「その姿勢には脱帽」無断でサウジ渡航、謝罪までしたメッシにテベス氏が関心…ただPSGの対応には不満
2023.05.13 21:57 Sat
元アルゼンチン代表FWのカルロス・テベス氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの問題について言及した。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。
クラブは、直前の試合の結果によって条件が変わるという約束だったが、メッシは試合に負けたものの、すでに予定が組まれていたために強行。その結果、チームを一時的に追放されることとなった。
この対応については物議を醸し、その判断に対しては批判の声も多く集まっていた中、テベス氏もクラブの対応について疑問の声を挙げた。
「もし、私が世界チャンピオンになり、『休みの日に旅行に行ったことを謝れ』と言われたら、ロサリオに帰って、そこで仲間と飲み明かすね」
「彼らは謝罪する必要があった。でも、メッシは、何よりもクラブのことを大事にしている。その姿勢には脱帽しかない」
また、メッシに対するクラブの対応についても言及。クリストフ・ガルティエ監督にも不満を示し、メッシに敬意を払うべきだとした。
「彼が来た最初の瞬間から、面倒を見る気がなかったクラブについては、1000のことが言えるだろう」
「W杯のせいかもしれないし、他の理由かもしれないが、PSGが知られるようになったキッカケとなった選手を、そんな風に扱うわけにはいかない」
「ユナイテッド時代にPSGと対戦したことがあるけど、彼らは順位表の中位だった。契約した時のシティと同じで、シャワーは4つしかなく、着替えるのはいつもコンテナだったよ」
メッシが加入する以前から、その強さを見せていたために、メッシのおかげとは言い難いが、それでもチームが注目を集めることになる要因の1人であることは事実。特別扱いはしないという姿勢の表れだろうが、ここまで問題に発展することではそもそもなかったような気がしないでもない。
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かつては共にアルゼンチン代表のストライカーとして活躍したテベス氏とメッシ。すでにテベス氏は引退し、監督業をスタートさせている。元チームメイトのメッシだが、先日はクラブの許可なくサウジアラビアに渡航。これが問題視され、2週間の活動停止処分が下されることに。さらに、メッシはスーツ姿で謝罪する動画メッセージを発表した。この対応については物議を醸し、その判断に対しては批判の声も多く集まっていた中、テベス氏もクラブの対応について疑問の声を挙げた。
「メッシは我々を謙虚にさせてくれる」
「もし、私が世界チャンピオンになり、『休みの日に旅行に行ったことを謝れ』と言われたら、ロサリオに帰って、そこで仲間と飲み明かすね」
「彼らは謝罪する必要があった。でも、メッシは、何よりもクラブのことを大事にしている。その姿勢には脱帽しかない」
また、メッシに対するクラブの対応についても言及。クリストフ・ガルティエ監督にも不満を示し、メッシに敬意を払うべきだとした。
「彼が来た最初の瞬間から、面倒を見る気がなかったクラブについては、1000のことが言えるだろう」
「W杯のせいかもしれないし、他の理由かもしれないが、PSGが知られるようになったキッカケとなった選手を、そんな風に扱うわけにはいかない」
「ユナイテッド時代にPSGと対戦したことがあるけど、彼らは順位表の中位だった。契約した時のシティと同じで、シャワーは4つしかなく、着替えるのはいつもコンテナだったよ」
メッシが加入する以前から、その強さを見せていたために、メッシのおかげとは言い難いが、それでもチームが注目を集めることになる要因の1人であることは事実。特別扱いはしないという姿勢の表れだろうが、ここまで問題に発展することではそもそもなかったような気がしないでもない。
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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsアストン・ビラが9日に行われ、3-1でPSGが逆転勝利した。 ラウンド16で優勝候補筆頭のリバプールを撃破したPSGは、1-0で勝利した4日前のアンジェ戦でリーグ・アン4連覇を達成。そのアンジェ戦のスタメンから4選手を変更。出場停止のマルキーニョスに代わってベラルドが起用され、3トップはデンベレ、クワラツヘリア、ドゥエが形成した。 一方、ラウンド16でリーグフェーズでも対戦したクラブ・ブルージュに連勝としてベスト8進出としたアストン・ビラは、4日前の2-1で勝利したノッティンガム・フォレスト戦のスタメンから大幅に8選手を変更。古巣対決となるアセンシオはベンチスタートとなり、最前線にはラッシュフォードが構えた。 守備時にマッギンを前線に出すフラットな[4-4-2]で構えるアストン・ビラに対し、ボールを握ったPSGは5分、ヴィティーニャがミドルで牽制すると8分に好機。CKの流れからルーズボールをボックス右のデンベレがボレー。見事に捉えたシュートが枠に飛んだが、GKマルティネスの好守に阻まれた。 ハーフコートゲームとするPSGは23分、ヴィティーニャがコントロールシュートでゴールに迫ったが、35分にアストン・ビラがワンチャンスで先制する。 マッギンがメンデスからボールを奪ってカウンターに転じると、ラッシュフォードのスルーパスをボックス左で引き出したティーレマンスがクロス。ファーサイドのロジャーズが押し込んだ。 それでも39分にPSGがすかさず追いつく。CKの流れから左サイドでボールを受けたドゥエがカットイン。GKマルティネスが反応できない強烈なシュートをゴール右上に叩き込んだ。 44分にもショートコーナーの流れからドゥエがカットインシュートでGKマルティネスを強襲したPSGだったが、1-1で前半を終えた。 迎えた後半、イエローカードを受けていたキャッシュに代えてディザジをそのまま右サイドバックに投入したアストン・ビラに対し、PSGが開始4分に逆転する。 左サイドでディザジに対して仕掛けたクワラツヘリアがボックス左に侵入したところで縦に持ち出し、左足を一閃。GKマルティネスのニア上をぶち抜く圧巻のシュートを突き刺した。 逆転後もハーフコートゲームを続けるPSGは58分にロングカウンターからハキミがコントロールシュートで3点目に迫ったが、GKマルティネスのセーブに阻まれる。 守勢のアストン・ビラはアセンシオをトップ下に投入するも、重心を下げる戦い方は変えず。 一方、膠着状態に持ち込まれかけたPSGは71分にクワラツヘリアのスルーパスを受けたハキミがネットを揺らすもオフサイドに阻まれた。その後、バルコラを投入して3点目を目指したPSGだったが、最終ライン6枚で守りに徹するアストン・ビラを崩しきれず膠着状態を打破できない。 それでも追加タイム2分に大きな3点目。デンベレのスルーパスをボックス左で引き出したメンデスがシュートフェイントでDFをかわし、右足でシュートを蹴り込んだ。 PSGが3発逆転勝利で来週アウェイで行われる2ndレグに向けてアドバンテージを取っている。 PSG 3-1 アストン・ビラ 【PSG】 デジレ・ドゥエ(前39) クヴィチャ・クワラツヘリア(後4) ヌーノ・メンデス(後47) 【アストン・ビラ】 モーガン・ロジャーズ(前35) 2025.04.10 06:00 Thu4
【CL準々決勝プレビュー】一躍優勝候補に踊り出たPSG、アセンシオ&策士エメリ率いるビラと対峙《PSGvsアストン・ビラ》
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマンvsアストン・ビラが日本時間9日28:00にキックオフされる。ラウンド16でリバプールを撃破し、一躍優勝候補に踊り出たPSGが、古巣対決となるFWアセンシオとかつてPSGを指揮した策士ウナイ・エメリ監督率いるアストン・ビラと対峙する一戦だ。 ラウンド16では優勝候補筆頭のリバプールを撃破し、欧州にその強さを知らしめたPSGは直近のアンジェ戦で6試合を残してリーグ・アン4連覇を達成。他の優勝候補が国内リーグで激しい優勝戦線を戦っている中、CLに全集中できる環境として欧州初制覇へ視界良好としている。懸念はキャプテンで守備の要であるDFマルキーニョスを出場停止で欠くこと。前がかる展開になりそうな中、代役のDFベラルドがDFパチョとうまく連係を取れるかがポイントとなりそうだ。 一方、ラウンド16ではリーグフェーズで敗れていたクラブ・ブルージュに連勝でリベンジし、CL初出場(前身のチャンピオンズカップを除く)ながらベスト8まで勝ち上がったアストン・ビラ。3連勝中のプレミアリーグでも7位まで順位を上げ、5位にまで与えられる来季のCL出場権獲得を見据えている。好調の立役者はこの冬にアストン・ビラに加入した古巣対決となるFWアセンシオと、言わずもがなエメリ監督。アセンシオはブルージュとの2戦で3ゴールをマーク。そしてかつてPSGで2年指揮を執ったスペイン人監督は就任3シーズン目でCLの舞台でも堂々に渡り合えるチームを作り上げた。持ち前の堅守速攻で下馬評を覆せるかに注目だ。 ◆PSG◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン GK:ドンナルンマ DF:ハキミ、ベラルド、パチョ、メンデス MF:ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:クワラツヘリア、デンベレ、バルコラ 負傷者:なし 出場停止者:DFマルキーニョス マルキーニョスが累積で出場停止となる。代役はベラルドが予想されている。それ以外はリバプール戦撃破のメンバーが先発か。 ◆アストン・ビラ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン GK:マルティネス DF:キャッシュ、コンサ、ミングス、マートセン MF:カマラ、ティーレマンス MF:ロジャーズ、マッギン、ラッシュフォード FW:ワトキンス 負傷者:MFバークリー 出場停止者:なし 選択肢の多い2列目ではアセンシオの先発起用が考えられる。ラムジーやマレンの先発もあるか。 ★注目選手 ◆FWウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) ルイス・エンリケ監督の下、センターフォワードに魔改造されたデンベレが現在の絶好調PSGを牽引している。左右両足を巧みに扱え、抜群のスピードを誇ることからウイング以外に適正は考えられないかと思われたが、センターフォワード起用で得点力が開花。ここまで公式戦40試合32ゴールと圧巻のスタッツを記録。FWムバッペなき今、カウンターを武器とするPSGの新たなストロングポイントとなっている中、堅守アストン・ビラからゴールを割れるか。 ◆FWマルコ・アセンシオ(アストン・ビラ) 対するアストン・ビラの注目選手はアセンシオの一択。PSGではルイス・エンリケ監督に出番を与えて貰えず燻っていた中、大型補強の目玉として加入したアストン・ビラで期待以上の躍動。ここまで公式戦11試合8ゴールとエメリ監督の下で鮮やかな復活を遂げている。スーパーサブとしても機能できることからエメリ監督の傭兵術に一層注目が集まる。 2025.04.09 18:01 Wed5