「あまり良い思い出はなかった」3年前の最終予選を振り返った久保建英、バーレーン戦へ「W杯に行くことが目標のチームではない」

2025.03.19 00:30 Wed
久保建英は勝利することだけを目指す
©超ワールドサッカー
久保建英は勝利することだけを目指す
日本代表のMF久保建英(レアル・ソシエダ)が、ワールドカップ(W杯)の出場を決められるバーレーン代表戦へ意気込みを語った。

18日からトレーニングキャンプがスタートした日本代表。初日は合流していなかった久保はこの日から合流し汗を流した。

日本代表としても定着し、コンスタントに試合に出場している久保。アジア最終予選では、6試合に出場し1ゴール5アシストを記録している。
勝てばW杯出場が決まるバーレーン戦だが「W杯に行くことが目標のチームではないので、勝てばW杯出場というボーナスがついてくるぐらいの感覚で、目の前の相手に勝つことだけを考えて臨みたいと思います」とコメント。しっかりと勝利することだけを考えるとした。

ホームで決められる状況であり、20日の試合は祝日開催。注目度も高まる中、「注目してもらえることはありがたいことですし、できるだけ早く決めたいというのはみんなが思っていることなので、明後日の試合に勝てば良いかなと思います」とコメント。以前は早く決めたいと語っていたが「早く決めることで試せることも試せる選手も増えるので、そういった意味では早く決めることに越したことはないです」と、20日の試合で決めたいとした。
アジアカップで悔しい思いをしてからチームは好調を維持。最終予選は無敗で進んできている。

「負けないことは凄く良いことだと思いますし、ここから難しい試合というのはW杯の出場を決めた後に強いところとやれば経験できるので、まずはこの相手に負けているようでは、W杯で対等以上に戦うことは無理だと思います。先を見据える訳ではないですが、まずは2日後の試合に集中したいと思います」

2022年のカタールW杯の最終予選では出番があまり与えられていなかった久保。「前回のW杯前はあまり覚えていません。あまり良い思い出はなかったかなと個人的に思います」と回想。「今は試合に出られるようになって、満足はしていないですけど、チームの一員として感じられています」と、主軸となっている現在は良い状態だとした。

アウェイのオーストラリアで決めたW杯出場。久保はベンチで見守っていたが「嬉しかったですが、納得してはいなかったです」とコメント。「その時は19、20歳ぐらいで、ラ・リーガで試合に出ているのに、なんで出れないんだという気持ちもありました。そこから選手としても成長した部分もあるので、他人を羨ましいと思う必要は無くなったというか、自分の実力はわかっているので、幼稚さが抜けて良い選手になったかなと思います」と、3年の月日が経って成長できているとした。

久保はここまで日本代表として5ゴールを記録しているが、その5試合は負けていない。久保は「点を決めて勝てば良いですけど、点を決めても負けることはそのうち出てくると思うので、そういうことはより僕が結果を残せる選手になったということかなと思います」と語り、「シーズン2点を決めて全試合勝つより、10点決めて何試合か負ける方が良いと思うので、僕が決めたら負けないというジンクスは良いと思いますけど、もっと自分が得点に絡まないといけないということだと思います」と、ゴールが少ないから出ている無敗記録だとし、より結果を残したいとした。

改めて、多くの人に注目される一戦。「サッカーの魅力に関していうと、色々な人に知ってもらいたいと思いますし、もっとサッカー、日本は良い意味でエンタメがたくさんあるので、サッカーや野球、バスケがなくてもYouTube見ているだけでも良くて、楽しめるので良いことだと思います。でも、一極集中しにくいという点もあるかなと思います」と言及。「僕のことはサッカー好きじゃない人に知ってもらおうとは思わないので、サッカー好きな人が僕を良い選手だと思ってくれれば、僕は満足です」とコメント。サッカーを愛する人が集まる埼玉スタジアム2002を沸かせるパフォーマンスを見せ、W杯行きを決めてもらいたいところだ。


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日本代表にキールFW町野修斗が追加招集! 今季ブンデスで7ゴール、ドイツ移籍後初となる2年ぶりの招集

日本サッカー協会(JFA)は17日、ホルシュタイン・キールのFW町野修斗を日本代表に追加招集したことを発表した。 日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦っており、20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。 森保一監督は13日にメンバーを発表していた中、25名を招集。ただ、27名を招集したいと考えており、コンディションの確認をした上で追加招集したいと言及していた。 16日には、FC町田ゼルビアのDF中山雄太を招集していたが、2人目は町野に決定。今シーズンのブンデスリーガでは24試合に出場し7ゴール2アシストを記録。DFBポカールでも2試合で1ゴールを記録していた。 日本代表としても5試合に出場し3ゴールを記録。2022年のカタールW杯のメンバーに入るもプレー機会はなし。2023年3月以来2年ぶりの招集となった。 <span class="paragraph-title">【動画】町野修斗がドルトムント相手に豪快ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="dIDiW3NaIwo";var video_start = 40;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.17 10:15 Mon
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「基本的には27人に」25名の招集にした森保一監督、小川航基ら2名は状態をチェックしてからに「週末の試合も見て最後に決めたい」

日本代表の森保一監督が、選手選考について言及した。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本。3月20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。 日本はバーレーンに勝利すれば、3試合を残しての8大会連続8度目のW杯出場が決定。史上最速での出場権獲得となる。 13日にメンバーを発表した森保監督だったが、これまで27名を招集してきた中で今回は25名に。その理由について説明した。 「これまでは27人の招集が多く、今回は25人ですが、現在招集できるかどうかの確認をしている選手がいます。予定としては27人招集する予定でしたが、コンディションの状態としては間違いなく上がってきているということは確認できていますが、実際に最終的にギリギリまで見て招集できるかどうかを、週末の試合も見て最後に決めたいと思います」 「Jリーグや海外の試合も見て、最終的にどうするかという判断をしたいと思います」 2名に関しては追加招集があるとした森保監督。今回のメンバーはこれまでと顔ぶれが変わらない中、その理由も語った。 「今回発表させていただいた選手はこれまでの最終予選のメンバー編成と大きく変わっているところはないと思います。それは、これまでやってきた積み上げの部分をよりスムーズに、去年の11月から3月という間が空いた中でも、よりこれまで戦ってきたこと、やってきたことを共有して、もう1回再確認して戦うことができる。今回勝つためにベストなメンバー編成ということで考えさせていただきました」 「Jリーグでも存在感を発揮している選手、そしてヨーロッパや海外でも力を発揮している選手がいる中で、このメンバーに入っていてもおかしくない選手は数多くいます」 「説明した通り、試すというよりもまだ何も決まっていませんので、まずは目の前の勝利にどれだけ我々が力を発揮できるかということと、W杯の出場権を確実に勝ち取る、掴み取るということは優先順位の一番として考えるべきかなと思っています」 4カ月ぶりの代表活動ということもあり、再確認も必要だという森保監督。その中で、確認中の選手にはFW小川航基(NECナイメヘン)が入っているという。 「評価としては試合に出て、ベストなパフォーマンスを見せてもらえるだろうということは日々情報を取りながら招集につなげています」 「できないと判断した時には、また違う選択肢を考えたいと思います」 また、スタッド・レンヌに移籍後は出番が減り、結果も残せていないFW古橋亨梧についても言及。FWの選択肢は色々あるとした。 「亨梧に関しては移籍して出場機会が減っている中、トレーニングはしっかりやれていることは確認が取れています」 「ここからの準備の中で選択肢として持っていることで言うと、前田大然であったり中村敬斗も自チームではFWとしてプレーしていて、良いパフォーマンスも見せてくれているので、色々な選択肢を持ってこのメンバーでも勝つために戦えるかなと思っています」 最終チェックをして招集したいという森保監督だが、基本的にはあと2人を招集したいと語った。 「基本的には27人にしたいなと思っています。ただ、これまで招集してきた選手であるかないかで違ってくると思いますし、どういう選手を招集するかで考えていきたいですが、基本的には27人を招集したいと思っています」 「27人を招集しなくても、23人しかベンチに入れない中で、十分チームとして機能性を持てると思いますが、今後のことも含めてより多くの選手を招集させて頂き、かつチームとしても一丸となって一体感を持って戦っていくギリギリのことを考えて、招集の枠を考えていきたいです」 バーレーン戦で勝利して出場権を獲得すれば、残りの3試合は消化試合。勝利を目指すことは当然ながら、公式戦の中で選手や戦術を試すことが可能に。経験値として大きなものを得られるだけに、まずは20日のバーレーン戦で決着をつけたいだろう。 2025.03.13 20:35 Thu
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バーレーン戦は前田大然の1トップに期待/六川亨の日本サッカー見聞録

JFA(日本サッカー協会)は3月13日、同20日のバーレーン戦と、25日のサウジアラビア戦に臨む日本代表25名を発表した。本来ならエントリーメンバーは27名のところ、2名の“予備枠”を残したのには理由がある。ケガで戦列を離れていたFW小川航基とCB町田浩樹の回復具合を、週末のリーグ戦でチェックしてから招集するかどうかの最終決断を下すためだ。 小川も町田も昨シーズンのW杯予選で急成長した選手と言える。小川は絶対的な1トップ候補の上田綺世を脅かす存在として、町田は負傷で長期離脱していた伊藤洋輝の代役として森保一監督の信頼をつかんだ。そんな彼らを、試合で起用するかどうかは別にして、プレーに問題がなければ招集したいと森保監督が考えるのは当然のことだろう。 その理由を森保監督は13日の記者会見で正直に話した。 「今回発表させていただいた選手はこれまでの最終予選のメンバー編成と大きく変わっているところはないと思います。それは、これまでやってきた積み上げの部分をよりスムーズに、去年の11月から3月と空いた中でも、よりこれまで戦ってきたこと、やってきたことを共有して、もう1回再確認して戦う」ためだからだ。 改めて言うまでもないが、代表チームの活動期間は限られる。サウジアラビアのように、リーグ戦を中断したり無視したりして代表チーム強化のためのキャンプを実施できる国はきわめて限られている。 集合と離散の繰り返しが代表チームの宿命であるため、ベースとなるチーム戦術に関しては集合するたびにミーティングとトレーニングで確認する必要がある。このため重要な大会、W杯アジア最終予選期間中は新たな選手を招集することは不可能に近い。 今回の招集メンバーでいえば、ペンディング中の2人に加え、負傷から復帰した伊藤に上田や守田英正、レンヌへ移籍後は出場機会に恵まれていない古橋亨梧らは、無理をして試合に起用するほど日本の選手層は薄くないし、小川と町田も含め招集を見送ってもよかった。しかし前述したようにチームとしての戦い方、攻守における“約束事”を確認するには日本まで呼ぶ必要があったというわけだ。 ただチームとしての“核”はほぼ固まっているだけに、スタメンの予想もそれほど難しくはない。GKは鈴木彩艶で決まりだろう。CBは右から瀬古歩夢、板倉滉、伊藤(町田)だが、気になるのは故障明けの伊藤と町田のコンディションだ。彼らに代わるレフティーの若手CBの発掘と起用は7月のE-1選手権での課題となるかもしれない。 ダブルボランチは遠藤航と、守田には無理をさせずにリーズで存在感を発揮している田中碧に期待したい。両WBはこれまでの起用法とチーム内の序列から右が堂安律(伊東純也)、左は三笘薫(中村敬斗)がスタメン候補で、前線の右インサイドが久保建英、左インサイドがモナコで好調を維持している南野拓実といったところだろう。鎌田大地は彼らと交代での起用が予想される。 そして1トップである。上田や小川には無理をさせず、これまで左サイドでの起用が多かった前田大然をコンバートするのが最もフィットするのではないか。前線からの猛追プレスに加え、セルティックではゴールを量産するなど今が旬な選手だけに、ファンも彼のプレーを見たがっているだろう。 バーレーンは引き分け狙いが濃厚なため、ゴール前を固めてベタ引きの可能性もある。そうした密集地帯を堂安、久保、南野、三笘らが個人技でどうこじ開けていくか。そして前田の得点嗅覚にどうつなげていくのか。新たな攻撃パターンを披露できるかどうかもバーレーン戦の見どころと言える。 それでもゴールが遠いようなら、上田か小川のヘッドに打開策を見いだすということになるだろう。そしてバーレーン戦でW杯出場を決められたら、サウジアラビア戦はもう少し柔軟な選手起用が可能になるはずである。 2025.03.14 15:30 Fri

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