「キャリアで最高の瞬間」なでしこを沈めたアメリカ女子代表、父は元NBAプレーヤーのロッドマンが決勝ゴールを振り返る「正直、あれが唯一の方法だった」
2024.08.04 13:25 Sun
パリ・オリンピックの女子サッカー準々決勝でなでしこジャパンを下したアメリカ女子代表。決勝ゴールを決めたFWトリニティ・ロッドマンが決勝ゴールを振り返った。
互いに決定機はあったものの活かせず、試合はゴールレスで延長戦へ。それでもなかなかゴールが生まれなかったが、延長前半アディショナルタイムにボックス右でパスを受けたロッドマンが、北川ひかるを鋭い切り返しで剥がすと、左足一閃。これが決まり、アメリカが先制。そのまま1-0で勝利を収めた。
父に元NBAプレーヤーのデニス・ロッドマンを持つトリニティ・ロッドマンは、『ESPN』で自身のゴールを振り返り、最高の瞬間だったと語った。
「あの瞬間は、私のキャリアの中で最高の瞬間でした。これ以上を望むことはありません」
ポゼッションをしながら、日本を押し込んでいた中、長いボールで右サイドへと展開して個人技で堅守を破った。ロッドマンは、あの形しかゴールを決める術はなかったとした。
「正直なところ、あの試合でゴールを決めるのは、あれが唯一の方法だったと思う」
「もちろん、試合中ずっと、相手の隙間に入ってゴールを決めようと思っていたけど、上手く行かなかった」
「全てのサッカーが美しいサッカーというわけではない。でも、私たちは、ああいった素晴らしい結果になるだろうと分かっていたと思う」
「私やフィールド上の他の誰かであっても、ボックス内でのティキタカになることはないと分かっていた。私たちが生かさなければならない瞬間であり、それが起きたわ」
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3日、パリ五輪のベスト4をかけて日本とアメリカが対戦。3大会ぶりのメダルを目指す日本と、金メダルの奪還を目指すアメリカの一戦は、互いに譲らない展開となる。日本は前からのプレスに加え、最終ラインがしっかりとアメリカの攻撃を封じることに。スペースを突こうとしたアメリカも、日本の固いブロックの前に大きなチャンスもなかなか作れないでいた。父に元NBAプレーヤーのデニス・ロッドマンを持つトリニティ・ロッドマンは、『ESPN』で自身のゴールを振り返り、最高の瞬間だったと語った。
「気を失ったような感じでした。最後に覚えているのは、悔いrすたるがプレーしていて『あぁ!』と感じたことです」
「あの瞬間は、私のキャリアの中で最高の瞬間でした。これ以上を望むことはありません」
ポゼッションをしながら、日本を押し込んでいた中、長いボールで右サイドへと展開して個人技で堅守を破った。ロッドマンは、あの形しかゴールを決める術はなかったとした。
「正直なところ、あの試合でゴールを決めるのは、あれが唯一の方法だったと思う」
「もちろん、試合中ずっと、相手の隙間に入ってゴールを決めようと思っていたけど、上手く行かなかった」
「全てのサッカーが美しいサッカーというわけではない。でも、私たちは、ああいった素晴らしい結果になるだろうと分かっていたと思う」
「私やフィールド上の他の誰かであっても、ボックス内でのティキタカになることはないと分かっていた。私たちが生かさなければならない瞬間であり、それが起きたわ」
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C5Ye7yTu_CO/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">U.S. Soccer WNT(@uswnt)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.04.06 19:25 Sat4
なでしこは再びベスト8で涙…ドローン問題に揺れたカナダも連覇逃す! スペインは土壇場勝利、ブラジルも開催国撃破【パリ五輪】
3日、パリ・オリンピックの女子サッカー準々決勝が行われた。 3大会ぶりのメダル獲得を目指したなでしこジャパンはアメリカ女子代表と対戦。粘り強くしっかりと戦ったものの、決定力不足を露呈。チャンスを生かしきれないでいると、延長戦まで持つれた試合で1-0と敗戦。男子と同じベスト8での敗退となった。 その他、連覇を目指したカナダ女子代表はドイツ女子代表と対戦。東京五輪で金メダルを獲得したカナダだったが、初戦の前にドローンを不正使用し、相手チームを偵察するという大問題が発生。勝ち点6の剥奪、ビバリー・プリーストマン監督の五輪追放&職務停止など苦境に立たされていた。 それでも連覇を目指し、グループステージ3連勝で勝ち点-6のスタートを跳ね除けたが、ドイツ戦ではゴールを奪えず。ゴールレスのままPK戦に突入したが、2-4で敗戦。連覇の夢は潰えることとなった。 なでしこジャパンが初戦で敗れ、ワールドカップ女王として初の五輪に臨んでいるスペイン女子代表は、コロンビア女子代表と対戦。試合は予想に反してコロンビアが主導権を握る展開となる。 12分にマイラ・ラミレスのゴールでコロンビアが先制すると、0-1で迎えた後半にはレイシー・サントスが追加点を奪い、スペイン相手に2点のリードお奪う。 思わぬ苦戦を強いられたスペインだったが、79分に右サイドから崩すと、クロスをGKが弾ききれず、こぼれ球をボックス内でジェニファー・エルモソが蹴り込み1点差に。それでも時間がほとんどないなか、後半アディショナルタイム7分にボックス左からサルマ・パラジュエロがクロスを入れると、イレーネ・パレデスがダイレクトで合わせて土壇場で追いつくことに成功する。 延長戦はゴールが生まれずにPK戦へ。コロンビアの1人目をGKがセーブすると、コロンビアの3人目も失敗。スペインは4人目のアイタナ・ボンマティが成功し、4-2で勝利を収めた。 開催国のフランス女子代表は、ブラジル女子代表と対戦。レジェンドのマルタが危険なファウルで出場停止となったブラジルが開催国に挑んだ中、なかなかゴールが生まれない展開となる。 延長戦にも入っていくかと思われた中、82分、スローインから攻め込むと、背後へのパスに対して反応したガビ・ポルティーリョが抜け出し、GKとの一対一を制して先制。ブラジルが逃げ切り、ベスト4進出を決めた。 なお、準決勝のカードはアメリカvsドイツ、ブラジルvsスペインに決定。6日の深夜に行われる。 ◆準々決勝 アメリカ女子代表 1-0 なでしこジャパン 【アメリカ】 トリニティ・ロッドマン(延前105+2) スペイン女子代表 2-2(4PK2) コロンビア女子代表 【スペイン】 ジェニファー・エルモソ(後34) イレーネ・パレデス(後45+7) 【コロンビア】 マイラ・ラミレス(前12) レイシー・サントス(後7) カナダ女子代表 0-0(2PK4) ドイツ女子代表 フランス女子代表 0-1 ブラジル女子代表 【ブラジル】 ガビ・ポルティーリョ(後37) 2024.08.04 10:35 Sunアメリカ女子代表の人気記事ランキング
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レアルのアンチェロッティ監督が新設の最優秀監督賞を受賞! 女子はアメリカに金メダルもたらしたなでしこFW浜野まいかの元指揮官ヘイズ監督
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はアンチェロッティ監督、女子はヘイズ監督が第1回の受賞者に選ばれた。 アンチェロッティ監督は2023-24シーズン、自身5度目となるチャンピオンズリーグ(CL)優勝やラ・リーガ制覇を達成。1月のスーペルコパ・デ・エスパーニャや8月のUEFAスーパーカップのタイトルも手にした。 2023-24シーズンまでなでしこジャパンFW浜野まいか擁するチェルシー・ウィメンを率いたヘイズ監督は、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で5連覇を達成。FA女子コンチネンタルリーグカップで準優勝、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)と女子FAカップではベスト4と4冠に迫った。 5月からはアメリカ女子代表を指揮。パリ・オリンピック(五輪)決勝ではブラジル女子代表を破り、12年ぶりの金メダルをもたらした。 マドリー陣営はブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがバロンドールを逃したことを受け、授賞式に参加せず。アンチェロッティ監督はXで「家族、会長、クラブ、選手たち、そして何よりもヴィニ(ヴィニシウス)とカルバハルに感謝したい」と述べている。 また、ヘイズ監督もアルゼンチン女子代表戦を前にしているため不参加。ビデオメッセージで受賞を喜んだ。 「女子サッカーの監督として初めてバロンドールを受賞したことをとても光栄に思う」 「我々の仕事がいかにチャレンジングなものかは理解している。チームスポーツだから、少し気が引ける部分もある」 「チェルシーやアメリカで、このような素晴らしい選手たちを指導できてとても光栄に思う。今日はとても誇らしい日だ」 2024.10.29 17:15 Tue2
シービリーブスカップに続きアメリカに屈したなでしこがベスト8敗退…120分の激闘の末に散る【パリ五輪】
なでしこジャパンは3日、パリ・オリンピック(五輪)準々決勝でアメリカ女子代表と対戦し、0-1で敗戦した。 スペイン女子代表やブラジル女子代表と同居したグループCを2位で通過したなでしこ。中2日での戦いに向け、池田太監督は直近のナイジェリア女子代表戦からスタメンを5人変更。 GKに山下杏也加、3バックに南萌華、熊谷紗希、古賀塔子。ウイングバックに守屋都弥、北川ひかる、2ボランチに長谷川唯、長野風花を起用。前線は藤野あおばと清家貴子の2シャドーに田中美南が最前線に入った。 一方、グループBを首位し3大会ぶりの金メダルを目指すアメリカは、守護神GKアリッサ・ナアーやリンジー・ホラン、クリスタル・ダン、ローズ・ラベルら主力をスタメンで起用。元NBA選手のデニス・ロッドマンの娘であるトリニティ・ロッドマン、マロリー・スワンソン、ソフィア・スミスを3トップに据えた[4-3-3]の布陣で試合に臨んだ。 アグレッシブな入りを見せるアメリカに対し、序盤から押し込まれる時間の続いたなでしこだが、メリハリの利いた守備で決定機を与えない。 前半半ば以降もアメリカに70%を超えるボール保持率を記録されるが、なでしこの集中が切れず、攻撃をことごとく跳ね返す。すると35分、なでしこは清家のパスをボックス左で受けた田中がカットインから右足を振り抜き、ファーストシュートを放つ。 さらにその1分後には、バイタルエリア左から清家がふわりと浮かせたクロスを入れると、DFダンのクリアのこぼれ球をボックス右に走り込んだ守屋がダイレクトシュートで狙ったが、これは枠の上に外れた。 ゴールレスで迎えた後半、なでしこは清家を下げて浜野まいかを投入。立ち上がりから拮抗した展開が続くなか、先制点が欲しいなでしこは70分に田中を下げて植木をピッチに送り出した。 すると79分、右クロスのクリアボールをボックス内の浜野が落とすと、ペナルティアークに走り込んだ長谷川がダイレクトシュート。しかし、これは枠に上に大きく外れた。 なでしこは直後のクーリングブレイクで、藤野を下げて宮澤ひなたを投入したが、最後までスコアは動かず。0-0のまま90分が終了し、試合は延長戦に突入。 両チーム選手を入れ替えて迎えた延長戦。なでしこは96分に南が自陣で11にボールを奪われると、そのままボックス右深くまで侵入を許したが、ここはGK山下が絶妙な飛び出しでシュートコースを消して阻止した。 このまま延長前半終了かと思われたが、なでしこは延長前半追加タイムに失点する。追加タイム2分、フォックスのロングパスをボックス右横で受けたロッドマンがカットインから左足を振り抜くと、このシュートがゴール左隅に突き刺さった。 1点を追う展開となったなでしこは、延長後半から長谷川と北川を下げて林穂之香と千葉玲海菜を投入。逃げ切りを狙うアメリカに対し、立ち上がりから猛攻を仕掛けたなでしこだが、最後まで同点弾は生まれず。 シービリーブスカップに続いてアメリカに屈したなでしこは0-1のスコアでベスト8敗退が決定した。一方、ベスト4進出を決めたアメリカは6日に行われる準決勝でカナダ女子代表vsドイツ女子代表の勝者と対戦する。 アメリカ女子代表 1-0 なでしこジャパン 【アメリカ】 トリニティ・ロッドマン(延前17) ◆出場メンバー ()内=途中出場選手 GK 山下杏也加 DF 古賀塔子(→高橋はな 延前1)、熊谷紗希、南萌華 MF 守屋都弥、長野風花、長谷川唯(→林穂之香 延後1)、北川ひかる(→千葉玲海菜 延後1) FW 藤野あおば(→宮澤ひなた 80)、田中美南(→植木理子 70)、清家貴子(→浜野まいか HT) 2024.08.04 00:47 Sun3
なでしこは再びベスト8で涙…ドローン問題に揺れたカナダも連覇逃す! スペインは土壇場勝利、ブラジルも開催国撃破【パリ五輪】
3日、パリ・オリンピックの女子サッカー準々決勝が行われた。 3大会ぶりのメダル獲得を目指したなでしこジャパンはアメリカ女子代表と対戦。粘り強くしっかりと戦ったものの、決定力不足を露呈。チャンスを生かしきれないでいると、延長戦まで持つれた試合で1-0と敗戦。男子と同じベスト8での敗退となった。 その他、連覇を目指したカナダ女子代表はドイツ女子代表と対戦。東京五輪で金メダルを獲得したカナダだったが、初戦の前にドローンを不正使用し、相手チームを偵察するという大問題が発生。勝ち点6の剥奪、ビバリー・プリーストマン監督の五輪追放&職務停止など苦境に立たされていた。 それでも連覇を目指し、グループステージ3連勝で勝ち点-6のスタートを跳ね除けたが、ドイツ戦ではゴールを奪えず。ゴールレスのままPK戦に突入したが、2-4で敗戦。連覇の夢は潰えることとなった。 なでしこジャパンが初戦で敗れ、ワールドカップ女王として初の五輪に臨んでいるスペイン女子代表は、コロンビア女子代表と対戦。試合は予想に反してコロンビアが主導権を握る展開となる。 12分にマイラ・ラミレスのゴールでコロンビアが先制すると、0-1で迎えた後半にはレイシー・サントスが追加点を奪い、スペイン相手に2点のリードお奪う。 思わぬ苦戦を強いられたスペインだったが、79分に右サイドから崩すと、クロスをGKが弾ききれず、こぼれ球をボックス内でジェニファー・エルモソが蹴り込み1点差に。それでも時間がほとんどないなか、後半アディショナルタイム7分にボックス左からサルマ・パラジュエロがクロスを入れると、イレーネ・パレデスがダイレクトで合わせて土壇場で追いつくことに成功する。 延長戦はゴールが生まれずにPK戦へ。コロンビアの1人目をGKがセーブすると、コロンビアの3人目も失敗。スペインは4人目のアイタナ・ボンマティが成功し、4-2で勝利を収めた。 開催国のフランス女子代表は、ブラジル女子代表と対戦。レジェンドのマルタが危険なファウルで出場停止となったブラジルが開催国に挑んだ中、なかなかゴールが生まれない展開となる。 延長戦にも入っていくかと思われた中、82分、スローインから攻め込むと、背後へのパスに対して反応したガビ・ポルティーリョが抜け出し、GKとの一対一を制して先制。ブラジルが逃げ切り、ベスト4進出を決めた。 なお、準決勝のカードはアメリカvsドイツ、ブラジルvsスペインに決定。6日の深夜に行われる。 ◆準々決勝 アメリカ女子代表 1-0 なでしこジャパン 【アメリカ】 トリニティ・ロッドマン(延前105+2) スペイン女子代表 2-2(4PK2) コロンビア女子代表 【スペイン】 ジェニファー・エルモソ(後34) イレーネ・パレデス(後45+7) 【コロンビア】 マイラ・ラミレス(前12) レイシー・サントス(後7) カナダ女子代表 0-0(2PK4) ドイツ女子代表 フランス女子代表 0-1 ブラジル女子代表 【ブラジル】 ガビ・ポルティーリョ(後37) 2024.08.04 10:35 Sun4
「とても誇らしい」6度目オリンピックで3個目の銀メダル…38歳のレジェンド、ブラジルFWマルタは晴れやかに国際舞台を去る中で批判する人々へ「何の恩義も感じたことはない」
またしても頂点に立つことができなかった女子サッカー界のレジェンドであるブラジル女子代表FWマルタが、パリ・オリンピックでの銀メダルを振り返った。『ESPN』が伝えた。 10日、パリ・オリンピックの女子サッカー決勝が行われ、1-0でアメリカが勝利。2012年のロンドン・オリンピック以来となる金メダルを獲得した。 決勝に臨んだブラジルは、2008年の北京オリンピック以来となる決勝進出。しかし、そこでもアメリカと対戦し、0-1で敗れて銀メダルに。2004年のアテネ・オリンピックでも決勝に進んでいたが、2-1でアメリカに敗れていた。 3度目の決勝で金メダルは全てアメリカに阻まれる結果となったブラジル。そして、その全てを知るのが38歳のマルタ。自身3止めの銀メダルとなったが、これまでの2回とは異なる誇らしさがあるとした。 「誇らしい気持ちです。とても誇らしい」 「2004年と2008年に銀メダルを2度獲得した時も、この銀メダルを獲得した今ほどの誇りを感じたことはなかったと思います」 「オリンピック決勝に戻ってくるまで16年も待たされましたが、正直に言って、これまでの大会でのチーム成績から判断すると、ブラジルがオリンピック決勝に進出し、メダルを持ってここを去るということは誰も信じていなかったと思います」 男子はサッカー王国と言われ、史上最多のワールドカップ(W杯)で5度の優勝を経験。また、パリ・オリンピックには出場できなかったが、U-23ブラジル代表も2016年のリオ・デ・ジャネイロ、2021年の東京と2大会連続で金メダルを獲得するなど、輝かしい結果を残している。 しかし、女子はこれまで女子W杯、オリンピックでの優勝経験はなし。オリンピックこそ、今回の銀メダルを含めて3度準優勝の成績を残しているが、女子W杯は2007年の中国大会の準優勝が1度だけ。2023年はグループステージで敗退しており、男子との立ち位置は大きく異なる状況だった。 女子W杯、そしてオリンピックと共に6度ずつ出場している重鎮のマルタ。しかし、今大会で国際舞台から去ることを明言しており、最後まで代表キャリアで世界一になることはできなかった。 世界最優秀選手には個人で6度輝くも、再び2位で終わってしまった代表キャリアは185試合119ゴール。今大会はグループステージでの危険なプレーで一発退場となり、代表キャリアが終わったかと思われたが、チームは決勝に進み、自身も後半から途中出場を果たした。 次世代にバトンを渡すことになるマルタだが、チームに期待せず、負けた時にだけ批判する人には何も感謝がないとコメント。信じ続け、応援し続けてくれた人たちへの感謝を胸に、女子サッカーがより評価される日が来ることを願った。 「このメダルは、ブラジルの女子サッカーが競争力を持つという私たちの誇りの回復を表しています」 「才能はあるけど、もっと評価されなければならない。悔しい!女子サッカーを見ない人もたくさんいるけど、私たちが負けると真っ先にコメントし、真っ先に話題にするもの彼らです」 「女子サッカーで、個人であれ、チームであれ、私たちが勝ち取ったタイトルは全て最初から私たちを信じてくれた人たち、そして家族や友人など、スタンドで私たちを応援してくれた人たちのおかげです」 「私たちは彼らに恩義を感じており、彼らと感謝の気持ちを共有しています。私たちは、この瞬間を利用してくだらないことを言っている人たちには、何の恩義も感じません」 2024.08.11 12:45 Sun5