「キャリアで最高の瞬間」なでしこを沈めたアメリカ女子代表、父は元NBAプレーヤーのロッドマンが決勝ゴールを振り返る「正直、あれが唯一の方法だった」
2024.08.04 13:25 Sun
【動画】なでしこを下したロッドマンの一撃、大きな展開から光る個人技
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「2度も獲得できるとは…」女子バロンドール連覇のボンマティ、自身の使命を語る「小さな女子や男子の模範に」
女子バロンドールを連覇したバルセロナ・フェメニのスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティが受賞について語った。フランス『レキップ』が伝えた。 28日、2024年のバロンドール授賞式が開催。男子はマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが初受賞。女子も同じスペインのボンマティが連覇を果たした。 2023-24シーズンのボンマティは、バルセロナでリーガF、コパ・デ・ラ・レイナ、女子チャンピオンズリーグと3冠を達成。公式戦41試合で19ゴール18アシストという驚異的な数字を残し、タイトルも総なめにした。 今シーズンも公式戦7試合で3ゴール3アシストを記録するなど、現在の女子サッカーで最高の選手は、バロンドール連覇を達成。2021年、2022年に連覇を果たしたチームメイトのアレクシア・プテジャスの後を継ぐ形となった。 2年連続でバロンドールに選ばれたボンマティはインタビューでコメント。感謝と共に、自身の活躍が多くの子どもたちの模範になれることを願った。 「2年連続でバロンドールを受賞できて光栄です。これは、今シーズン私が良いプレーをしたこと、そしてバルサとスペイン代表チームで、個人レベルでも集団レベルでもうまくいったことを意味します」 「チームメイト、そして私のクラブとラ・ロハのスタッフに捧げます。この素晴らしいトロフィーを2度も獲得できるとは思ってもいませんでした。とても誇りに思います」 「私の基準と考え方があれば、何でも可能です。私の使命は、小さな女子や男子たちの模範となることで、それは重要です。このバロンドールによって、さらに多くの家庭で選ばれることを願っています。女性がより多くの権利と自由を得るために、闘いは続けなければなりません」 <h3>◆女子バロンドール最終結果</h3> 1.アイタナ・ボンマティ(バルセロナ/スペイン) 2.キャロライン・グラハム・ハンセン(バルセロナ/ノルウェー) 3.サルマ・パラジュエロ(バルセロナ/スペイン) 4.ソフィア・スミス(ポートランド・ソーンズ/アメリカ) 5.リンジー・ホラン(リヨン/アメリカ) 6.マロリー・スワンソン(ワシントン・スピリット/アメリカ) 7.マリー・アントワネット・カトト(パリ・サンジェルマン/フランス) 8.マリオナ・カルデンテイ(バルセロナ/スペイン) 9.トリニティ・ロッドマン(ワシントン・スピリット/アメリカ) 10.アレクシア・プテジャス(バルセロナ/スペイン) 11.パトリシア・ギハーロ(バルセロナ/スペイン) 12.バーバラ・バンダ(オーランド・プライド/ザンビア) 13.ローレン・ジェームズ(チェルシー/イングランド) 14.アーダ・ヘーゲルベルグ(リヨン/ノルウェー) 15.カディジャ・ショー(マンチェスター・シティ/ジャマイカ) 16.タバサ・チャウィンガ(パリ・サンジェルマン→リヨン/マラウィ) 17.アリッサ・ネイハー(シカゴ・レッドスターズ/アメリカ) 18.ガビ・ポルティーリョ(コリンチャンス/ブラジル) 19.ジュリア・グウィン(バイエルン/ドイツ) 20.ルーシー・ブロンズ(チェルシー/イングランド) 21.マイラ・ラミレス(チェルシー/コロンビア) 22.グロディス・ペルラ・ヴィゴスドッティル(バイエルン/ドイツ) 23.タルシアニ(ヒューストン・ダッシュ/ブラジル) 24.レア・シュラー(バイエルン/ドイツ) 25.シェーケ・ニュスケン(チェルシー/ドイツ) 26.長谷川唯(マンチェスター・シティ/日本) 27.マヌエラ・ジュリアーノ(ローマ/イタリア) 28.ローレン・ヘンプ(マンチェスター・シティ/イングランド) 29.エヴァ・パヨル(バルセロナ/ポーランド) 30.グレイス・ゲヨロ(パリ・サンジェルマン/フランス) <span class="paragraph-title">【動画】ボンマティが自身2つ目のバロンドールトロフィーにキス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Aitana, it's all yours!<a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/BT2PzX2I3x">pic.twitter.com/BT2PzX2I3x</a></p>— Ballon d'Or (@ballondor) <a href="https://twitter.com/ballondor/status/1851034214885392388?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 10:35 Tue2
シービリーブスカップに続きアメリカに屈したなでしこがベスト8敗退…120分の激闘の末に散る【パリ五輪】
なでしこジャパンは3日、パリ・オリンピック(五輪)準々決勝でアメリカ女子代表と対戦し、0-1で敗戦した。 スペイン女子代表やブラジル女子代表と同居したグループCを2位で通過したなでしこ。中2日での戦いに向け、池田太監督は直近のナイジェリア女子代表戦からスタメンを5人変更。 GKに山下杏也加、3バックに南萌華、熊谷紗希、古賀塔子。ウイングバックに守屋都弥、北川ひかる、2ボランチに長谷川唯、長野風花を起用。前線は藤野あおばと清家貴子の2シャドーに田中美南が最前線に入った。 一方、グループBを首位し3大会ぶりの金メダルを目指すアメリカは、守護神GKアリッサ・ナアーやリンジー・ホラン、クリスタル・ダン、ローズ・ラベルら主力をスタメンで起用。元NBA選手のデニス・ロッドマンの娘であるトリニティ・ロッドマン、マロリー・スワンソン、ソフィア・スミスを3トップに据えた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。 アグレッシブな入りを見せるアメリカに対し、序盤から押し込まれる時間の続いたなでしこだが、メリハリの利いた守備で決定機を与えない。 前半半ば以降もアメリカに70%を超えるボール保持率を記録されるが、なでしこの集中が切れず、攻撃をことごとく跳ね返す。すると35分、なでしこは清家のパスをボックス左で受けた田中がカットインから右足を振り抜き、ファーストシュートを放つ。 さらにその1分後には、バイタルエリア左から清家がふわりと浮かせたクロスを入れると、DFダンのクリアのこぼれ球をボックス右に走り込んだ守屋がダイレクトシュートで狙ったが、これは枠の上に外れた。 ゴールレスで迎えた後半、なでしこは清家を下げて浜野まいかを投入。立ち上がりから拮抗した展開が続くなか、先制点が欲しいなでしこは70分に田中を下げて植木をピッチに送り出した。 すると79分、右クロスのクリアボールをボックス内の浜野が落とすと、ペナルティアークに走り込んだ長谷川がダイレクトシュート。しかし、これは枠に上に大きく外れた。 なでしこは直後のクーリングブレイクで、藤野を下げて宮澤ひなたを投入したが、最後までスコアは動かず。0-0のまま90分が終了し、試合は延長戦に突入。 両チーム選手を入れ替えて迎えた延長戦。なでしこは96分に南が自陣で11にボールを奪われると、そのままボックス右深くまで侵入を許したが、ここはGK山下が絶妙な飛び出しでシュートコースを消して阻止した。 このまま延長前半終了かと思われたが、なでしこは延長前半追加タイムに失点する。追加タイム2分、フォックスのロングパスをボックス右横で受けたロッドマンがカットインから左足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に突き刺さった。 1点を追う展開となったなでしこは、延長後半から長谷川と北川を下げて林穂之香と千葉玲海菜を投入。逃げ切りを狙うアメリカに対し、立ち上がりから猛攻を仕掛けたなでしこだが、最後まで同点弾は生まれず。 シービリーブスカップに続いてアメリカに屈したなでしこは0-1のスコアでベスト8敗退が決定した。一方、ベスト4進出を決めたアメリカは6日に行われる準決勝でカナダ女子代表vsドイツ女子代表の勝者と対戦する。 アメリカ女子代表 1-0 なでしこジャパン 【アメリカ】 トリニティ・ロッドマン(延前17) ◆出場メンバー ()内=途中出場選手 GK 山下杏也加 DF 古賀塔子(→高橋はな 延前1)、熊谷紗希、南萌華 MF 守屋都弥、長野風花、長谷川唯(→林穂之香 延後1)、北川ひかる(→千葉玲海菜 延後1) FW 藤野あおば(→宮澤ひなた 80)、田中美南(→植木理子 70)、清家貴子(→浜野まいか HT) 2024.08.04 00:47 Sun3
ゴールを守る迫力桁違い!元NBA選手オニール氏がなでしこ戦控えるアメリカ女子、ロッドマンの娘とPK対決!結果は…
元プロバスケットボール選手のシャキール・オニール氏と、同デニス・ロッドマン氏の娘、サッカーのアメリカ女子代表FWトリニティ・ロッドマンの対決が話題を呼んだ。 アメリカ女子代表は現在、SheBelieves Cup2024へ向け、ジョージア州アトランタで合宿中。ワシントン・スピリット所属のトリニティもメンバー入りを果たしている。 そのトリニティはFWジェイディン・ショー(サンディエゴ・ウェーブFC)とともに、3日にNBAのTNTスタジオを訪問。同局のスポーツ評論家を務めているオニール氏と、PK対決を行った。 ゴールを守るのは216cm、147kgのオニール氏。トリニティも178cmと、女子サッカー選手の中では高身長だが、オニール氏の醸し出す迫力は桁違いだ。 最初のキッカーを担ったトリニティはかなり強いシュートを狙ったが、あっさりとオニール氏に止められてしまった。 オニール氏は続いて女子バスケットボール選手、キャンデース・パーカーのシュートもストップ。対決の様子には「ゴールをいかに小さく見せるかに関して彼はクレイジーだ」、「トリニティはピッチだと大きく見えるけど、ここでは小さく見えます」、「アリッサ・ネイハー(アメリカ女子のGK)がついにライバルを獲得した!」、「シャックは最高です」、「トリニティ、シャックおじさんに甘すぎでしょ」などの声が寄せられた。 なお、PK対決は3人目を務めたショーが左隅へ沈め、サッカー選手の面目を躍如。トリニティとショー、両選手はなでしこジャパン戦ではどのようなパフォーマンスを披露するだろうか。 なでしこvsアメリカは日本時間6日の25:37にキックオフ。JFATVでのライブ配信を予定している。 <span class="paragraph-title">【動画】オニール氏の迫力が凄い!ロッドマンの娘とPK対決、結果は…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C5Ye7yTu_CO/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C5Ye7yTu_CO/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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監督不在のなでしこジャパンが来年2月の「2025 SheBelieves Cup」に参加、アメリカ、オーストラリア、コロンビアと対戦
日本サッカー協会(JFA)は21日、なでしこジャパンが2025年2月にアメリカで開催される、「2025 SheBelieves Cup」に参加することを発表した。 4カ国が戦う「2025 SheBelieves Cup」の参加国は開催国のアメリカの他、オーストラリア、コロンビアとなる。 アメリカで開催される「2025 SheBelieves Cup」。なでしこジャパンは、2019年に初参加し、今回が5回目の参加となる。 2024年は初戦でアメリカ女子代表と対戦し1-2で敗戦。ブラジル女子代表とは1-1で終えるも、PK戦で0-3と敗れていた。 今大会は、2月21日(金)7時からテキサス州ヒューストンでオーストラリア女子代表と、同24日(月)4時からアリゾナ州グレンデールでコロンビア女子代表、27日(木)12時30分からカリフォルニア州サンディエゴでアメリカ女子代表と対戦。移動をしながらの大会となる。 2024年8月のFIFAランキングでなでしこジャパンは7位に位置。アメリカが1位、オーストラリアが15位、コロンビアが21位となっている。 なでしこジャパンはパリ・オリンピック終了後に池田太監督が退任。10月には国立競技場で韓国女子代表と対戦し4-0で勝利を収めていたが、監督不在の中で佐々木則夫女子委員長が暫定指揮を執っていた。 <h3>◼︎2025 SheBelieves Cup </h3> ※日本時間 ▽2025年2月21日(金) 《7:00》 なでしこジャパン vs オーストラリア女子代表 《10:00》 アメリカ女子代表 vs コロンビア女子代表 会場:シェル・エナジー・スタジアム ▽2025年2月24日(月) 《4:00》 コロンビア女子代表 vs なでしこジャパン 《7:00》 アメリカ女子代表 vs オーストラリア女子代表 会場:ステートファーム・スタジアム ▽2025年2月27日(木) 《9:30》 オーストラリア女子代表 vs コロンビア女子代表 《12:30》 アメリカ女子代表 vs なでしこジャパン 会場:スナップドラゴン・スタジアム 2024.11.21 10:42 Thu2
レアルのアンチェロッティ監督が新設の最優秀監督賞を受賞! 女子はアメリカに金メダルもたらしたなでしこFW浜野まいかの元指揮官ヘイズ監督
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はアンチェロッティ監督、女子はヘイズ監督が第1回の受賞者に選ばれた。 アンチェロッティ監督は2023-24シーズン、自身5度目となるチャンピオンズリーグ(CL)優勝やラ・リーガ制覇を達成。1月のスーペルコパ・デ・エスパーニャや8月のUEFAスーパーカップのタイトルも手にした。 2023-24シーズンまでなでしこジャパンFW浜野まいか擁するチェルシー・ウィメンを率いたヘイズ監督は、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で5連覇を達成。FA女子コンチネンタルリーグカップで準優勝、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)と女子FAカップではベスト4と4冠に迫った。 5月からはアメリカ女子代表を指揮。パリ・オリンピック(五輪)決勝ではブラジル女子代表を破り、12年ぶりの金メダルをもたらした。 マドリー陣営はブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがバロンドールを逃したことを受け、授賞式に参加せず。アンチェロッティ監督はXで「家族、会長、クラブ、選手たち、そして何よりもヴィニ(ヴィニシウス)とカルバハルに感謝したい」と述べている。 また、ヘイズ監督もアルゼンチン女子代表戦を前にしているため不参加。ビデオメッセージで受賞を喜んだ。 「女子サッカーの監督として初めてバロンドールを受賞したことをとても光栄に思う」 「我々の仕事がいかにチャレンジングなものかは理解している。チームスポーツだから、少し気が引ける部分もある」 「チェルシーやアメリカで、このような素晴らしい選手たちを指導できてとても光栄に思う。今日はとても誇らしい日だ」 2024.10.29 17:15 Tue3
シービリーブスカップに続きアメリカに屈したなでしこがベスト8敗退…120分の激闘の末に散る【パリ五輪】
なでしこジャパンは3日、パリ・オリンピック(五輪)準々決勝でアメリカ女子代表と対戦し、0-1で敗戦した。 スペイン女子代表やブラジル女子代表と同居したグループCを2位で通過したなでしこ。中2日での戦いに向け、池田太監督は直近のナイジェリア女子代表戦からスタメンを5人変更。 GKに山下杏也加、3バックに南萌華、熊谷紗希、古賀塔子。ウイングバックに守屋都弥、北川ひかる、2ボランチに長谷川唯、長野風花を起用。前線は藤野あおばと清家貴子の2シャドーに田中美南が最前線に入った。 一方、グループBを首位し3大会ぶりの金メダルを目指すアメリカは、守護神GKアリッサ・ナアーやリンジー・ホラン、クリスタル・ダン、ローズ・ラベルら主力をスタメンで起用。元NBA選手のデニス・ロッドマンの娘であるトリニティ・ロッドマン、マロリー・スワンソン、ソフィア・スミスを3トップに据えた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。 アグレッシブな入りを見せるアメリカに対し、序盤から押し込まれる時間の続いたなでしこだが、メリハリの利いた守備で決定機を与えない。 前半半ば以降もアメリカに70%を超えるボール保持率を記録されるが、なでしこの集中が切れず、攻撃をことごとく跳ね返す。すると35分、なでしこは清家のパスをボックス左で受けた田中がカットインから右足を振り抜き、ファーストシュートを放つ。 さらにその1分後には、バイタルエリア左から清家がふわりと浮かせたクロスを入れると、DFダンのクリアのこぼれ球をボックス右に走り込んだ守屋がダイレクトシュートで狙ったが、これは枠の上に外れた。 ゴールレスで迎えた後半、なでしこは清家を下げて浜野まいかを投入。立ち上がりから拮抗した展開が続くなか、先制点が欲しいなでしこは70分に田中を下げて植木をピッチに送り出した。 すると79分、右クロスのクリアボールをボックス内の浜野が落とすと、ペナルティアークに走り込んだ長谷川がダイレクトシュート。しかし、これは枠に上に大きく外れた。 なでしこは直後のクーリングブレイクで、藤野を下げて宮澤ひなたを投入したが、最後までスコアは動かず。0-0のまま90分が終了し、試合は延長戦に突入。 両チーム選手を入れ替えて迎えた延長戦。なでしこは96分に南が自陣で11にボールを奪われると、そのままボックス右深くまで侵入を許したが、ここはGK山下が絶妙な飛び出しでシュートコースを消して阻止した。 このまま延長前半終了かと思われたが、なでしこは延長前半追加タイムに失点する。追加タイム2分、フォックスのロングパスをボックス右横で受けたロッドマンがカットインから左足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に突き刺さった。 1点を追う展開となったなでしこは、延長後半から長谷川と北川を下げて林穂之香と千葉玲海菜を投入。逃げ切りを狙うアメリカに対し、立ち上がりから猛攻を仕掛けたなでしこだが、最後まで同点弾は生まれず。 シービリーブスカップに続いてアメリカに屈したなでしこは0-1のスコアでベスト8敗退が決定した。一方、ベスト4進出を決めたアメリカは6日に行われる準決勝でカナダ女子代表vsドイツ女子代表の勝者と対戦する。 アメリカ女子代表 1-0 なでしこジャパン 【アメリカ】 トリニティ・ロッドマン(延前17) ◆出場メンバー ()内=途中出場選手 GK 山下杏也加 DF 古賀塔子(→高橋はな 延前1)、熊谷紗希、南萌華 MF 守屋都弥、長野風花、長谷川唯(→林穂之香 延後1)、北川ひかる(→千葉玲海菜 延後1) FW 藤野あおば(→宮澤ひなた 80)、田中美南(→植木理子 70)、清家貴子(→浜野まいか HT) 2024.08.04 00:47 Sun4
「とても誇らしい」6度目オリンピックで3個目の銀メダル…38歳のレジェンド、ブラジルFWマルタは晴れやかに国際舞台を去る中で批判する人々へ「何の恩義も感じたことはない」
またしても頂点に立つことができなかった女子サッカー界のレジェンドであるブラジル女子代表FWマルタが、パリ・オリンピックでの銀メダルを振り返った。『ESPN』が伝えた。 10日、パリ・オリンピックの女子サッカー決勝が行われ、1-0でアメリカが勝利。2012年のロンドン・オリンピック以来となる金メダルを獲得した。 決勝に臨んだブラジルは、2008年の北京オリンピック以来となる決勝進出。しかし、そこでもアメリカと対戦し、0-1で敗れて銀メダルに。2004年のアテネ・オリンピックでも決勝に進んでいたが、2-1でアメリカに敗れていた。 3度目の決勝で金メダルは全てアメリカに阻まれる結果となったブラジル。そして、その全てを知るのが38歳のマルタ。自身3止めの銀メダルとなったが、これまでの2回とは異なる誇らしさがあるとした。 「誇らしい気持ちです。とても誇らしい」 「2004年と2008年に銀メダルを2度獲得した時も、この銀メダルを獲得した今ほどの誇りを感じたことはなかったと思います」 「オリンピック決勝に戻ってくるまで16年も待たされましたが、正直に言って、これまでの大会でのチーム成績から判断すると、ブラジルがオリンピック決勝に進出し、メダルを持ってここを去るということは誰も信じていなかったと思います」 男子はサッカー王国と言われ、史上最多のワールドカップ(W杯)で5度の優勝を経験。また、パリ・オリンピックには出場できなかったが、U-23ブラジル代表も2016年のリオ・デ・ジャネイロ、2021年の東京と2大会連続で金メダルを獲得するなど、輝かしい結果を残している。 しかし、女子はこれまで女子W杯、オリンピックでの優勝経験はなし。オリンピックこそ、今回の銀メダルを含めて3度準優勝の成績を残しているが、女子W杯は2007年の中国大会の準優勝が1度だけ。2023年はグループステージで敗退しており、男子との立ち位置は大きく異なる状況だった。 女子W杯、そしてオリンピックと共に6度ずつ出場している重鎮のマルタ。しかし、今大会で国際舞台から去ることを明言しており、最後まで代表キャリアで世界一になることはできなかった。 世界最優秀選手には個人で6度輝くも、再び2位で終わってしまった代表キャリアは185試合119ゴール。今大会はグループステージでの危険なプレーで一発退場となり、代表キャリアが終わったかと思われたが、チームは決勝に進み、自身も後半から途中出場を果たした。 次世代にバトンを渡すことになるマルタだが、チームに期待せず、負けた時にだけ批判する人には何も感謝がないとコメント。信じ続け、応援し続けてくれた人たちへの感謝を胸に、女子サッカーがより評価される日が来ることを願った。 「このメダルは、ブラジルの女子サッカーが競争力を持つという私たちの誇りの回復を表しています」 「才能はあるけど、もっと評価されなければならない。悔しい!女子サッカーを見ない人もたくさんいるけど、私たちが負けると真っ先にコメントし、真っ先に話題にするもの彼らです」 「女子サッカーで、個人であれ、チームであれ、私たちが勝ち取ったタイトルは全て最初から私たちを信じてくれた人たち、そして家族や友人など、スタンドで私たちを応援してくれた人たちのおかげです」 「私たちは彼らに恩義を感じており、彼らと感謝の気持ちを共有しています。私たちは、この瞬間を利用してくだらないことを言っている人たちには、何の恩義も感じません」 2024.08.11 12:45 Sun5