先制アシストも決勝逃したムバッペ、悔しさあらわ「欧州王者になる、ユーロで良いプレーをしたいという野心があったけど…」

2024.07.10 10:28 Wed
目標に届かなかったムバッペ
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目標に届かなかったムバッペ
フランス代表のFWキリアン・ムバッペが敗戦を悔いた。フランス『レキップ』が報じた。
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ユーロ2024の準々決勝では延長戦の末に開催国のドイツ代表を下し、ベスト4に駒を進めたフランス。9日の準決勝ではスペイン代表と対戦した。フランスは8分、ムバッペのクロスからFWランダル・コロ・ムアニがヘディングで押し込み幸先良く先制。しかし、FWラミン・ヤマルのゴラッソで21分に追いつかれると、その4分後にはMFダニ・オルモに逆転弾を許した。
最後まで追いかけたフランスだったが、1点が遠いまま試合終了。決勝進出を逃すこととなった。

試合後、先制点をアシストしたムバッペは、自らの目標が叶わなかったことを悔やみ、新天地であるレアル・マドリーでのプレシーズンに向け頭を切り替えなければならないと語った。
「たくさんのミスがあったのかどうかはわからないけど、決勝に進めないほどのミスをしてしまった。彼らは僕らよりも良いプレーをしたから、決勝に進むに値した」

「彼(ディディエ・デシャン監督)は、『頭を下げてはいけない、進み続けなければならない。サッカーは長くて静かな川ではないし、浮き沈みはある。勝つこともあれば負けることもある』と言った」

「僕には欧州チャンピオンになるという野心があったし、ユーロで良いプレーをしたいという野心もあったけど、そのどちらもできなかった。残念だけど、休暇に入らないといけない。しっかり休むつもりだ。リフレッシュして戻るのは、ハードな準備をするために必要なことだと思う」

また、スペインの2ゴールにも言及。逆転を許したこと、追いつけなかったことを反省した。

「(2失点に打ちのめされてしまった?)わからない。先制したから最も難しいことを成し遂げたと思ったけど、もしかしたら無意識のうちに少し後退していたのかもしれない」

「気迫も少なかったし、立て続けに2失点してしまった。その後、マシンを再起動しようとしたけど、十分ではなかった。結果的にこうなったのは、決勝に進むのに十分ではなかったということだ」

「(試合終了間際のチャンスは)ゴールを決めなければいけなかったと思うし、少なくとも枠内にシュートを打たなければならないと思う。バーの上を越えてしまった。フットボールの厳しい現実だ」

この試合、ムバッペは負傷のため着用していたフェイスガードを外してプレー。今大会のゴールはPKからの1点のみに終わったが、少なからず影響を感じていたようだ。

「マスク? あれにはうんざりしていた。あれのせいでよく見えなかった。ドクターに相談したら、男らしく決断するように言われた。後悔はしていないよ」



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フランス代表の守護神が低調なパフォーマンスに終わったイタリア代表戦後にチームメイトを叱責していたようだ。 フランスは6日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ2初戦でイタリア代表とホームで対戦。FWブラッドリー・バルコラの開始14秒ゴールで早々にリードしたが、その後の3失点によって1-3の逆転負けを喫した。 同試合後、ディディエ・デシャン監督は「最初の20分を除けば、要求されるレベルを下回るものだった」と、その責任自体は自身が負うもののチームのパフォーマンスへの不満を示した。 フランス『レキップ』よると、その指揮官以上にチームパフォーマンスに辛辣だったのはGKマイク・メニャン(ミラン)だったという。 試合終了後、すぐさまドレッシングルームに引き揚げた守護神はチームメイトが揃ったタイミングで2分程度のスピーチを行い、この試合で見せたチームの姿勢を糾弾。 イタリア代表でフランス代表に選ばれるレベルにある選手は2人程度であるとしながらも、試合に勝つための意欲と攻撃性を見せたのは対戦相手だったと、チームの姿勢を強く批判したという。 この熱がこもったスピーチに対して、キャプテンのFWキリアン・ムバッペ、FWアントワーヌ・グリーズマンといった中心選手も口を挟むことなく、誰もが静かに守護神の訴えを聞いていたという。 2018年ロシア・ワールドカップでの優勝以降は世界屈指のスカッドを活かし切れず、成功から遠ざかりつつあるレ・ブルー。9日に控えるベルギー代表戦では守護神からの激しい叱責を真摯に受け止め、チーム一丸でバウンスバックの勝利を掴めるか。 2024.09.08 06:45 Sun
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開始14秒で先制も3失点…逆転負けのフランス代表指揮官「私の責任。最初の20分以外は要求以下」

フランス代表のディディエ・デシャン監督が黒星発進を振り返った。 フランスは6日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ2初戦でイタリア代表とホームで対戦。ブラッドリー・バルコラの開始数十秒弾でリードしたが、その後の3失点で1-3と逆転負けした。 『UEFA.com』によると、「イタリア、おめでとう。ビハインドを負ったにもかかわらず、巻き返す術を心得ていた」と相手国を労ったデシャン監督は出だしの良さを口にした上で、こう試合の感想を述べている。 「スタートは良いものだった。素晴らしいプレスもいくつかあったが、少し難しくなっていったね。試合を通して、あの激しさを保つのは難しい。ボールの扱いでもミスをした。意図としては正しかったが、イタリアも低い位置でブロックを作ってプレーしたんだ」 そんなフランスでデビューのマイケル・オリーズを「改善すべき点がいくつかあるが、我々にさらなる解決策をもたらす存在だ」と評すと、改めて試合結果、内容に言及した。 「私は個々の選手を非難するためにここにいるわけではない。責任は私にある。最初の20分を除けば、要求されるレベルを下回るものだった。それを受け入れ、言い訳すべきではない。最高の運動能力を発揮できなかった。今夜の試合で見せた以上のことができるはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】まさに電光石火! フランスが開始14秒で先制</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">[速報]フランス電光石火の先制弾!<br><br>UEFAネーションズリーグ<br>リーグAグループ2 第1節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#フランス</a> vs <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#イタリア</a><br><br>/<br>開始14秒で試合が動く<br>バックパスをスティールした<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%A9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#バルコラ</a> が代表戦初ゴールを決める!<br>\<a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMAdeDAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMAdeDAZN</a><a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMA</a></p>&mdash; アベマサッカー (@ABEMA_soccer) <a href="https://twitter.com/ABEMA_soccer/status/1832132032895578518?ref_src=twsrc%5Etfw">September 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.07 10:25 Sat

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