鎌田大地が終盤出場のパレスがスパーズ撃破で待望の今季リーグ戦初白星!【プレミアリーグ】

2024.10.28 01:13 Mon
パレスが待望の今季リーグ戦初白星
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パレスが待望の今季リーグ戦初白星
プレミアリーグ第9節、クリスタル・パレスvsトッテナムが27日にセルハースト・パークで行われ、ホームのパレスが1-0で勝利した。なお、パレスのMF鎌田大地は88分から途中出場した。
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前節、ノッティンガム・フォレストに競り負けて3連敗を喫した18位のパレスは、強豪をホームに迎えたロンドン・ダービーで今季リーグ戦初勝利を狙った。この一戦では鎌田がベンチスタートとなった。一方、前節はウェストハム相手に4-1で完勝したトッテナムはダービー連勝を狙った。ミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)のAZ戦では先発9人を入れ替えた中で1-0の勝利を収めたチームは、ウェストハム戦から先発1人を変更。軽傷を抱えるソン・フンミンの代役に17歳ムーアをプレミア初先発で起用した。
戦前の予想通り、堅守速攻のパレスとボールを握って押し込むトッテナムという構図の下で推移していくダービー。序盤は中盤での潰し合いがメインとなり、なかなかフィニッシュの数が増えていかない。

前半20分過ぎには筋肉系のトラブルに見舞われたレルマがプレー続行不可能となり、ヒューズのスクランブル投入を余儀なくされたホームチーム。だが、果敢なハイプレスと球際、セカンドボールの攻防で優位性を出し始め、押し込む展開に。
すると、31分には相手のゴールキックからのビルドアップにしつこくプレスを仕掛けて右サイドで奪い切ると、ムニョスの右クロスをゴール前のエゼがワンタッチでファーに流したボールを収めたマテタが冷静に左足シュートをニア下へ流し込んだ。

得点力不足のイーグルスにまんまと先制点を奪われたトッテナムはすぐさま反撃を開始。引き続きビルドアップやセカンドボールへの反応で苦戦を強いられたが、徐々にプレスを回避し始めると、オープンスペースでの仕掛けからチャンスを創出していく。

34分にはセットプレーの流れからゴール左でファン・デ・フェンが放ったシュートがディフレクトしてコースが変わって左ポストを叩く決定機を作り出すと、以降はようやくポケットを攻略する得意の形からゴールに迫る。だが、前半アディショナルタイムにウドジェのグラウンダークロスにニアで合わせたマディソンの左足シュートはGKヘンダーソンのビッグセーブに阻まれ、前半の内に追いつくことはできなかった。

互いにメンバー交代なしで臨んだ後半はよりオープンな展開に。開始直後にトッテナムがボックス右に侵入したクルゼフスキのシュートでゴールに迫ると、パレスも前がかりな相手の背後を積極的に狙って左サイドのエゼが流れの中、セットプレーで再三チャンスに絡んでいく。

後半もパレスのプレー強度に苦戦するトッテナムは60分過ぎに3枚替えを敢行。マディソンとクルゼフスキのインサイドハーフにムーアを下げてリシャルリソン、ヴェルナー、パプ・サールを投入。リシャルリソン、ソランケを最前線に並べた[4-4-2]の形に変更した。

この交代によって前線での収まりが出てきたアウェイチームは、シンプルなクロスも使いながら攻撃に変化を加えていくが、最後のところで連携と精度を欠く。それでも、リスクを冒して前に出る中で迎えた幾度かのピンチをGKヴィカーリオのビッグセーブで凌いで勝ち点の可能性を残す。

その後、後半最終盤には鎌田らの投入でパレスが完全に逃げ切り態勢に入ると、トッテナムが猛攻を仕掛けていく。だが、全体的に精度やパワーを欠くアウェイチームの攻撃はホームチームが集中した守備で最後まで撥ね返し続け、このままタイムアップを迎えた。

この結果、難敵スパーズに会心の勝利を収めたパレスが待望の今季リーグ戦初白星を手にした。

クリスタル・パレス 1-0 トッテナム
【クリスタル・パレス】
ジャン=フィリップ・マテタ(前31)



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【プレミアリーグ第6節プレビュー】チェルシーvs三笘ブライトンなど好カード満載の一節

先週末に行われた前節はマンチェスター・シティvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わって全勝チームがいなくなった。また、ニューカッスルが今季初黒星を喫した一方、ブライトンとノッティンガム・フォレストの無敗対決はドローとなり、無敗チームは4チームとなっている。 9月最後の一節となる第6節ではマンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムのビッグ6対決に加え、ニューカッスルvsマンチェスター・シティ、チェルシーvsブライトンの3つの注目カードが開催される。 マンチェスター・ユナイテッドは前節、敵地でクリスタル・パレスと対戦しゴールレスドローに終わった。公式戦2試合10ゴールと破壊力増す攻撃陣の躍動が期待されたが、前半の再三の決定機を古巣対戦となったGKヘンダーソンに再三のビッグセーブで阻まれると、イーブンな展開に持ち込まれた後半は守護神オナナの好守で無失点を継続したものの、最後までイーグルスのゴールを割ることができず。さらに、ミッドウィーク開催のヨーロッパリーグ(EL)ではホームで格下トゥベンテと対戦。MFエリクセンのゴールで先制するところまでは良かったが、追加点を奪えずに同点ゴールを許すと、猛攻を仕掛けた後半終盤は相手の体を張った守備に精度を乱されて1-1のドロー。公式戦2試合連続ドローと再びフォームを落とした状態で今季2度目のビッグ6直接対決に臨むことになった。 一方、トッテナムは前節、ブレントフォードと対戦し3-1の勝利。リーグ連敗をストップした。試合開始20秒過ぎにFWエンベウモに電光石火のゴールを奪われたが、FWソランケの加入後初ゴールとFWブレナン・ジョンソンのゴールで前半の内に逆転。後半は守勢を強いられた中、鮮やかなカウンターからのMFマディソンのゴールで勝ち切った。続くELではカラバフをホームで迎え撃った中、前半開始直後にDFドラグシンが一発退場となる窮地に陥ったが、公式戦3戦連発のジョンソン、2戦連発のソランケらの活躍に守護神ヴィカーリオの再三の好守によって3-0の勝利を収めた。そのタフな内容に加え、準備期間が1日少ないアウェイゲームは難しい戦いが想定されるが、公式戦3連勝の勢いを活かして勝ち点3を持ち帰りたい。 開幕からの連勝が「4」でストップした王者シティは、難所セント・ジェームズ・パークでのニューカッスル戦で白星奪還を狙う。2-2のドローに終わった頂上決戦ではFWハーランドのリーグ5試合連続ゴールで先制も、MFロドリの負傷交代をきっかけに暗転。納得しがたい流れから喫したDFカラフィオーリの同点ゴールにDFガブリエウのセットプレーによるゴールで引っくり返されると、後半は[6-3]の堅固な守備ブロックにしたたかに時計を進めるアウェイチームの策略に嵌りかけたが、途中投入のDFストーンズが後半ほぼラストプレーで決めた同点ゴールで辛くも勝ち点1を拾った。 また、中1日という過酷な日程で戦ったEFLカップ3回戦ではワトフォード相手にFWドクとMFマテウス・ヌネスの加入後初ゴールなどによって大幅なターンオーバーを敢行した一戦を2-1で勝利。公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。ただ、中盤の要を担うロドリの長期離脱が決定し、MFデ・ブライネの状態も不透明な中で臨む難所セント・ジェームズ・パークでの一戦は非常に難しいものになるはずだ。 対するニューカッスルは開幕から好調を維持したが、前節はフルアム相手にまさかの1-3の敗戦。MFギマランイスが軽率なプレーで3失点目に関与するなど、攻守両面でイージーミスが散見され、ダメージが残る形での今季初黒星となった。また、ミッドウィークに開催予定だったEFLカップのウィンブルドン戦が大雨による洪水の影響で開催延期に。コンディション面では優位に働くものの、メンタル的にはバウンスバックのきっかけを逃す形となり、良くも悪くも諸々の影響に注目したい。 直近3試合連続クリーンシートで好調を維持するチェルシー。リーグ前節のウェストハム戦では3バックスタートと変化を加えたホームチーム相手にFWジャクソンが2ゴール1アシストの見事な活躍をみせ、3-0の完勝に導いた。続くEFLカップでは4部首位のバロー相手に大幅にメンバーを入れ替えた中、FWエンクンクのハットトリックの活躍などで5-0の圧勝。前線を中心にポジティブなポジション争いを繰り広げる中で今回の上位対決に臨む。 一方、MF三笘薫を擁するブライトンは開幕から5戦無敗も、直近3試合は格下相手に3試合連続ドローとやや失速気味。2-2のドローに終わったフォレスト戦は好調のFWウェルベックの見事な直接FKによるゴールで一時逆転に持ち込んだが、後半半ばに追いつかれると、数的優位を手にした後半終盤も攻め切れず。敵将ヌーノと共にヒュルツェラー監督が退席処分を下されるカオスな一戦で勝ち点1獲得にとどまった。その青年指揮官不在で臨むブルーズとのアウェイゲームでは、比較的志向するスタイルが近いこともあり、個々の局面での勝負がカギを握る。攻撃でもキーマンとなるDFグストに対して、日本代表MFの攻守に渡る活躍が4戦ぶりの白星を左右することになるはずだ。 今季序盤を占うアウェイ3連戦を1勝2分けで終えたアーセナルは昇格組レスター・シティ相手にリーグ2戦ぶりの白星を狙う。シティとの頂上決戦では賛否両論となったFWトロサールの退場で数的不利を背負った中、対戦相手から揶揄される割り切った戦いで辛くも勝ち点1を持ち帰ったアルテタのチーム。ただ、その激戦後に守護神ラヤ、DFホワイト、DFティンバーの負傷が発覚。直近のEFLカップでは大幅なターンオーバーを敢行し、17歳MFヌワネリの2ゴール、FWスターリングの加入後初ゴールなどで5-1と公式戦3試合ぶりの白星を挙げたが、MFウーデゴールの長期離脱を含めてチーム状況は芳しくない。曲者フォクシーズとのホームゲームでも総力戦の構えで臨みたい。 公式戦3連勝と好調のリバプールは開幕未勝利で最下位に沈むウォルバーハンプトン相手にさらなる連勝を狙う。前節はボーンマス相手にFWルイス・ディアスの2ゴールの活躍などで快勝すると、ウェストハムとの対戦となったEFLカップではMF遠藤航やFWキエーザらを初先発で起用した一戦で5-1の完勝。ターンオーバーに消極的なスロット監督もMFカーティス・ジョーンズやFWガクポらの躍動を受け、態度を軟化させた印象だ。ただ、今回の試合では再び指揮官が考えるベストメンバーでの戦いとなりそうだ。 その他ではアーセナルに敗れたものの、それ以外の試合で昨季同様の強さを見せて3位に位置するアストン・ビラが開幕未勝利の昇格組イプスウィッチ・タウンと、MF鎌田大地のクリスタル・パレスと、DF菅原由勢のサウサンプトンはそれぞれエバートン、ボーンマス相手に初勝利を目指す。 《プレミアリーグ第6節》 ▽9/28(土) 《20:30》 ニューカッスル vs マンチェスター・シティ 《23:00》 アーセナル vs レスター・シティ ブレントフォード vs ウェストハム チェルシー vs ブライトン・ホーヴ・アルビオン エバートン vs クリスタル・パレス ノッティンガム・フォレスト vs フルアム 《25:30》 ウォルバーハンプトン vs リバプール ▽9/29(日) 《22:00》 イプスウィッチ vs アストン・ビラ 《24:30》 マンチェスター・ユナイテッド vs トッテナム ▽9/30(月) 《28:00》 ボーンマス vs サウサンプトン 2024.09.28 12:00 Sat

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