「ホッとした」8大会連続となるパリ五輪出場決定、大岩剛監督の目はアジアの頂点「また力を貸していただきたい」

2024.04.30 05:20 Tue
パリ五輪出場を喜ぶ大岩剛監督
Getty Images
パリ五輪出場を喜ぶ大岩剛監督
パリ・オリンピック出場を決めたU-23日本代表の大岩剛監督が、U-23イラク代表戦を振り返った。29日、AFC U23アジアカップ準決勝で日本はイラクと対戦。この試合に勝てばパリ・オリンピックの切符を掴む大事な一戦となった。

8大会連続12度目のオリンピック出場を懸けて戦った日本。28分に細谷真大が2試合連続ゴールを決めると、42分には荒木遼太郎が追加点。後半は攻め込みながらも、しっかりとイラクに対応して2-0で勝利。見事にオリンピック出場を決めた。
試合後、フラッシュインタビューに応じた大岩監督は試合に向けて「自信を持って我々のスタイルを貫こうと話しました」とコメント。その前半で2点を奪った中、後半はしっかりと守備も固めたが「少し我々が持つ時間を増やしたかったので、イラクもすごく強くて、苦労させられました」と振り返った。

試合終了のホイッスルを聞いた感想は「ホッとしました」と語った大岩監督。チームを立ち上げてからの3年間を振り返り、パリ行きの切符を掴んだものの、アジアの頂点が目標だとした。
「色々な選手が来て、その代表が今来ている23人なので、しっかりこの大会を勝ち抜こうと思っていました」

「まだ1試合残っていますので、しっかりと決勝で勝つための準備をしたいと思います」

その決勝に向けては「日本からたくさんの声援をいただいていると思うんですけど、より決勝は厳しい戦いになると思うので、また力を貸していただきたいなと思っています」とコメント。ファン・サポーターへ、最後の後押しをお願いした。

決勝の相手は2大会連続ファイナリストのU-23ウズベキスタン代表。5月3日(金・祝)の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。


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次節日本戦に「全てを捧げる」東京五輪でトップの4ゴール、フランス代表FWジニャックが意気込む

U-24フランス代表のFWアンドレ=ピエール・ジニャックが、大会初勝利を語るとともに、U-24日本代表戦に向けても意気込んだ。フランスサッカー連盟(FFF)が伝えた。 東京オリンピックに臨んでいるフランス。日本と同じグループAに属しており、最も力のある国として注目を集めていた。 しかし、選手の所属クラブから大きな反発を受け、選手の派遣拒否に遭うなどしてベストメンバーを招集できずに大会を迎えた。 準備不足もあったチームは、初戦のU-24メキシコ代表戦で4失点の完敗。まさかの事態は驚きとして報じられたが、2戦目のU-24南アフリカ代表戦でも苦しいスタートとなった。 パフォーマンスが上がらないフランスは、メキシコ戦同様に前半は苦しい戦いが続く。ゴールを目指すもPK失敗などがあり無得点。嫌なムードが漂った。 しかし、オーバーエイジとして参加しているジニャックが後半は躍動。先制ゴールを奪うと、PKを含むハットトリックの活躍。試合はアディショナルタイムに同じオーバーエイジのMFテジ・サヴァニエが値千金のゴールを奪い、4-3で勝利を収めた。 試合後、ハットトリックの活躍でチームを大会初勝利に導いたジニャックがコメント。見応えのある試合だと語った。 「正直気持ちが良い。前半は少し無力感があって、あまり力が出せないと思っていた。僕たちにもいくつかのチャンスがあった」 「後半は4ゴールを決めた。これはサッカーの狂気だね。でもそれが僕たちがこのスポーツを愛する理由でもある。観る人にとっては最高のゲームだっただろう」 一方で、2試合で7失点と崩壊している守備。この試合も、逆転に次ぐ逆転と安定した戦いが見せられなかった。 ジニャックは守備面で改善しなければいけないとコメントした。 「僕たちは自分たちの脆さをなくさなければいけない。守備面ではもっと選手の距離を詰めなければいけない。細かいことだよ」 「でも勝利には満足しているし、ホッとしている。何度か、もう飛行機に乗らなければいけないのかと思う時があった。でも、その都度盛り返すことができた」 「僕たちはプライドを爆発させ、エゴも少し見せた。もはや計算はできないし、全力を尽くさなければいけなかった」 これで1勝1敗としたフランス。3戦目は2連勝の日本との決戦となる。勝てばグループステージ突破が決まるだけに、日本にも慣れチームとしても慣れてきた3戦目に意気込みを語った。 「この勝利は僕たちを次に繋げた。日本との決勝戦を戦うことになる」 「日本のホームであることは理解している。自分たちを超えたいし、全てを捧げるという気持ちを持たなければいけない」 「エネルギーの消費は物凄いものがあるけど、今まだここにいて、戦い続けられている」 2021.07.26 12:30 Mon
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「日本を驚かせたかった」プランを用意も日本に敗れたイラク指揮官、3位決定戦での五輪出場へ意気込み「チャンスはまだある」

U-23イラク代表のラディ・シェナイシル監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 29日、AFC U23アジアカップ準決勝でイラクは日本と対戦。勝利した方がパリ・オリンピックの切符を掴むという大一番となった。 準々決勝でU-23サウジアラビア代表を下したイラク。日本戦には5バックで臨んだが、前半に細谷真大、荒木遼太郎にゴールを許し2点ビハインド。さらに高さに期待して起用したサリム・アフメド・アルバンダルが、足を負傷して前半で交代するなどエクスキューズがあった。 キャプテンも出場停止となり不在だったイラクは、後半はシステムを変え、ロングボール主体に切り替えたが、日本はしっかりと守り切り2-0でイラクは敗戦。3位決定戦にパリ五輪の切符を委ねることとなった。 シェナイシル監督は試合後の記者会見で、日本相手の戦い方が難しく、プラン通りに行かなかったと認めた。 「今日はサウジアラビア戦と同じような試合をしたが、システムはサウジ戦では機能していた。今日、我々は異なる2つの形で前後半プレーしようとした。前半を引き分けて終え、後半で日本を驚かせたかった」 「しかし、残念ながら日本と対戦する場合、これはとても難しいことだった。後半はリスクがあり、日本は我々よりも得点するチャンスが多かった」 また、五輪の切符を懸けて日本と戦うことの難しさに言及。それでも後半の戦い方を称え、残り2度のチャンスがある五輪切符を掴むと意気込んだ。 「特に上位4チームに入った後は、厳しい試合になると予想していた」 「日本には素晴らしい選手がいて、フィジカルコンディションが良いことはわかっていたが、我々はこのチームに対して対等にプレーするために最善を尽くした」 「いくつかのミスはあったが、後半は良いプレーができたので、選手たちの後半のパフォーマンスを称賛したい」 「我々はオリンピックに行くためにここに来たが、決勝に進出するなどとは一度も言っていなかった。我々は今の状況に満足しており、この試合を忘れて、オリンピックに進んでいくチャンスはまだある」 3位決定戦の相手は躍進するU-23インドネシア代表。ケガ人を含め、しっかりとコンディションを整えて戦いたいとした。 「今、我々は選手たちとフィジカル面で協力する必要がある。数人のケガに悩まされており、選手を変えなければいけなかった」 「インドネシアは非常に難しいチームであることを理解しており、グループステージで好成績を収めたため、上位4チームに入っている。インドネシアと対戦し、勝利することを楽しみにしている」 2024.04.30 15:58 Tue
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「おめでとう」優勝した日本を祝福するウズベキスタン指揮官、ゴールが奪えなかったことを悔やむ「チャンスをものにできなかった」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 3日、AFC U23アジアカップの決勝が行われ、ウズベキスタンは日本と対戦した。 史上初となるオリンピック出場を決めたウズベキスタン。2年前の前回大会に続いて決勝に進出し、前回味わった悔しさを晴らしたい一戦となった。 2年前は準決勝で日本と対戦して勝利していた中、前半から積極的にシュートを放ち、日本ゴールを脅かすものの、得点は生まれない。 後半に入り、日本に押し返される時間帯もあった中、徐々にオープンな展開となり盛り返すことに成功。それでもこの試合はゴールが遠く、延長戦行きかと思われた。 しかし、後半アディショナルタイムに失点。今大会初めてゴールを奪われるも、その後にPKを獲得。千載一遇のチャンスを得たが、ウマラリ・ラフモナリエフのシュートはGK小久保玲央ブライアンにセーブされ万事休す。そのまま1-0で敗れ、2大会連続の準優勝となった。 カパーゼ監督は見事に優勝した日本に対し「おめでとうと言いたい」と祝福。試合については「本当に痛ましい結果だった。試合中にチャンスはあったし、PKで得点できていたかもしれない」と語り、優勝を逃したことを残念がった。 「我々はこのトーナメントに勝つことを目指していたが、選手たちは非常に良いプレーをしたと言わざるを得ない」 「前半は非常にチャレンジングだったが、後半はチャンスをものにすることができなかった」 準決勝ではU-23インドネシア代表相手に勝利し、悲願のオリンピック出場を果たしたが、海外クラブ所属のDFアブドゥコディル・クサノフ(RCランス)、MFアボスベク・ファイズラエフ(CSKAモスクワ)、MFホジマト・エルキノフ(アル・ワフダ)の海外組3選手は約束通り決勝前にチームを離れることとなっていた。 主軸が不在だった中での決勝。「海外でもっと選手がプレーすれば、よりできるかもしれない。もちろん、我々はここにいる選手たちが優れていると思っているし、今日も良いプレーができた」と語り、手元にいる国内組の選手も優れていると強調した。 いよいよ2カ月半後にはパリ五輪がスタート。ウズベキスタンとして初のオリンピックに向け、準備をしていくとした。 「今日から準備を始めるが、この大会も助けになった」 「我々は数日以内に対戦相手の分析をスタートさせ、今後のFIFAのスケジュールを利用して最善の準備をするつもりだ。オリンピックではさらに良くなって戻ってくるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】日本とのハイレベルな戦いを見せたウズベキスタン、試合ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 12:15 Sat
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松木玖生の最適なポジションは?/六川亨の日本サッカーの歩み

今月16日、AFC U-23アジアカップ カタールの初戦、中国戦からパリ五輪出場権獲得のチャレンジが始まる。前回のコラムでも、DF陣の経験不足は否めないものの攻撃陣のタレントはバリエーションに富んでいて期待できるという原稿を書いた。そして先週と今週のJリーグを取材して、FC東京の松木玖生の新しい一面を見ることができて、その期待はさらに高まった。 松木といえば、青森山田高時代から、強靱なフィジカルと体幹の強さを生かした球際での勝負強さ、豊富な運動量と労を惜しまない献身的なプレーでチームに貢献してきたし、それはFC東京でも変わらない。そしてボランチのポジションから、時には意外性のある攻撃参加でゴールを決めたり、左足のロング、ミドルシュートで相手ゴールを脅かしたりしてきた。 そんな松木が、4月3日のJ1リーグ第6節の浦和戦では、荒木遼太郎と2トップに近い形で前線に起用された。すると、トップに張るのではなく変幻自在に左右に流れたり、落ちてきたりする荒木との絶妙のコンビネーションで攻撃陣をコントロール。とりわけ左サイドのFW俵積田晃太とSBバングーナガンデ佳史扶との相性は抜群で、意外性のあるパスで彼らの攻撃参加を引き出していた。 アウトサイドにかけたスペースへの絶妙なパスには「こんな技巧的なパスが出せるんだ」と感嘆してしまった。 試合は0-1とリードされた後半、左サイドで俵積田、佳史扶とつないだパスから荒木が同点弾。さらに松木のサイドチェンジを受けた俵積田のクロスをゴール前に走り込んだ松木がボレーで決めて逆転勝利を収めた。 そして4月7日の鹿島戦では、荒木がレンタル移籍のため起用できないものの、1トップに入った仲川輝人とトップ下の松木は好連係から難敵・鹿島に2-0の完勝を収めた。絶えずボールに触るわけではないが、効果的なサイドチェンジやスルーパスで味方を使う。これまでは、どちらかというと『使われる選手』と思っていたが、そのイメージは一新した。 先制点は左サイドからのふわりと浮かしたニアへのパスで仲川の今シーズン初ゴールを演出。そして後半アディショナルタイムにはMF原川力のヘッドによるインターセプトからのタテパスを簡単にさばいて2点目をお膳立てした。いずれも「肩の力の抜けた」ようなアシストに、松木の“変化"を感じずにはいられなかった。 彼をボランチからトップ下にコンバートし、前線には荒木を起用して松木の飛び出しを演出したピーター・クラモフスキー監督の采配は賞賛に値する。やっと1トップのドリブル突破任せのパターン化された攻撃スタイルから脱却できそうだ。 そんな松木を大岩剛監督はどのポジションで使うのか。攻守に効果的な選手だけに、使い出もあるだろうが、できれば攻撃的なポジションで使って欲しいところである。 2024.04.08 22:25 Mon

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