバレンシアでもコパ・デル・レイのタイトルを獲得しており、様々な感情が渦巻く一戦となった。

試合後に涙したことについてホアキンは「涙は最近溜め込んでいた感情から来ている。それが内面化するのだから、涙が出るのは当たり前だ。こんなにも美しいカップをもう一度勝ちたいと、みんなが思っていた」と、多くの想いを持って臨んだ試合だったと振り返った。

チームの成功については「今年だけでなく。数年前から徐々に目標を達成し、チームを改善してきたことが、今シーズンに繋がっていると思う。携わった人たちは、みんな値する」と、ここ数年積み上げてきた成果だとコメント。一方で古巣に対しても「バレンシアのみんなにもおめでとうと言いたい。結局。PK戦は僕たちにとっては宝くじみたいなものであり、僕たちもそれに値した」と、最後は運が分けたと語った。

多くのファンが集まった一戦。17年ぶりにタイトルをもたらせたことについては「また、家にいるようなものだから、とても幸せだ。セビージャの全ての人々に贈ることができたこと、神に感謝する」と語り、幸せを噛み締めた。

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「なぜ、もっと一生懸命戦わなかったのか」、ベティスで躍動するイスコがマドリー最終年の姿勢を自己批判

レアル・ベティスの元スペイン代表MFイスコは、レアル・マドリーでの自身のラストシーズンでの振る舞いを後悔している。 イスコは、2013年から2022年まで通算9年に渡ってマドリーに在籍。その間に通算353試合出場53ゴール57アシストを記録し、ラ・リーガ優勝3回、チャンピオンズリーグ優勝5回など計19ものタイトルに恵まれた。 しかし、2021-22シーズンに第二次政権を発足させたカルロ・アンチェロッティ監督の下ではプレー機会を得られず、構想外の扱いとなった。その後、クラブを離れたイスコはセビージャでの短期間のプレーを経て、今シーズンから恩師マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるベティスへ加入。開幕から本来のパフォーマンスを取り戻し、前半戦のベストプレーヤーの一人となった。 昨年10月のスペイン『Canal Sur Radio』でのインタビューで、苦しんだマドリーでのラストシーズンについて語っていた元スペイン代表MFは、スペイン『Movistar』で再び当時を回想。 前回のインタビューでは恨み節のようなトーンだったが、今回のインタビューでは「なぜ、もっと一生懸命戦わなかったのか」と当時の姿勢を自己批判している。 「一番後悔している」 「今、そう言えるのは、長い時間が経ち、子供のころのようにフットボールを楽しんでいる自分が戻ってきたからだ。(当時は)自分が被害者のように感じていたけど、実際はそうではなかった。無責任に他人を責めていただけだったと思う」 「振り返ってみると、なぜ自分はもう一歩踏み出して、もっと一生懸命戦わなかったのかと思うよ。その瞬間、自分自身を証明し、プレーし、チームメイトの代わりにプレーするという熱意を少し失っていたことが分かった。少し落ち込んでしまい、状況を好転させる精神的な強さがなかったと思う」 “覆水盆に返らず”でマドリーでの最後の日々は決して戻ってこないが、自身の過去の過ちを認める精神的な余裕、強さを手にしたイスコの今後の活躍に大きな期待が懸かるところだ。 2024.01.24 23:46 Wed
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人材輩出ウクライナのNEXTブレイク? インテル注視の22歳ヴァナトにレアル・ソシエダなども関心か

ディナモ・キーウのウクライナ代表FWヴラディスラフ・ヴァナト(22)に対する欧州5大リーグの関心が高まっているようだ。 近年優秀な人材を次々と輩出するウクライナにおいて、“次はこの男か?”と、にわかに注目が高まっているストライカー、ヴァナト。 ディナモ・キーウの下部組織から武者修行を経て、現在はトップチームのエース。過酷な環境下でのプレーを強いられるウクライナ1部において、昨季27試合14得点で得点王だ。 ウクライナ代表では、昨夏の国際親善試合・ドイツ代表戦で初キャップを獲得し、そこから通算7キャップ。初ゴールはお預けとなっているが、ユーロ2024のメンバーに名を連ねた。 ここ最近、インテルがヴァナトに関心を寄せていると伝えられ、同クラブを含めたイタリアの複数クラブが昨季、戦火のウクライナへスカウトを派遣していたことも判明している。 ヴァナトの市場価値は推定1000万ユーロ(約15.9億円)で、ウクライナ『24』によると、スペインからレアル・ソシエダとレアル・ベティスもヴァナトへの関心を高めているとのこと。 ソシエダはロシア代表MFアルセン・ザハリャンが所属しているだけに、「ウクライナ人はソシエダを選ばない」というのが『24』の見立てだが、いま関心が高まっているヴァナトだ。 <span class="paragraph-title">【動画】左利きヴァナトの地を這うミドル...シュートレンジも広い点取り屋</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="uk" dir="ltr">Владислав Ванат красивим дальнім пострілом зрівняв рахунок <a href="https://twitter.com/hashtag/Football?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Football</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UPL?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UPL</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/Goals?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Goals</a> <a href="https://t.co/8VwmeSfJgZ">pic.twitter.com/8VwmeSfJgZ</a></p>&mdash; Телеканал Setanta Sports Ukraine (@SetantaUkraine) <a href="https://twitter.com/SetantaUkraine/status/1654102468832182274?ref_src=twsrc%5Etfw">May 4, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.26 19:25 Mon

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