「1分間の黙祷を!」宿敵に完勝のアルゼンチン、試合後にはファンと共に大合唱「死んだブラジルのために」
2025.03.26 14:10 Wed
ブラジル代表に完勝したアルゼンチン代表
大勝を収めたアルゼンチン代表は、宿敵に対して容赦ない振る舞いを見せたようだ。『TYCスポーツ』が伝えている。アルゼンチンは現地時間25日に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第14節で、ブラジル代表と対戦。すでにW杯出場を決めている状況での一戦だったが、立ち上がりからフリアン・アルバレス、エンソ・フェルナンデスにゴールが生まれて優位に立つと、1点を返されながらアレクシス・マク・アリスターのゴールで再度突き放しハーフタイムへ。後半もジュリアーノ・シメオネの得点でリードを広げる盤石さを見せつけ、4-1の勝利を収めた。
試合終了直前には、ボールを受けたエミリアーノ・マルティネスがリフティングを開始するなど終始余裕を見せつけたアルゼンチン。成す術もなく敗れたブラジルにとっては、屈辱的な試合となった。
しかし、アルゼンチン側の煽りはこれに留まらず。試合後、選手たちはホームに集ったファンと「死んだブラジルのため…1分間の黙祷を!」と歌い、実際に沈黙を促す場面もあった。
こうした煽りの理由には試合前、ブラジル代表FWハフィーニャによる「僕たちはアルゼンチンに勝つつもりだ。彼らを打ちのめそう。ピッチ内だけでなく、必要ならピッチ外でも」といった発言も影響した模様。煽り煽られが当たり前な、南米サッカーらしい一幕となった。
試合終了直前には、ボールを受けたエミリアーノ・マルティネスがリフティングを開始するなど終始余裕を見せつけたアルゼンチン。成す術もなく敗れたブラジルにとっては、屈辱的な試合となった。
こうした煽りの理由には試合前、ブラジル代表FWハフィーニャによる「僕たちはアルゼンチンに勝つつもりだ。彼らを打ちのめそう。ピッチ内だけでなく、必要ならピッチ外でも」といった発言も影響した模様。煽り煽られが当たり前な、南米サッカーらしい一幕となった。
1
2
フリアン・アルバレスの関連記事
アルゼンチン代表の関連記事
W杯予選の関連記事
記事をさがす
|
|
フリアン・アルバレスの人気記事ランキング
1
「1分間の黙祷を!」宿敵に完勝のアルゼンチン、試合後にはファンと共に大合唱「死んだブラジルのために」
大勝を収めたアルゼンチン代表は、宿敵に対して容赦ない振る舞いを見せたようだ。『TYCスポーツ』が伝えている。 アルゼンチンは現地時間25日に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第14節で、ブラジル代表と対戦。すでにW杯出場を決めている状況での一戦だったが、立ち上がりからフリアン・アルバレス、エンソ・フェルナンデスにゴールが生まれて優位に立つと、1点を返されながらアレクシス・マク・アリスターのゴールで再度突き放しハーフタイムへ。後半もジュリアーノ・シメオネの得点でリードを広げる盤石さを見せつけ、4-1の勝利を収めた。 試合終了直前には、ボールを受けたエミリアーノ・マルティネスがリフティングを開始するなど終始余裕を見せつけたアルゼンチン。成す術もなく敗れたブラジルにとっては、屈辱的な試合となった。 しかし、アルゼンチン側の煽りはこれに留まらず。試合後、選手たちはホームに集ったファンと「死んだブラジルのため…1分間の黙祷を!」と歌い、実際に沈黙を促す場面もあった。 こうした煽りの理由には試合前、ブラジル代表FWハフィーニャによる「僕たちはアルゼンチンに勝つつもりだ。彼らを打ちのめそう。ピッチ内だけでなく、必要ならピッチ外でも」といった発言も影響した模様。煽り煽られが当たり前な、南米サッカーらしい一幕となった。 <span class="paragraph-title">【動画】強さ見せつけたアルゼンチンは煽りも全力?</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">UN MINUTO DE SILENCIO... <a href="https://t.co/3ahePnrx6V">pic.twitter.com/3ahePnrx6V</a></p>— TyC Sports (@TyCSports) <a href="https://twitter.com/TyCSports/status/1904727148859949423?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.26 14:10 Wed2
「僕世代のアイドル」アルバレスがメッシへの忠誠心語る「W杯優勝を手伝えて、この上ない誇り」
マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが、同代表FWリオネル・メッシへの忠誠心を語った。アルゼンチン『アス』が伝えている。 アルバレスはカタール・ワールドカップ(W杯)で4得点を挙げ、アルゼンチン代表36年ぶりの優勝に大きく貢献。得点だけでなく、前線からの守備といった貢献度も光り、メッシ中心の攻撃陣を引き立てて見せた。 『DAZN』のインタビューでは大会を振り返り、優勝の喜びを語るとともに、少年時代からのアイドルだったというメッシのW杯トロフィー獲得を手助けできた事実を誇りに思うと口にした。 「僕たちが達成したことがどれだけ難しいものだったか、よく理解しているつもりだよ。多くの選手の夢であるW杯トロフィーを持ち上げられたんだ」 「僕の世代はメッシを見て育った。彼は僕たちのアイドルさ。国を代表し、チームを助け、多くの人に喜びをもたらしてきた彼が長年求めていたものこそW杯のトロフィーだ。僕がその達成を手伝えたことは大きな満足であり、喜びであり、この上ない誇りだ」 一方、自身のクラブキャリアに話が及ぶと、昨夏に揃ってシティへ加入したノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに言及。センターフォワードの定位置を争うライバルに称賛の言葉を送っている。 「初めて会った日から信じられない光景を見た。紹介されて挨拶を交わし、そのあとすぐに練習があったんだ。彼のテクニック、フィジカル、スピードに驚かされた…」 「シティで始まったわけじゃない。彼はこれまでプレーした全てのクラブにおいて、ゴールによって自身の価値を証明してきた。それも信じられないほどにね」 W杯で輝きを放ったアルバレスは15試合で4得点だが、シティではプレミア19試合で25得点を叩き出す怪物ハーランドに完敗。今後はハーランドの定位置を脅かすほどの突き上げに期待したい。 2023.01.25 21:20 Wed3
「6、7番打者の風格」ドイツ代表MFが侍ジャパンのユニフォーム!?シティのSNS投稿が反響「めちゃくちゃ打点上げてそう」
マンチェスター・シティの日本語版公式ツイッターが更新。現在行われているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に合わせた投稿が話題を呼んでいる。 22日に決勝が行われているWBC。3大会ぶりの優勝を目指す侍ジャパンには多くのエールが送られているが、シティのツイッターも斬新な形でメッセージを送った。 「今日はWBC決勝戦 頑張れ、NIPPON」のコメントとともに添えられたのは、試合内容を紹介するマッチデープログラム風の画像。そこにはドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが侍ジャパンのユニフォームを着ているように編集された画像があった。 名手の野球姿にはファンも反応。「これは完全に6、7番打者の風格 ポジションはキャッチャーあたり」、「6番ぐらいでめちゃくちゃ打点上げてそう」、「笑かすな笑笑」、「マンチェスターシティーのアカウントも応援してくれるってびっくり」、「似合ってる」と反響を呼んでいる。 シティのツイッターは、18日にも開幕した第95回記念選抜高等学校野球大会に合わせて、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスとイングランド代表MFフィル・フォーデンの野球姿を投稿。その時もファンの笑いを誘っていた。 <span class="paragraph-title">【写真】「6、7番打者の風格」ギュンドアンが侍ジャパンのユニフォームを着ている!?</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">今日は <a href="https://twitter.com/hashtag/WBC%E6%B1%BA%E5%8B%9D%E6%88%A6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WBC決勝戦</a> <br>頑張れ、NIPPON<a href="https://twitter.com/hashtag/WBC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WBC</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BE%8D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#侍ジャパン</a> <a href="https://t.co/OGjEOg5vyA">https://t.co/OGjEOg5vyA</a> <a href="https://t.co/tHUX3aGoqf">pic.twitter.com/tHUX3aGoqf</a></p>— Manchester City (@ManCityJP) <a href="https://twitter.com/ManCityJP/status/1638309219450654721?ref_src=twsrc%5Etfw">March 21, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【写真】シティの選手たちが高校球児に!?</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">またこの季節がやってきた...<br>頑張れ、高校球児<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%84?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#センバツ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B2%E5%AD%90%E5%9C%92?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#甲子園</a> <a href="https://t.co/dmygO7UZz9">pic.twitter.com/dmygO7UZz9</a></p>— Manchester City (@ManCityJP) <a href="https://twitter.com/ManCityJP/status/1636889914125193219?ref_src=twsrc%5Etfw">March 18, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.22 11:05 Wed4
“ベンチに置いとくのは勿体ない” ルカ・トーニ氏がミランへ直言「…を獲得せよ」
元イタリア代表FWルカ・トーニ氏がミランへアドバイスしたこととは。『フットボール・イタリア』が伝える。 21世紀初頭の欧州サッカーを彩った長身ストライカー、ルカ・トーニ。ブレシアでロベルト・バッジョと2トップを組み、イタリア代表のエースとして06年ドイツW杯優勝、バイエルンでブンデスリーガ得点王、38歳でセリエA得点王などなど、今なおファンの脳裏に残る活躍が眩しかった。 現在は指導者や役員としてどのクラブにも属さず、今回、イタリア『トゥットスポルト』にコメンテーターとして登場。カルチョについてあれこれ語るなか、オリヴィエ・ジルーの後継者を探すミランに対しては、マンチェスター・シティからアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(24)を獲得せよ、と進言した。 「もし、フリアン・アルバレスがシティのベンチにとどまりたくないと考えているのであれば、彼はもっともっと勝利に飢えた、慣れた、素晴らしい選手となる可能性を秘めている」 「ミランはクリシティアン・プリシッチと契約したことを思い出せばいい。トップクラブで十分な出場機会がない選手と契約すればいいんだ。私にはそういうアイデアが常に浮かぶ」 アルバレスは今季のプレミアリーグで基本スタメンも、チャンピオンズリーグ(CL)だとベンチスタートが多く、リーグでもラスト4試合は3試合連続10分未満の途中出場に最終節出番なし。ジョゼップ・グアルディオラ体制でこういったことは他の選手にもよくあるが、序列回復に時間を要せば、選手のモヤモヤも溜まる。 続けて「仮に、レアル・マドリーでロドリゴ・ゴエスが出番を減らすなら、やはりアタックすべきだ。キリアン・ムバッペの加入で競争が激しくなり、もしかすると出番が大きく減るかもしれない。なら、ベンチには置かず、ミランで試合に90分間出した方がいい」とトーニ氏。 非常にざっくりとしたミランへのアドバイスではあるが、カルチョの舞台で大物アタッカーを観たい様子のトーニ氏だ。 2024.05.30 13:50 Thu5
いつの間にか、リーガ優勝争いに参加していた…/原ゆみこのマドリッド
「浮かれていられるのも一時だけなのね」そんな風に私が肩すかしを喰らった気がしていたのは火曜日、今週の予定を見直していた時のことでした。いやあ、先週末のリーガ15節では上位3チームの距離が急接近。土曜には首位のバルサが3試合白星なしとなったため、その夜だけはアトレティコが勝ち点2差の2位になったのをニンマリ眺めていたんですけどね。当然ながら、日曜には再びお隣さんに抜かれ、首位と勝ち点1差となったレアル・マドリーと共に段々状態を形成しているんですが、それがあっという間にまた、差が広がってしまうかもしれないんですよ。 そう、今週のミッドウィークはコパ・デル・レイ2回戦に当たっているものの、1月8日~12日のスペイン・スーパーカップに参加するため、このラウンドもコパ免除の4チームはその日付と重なるリーガ19節を先取り開催。マジョルカvsバルサ戦が火曜に、アスレティックvsマドリー戦が水曜にあるため、1位2位チームが勝った場合、アトレティコとの差がそれぞれ、5差、4差になることに。加えてマドリーは洪水災害で延期になった12節のバレンシア戦開催が1月2日とも言われているため、たとえ、シメオネ監督のチームが12月も連勝街道を突っ走ったとしても、年明け最初のリーガ19節時には勝ち点7差になっているかもしれないって、ちょっとショックじゃない? いえまあ、10月27日の11節ベティス戦でこの世のものとも思えないプレーを披露して敗戦。不調のドン底にあった当時はそれこそ、首位に勝ち点7とか、10とか、すでにリーガは終わったと言われる程の大差をつけられていたアトレティコでしたから、ここまで持ち直しただけでも立派なんですけどね。実際、リーガはまだ23試合もありますし、先のことはわかりませんが、物は考えよう。何より、この急上昇期のおかげで後続勢とも勝ち点6差ができ、現在、4位のアスレティックがもしマドリーに勝ったとしても、追い越される心配をしなくていいのは朗報と言っていいかもしれません。 まあ、そんなことはともかく、先週末のマドリッド勢の試合がどうだったかをお伝えしていかないと。先陣を切ったのは弟分レガネスで、土曜にメンディソローサでのアラベスと対決。それがせっかく後半22分にラバのクロスからオスカル・ロドリゲスがヘッドを決めて先制しながら、42分にはカルロス・ビセンテにエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を撃ち込まれ、最後は1-1で引分けてしまうことに。ボルハ・ヒメネス監督のチームはそれでも15位、降格圏から勝ち点差2に留まったんですが、気の毒だったのはアラベスのルイス・ガルシア監督で、その前の節でもアトレティコに逆転負けを喰らい、ここ9試合で勝ち点4しか稼げなかったせいで、16位と順位はレガネスと1つしか違わないのに、月曜には解任となってしまいましたっけ。 ちなみにレガネスは今週、水曜にコパでエステポナ(RFEF2部/実質4部)と対戦し、日曜にはレアル・ソシエダをブタルケに迎えるんですが、15節の土曜は夜の部もあって、アトレティコがホセ・ソリージャを訪問。バジャドリーとの3年ぶりのリーガ対決となったんですが、何せこのスタジアム、2021年に最後のリーガ優勝を果たした思い出の場所ですからね。その時はコロナ禍でスタンドが無人だったの比べ、今回の試合は大勢のファンに見守られてではありますが、最下位の相手は前節、コリセウムで弟分のヘタフェにすら2-0とあっさり敗北。だったら、兄貴分のアトレティコの敵ではないはずと、かなりゆったりした気分で近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)に向かったところ…。 序盤からラポールとシラが頭をぶつけ合って倒れ込んだ時は、9月のマドリーダービーで頭蓋骨骨折をしたル・ノルマンの例もあったため、ドキリとさせられたんですが、幸い2人もプレー続行に支障は出ず。バジャドリーの方には12分にアマラーが負傷して、ユリッチと交代というアクシデントもあったんですが、いよいよ26分にはアトレティコの銃口が火を噴きます。そう、まずはジョレンテのラストパスをレングレがゴール前で押し込み、移籍後初ゴールを挙げると、いえ、31分のジュリアーノのゴールはオフサイドで認められなかったんですけどね。 その4分後にはシメオネ監督の三男がアシストに回り、ゴール右前からのグリーズマンのシュートはGKカール・ハインに弾かれてしまったものの、こぼれ球をフリアン・アルバレスが2点目にしてくれます。更にそれからたった2分後、ガランがエリア内左奥から折り返したボールをデ・パウルが決め、あっという間にリードが3点になっているとは凄まじい。となれば、前半ロスタイム、先日のCLスパルタ・プラハ戦でボールがゴールに入る直前に終了の笛が鳴り、得点が認められなかったヒメネスが決めたヘッドが、今度はグリーズマンのオフサイドで再びスコアに挙がらなかったとて、残念なのは当人だけだった? ええ、更に後半にもアトレティコのgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)は続きましたからね。次はとうとう、スパルタ戦では控えに回ったグリーズマンの見せ場が来て、7分、フリアンとのワンツーでエリア内に入った彼はボールを受けながらクルリと1回転。正確無比なvaselina(バセリーナ/ループシュート)でカール・ハインの頭上を抜けるゴールを挙げたとなれば、「Ronaldo vete ya!/ロナウド・ベテ・ジャー(ロナウド会長、もう出て行け)」と歌うのに疲れたホームファンまで、拍手喝采してしまったとしても無理はない? とうとう4点差になったこともあったか、24分にはシメオネ監督も恒例の一斉交代を行い、グリーズマン、フリアン、ジュリアーノが下がり、コケ、セルロート、コレアがピッチに入ったんですが、いえ、この日はCLリーグフェーズのように大量得点する必要はなかったんですけどね。やはり後出の選手たちもスポットライトを浴びたかったか、ロスタイムにはコレアのアシストでセルロートがダメ押しの5点目をゲット。先週火曜のプラハでの0-6勝利に続き、0-5のゴール祭りって、こんな景気のいいアトレティコ、未だかつて見たことありませんって。 いえ、確かにスパルタにしろ、その夜のうちにペッツェラーノ監督が解任されたバジャドリーにしろ、強敵とはとても言えないんですが、この7連勝が始まったコパ1回戦など、5つもカテゴリーが下のビック(地方リーグ/実質6部)相手に延長戦入り寸前までもつれ込む程、弱っちい彼らでしたからね。その試合のまさに救世主となったフリアンも、「アルゼンチンでは違うスタイルでプレーして、マンチェスター・シティでは完全に違うスタイルでプレーしてきたが、ahora ya sabe cómo juega el Atlético/アオラ・ジャー・サベ・コモ・フエガ・エル・アトレティコ(今ではアトレティコがどうプレーするか知っている)」(シメオネ監督)状態に進化。すでに10得点も挙げており、今回は3度目の正直で、7500億ユーロ(約120億円)の高額移籍がようやく成功してくれたみたいですからね。 加えてグリーズマン、コレア、セルロートと他のFWたちもゴールを決めているとなれば、このいきなり常勝アトレティコ、今週木曜午後7時(日本時間翌午前3時)のコパのカサレス(RFEF2部)戦、日曜メトロポリターノ開催のセビージャ戦でも8連勝、9連勝と続けていきそうですが、さて。ちなみにそのコパではいよいよ、ヘッドギア装着で用意が整ったル・ノルマンの復帰が見られそうなんですが、残る回復待ち選手がレマルだけというのも、負傷禍に苦しむ他のチームと比べて、アトレティコの有利な点かもしれませんね。 そして翌日曜にはマドリーが3週間ぶりにサンティアゴ・ベルナベウに帰還。何を勘違いしたか、午後2時試合だと思って行ってみれば、実は午後4時15分キックオフだったというのはともかく、やっぱりホームはどこのチームにとっても有難い場所なんですね。おかげで先週ミッドウィークはアンフィールドでリバプールにまったく歯が立たず。エムバペのPK失敗もあって、2-0でCLリーグフェーズ3敗目を喫し、決勝トーナメント16強対決進出プレーオフ圏ギリギリの24位になってしまった彼らながら、リーグは別物であることをしっかり証明できることに。 まあ、それには相手のヘタフェが、ベルナベウでは後にも先にも16年前に1度勝ったきりというのもあったんですけどね。おまけにこの日はジェネと共にベルトゥが出場停止とあって、先発したアルバロ・ロドリゲス以外、トップチームのFWがいないため、ボルダラス監督は右サイドをイグレシアスとニヨムのダブルSBで固め、ドゥアルテ、バロカルに加え、アルデレテを中盤に使うCB3人の超守備的な布陣を選択。おかげで開始から25分程は、ロドリゴが復帰したマドリーと拮抗を保っていられたんですが、セットプレーの時、リュディガーのマークについたニヨムが張り切りすぎてしまってねえ。 最初は主審の注意で済んだものの、2度目はイエローカード、そして27分、3度目にはとうとう、ペナルティを取られてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。この日もビニシウスは負傷欠場で、ピッチにはキックオフ前に私服で11月のリーガMVPトロフィーをお披露目する時にしか現れなかったため、当然、場内はエムバペのリベンジPKを期待したんですが…当人はPKマークに近寄る素振りすら見せず、ベリンガムが躍るようなパラディーニャで決めて、マドリーに先制点をもたらします。 ただ、エムバペにもすぐに活躍の場は巡ってきて、そう、38分にはベリンガムからスルーパスをもらうと、イグレシアスを振り切って、エリア前からシュート。これがまた、GKダビド・ソリアにも制止不能の弾丸シュートで、あっという間にヘタフェは2点差にされてしまったんですが、いやあ。何せ、「Nos falta gol desde el inicio del campeonato/ノス・ファルタ・ゴル・デスデ・エル・イニシオ・デル・カンペオナートー(ウチにはシーズン島当初からゴールが欠けていた)」(ボルダラス監督)ヘタフェですからね。最善の結果だったスコアレスドローの夢が消えて、ハーフタイム前にもう勝負あった状態になってしまったのは辛いところだったかと。 それでも後半頭からはアランバリとニヨムをプレシーズンから本職ボランチながら、CFとして使われているウチェ、そしてカンテラーノ(ヘタフェBの選手)のFWコバを入れて、一矢を報おうとしたヘタフェだったんですけどね。幸い、序盤にバロカルのハンドで再びPKを献上しそうになったのは、VAR注進のおかげで逃れることができたんですが、実はこの時も誰がマドリーのPKを蹴るのかが注目に。おかげで丁度、前半にソリアと頭をぶつけたプレーで気分が悪くなっていたベリンガムがギュレルと交代になっていたこともあり、一旦はルーカス・バスケスからボールを受け取ったエムバペがロドリゴにキッカー役を押し付けているシーンがTVカメラに目撃されちゃったんですよ。 まあ、これを当人の自信のなさと見るか、自信のない時はムリをせず、チームメートに託す実直な性格と見るかは人それぞれですが、むしろどうにかした方がいいのはシュート精度の悪さで、後半のエムバペは3度も絶好のチャンスがありながら、ゴール数を増やせず。いえ、せっかく1度はバーに当たるシュートを撃ちながら、その後、ヒザを痛め、21分にはウチェが交代することになったヘタフェにしてみれば、傷口が広がらなくて、助かったんですけどね。結局、試合はそのまま2-0で終わり、ボルダラス監督のチームは再び18位のエスパニョールと同じ勝ち点の17位となって、来週月曜にガチンコの降格圏外キープの戦いに挑むことに。 その前にはもちろん、木曜にコパのオリウエラ(RFEF2部)戦があるんですが、成績が振るわないのは日曜の続く時間帯にエスタディオ・バジェカスでアスレティック戦を迎えた弟分仲間のラージョも同様で、いえ、さすがにこの日は私も梯子観戦はできなかったんですけどね。せっかく前半14分にはエヌテカのゴールで先制しながら、後半にはサンセットに2発決められて、1-2で逆転負け。とうとう3連敗となってしまい、順位こそ13位のままだったものの、降格圏まで勝ち点3差に近づいてしまったとなれば、とてもじゃないけど、火曜のコパ、オリウエラ(RFEF2部)戦などにかまけている場合じゃない? ちなみにそのラージョに勝ったばかりのアスレティックに水曜午後9時(日本時間翌午前4時)から挑むのがマドリーなんですが、週明けの朗報はとうとう、チュアメニがチーム練習に復帰したことで、アンチェロッティ監督によると、もう実戦参加できるのだとか。今はリバプール戦で負傷したカマビンガおらず、カンテラーノのアセンシオもここ3試合でしっかりトップチームのCBが務まることがわかったため、おそらくボランチでの起用となりそうですが、ヘタフェ戦前半で交代したベリンガムも頭を打った後遺症がなかったのは良かったかと。 何せ、気がついてみれば、火曜の夜にはバルサがいきなり目覚めて、マジョルカ相手に1-5の大勝をしていましたからねえ。一時的にまた、2位との差が勝ち点4に広がってしまったため、ここはマドリーも勝って、1差に戻しておきたいところですが…サン・マメスでのアスレティックって、マドリッドの弟分たちのようには優しくないんですよね。 2024.12.05 00:00 Thuアルゼンチン代表の人気記事ランキング
1
「1分間の黙祷を!」宿敵に完勝のアルゼンチン、試合後にはファンと共に大合唱「死んだブラジルのために」
大勝を収めたアルゼンチン代表は、宿敵に対して容赦ない振る舞いを見せたようだ。『TYCスポーツ』が伝えている。 アルゼンチンは現地時間25日に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第14節で、ブラジル代表と対戦。すでにW杯出場を決めている状況での一戦だったが、立ち上がりからフリアン・アルバレス、エンソ・フェルナンデスにゴールが生まれて優位に立つと、1点を返されながらアレクシス・マク・アリスターのゴールで再度突き放しハーフタイムへ。後半もジュリアーノ・シメオネの得点でリードを広げる盤石さを見せつけ、4-1の勝利を収めた。 試合終了直前には、ボールを受けたエミリアーノ・マルティネスがリフティングを開始するなど終始余裕を見せつけたアルゼンチン。成す術もなく敗れたブラジルにとっては、屈辱的な試合となった。 しかし、アルゼンチン側の煽りはこれに留まらず。試合後、選手たちはホームに集ったファンと「死んだブラジルのため…1分間の黙祷を!」と歌い、実際に沈黙を促す場面もあった。 こうした煽りの理由には試合前、ブラジル代表FWハフィーニャによる「僕たちはアルゼンチンに勝つつもりだ。彼らを打ちのめそう。ピッチ内だけでなく、必要ならピッチ外でも」といった発言も影響した模様。煽り煽られが当たり前な、南米サッカーらしい一幕となった。 <span class="paragraph-title">【動画】強さ見せつけたアルゼンチンは煽りも全力?</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">UN MINUTO DE SILENCIO... <a href="https://t.co/3ahePnrx6V">pic.twitter.com/3ahePnrx6V</a></p>— TyC Sports (@TyCSports) <a href="https://twitter.com/TyCSports/status/1904727148859949423?ref_src=twsrc%5Etfw">March 26, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.26 14:10 Wed2
「心が痛い」「こんなの見たくない」バランス崩し転倒…連覇目指したメッシが途中交代しベンチで大号泣「こっちも泣いてしまいそう」
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのコパ・アメリカ2024が思わぬ形で終了。ベンチで珍しく号泣していた。 15日(現地時間14日)、コパ・アメリカ2024の決勝で、アルゼンチン代表とコロンビア代表が対戦した。 コパ・アメリカ連覇を目指し、コパ・アメリカ、ワールドカップと国際大会3連覇もかかるアルゼンチン。一方のコロンビア代表は、2001年大会以来2度目の優勝を目指す戦いとなった。 試合開始前には、チケットを持たないコロンビア代表ファンが殺到した影響で混乱を招き、キックオフが1時間以上も遅延。さらに、ハーフタイムではシャキーラさんのパフォーマンスがあり、通常以上に時間が取られるなど、イレギュラーな試合となった。 するとゴールレスで迎えた63分、ドリブルを仕掛けるルイス・ディアスを追いかけようとスプリントをスタートしたメッシが突然倒れ込むことに。接触がなく、バランスを崩したことでハムストリングを痛め、プレー続行不可能。思わぬ形でコパ・アメリカの決勝から去ることとなった。 前半には、相手のタックルの残り足が右足首に入りかなり痛がっていたメッシだが、完全にプレー続行不可能。ベンチに戻ったメッシは、人目を憚らず号泣した。 ファンは「この姿は見たくなかった」、「こんなので終わるのは見たくない」、「とても悲しいシーン」、「心が痛い」、「こっちも泣いてしまいそう」とコメント。メッシが悲しむ姿に悲痛なコメントが届いた。 右足もしっかりとアイシングされており、満身創痍だったメッシ。残された選手たちは、笑顔に変えるトロフィーを獲得できるのか。80分が過ぎても0-0のまま試合は続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】負傷交代のメッシ、珍しくベンチで号泣…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://t.co/t0l3OLLuWf">pic.twitter.com/t0l3OLLuWf</a></p>— FOX Soccer (@FOXSoccer) <a href="https://twitter.com/FOXSoccer/status/1812682899117818299?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">A closer look at Messi's ankle wrapped up in ice <a href="https://t.co/niXeh4VGBo">pic.twitter.com/niXeh4VGBo</a></p>— FOX Soccer (@FOXSoccer) <a href="https://twitter.com/FOXSoccer/status/1812683417877725583?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.15 12:12 Mon3
メッシやラウタロなどアルゼンチン代表候補28名が発表! すでにW杯出場決定、首位通過を目指す【2026年W杯南米予選】
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の南米予選に臨むアルゼンチン代表候補メンバー28名を発表した。 南米予選の14試合を終えて首位を独走しているアルゼンチン。6月には5日にチリ代表とアウェイで、10日にはホームでコロンビア代表と対戦する。 すでにW杯の出場権を獲得しているアルゼンチン。ここで連勝すれば首位通過も確定するという中で、候補選手を発表。FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)やFWラウタロ・マルティネス(インテル)、MFアレクシス・マク・アリスター(リバプール)、GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)、DFクリスティアン・ロメロ(トッテナム)など主軸が順当に候補入りした。 今回のアルゼンチン代表候補メンバーは以下の通り。 <h3>アルゼンチン代表候補メンバー28名</h3> GK エミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/イングランド) ヘロニモ・ルジ(マルセイユ/フランス) ワルテル・ベニテス(PSV/オランダ) DF ナウエル・モリーナ(アトレティコ・マドリー/スペイン) フアン・フォイス(ビジャレアル/スペイン) クリスティアン・ロメロ(トッテナム/イングランド) レオナルド・バレルディ(マルセイユ/フランス) ニコラス・オタメンディ(ベンフィカ/ポルトガル) ファクンド・メディーナ(RCランス/フランス) ニコラス・タグリアフィコ(リヨン/フランス) バレンティン・バルコ(ストラスブール/フランス) MF アレクシス・マク・アリスター(リバプール/イングランド) レアンドロ・パレデス(ローマ/イタリア) ニコラス・ドミンゲス(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) エセキエル・パラシオス(レバークーゼン/ドイツ) ロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリー/スペイン) ティアゴ・アルマダ(リヨン/フランス) ジオバニ・ロ・チェルソ(レアル・ベティス/スペイン) エンソ・フェルナンデス(チェルシー/イングランド) FW リオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ) ニコ・パス(コモ/イタリア) フリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリー/スペイン) ラウタロ・マルティネス(インテル/イタリア) タティ・カステジャノス(ラツィオ/イタリア) アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ニコラス・ゴンサレス(ユベントス/イタリア) ジュリアーノ・シメオネ(アトレティコ・マドリー/スペイン) アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリー/スペイン) 2025.05.16 11:25 Fri4
「まず開催されるかわからない」南米王者アルゼンチンの指揮官がフィナリッシマに言及、欧州王者スペインと対戦も「来年は確実に難しい」
アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督がフィナリッシマの開催に言及した。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。 コパ・アメリカを制した南米王者とユーロを制した欧州王者が対戦するフィナリッシマ。2022年6月に第1回大会が開催され、イタリア代表を破ったアルゼンチンが初代王者に輝いていた。 今夏のコパ・アメリカ2024で大会2連覇を果たし、南米王者の座を守ったアルゼンチン。今度はユーロ2024で優勝したスペイン代表とフィナリッシマで相まみえる。 前回大会はコパ・アメリカとユーロの翌年に開催されたなか、第2回大会の開催時期は未定。スケジュールがタイトなことから、2025年の開催は不可能とみられている。 アルゼンチンを率いるスカローニ監督も、2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選のコロンビア代表戦を前にした8日の記者会見で言及。2017年のUEFAプロライセンス取得時に戦術的指導を受けたルイス・デ・ラ・フエンテ監督との対戦日程について、やはり2025年の開催は難しいだろうと見解を示している。 「まず、開催されるかどうかわからない。日程に関して聞いた限りでは、来年の開催は確実に難しいだろう。特にスペインは11月までワールドカップ予選を戦わなければならない。来年実現するとは思えない」 「(日程や会場の)空きが見つかるのかどうかだ。なぜならこのような試合は、ある試合とまた別の試合の間でプレーすることになるからだ。私にはどうなるかまだわからない。まだ先の話だし、そこまでは考えていない。そういった情報しか持っていないから、何が起こるか見てみよう」 なお、開催地については、アルゼンチンサッカー協会 (AFA)がブエノスアイレスのモニュメンタル・スタジアムで行われることを望んだものの、今夏のコパ・アメリカや2026年ワールドカップの開催地であるアメリカ、もしくはヨーロッパが有力とのこと。日程はワールドカップ開催年の2026年3月になる可能性が最も高いと考えられている。 2024.09.09 15:30 Mon5

