アーセナル退団を振り返るスミス・ロウ「最も難しい決断だったが、もう一度幸せになりたかった」
2024.10.18 15:40 Fri
幼少期から在籍したアーセナルを離れてフルアム移籍を決断した元イングランド代表MFエミール・スミス・ロウが、キャリアにおける「最も難しい決断」を振り返った。
ロンドン生まれのスミス・ロウは、10歳で加入したアーセナルのアカデミー育ち。RBライプツィヒやハダースフィールド・タウンへの武者修行も経験すると、2020年8月にファーストチームに昇格。
アーセナルでは公式戦115試合に出場し、18ゴール13アシストを記録。攻撃的な中盤のポジションやサイドでもプレーができ、アカデミー出身選手としての期待を背負って10番を託された一方、近年はポジション争いで苦しみ、昨シーズンは途中出場がメインの19試合出場に終わっていた。
そんななかで新たな環境での再起を期した24歳は今夏、ノースロンドンからウエストロンドンへの完全移籍を決断した。
イギリス『テレグラフ』で約2カ月前に自身が下した大きな決断の経緯を改めて説明したスミス・ロウ。移籍を決断したタイミングに関して「正確な瞬間は思い出せない」としながらも、幸せを取り戻すためにアーセナルを離れることが必要だったと語った。
「プレーしたかった。時には、自分にとって最善のことを考えなければならない。いつもクラブを最優先にしたいけど、同時に自分を幸せにしなくてはならない。おそらく、(アーセナル退団は)これまでで最も難しい決断だったと思う。でも、家族と話し合って、それが自分にとって最善の選択だと決めたんだ」
アーセナルでの最後の2シーズンは度重なるケガとの戦いだった。加えて、ミケル・アルテタ体制で成熟するチームがプレミアリーグで優勝争いをしていたこともあり、生え抜き選手として自身のエゴと折り合いをつけるという部分で大きな葛藤もあった。
「ケガで浮き沈みがあり、その後体調を取り戻し、そして明らかに望んでいたチャンスを得られなかった」
「だけど同時に、アーセナルはリーグ優勝を目指していた。だから僕は待って我慢しなければならなかったし、本当に大変だった。家族が支えてくれて、できるだけ前向きでいようとした。フットボールではこういうことは起こるものだからね」
「アカデミーから昇格し、自分のクラブでプレーしたい。だけどチャンスが得られないという部分で、我慢にも限界というものはある。それでも、クラブに対して悪い感情なんてこれっぽちもないよ。今でも彼らを応援しているし、何人かのプレーヤーとは今でも話をしている。すべては愛情からだよ」
古巣への敬意を示したスミス・ロウだが、やはりプレーする喜びはクラブへの愛情に勝るもの。フルアム加入後は7試合でプレーし、2022年4月以来の公式戦でのゴールも記録。キャリア再生へ上々のスタートを切った。
「(久々のゴールに)ホッとしたよ。長い間、こんな気持ちになれなかったからね」
「この気持ちを説明するのは難しいんだ。ゴールを決めてみんなが自分を見ているということを知るだけでいい。あの気持ちが本当に恋しかったんだ。文字通り、ゴールには中毒性がある。そして、明日、明後日がどんな感じか知りたくなるんだ」
ロンドン生まれのスミス・ロウは、10歳で加入したアーセナルのアカデミー育ち。RBライプツィヒやハダースフィールド・タウンへの武者修行も経験すると、2020年8月にファーストチームに昇格。
アーセナルでは公式戦115試合に出場し、18ゴール13アシストを記録。攻撃的な中盤のポジションやサイドでもプレーができ、アカデミー出身選手としての期待を背負って10番を託された一方、近年はポジション争いで苦しみ、昨シーズンは途中出場がメインの19試合出場に終わっていた。
イギリス『テレグラフ』で約2カ月前に自身が下した大きな決断の経緯を改めて説明したスミス・ロウ。移籍を決断したタイミングに関して「正確な瞬間は思い出せない」としながらも、幸せを取り戻すためにアーセナルを離れることが必要だったと語った。
「ここ2シーズンは、自分が望むほどプレーできず、いつも心の奥底で、もう一度幸せになりたいと思っていたんだ」
「プレーしたかった。時には、自分にとって最善のことを考えなければならない。いつもクラブを最優先にしたいけど、同時に自分を幸せにしなくてはならない。おそらく、(アーセナル退団は)これまでで最も難しい決断だったと思う。でも、家族と話し合って、それが自分にとって最善の選択だと決めたんだ」
アーセナルでの最後の2シーズンは度重なるケガとの戦いだった。加えて、ミケル・アルテタ体制で成熟するチームがプレミアリーグで優勝争いをしていたこともあり、生え抜き選手として自身のエゴと折り合いをつけるという部分で大きな葛藤もあった。
「ケガで浮き沈みがあり、その後体調を取り戻し、そして明らかに望んでいたチャンスを得られなかった」
「だけど同時に、アーセナルはリーグ優勝を目指していた。だから僕は待って我慢しなければならなかったし、本当に大変だった。家族が支えてくれて、できるだけ前向きでいようとした。フットボールではこういうことは起こるものだからね」
「アカデミーから昇格し、自分のクラブでプレーしたい。だけどチャンスが得られないという部分で、我慢にも限界というものはある。それでも、クラブに対して悪い感情なんてこれっぽちもないよ。今でも彼らを応援しているし、何人かのプレーヤーとは今でも話をしている。すべては愛情からだよ」
古巣への敬意を示したスミス・ロウだが、やはりプレーする喜びはクラブへの愛情に勝るもの。フルアム加入後は7試合でプレーし、2022年4月以来の公式戦でのゴールも記録。キャリア再生へ上々のスタートを切った。
「(久々のゴールに)ホッとしたよ。長い間、こんな気持ちになれなかったからね」
「この気持ちを説明するのは難しいんだ。ゴールを決めてみんなが自分を見ているということを知るだけでいい。あの気持ちが本当に恋しかったんだ。文字通り、ゴールには中毒性がある。そして、明日、明後日がどんな感じか知りたくなるんだ」
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アーセナルが今夏の補強ターゲットの1人としているとされるのがPSVのオランダ代表MFシャビ・シモンズ(20)だが、予てから求められていた人材だという。 シャビ・シモンズはバルセロナのカンテラ出身。その後、パリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍すると、2022年1月にファーストチームに昇格。その才能は高く評価されていた一方で、スター軍団での出番は限られ、2022年7月に母国のPSVへと完全移籍した。 母国で初めてプレーすることとなったシャビ・シモンズは、エールディビジで34試合に出場し19ゴール8アシストを記録していた。 オランダでその才能を輝かせたシャビ・シモンズだが、アーセナルのミケル・アルテタ監督にとっては、長年求めていた才能の1つでもある。 アルテタ監督は就任当初チームの課題の1つに中盤の選手のゴールを挙げていた。2020-21シーズンの中盤でプレーしたのは、モハメド・エルネニー、トーマス・パルティ、ダニ・セバージョス、グラニト・ジャカだったが、4人でたったの4ゴール。また、前線のウィリアン、エミール・スミス・ロウ、マルティン・ウーデゴールの合計も7ゴールに終わっていた。 アルテタ監督の信条としては、ストライカーだけがゴールを決めていては上にはいけないというもの。センターバックもセットプレーからゴールを奪えるのが強いチームという考えがある。 その中で迎えた2021-22シーズンは、スミス・ロウが11ゴール、ウーデゴールが7ゴールと躍進。1人に得点を頼ることがない状況を作り出すと、今シーズンはウーデゴールが15ゴール、ジャカも9ゴールと得点力が向上。ウインガーではあるが、ブカヨ・サカが15ゴール、ガブリエウ・マルティネッリが15ゴールを記録するなど、得点力が上がり、得点者も分散した。 ただ、ジャカがこの夏に退団しレバークーゼンへと移籍することが濃厚とされている状況。イギリス『フットボール・ロンドン』によれば、代役を求めなければいけない中、注目されているのがシャビ・シモンズとのことだ。 前述の通り、今季のシャビ・シモンズはエールディビジで19ゴールを記録。公式戦では22ゴールを記録している。アルテタ監督が求める中盤でゴールの奪える選手に合致する。 その他にも、セルタのMFガブリ・ベイガ(21)にも注目。レアル・マドリーなどが注目する中、今季のラ・リーガで36試合に出場し11ゴールを記録しており、こちらも求める人材と合致する。 年齢を考えても獲得に動く可能性は十分ある選手たち。10番をつけるスミス・ロウの完全復活も待たれるが、チャンピオンズリーグ(CL)を戦う上でも、層を厚くしておきたいところだ。 2023.06.06 11:40 Tue5
「最後は本当に疲れた」今季最長の85分プレー、MOTMのスミス・ロウが振り返る「2ゴールに貢献できて本当に嬉しい」
アーセナルのMFエミール・スミス・ロウが久々の出場でマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)に選出。喜びを語った。 3日、プレミアリーグ第31節でアーセナルはホームにルートン・タウンを迎えた。マンチェスター・シティとのビッグマッチから中3日での試合。ミケル・アルテタ監督はターンオーバーを選択し、スミス・ロウやトーマス・パルティ、リース・ネルソンら出番の少ない選手が先発出場した。 試合はアーセナルペースで進むと、久々に出場したスミス・ロウが躍動。25分には敵陣でプレスをかけてボールを奪うと、この流れから最後はマルティン・ウーデゴールが先制ゴールを奪う。 さらに44分には、左サイドから崩すと、スペースに走り込んだスミス・ロウがボックス内の深い位置から折り返し。これが橋岡大樹に当たってオウンゴールとなり、アーセナルは追加点を奪い、2-0で勝利を収めた。 実にリーグ戦4試合ぶりの出場、先発は1月30日のノッティンガム・フォレスト戦以来となったスミス・ロウはMOTMに選出。厳しいシーズンだったものの、起用したアルテタ監督に応えたいと思っていたという。 「大きなインスピレーションを僕に与えてくれるし、他の選手たちにもきっとインスピレーションを与えると思う。僕にとっては本当に厳しいシーズンだったし、他の選手たちの何人かは期待していたほどプレーできていない」 「今夜僕たちが入り、パフォーマンスを披露して、僕たちがこのチームの一員になれるということを監督に示すことが重要だ」 「彼は今朝、僕たちに(先発するだろう)と言ったが、それはチームのメンタリティを示しているだけだと思う。シーズンを通して、選手たちはチームに入ってパフォーマンスを披露する準備ができている」 「それは、僕たちがいかに結束しているかを示していると思う。家族のようなものだ。選手たちが参加して、パフォーマンスを続けられることを本当に嬉しく思う。つまり、選手層の厚さが本当に優れているということだ」 85分までプレーしたスミス・ロウ。今シーズン一番長くプレーしたこととなったが、2ゴールに関与できたことが嬉しいを喜びつつ、ここから巻き返したいと意気込んだ。 「長い時間出られたので、今夜ゴールを決められなかったのは少し残念だけど、2ゴールに貢献できて本当に嬉しい。クリーンシートを達成することは僕たちにとってとても重要だったと思う。とても嬉しいよ」 「正直に言って、最後は本当に疲れた。もちろん、あまりプレーしていないところが出てしまったと思う。今夜の自分のパフォーマンスと出場時間には本当に満足しているし、次にどうなるかを見てみようと思う」 <span class="paragraph-title">【動画】スミス・ロウの見事なプレスが先制ゴールを呼び込む!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ANYexN0sw0w";var video_start = 89;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.04 12:02 Thuフルアムの人気記事ランキング
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ドイツ代表招集拒否が話題のGKレノ、改めて考えを語る「そんなつもりはなかった」「チャンスがもらえるとは思えない」
ドイツ代表の招集を拒否したとして大きな話題を呼んだフルアムのドイツ代表GKベルント・レノだが、改めてその件について言及した。 10月のUEFAネーションズリーグの戦いに向けてユリアン・ナーゲルスマン監督がドイツ代表を招集。長年正守護神を勤めていたGKマヌエル・ノイアーがユーロ2024を最後に代表を引退し、新正守護神はバルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンに決定していた。 しかし、そのテア・シュテーゲンがシーズン絶望となる重傷を負い、10月のドイツ代表の守護神が不在に。アレクサンダー・ニューベル(シュツットガルト)とオリバー・バウマン(ホッフェンハイム)、ヤニシュ・ブラシュヴィッヒ(RBライプツィヒ)が招集された。 これまで控えながらドイツ代表に呼ばれ続けていたレノだが、今回の招集は自らの意思で拒否。しかし、これが大きな騒動に発展。代表拒否に対しての反論が噴出することとなった。 レノは周囲の反応に驚きを隠せないものの、ドイツ『スカイ・スポーツ』のポッドキャスト「Klick & Rush」で改めてコメント。自分の意見を率直に監督とGKに伝えたとした。 「そんなつもりはなかった。僕はユリアンとGKコーチにそのことについて話、自分の意見を率直かつ正直に伝えたんだ」 「ニューベルトバウマンが試合に出たのに、僕はおそらく3番手の選手としてそこにいることは間違っていると言った。チャンスが与えられるとは思えなかった」 ドイツ代表を引退するつもりがある訳ではないレノだが、ベンチに座って過ごすことは受け入れられない様子。ニューベルトバウマンは共に10月に代表初キャップをお記録した中、この先はどうなるのか注目される。 2024.11.01 23:00 Fri2
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「シティのゴールは認められるべきではなかった」プレミアでまた誤審、審判協会のチーフがアケのゴールが正当ではなかったと認める
プレミアリーグでまたしても誤審が発生。プレミアリーグプロ審判協会(PGMOL)のチーフを務めるハワード・ウェブ氏が語った。 誤審とされたのは、2日に行われたプレミアリーグ第4節のマンチェスター・シティvsフルアムの一戦。2点目のオランダ代表DFナタン・アケのゴールだった。 試合は31分にフリアン・アルバレスのゴールデシティが先制。33分にティム・リームのゴールでフルアムが追いついていた。 前半が終わるかと思われた中、アディショナルタイム10分にアケがゴール。2-1でシティが前半を終えていたが、ウェブ氏はこれがノーゴールにすべきだったとイギリス『スカイ・スポーツ』の「Match Officials: Mic'd Up」で語った。 「明らかにオフサイドの状況だ」 「最初からこれは取り消されるべきだったと思う。アカンジがGKに確かに影響を与えているように見える。彼は躊躇しているように見えた」 このシーンは左CKからのクロスをボックス中央でアケがヘッド。オフサイドポジションにいたマヌエル・アカンジがジャンプして避けてボールは左隅に吸い込まれていた。 フルアムのGKベルント・レノも確かに一旦躊躇したように見え、オフサイドが妥当だとした。 また、ウェブ氏は開幕戦のマンチェスター・ユナイテッドvsウォルバーハンプトンでは、後半にウォルバーハンプトンのPKが見逃されたことにも言及。一方で、第3節のニューカッスルvsリバプールの試合でリバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイクが一発退場となったシーンは、正当なジャッジだと見解を述べていた。 このところ昨季からVARのジャッジミスなどが頻発し、何度も謝罪や処分の取り消しなどをしてきたPGMOL。ウェブ氏の悩みは尽きなさそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】誤審だと認められたアケのゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6falS1k-6bM";var video_start = 260;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.09.06 12:40 Wed5