「今日はエイプリルフールか?」C・ロナウドが就任希望と報道のルイス・エンリケ監督、ユナイテッド着任の噂を一蹴

2021.11.22 18:04 Mon
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スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官就任の噂を一蹴した。スペイン『マルカ』がコメントを伝えている。

ユナイテッドは21日、成績不振に苦しむオーレ・グンナー・スールシャール監督の解任を発表。後任が決まるまではマイケル・キャリック氏が指揮を執ることも併せて発表された。

次期指揮官候補としてはパリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督やアヤックスのエリック・テン・ハグ監督、かつてレアル・マドリーを率いたジネディーヌ・ジダン氏などの名前が挙がっている。
そのなかでイギリス『スカイ・スポーツ』は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがエンリケ監督の就任を熱望していると報道。しかし、間髪入れず51歳はこの噂を真っ向から否定した。

「今日はエイプリルフールか?」
「私が本当に望んでいるのは、スペイン代表を率いることだ。5000人の中から代表を選出することができるのだ。私は必要な選手をすべて擁している。これよりすばらしいことがあるというのか?」

「私は今いる場所にとても満足している」

今月行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選にてスペインを12大会連続16度目の本選出場へと導いたばかりのエンリケ監督。突然のユナイテッド就任が視野にないのは明々白々のことと言えるだろう。

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ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに

EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu

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