三笘薫が今季初アシスト! ブライトンがJ・ペドロの後半AT弾でユナイテッドに競り勝って開幕2連勝【プレミアリーグ】

2024.08.24 22:32 Sat
三笘薫も今季初アシストで勝利に貢献
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三笘薫も今季初アシストで勝利に貢献
プレミアリーグ第2節、ブライトンvsマンチェスター・ユナイテッドが24日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが2-1で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は90分までプレーした。
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ブライトンはエバートンとのアウェイ開催の開幕戦を三笘のオープニングゴールなどで3-0の快勝。31歳の青年指揮官ヒュルツェラーの初陣を飾った。ホーム開幕戦で連勝を狙った難敵相手の一戦では前節から先発1人を変更。ベンチ外のヴァイファーに代えてギルモアを起用。三笘は引き続き左ウイングに入った。一方、フルアムとの開幕戦をザークツィーのデビューゴールで1-0と制したユナイテッド。攻守に課題は残したものの、タフな初戦を白星で飾った。2連勝を狙うアウェイゲームでテン・ハグ監督は初戦と全く同じスタメンを採用。ブルーノ・フェルナンデスが最前線に入った。
互いにGKからショートパスを繋いで丁寧に攻撃を組み立てるなか、序盤は高い位置でプレスをかけ合うアグレッシブな展開に。10分過ぎには左サイドのスペースへ抜け出したダロトの正確なクロスに反応したアマド・ディアロがファーで左足ボレーを狙うが、枠を捉え切れない。

相手の出方を確認した後は立ち位置、ボールの動かし方に変化を加えつつ、セカンドボールやルーズボールと偶発なプレーをきっかけに局面の打開を図る両チームは睨み合いの攻防を続けていく。27分にはセットプレーの二次攻撃からダロトがミドルシュートを狙うが、これも枠を外れる。
以降も戦術的な駆け引きと球際のバトルが強調される一進一退の攻防が繰り広げられると、ここまでアタッキングサードで苦戦していたホームチームがワンチャンスを活かしてゴールをこじ開ける。

32分、右サイドでタメを作ってジョアン・ペドロが低弾道の高速クロスを入れると、ファーに流れたボールを回収した三笘がGKとディフェンスラインのスペースへ絶妙なグラウンダークロスを供給。これをウェルベックが足を投げ出して押し込み、古巣相手にクラブキャリア通算100ゴール目を叩き込んだ。

三笘の今季初アシストで均衡が破れると、ユナイテッドも一気に攻撃のギアを上げる。失点直後にはアマドの左足クロスに反応したラッシュフォードが連続シュートでゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定で同点ゴールは認められず。その後も攻め合った両者だが、ホームチームの1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半に入って先に動いたのはユナイテッド。マウントを下げてザークツィーを最前線に投入し、ブルーノをトップ下に下げた。ただ、入りはホームチームが主導権を握り、51分にはジョアン・ペドロの鋭い中央突破からボックス内に飛び出したミルナーにビッグチャンスも、ここはダロトの見事なゴールカバーに阻まれた。

何とか立ち上がりの守勢を凌いだユナイテッドは後半最初のチャンスをゴールに結びつける。60分、マズラウィの縦パスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出したアマドがそのままドリブルでボックス内に侵入。カットインから左足を振り抜くと、枠を捉えたシュートが相手DFにディフレクトしてゴールネットに突き刺さった。

この同点ゴールによってイーブンな展開に持ち込んだアウェイチームは直後の65分にラッシュフォードを下げてガルナチョを投入。すると、70分には右サイドでのパス交換からボックス右に持ち込んだブルーノの折り返しをファーにフリーで走り込んだガルナチョが左足シュート。ゴールライン付近でザークツィーがヒザで触ったボールがゴールネットを揺らす。

だが、逆転ゴールかに思われたこのシュートはVARのレビューの末にゴールラインを割らずにオフサイドポジションで触ったオランダ代表FWのオフサイドを取られてゴール取り消しに。

珍しい形でゴールが取り消され、1-1の均衡が維持された試合はここから膠着状態に。互いに選手交代で変化を加えながら勝ち越しゴールを目指していくが、相手の集中した守備を前に決定機まで持ち込めず。

90分には互いに最後の交代機会を使い、ブライトンは三笘らを下げてデビュー戦となるリュテールにアディングラらを投入。すると、7分が加えられた後半アディショナルタイムに劇的ゴールが生まれる。

95分、右CKの二次攻撃からボックス付近で細かく繋いでゴール左のアディングラにボールが渡ると、カットインからのシュートではなくファーで浮いたジョアン・ペドロへのクロスを選択。そして、柔らかなクロスをブラジル代表FWが冷静に頭で左隅に流し込んだ。

この直後に試合はタイムアップを迎え、ユナイテッドとの接戦を見事にモノにしたブライトンが開幕2連勝を達成した。

ブライトン 2-1 マンチェスター・ユナイテッド
【ブライトン】
ダニー・ウェルベック(前32)
ジョアン・ペドロ(後50)
【マンチェスター・ユナイテッド】
アマド・ディアロ(後15)





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「チームのアイコンですなぁ」 ブライトン本拠地で三笘薫のビッグフラッグ! 現地サポーター掲げる姿に「愛されてるな」

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのホーム戦で日本代表MF三笘薫のビッグフラッグが登場した。 2022年夏にベルギーでのレンタルが終わり、ブライトンでのキャリアをスタートさせた三笘。今季から指揮を執るファビアン・ヒュルツェラー監督からも主力に計算され、プレミアリーグ開幕から全4試合で先発が続く。 今週末のイプスウィッチ・タウン戦では勝ち切れず、2戦連続ドローの0-0に終わったが、試合前の選手入場時時に三笘の顔が描かれたビッグフラッグが登場。この夏に来日した際の2試合でも掲げられた。 これはブライトンの公式ファンクラブ『東京シーガルス』がクラウドファンディングで資金を募り、今夏のジャパンツアーに合わせて作成されたもの。海を渡って遠くのイングランド、しかもブライトンの本拠地でも現地サポーターによって掲げられ、クラブも公式Xでその当時の写真をアップした。 SNS上では「AMEXで見れて嬉しいよ」「すげー」「愛されてるな」「日本の誇りすぎる」「チームのアイコンですなぁ」などとの声が上がっている。 <span class="paragraph-title">【画像】三笘薫のビッグフラッグが遠くイングランドに渡る! 本拠地でも掲げられる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Underway again against Ipswich, attacking the North Stand. Come on Albion! <a href="https://t.co/vJgjvBQejo">pic.twitter.com/vJgjvBQejo</a></p>&mdash; Brighton &amp; Hove Albion (@OfficialBHAFC) <a href="https://twitter.com/OfficialBHAFC/status/1834971978412835301?ref_src=twsrc%5Etfw">September 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.15 15:55 Sun
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三笘薫欠場のブライトン、ウルブスとの打ち合いを制して4回戦進出を決める!【EFL】

三笘薫の所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンは18日、EFL(カラバオ)カップ3回戦でウォルバーハンプトンと対戦し3-2で勝利した。三笘はベンチ入りも出場機会はなかった。 リーグ戦2試合ドロー中のブライトンは、ゴールレスに終わった直近のイプスウィッチ戦からスタメンを大幅8人変更。三笘やウェルベック、ダンク、GKフェルブルッヘンらに代えてファーガソンやエンシソ、アディングラ、エストゥピニャンらをスタメンで起用した。 リーグ戦未勝利の続くウルブスに対し、ブライトンは14分に先制する。素早い攻守の切り替えを見せたバレバが敵陣でジョアン・ゴメスからボールを奪うと、ボックス右手前から左足一閃。狙いすましたミドルシュートがゴール左隅に吸い込まれた。 先制に成功したブライトンは、23分にもサイドチェンジのパスカットからカウンター。エストゥピニャンの縦パスをボックス手前で受けたファーガソンが絶妙なターンからゴールエリア左まで侵入。縦への仕掛けからシュートを放つと、ゴール前のミンテが押し込んだが、これはオフサイドの判定でゴールは取り消された。 追加点のチャンスを逃したブライトンだったが、31分にもチャンス。ウェブスターのサイドチェンジを左サイドで受けたアディングラがドリブルで中央に切り込むと、ボックス手前から右足一閃。このシュートがゴール右隅に突き刺さった。 ハーフタイムにかけては一進一退の展開が続いたが、ブライトンは44分に失点する。左サイドを持ち上がったドハーティがロドリゴ・ゴメスとのパス交換でボックス左深くまで侵入しマイナスに折り返すと、最後はゲデスがゴール右にシュートを流し込み、2-1で前半を終えた。 迎えた後半、立ち上がりから拮抗した時間が続くなか、ブライトンは63分にファーガソンとバレバを下げてウェルベックとヴァイファーを投入。しかし、直後の65分にピンチ。ロドリゴ・ゴメスのパスでボックス右横に抜け出したネウソン・セメドのクロスをGKスティールが弾くとDFウェブスターに当たったボールが枠に飛んだが、最後はカバーに戻ったヒンシェルウッドがクリアし難を逃れた。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、ブライトンは85分に待望の追加点を奪う。左サイドを持ち上がったアディングラのラストパスを受けたウェルベックがボックス左からシュート。これはGKジョゼ・サに弾かれたが、こぼれ球をカディオグルが押し込んだ。 後半追加タイムに不要なミスからドイルに1点を返されたブライトンだったが、カディオグルのゴールで逃げ切り、3-2で勝利。4回戦へ駒を進めている。 ブライトン 3-2 ウォルバーハンプトン 【ブライトン】 カルロス・バレバ(前14) シモン・アディングラ(前31) フェルディ・カディオグル(後40) 【ウォルバーハンプトン】 ゴンサロ・ゲデス(前44) トミー・ドイル(後46) 2024.09.19 05:50 Thu
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【プレミアリーグ第5節プレビュー】シーズン序盤の頂上決戦! 初勝利目指す鎌田がユナイテッドと激突

先週末に行われた第4節ではマンチェスター・シティが唯一の開幕4連勝を飾った一方、ホームで格下相手に敗れたリバプールの連勝がストップ。後続ではノースロンドン・ダービーを制したアーセナル、連勝のニューカッスルが勝ち点2差で絶対的王者を2ポイント差で追走している。 チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズが開幕し、来週にはヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズも開幕を迎えるなかで開催される第5節。 今節は2シーズン連続で熾烈なタイトルレースを繰り広げるマンチェスター・シティとアーセナルの頂上決戦が最注目カードだ。 絶好調のエースFWハーランドの2ゴールの活躍によってブレントフォードに2-1の逆転勝ちを収めて開幕4連勝を達成したシティ。ただ、ミッドウィーク開催のCLではインテルとのホームゲームで試合をコントロールしながらも相手の堅守に手を焼いてゴールレスドロー。今季初の無得点と共に白星スタートを逃した。また、同試合ではMFデ・ブライネが軽傷を負い、試合に絡める可能性は残されているが、今回の大一番に向けて不安材料となっている。 対するアーセナルは前節、MFライスのサスペンションにMFウーデゴール、DFジンチェンコ、MFメリーノ、DFカラフィオーリら複数のメンバーを欠く中でトッテナムとのダービーに臨むも、DFガブリエウがセットプレーで挙げた虎の子の1点を見事な堅守で守り抜いて1-0の勝利。重要なアウェイ3連戦の初戦を勝負強く勝ち切った。しかし、ウーデゴールの長期離脱が明かされたなかで臨んだCLアタランタ戦では守護神ラヤのPKストップを含む圧巻の連続セーブで最低限のゴールレスドローに持ち込んだものの、相手の強度の高いマンツーマン守備に苦戦。攻撃面の停滞と共に激しい消耗を強いられ、中2日での大一番を迎えることになった。 そのライバル2チームの取りこぼしを期待しつつ、バウンスバックの白星奪還を図るリバプールは、前節チェルシーを苦しめた曲者ボーンマスとのホームゲームに臨む。前節はインターナショナルマッチウィーク明け初戦特有の難しさに加え、完璧なゲームプランを遂行したノッティンガム・フォレストにロングカウンター一発で屈し、要塞アンフィールドで今季初黒星を喫した新生レッズ。それでも、直近のCLではミラン相手に立ち上がりに先制点を奪われる難しい展開を強いられたが、以降は攻守両面で相手を圧倒。DFコナテとDFファン・ダイクのセンターバックコンビの2ゴールで試合を引っくり返し、敵地で3-1の逆転勝利。しっかりとリバウンドメンタリティを示した。ターンオーバーを嫌うスロット監督の志向もあり、プレー強度が高いチェリーズ相手にコンディション面が唯一の懸念材料とはなるが、ミラン戦のようなパフォーマンスができれば、フォレスト戦と同じ轍を踏む可能性は低い。なお、MF遠藤航は引き続きベンチスタートが濃厚だ。 ウォルバーハンプトン相手に2-1の逆転勝利を収め、3勝1分けの好スタートを切ったニューカッスルはフルアムと対戦。UEFAコンペティション出場を逃したものの、昨季と同水準の選手層を誇るチームは中盤、前線を中心にタイプが異なる多士済々のタレントを揃えており、簡単には崩れない安定感を見せており、この試合で3連勝の可能性は高いか。 MF鎌田大地を擁するクリスタル・パレスは待望の今季初勝利を目指してマンチェスター・ユナイテッドをホームで迎え撃つ。昨季終盤の快進撃によって躍進が期待された今季だが、ここまでは2分け2敗と苦戦。レスター・シティとの前節は昇格組相手に土壇場で2点差を追いついてドローに持ち込むのが精いっぱいだった。そのなかで途中出場で流れを変えた鎌田は直近のEFLカップのQPR戦でMFエゼの決勝点をアシストするなど良い状態を維持しており、リーグ初勝利を懸けた強豪との一戦ではスタートからの起用を期待したい。また、火力不足の攻撃では前節2ゴールのFWマテタと共にQPR戦で加入後初ゴールを挙げたFWエンケティアの活躍に注目だ。 対するユナイテッドは前々節のリバプール戦の大敗でテン・ハグ監督の去就が騒がしくなったが、前節のサウサンプトン戦では守護神オナナのPKストップで流れを引き寄せると、DFデ・リフトの初ゴールにFWラッシュフォードの久々のゴールなどで3-0の快勝。続くEFLカップではバーンズリー相手にラッシュフォード、FWガルナチョ、MFエリクセンの2ゴール共演で7-0の圧勝。きっちりバウンスバックを果たした。FWホイルンド、MFマウントも戦列復帰となるパレス戦では今季初のリーグ連勝を狙う。 前節、ボーンマスにしぶとく1-0と勝ち切ったチェルシーはウェストハムとのロンドン・ダービーで今季初の連勝を狙う。チェリーズ戦はボールこそ握ったものの守勢を強いられた中、守護神ロベルト・サンチェスのPKストップを含む再三好守に、途中出場のFWエンクンクの土壇場ゴールで勝ち切ったマレスカのチーム。引き続き右サイドバックを中心に離脱者も出ている中、開幕スロースタートもタレントが揃う難敵ハマーズ相手にしっかりとしたパフォーマンスを見せられるか。 MF三笘薫を擁するブライトンはリバプール撃破で勢いに乗るノッティンガム・フォレスト相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙う。前節は昇格組イプスウィッチ・タウン相手に主導権を握りながらも、三笘らが決定機を逃すなどアタッキングサードの精度を欠いて痛恨のゴールレスドロー。アーセナル戦に続く2試合連続ドローとなった。直近のEFLカップではウォルバーハンプトン相手に三笘ら主力を温存し、DFカディオグルの加入後初ゴールなどで3-2と競り勝ったが、内容面では課題を残している。ソリッドな守備が印象的なフォレスト攻略に向けては三笘らアタッカー陣の奮起が求められるところだ。 ニューカッスル、アーセナル相手の連敗で厳しい序盤戦を過ごすトッテナムはシティ相手に善戦した曲者ブレントフォード相手に3試合ぶりのリーグ白星を目指す。開幕からの4試合では常にボールの主導権を握り、チャンスの数でも相手を上回るものの、型にこだわりすぎる崩しの問題や決定力の悪さ、耐えるべきところで耐え切れない勝負弱さによって勝ち点を取りこぼす試合が続く。直近のEFLカップでは大幅なターンオーバーを敢行した末、2部のコヴェントリー・シティ相手に大苦戦。後半終盤のDFスペンス、FWブレナン・ジョンソンの連続ゴールで何とか2-1の逆転突破を決める体たらくだった。ポステコグルー監督は低調な内容の中での勝利への執念を評価したが、その泥臭い勝利をきっかけに浮上のきっかけを掴めるか。 DF菅原由勢を擁するサウサンプトンは開幕4戦全敗と泥沼の状況が続く中、イプスウィッチとの昇格組対決で初勝利を目指す。4バックへのシステム変更によって、より持ち味を活かしやすい状況となった日本代表DFはPK戦の末に勝ち上がったEFLカップのエバートン戦では完全休養を与えられており、スタメン復帰となるこの一戦でチームを勝利に導く活躍を期待したい。 その他では今季もトップ4争いにがっちりと絡みそうな好調アストン・ビラと初勝利を目指すウォルバーハンプトンの一戦。セインツと同様に開幕全敗のエバートンとプレミア復帰後初勝利狙うレスターの直接対決が行われる。 《プレミアリーグ第5節》 ▽9/21(土) 《20:30》 ウェストハム vs チェルシー 《23:00》 アストン・ビラ vs ウォルバーハンプトン フルアム vs ニューカッスル レスター・シティ vs エバートン リバプール vs ボーンマス サウサンプトン vs イプスウィッチ トッテナム vs ブレントフォード 《25:30》 クリスタル・パレス vs マンチェスター・ユナイテッド ▽9/22(日) 《22:00》 ブライトン vs ノッティンガム・フォレスト 《24:30》 マンチェスター・シティ vs アーセナル 2024.09.21 12:00 Sat
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三笘薫がフル出場のブライトンvsフォレストのリーグ無敗対決は互いに譲らずドロー決着【プレミアリーグ】

三笘薫の所属するブライトン&ホーヴ・アルビオンは22日、プレミアリーグ第5節でノッティンガム・フォレストと対戦し2-2の引き分けに終わった。三笘はフル出場している。 今季公式戦」無敗を続けるブライトンは、ミッドウィークに行われたEFLカップ3回戦のウォルバーハンプトン戦からスタメンを7人変更。ファーガソンやエンシソ、ウェブスター、GKスティールらに代えて三笘やウェルベック、ファン・ヘッケ、GKフェルブルッヘンらをスタメンで起用した。 リーグ戦無敗を続けるフォレストに対し、ブライトンは早い時間に失点する。11分、ロングスローからギブス=ホワイトに右サイドの突破を許すと、ボックス右から折り返しに反応したハドソン=オドイをバレバがボックス内で倒して、PKを献上。このPKをウッドに決められた。 早い時間に失点するも徐々にボールの主導権を握るブライトンは、何度もアタッキングサードまでボールを運ぶが、フォレストの集中した守りを崩しきれず、なかなか決定機まで至らない状況が続く。 それでもブライトンは42分、三笘の左クロスが逆サイドまで流れると、これを拾ったアディングラのバックパスを受けたファン・ヘッケがクロスを供給。最後はゴール前で競り合ったヒンシェルウッドがドンピシャヘッドでゴール右にシュートを叩き込んだ。 さらに前半終了間際の45分には、ドリブルで仕掛けた三笘がボックス左手前でDFアイナに倒されてFKを獲得。このFKをウェルベックが直接ゴール右へ突き刺し、逆転に成功した。 迎えた後半、先に決定機を作ったのはブライトン。50分、三笘のラストパスをボックス中央で受けたウェルベックが巧みなステップでDF3人をかわしシュートを放ったが、これはGKセルスのブロックに阻まれた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、ブライトンは70分に追いつかれる。中盤でパスを受けたギブス=ホワイトの縦パスで左サイドを抜け出したジョタ・シウバがボックス左から折り返しを供給すると、中央のソサがワンタッチシュートをゴールに流し込んだ。 追いつかれたブライトンは、71分にリュテールを下げてジョアン・ペドロ、81分にエストゥピニャンを下げてファーガソンを投入。すると83分、ジョアン・ペドロがギブス=ホワイトのスライディングタックルで倒されると、ギブス=ホワイトに2枚目のイエローカードが提示されて退場処分に。 数的優位となったブライトンは、終盤にかけて猛攻を仕掛けたが最後まで追加点を奪うことはできず2-2でタイムアップ。リーグ無敗を続ける両者の一戦は、互いに譲らずドロー決着に終わった。 ブライトン 2-2 フォレスト 【ブライトン】 ジャック・ヒンシェルウッド(前42) ダニー・ウェルベック(前45) 【フォレスト】 クリス・ウッド(前13[PK]) ラモン・ソサ(後25) 2024.09.23 00:00 Mon

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