「レジェンドになりたい」アーセナルと長期契約のスミス・ロウ、10番には「言葉もない」
2021.07.23 16:17 Fri
新シーズンから10番を背負うアーセナルのU-21イングランド代表MFエミール・スミス・ロウが長期契約や背番号について語った。クラブ公式サイトが伝えた。アーセナルは22日にスミス・ロウとの長期契約締結を発表。アストン・ビラが再三狙っていた中で、しっかりとチームに留まらせることができた。
アーセナルのアカデミー出身のスミス・ロウは、順調にキャリアを重ねると、RBライプツィヒやハダースフィールドへのレンタル移籍を経験。2020-21シーズンからファーストチームに昇格すると、2021年に入ってからはレギュラーポジションを確保。公式戦33試合に出場し4ゴール7アシストを記録していた。
アカデミーからアーセナルに在籍するスミス・ロウは以前のマッチデープログラムのインタビューで「僕の夢はここでレジェンドになることだ。全てがうまくいけば、僕がワンクラブマンであることがわかるだろう」とコメントしていたが、長期契約を結んだ今もその気持ちは変わっていないようだ。
「100%そうだ。僕はインタビューでそう言った。そして、それは間違いない。この素晴らしいクラブのためにプレーし続けるのが待ち切れない。何が起きるかを見てみたい」
「知っての通り、あまり考える必要はなかった気がする。10歳の時からクラブに通っていたし、僕にとってはこのクラブで続けてきた。本当に幸せだ」
今回の長期契約と同時に、スミス・ロウは新シーズンから背番号が「10」になることも発表された。
アーセナルの10番は黄金期には元オランダ代表FWデニス・ベルカンプが背負い、その後背負う選手がいないことから元フランス代表DFウィリアム・ギャラスが背負うことに。ポジションの違う選手が背負うことで10番のプレッシャーを軽減。その後は、元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ、元イングランド代表MFジャック・ウィルシャー、元ドイツ代表MFメスト・エジルと、チームの攻撃を担う選手たちが背負ってきた。
スミス・ロウは10番についてもコメント。偉大な選手たちが背負った番号をつけることを喜んだ。
「No.10が偉大なユニフォームであり、間違いなく大きいポジションであることは誰もが知っている。だから、正直に言ってピッチに立つのが待ち切れない」
「本当に特別なことだ。これを見たときの気持ちを説明することはできない。今は言葉もないね。でも、本当に嬉しい」
「ここでプレーしてシャツを着たレジェンド…今はちょっと受け止め切れないけど、しばらくしたら落ち着くと思う」
「僕は若い頃、デニス・ベルカンプを見てきた。アカデミーを卒業した時、メスト・エジルもここにいて、彼と一緒にトレーニングしたり、一緒にプレーしたりする機会を得ることは、信じられないことだった」
「ただ一生懸命にプレーしたいと思っている。そして上手くいけば、彼らのようにプレーし、再現することができると思う」
「凄い気分だと思う。それが待ち切れないね!」
「でも、あまり考えないようにするつもりだ。僕はただ待って、何が起きるのかを見る。でも待ち切れないね」
10歳にアーセナルに入団し、途中武者修行にも出たスミス・ロウ。やっとチームの力になれていることを喜ぶと共に、ミケル・アルテタ監督の期待に応えたいと意気込んだ。
「クレイジーな旅だったね。僕は10歳の頃からここにいて、途中にはたくさんのチームメイトと一緒に昇格してきた。だから長期契約を結ぶことは、待ち望んでいたことなんだ」
「間違いなく上下した旅だった。ケガで多く沈んだこともある、ローンで移籍することで、多くの経験を積んだようにも感じる。難しいことだけど、アーセナルに自分の将来を託せるのはとても嬉しいことなんだ」
「これからは、自分に課題を課そうとは思っていない。1試合1試合を大切に戦い、その結果を見守りたいと思う。プレッシャーをかけるのは好きではないけど、自分に取ってもチームにとっても、大きなシーズンになることは間違いない」
「監督はいつでも僕により多くのゴールを決めて欲しいと思っている。それは僕がプレーするポジションでは重要だと思う」
「だから僕はただチームのためにより多くのゴールを決めたいし、演出したいと思う。僕たちに取って大きな役目を果たすだろう。今はトレーニングに集中するだけだ」
アーセナルのアカデミー出身のスミス・ロウは、順調にキャリアを重ねると、RBライプツィヒやハダースフィールドへのレンタル移籍を経験。2020-21シーズンからファーストチームに昇格すると、2021年に入ってからはレギュラーポジションを確保。公式戦33試合に出場し4ゴール7アシストを記録していた。
「100%そうだ。僕はインタビューでそう言った。そして、それは間違いない。この素晴らしいクラブのためにプレーし続けるのが待ち切れない。何が起きるかを見てみたい」
「(長期契約へのサインは)僕に取ってとても意味のあるコアとだ。それを待っていた。このクラブでプレーし続けることも、とても意味があるし、とても幸せだ」
「知っての通り、あまり考える必要はなかった気がする。10歳の時からクラブに通っていたし、僕にとってはこのクラブで続けてきた。本当に幸せだ」
今回の長期契約と同時に、スミス・ロウは新シーズンから背番号が「10」になることも発表された。
アーセナルの10番は黄金期には元オランダ代表FWデニス・ベルカンプが背負い、その後背負う選手がいないことから元フランス代表DFウィリアム・ギャラスが背負うことに。ポジションの違う選手が背負うことで10番のプレッシャーを軽減。その後は、元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ、元イングランド代表MFジャック・ウィルシャー、元ドイツ代表MFメスト・エジルと、チームの攻撃を担う選手たちが背負ってきた。
スミス・ロウは10番についてもコメント。偉大な選手たちが背負った番号をつけることを喜んだ。
「No.10が偉大なユニフォームであり、間違いなく大きいポジションであることは誰もが知っている。だから、正直に言ってピッチに立つのが待ち切れない」
「本当に特別なことだ。これを見たときの気持ちを説明することはできない。今は言葉もないね。でも、本当に嬉しい」
「ここでプレーしてシャツを着たレジェンド…今はちょっと受け止め切れないけど、しばらくしたら落ち着くと思う」
「僕は若い頃、デニス・ベルカンプを見てきた。アカデミーを卒業した時、メスト・エジルもここにいて、彼と一緒にトレーニングしたり、一緒にプレーしたりする機会を得ることは、信じられないことだった」
「ただ一生懸命にプレーしたいと思っている。そして上手くいけば、彼らのようにプレーし、再現することができると思う」
「凄い気分だと思う。それが待ち切れないね!」
「でも、あまり考えないようにするつもりだ。僕はただ待って、何が起きるのかを見る。でも待ち切れないね」
10歳にアーセナルに入団し、途中武者修行にも出たスミス・ロウ。やっとチームの力になれていることを喜ぶと共に、ミケル・アルテタ監督の期待に応えたいと意気込んだ。
「クレイジーな旅だったね。僕は10歳の頃からここにいて、途中にはたくさんのチームメイトと一緒に昇格してきた。だから長期契約を結ぶことは、待ち望んでいたことなんだ」
「間違いなく上下した旅だった。ケガで多く沈んだこともある、ローンで移籍することで、多くの経験を積んだようにも感じる。難しいことだけど、アーセナルに自分の将来を託せるのはとても嬉しいことなんだ」
「これからは、自分に課題を課そうとは思っていない。1試合1試合を大切に戦い、その結果を見守りたいと思う。プレッシャーをかけるのは好きではないけど、自分に取ってもチームにとっても、大きなシーズンになることは間違いない」
「監督はいつでも僕により多くのゴールを決めて欲しいと思っている。それは僕がプレーするポジションでは重要だと思う」
「だから僕はただチームのためにより多くのゴールを決めたいし、演出したいと思う。僕たちに取って大きな役目を果たすだろう。今はトレーニングに集中するだけだ」
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