「アジアのイブラヒモビッチ」「えぐいな」日本代表も苦戦したイランFWアズムンが豪快バイシクル!日本のファンも称賛「荒いけど実力は本物」

2024.02.08 10:50 Thu
日本戦でも活躍したイラン代表FWサルダール・アズムン
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日本戦でも活躍したイラン代表FWサルダール・アズムン
日本戦でも活躍したイラン代表FWサルダール・アズムンが見事なゴールを決めた。
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アジアカップ2023準決勝が7日に行われ、イランはカタール代表と対戦した。準々決勝で日本代表を撃破したイランとカタールの一戦。イランは日本戦は出場停止だったFWメフディ・タレミとアズムンが2トップを形成すると、開始わずか4分でゴールを奪う。
右サイドでのロングスローの流れから、ルーズボールをボックス左のアズムンが器用にバイシクルシュート。枠を捉えたシュートがゴールネットを揺らした。

見事なバイシクルキックには、日本のファンも称賛。「荒いけど実力は本物」、「アジアのイブラヒモビッチ」、「えぐいな」、「上手すぎる」とコメントを寄せている。
その後打ち合いとなった試合はカタールが3-2で逆転勝利。イランは準決勝で姿を消すこととなったが、アズムンは日本戦に続き存在感を発揮していた。



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レーティング:イラン 1-1 ポルトガル《ロシアW杯

▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB最終節、イラン代表vsポルトガル代表が25日に、モルドヴィア・アリーナで行われ、1-1の引き分けに終わった。この結果、ポルトガルの2位通過が決定した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽イラン採点<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180626_8_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK 1 ビランヴァンド 6.0 力のこもったPKストップでイランの士気を高めた DF 23 レザイーアン 5.5 積極的な攻め上がりで自らゴールを狙う場面も 19 マジド・ホセイニ 5.5 集中した守備を見せた 8 プーラリガンジ 5.5 守備ラインを統率。クロスをはね返し続けた 3 エーサン・ハサフィ 5.0 攻守の貢献でも乏しく、警告を受けた直後に交代となった (→ミラド・モハマディ 5.5) 終盤にはイランの攻撃に貢献 MF 6 エザトラヒ 4.5 エザトラヒの守備ではポルトガルに対する防波堤にならなかった (→アンサリファルド 5.5) 試合終了間際のPK弾であと一歩のところまで迫るが… 18 ヤハンバクフシュ 5.5 快足を生かして攻撃の中心に。イランのチャンスにはいつもこの男が顔を出していた (→ゴッドス 5.0) 途中出場も応えられず 9 イブラヒミ 5.5 前線の選手ながら守備にも貢献。そのプレーに観客から歓声も FW 17 タレミ 5.0 左サイドで相手の脅威になることは無かった 20 アズムーン 5.5 なかなか前線で起点が作れなかったものの、試合終盤にPK奪取 11 アミリ 5.0 存在感出せず 監督 カルロス・ケイロス 5.5 ポルトガルをあと少しの所まで苦しめた。熱い姿は選手の奮起を促した ▽ポルトガル採点<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20180626_8_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK 1 R・パトリシオ 5.5 安定したセービング。PKは仕方なし DF 21 セドリック 5.0 いつものようなプレーが見られなかった 3 ペペ 6.0 読みを利かしたディフェンスで相手の決定機を阻止 6 フォンテ 6.0 集中した守りでペペと共に高い壁を築いた 5 ラファエウ・ゲレイロ 5.5 常に高いポジションをキープし攻撃をサポート MF 20 クアレスマ 6.5 監督の采配に応える貴重な一発を沈めた (→ベルナルド・シウバ 5.5) 途中出場ながらも攻撃のアクセントに 14 W・カルバーリョ 5.5 中盤の底で構えつつ、ポゼッションにも大きく貢献 23 アドリエン・シウバ 6.0 クアレスマのスーパーゴールをアシスト 10 ジョアン・マリオ 5.5 ディフェンスの間に入り、ポルトガルの攻撃の流動性を高めた (→ジョアン・モウティーニョ -) FW 9 アンドレ・シウバ 5.0 ほとんどチャンスが回って来ず 7 C・ロナウド 4.5 決定力の低さに加え、退場になってもおかしくない愚行を冒してしまった 監督 サントス 6.0 クアレスマ抜擢が功を奏した。苦しみながらもグループステージ突破 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! クアレスマ(ポルトガル) ▽今大会初出場ながらも監督の期待に応える活躍。得意の右足アウトサイドから放たれた美しいシュートは見事というほかない イラン 1-1 ポルトガル 【イラン】 アンサリファルド(後48[PK]) 【ポルトガル】 クアレスマ(前45) 2018.06.26 05:04 Tue
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森保一監督「選手たちは非常に落ち着いていて、いい準備ができている」《AFCアジアカップ2019》

28日に行われるAFCアジアカップ2019の準決勝のイラン代表戦を前日に控えた日本代表の森保一監督と、MF遠藤航が公式記者会見に出席した。 森保一監督は、フィジカル的に強いイランの対策を問われ「選手たちは球際のところでしっかりバトルして戦う姿勢を示してもらえればと思う」とコメント。また、5試合で12得点無失点と堅守を見せているイランについて「イランは手ごわいチームだが、しっかり勝利をつかみ取るためにチャレンジできればと思う。選手には思い切ってプレーしてほしい」と語った。 ◆森保一監督 「ベトナム戦から中3日ということで準備を進めてきているが、選手たちは非常に落ち着いていて、いい準備ができていると思っている。今日これからもう一度、試合前のトレーニングをチーム一丸となって行い、明日、いい状態で試合に臨めればと思う」 ――守備的な戦いをして僅差で勝ち上がってきており、2004年のギリシャのような戦いを見せているとも言われているが、そのことについてどう考えているか 「難しい戦いはすべての試合で覚悟している。チームもまだまだ完成されたチームではなく、未完成で、成長しながら結果を出していこうとしている。選手たちが1試合1試合、結果を出しながらいろんなことを学び、チームとしてステップアップできていると思う」 「そして僅差で勝ってきている、すべて1点差で勝利しているところについては、どんな内容のゲームであっても勝利するということで、選手たちが勝ちにこだわってやってくれていること。しぶとく勝つのは大切なことなので、選手たちはよくやってくれている。我々がやろうとしていることにトライする中、明日も思い切って我々がやろうとすることにトライしてほしいし、アグレッシブにプレーしてほしい。難しい時間もたくさんあると思うので、その中で我慢強く戦ってほしいと思う」 ――イランは今大会の5試合で12得点無失点だが、この数字に対してどう思っているか 「FIFAランキングでもそうだが、イランはアジアの中でトップトップの強いチームだと思っている。それがアジアカップでもデータとして表れているのかなと思う。我々はどんな相手に対しても敬意を払い、そのうえで我々が持てる力をどれだけ出せるかということでやってきているので、イランは手ごわいチームだが、しっかり勝利をつかみ取るためにチャレンジできればと思うし、選手には思い切ってプレーしてほしい」 ――イランは非常にフィジカル的に強いが、明日の対戦に向けどのような対策を考えているか 「サッカーはゴールを奪い合うスポーツだと思うが、その前にボールを奪い合うスポーツだと思っている。選手たちは球際のところでしっかりバトルして戦う姿勢を示してもらえればと思う。そこから我々が攻守としてやるべきことを出していければと思う」 ――これまで試合翌日は午前中に練習して午後に移動していたが、今回は午後に練習して移動も一日遅らせたが、その理由は 「スケジュールは我々が決めたものだけでなく、その状況に合わせてやらないといけないのがこないだの状況だった。我々は与えられた環境の中で最善の準備をすることだけを考えてやっている。こないだの状況に関しては、我々が決めたのではなく、決められたスケジュールの中で動いたということ」 ――日本は東京五輪、カタールW杯に向けて若い選手を加えているが、そういう状況でイランを倒す自信はあるか 「目の前の一戦で勝利を目指し、難しい状況をモノにしてきた。イランは非常に手ごわいチームですが、我々は厳しい戦いを覚悟して、勝利を目指して戦いたい」 ――1992年のアジアカップではグループリーグ突破を懸けた試合でイランに1-0で勝っている。大きな試合を前に当時を思い出すことはあるか 「今、(記者さんに)言われて92年に広島で行われたアジアカップのことを思い出した。イラン戦のカズさんが決めたシーンも鮮明に思い出した。明日もそういう試合が見せられるように選手にはファイトしてほしいと思う。当時と今の日本サッカーは大きく違うと思っているが、一つ同じなのはチームの雰囲気としてチーム一丸となって、みんなで支え合って絆を持って戦おうという雰囲気は同じかなと思っている」 「サッカーの環境面では、当時はアマチュアからプロに移行する流れの中で、アジアカップで一戦一戦サッカーが盛り上がっていき、注目されることを感じながらプレーしていた。今は日本のプロサッカーが成熟、成長して、選手もいろんな経験を積んで、多くの選手が欧州に出て、世界のトップと呼ばれるリーグで貴重な経験を積んでいる。そういう違いがあるかなと思う。代表のモチベーションは同じだと思うが、あの当時は優勝したこともなくて、広島のアジアカップで優勝するんだという気持ちでチャレンジする気持ちで臨んでいた。いまもチャレンジする気持ちは変わらないが、今は勝って当たり前、優勝して当たり前という雰囲気の中、選手が大きなプレッシャーの中で自らをコントロールして戦っていると思う」 ――サウジアラビア戦では日本のポゼッション率はずっと相手より低く、ベトナム戦では増えたが、より強いイランとは戦術的にどう戦うのか 「まずはしっかり球際のところでバトルすること。相手のプレスを回避できるように攻撃のところもボールを握れるようにチャレンジしていければと思うし、選手にもチャレンジしてもらいたい。どういう展開になるかは分からないが、サウジアラビア戦も我々がやろうとすることがなかなかできない中、いい形で先制点を奪い、どうしたらこの試合をモノにできるかを選手が賢く考えてプレーしてくれたと思う。明日の試合む我々がトライすべきところは、しっかりトライしてもらい、試合の流れをみんなで感じ取りながら意思統一して戦ってもらえればと思う」 2019.01.28 01:05 Mon
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選手が接触しカメラが転倒、倒した選手は無言で去るもイラン代表FWが手を差し伸べた「これぞスポーツマンシップ」

19日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の予選プレーオフ1stレグ、フェイエノールト(オランダ)vsエルフスボリ(スウェーデン)でハプニングが発生した。 タッチライン際のボールを追い掛けていったエルフスボリのDFシモン・ストランドが、勢い余ってピッチ脇のカメラと接触。三脚ごと倒してしまうほどで、映像でもかなりの衝撃だと伝わってくる。 何事もなかったかのように選手は去っていくが、クルーの女性スタッフは困惑した表情を浮かべている。ストランドをたしなめていたフェイエノールトのイラン代表FWアリレザ・ジャハンバクシュはそれに気づくと、すぐさま歩み寄り手を差し伸べた。 はた目にもかなり重量感のある機材だが、2人掛かりで何とかカメラを起こし終えると、ジャハンバクシュはすぐさまピッチへ帰還。こんなのは普通のことだと言わんばかりにプレーへと戻っていった。 この素晴らしい行為には多くの反響が。「これぞスポーツマンシップ」、「私のアリレザはいつも紳士」、「尊敬に値する」、「マン・オブ・ザ・マッチ」のような、ジャハンバクシュを称賛する声が相次いだ。 その後マルクス・ペデルセンも女性に様子を尋ね、問題ないとサムアップを返す女性クルー。ジャハンバクシュ本人も試合後のインタビューで、相手選手を非難しながらも彼女を助けるべきだったと語っている。 「(謝罪もせずに去っていた)その選手の振る舞いはあまり賢いとは言えないよ。その後、僕は彼女を助けるべきだと思ったし、マルクス・ペデルセンもすぐに手を貸してくれた」 なお、試合はジャハンバクシュ自身の1ゴールを含め、フェイエノールトが5-0で快勝。2ndレグは26日にアウェイで行われる。 <span class="paragraph-title">【動画】カメラが倒れ困惑する女性を助けるジャハンバクシュ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">These Feyenoord players helped the camerawomen set back up after she was knocked over during the game <a href="https://t.co/Vj5RRTnOj0">pic.twitter.com/Vj5RRTnOj0</a></p>&mdash; ESPN FC (@ESPNFC) <a href="https://twitter.com/ESPNFC/status/1428732439271256076?ref_src=twsrc%5Etfw">August 20, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.22 07:15 Sun
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「相手の出方を見ようと…」森保一監督が選手交代について言及、アジア8強で終わったイラン戦の課題は「2点目を奪えなかったこと」

日本代表の森保一監督が、改めてアジアカップ2023の敗退について語った。 3日、アジアカップ2023準々決勝で日本代表はイラン代表と対戦。前半に守田英正のゴールで先制しながらも、後半はイランが押し込み続けると、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにPKを献上。逆転を許し、1-2で敗戦。ベスト8で大会を去ることとなった。 試合後、囲み取材に応じた森保監督は、勝てなかったことを残念がった。 「選手もスタッフも準備の段階からみんなチームのために100%日々頑張ってくれたので、選手・スタッフの頑張りを結果に結びつけられなかったことは監督として非常に残念です」 「応援してくれたサポーターの皆さんが、我々が勝っていくことで選手の頑張りで能登半島地震の被災者の方々、復旧復興に尽力されている方々に励ましのエールを送りたかったんですが、それができず非常に残念に思っています。同時に我々を応援してくださった全ての皆様に感謝を申し上げたいと思います」 今大会は5試合を戦ったが、本来のパフォーマンスが出せたとは言えない。特にグループステージの2試合とこのイラン戦は苦しみ続けた。 「アジアの戦いでピッチ状態だったり、対戦相手の我々に対する警戒が非常に強くなり、対策がこれまでよりも厳しくなったと感じています」 「カタールでの戦いで、中東勢との戦いは雰囲気的にも難しいなと思いました」 「日本に対する対策を乗り越えていけるように、戦術的なところもそうですが、モチベーションのところも相手が非常に高く、死に物狂いで戦ってくるところを我々が必死になって戦う部分は、常に覚悟を持っていかなければいけないと感じました」 マークが厳しくなり、しっかりと対策を取られると苦戦することが浮き彫りになった日本。相手に傾いた流れを引き出す力も足りない戦いが続いた。 「弱さと言われればそれまでですし、2点目を奪いには行っていましたが、2点目を奪えなかったことが、この試合をものにできないことに繋がったと思います」 「相手のラフなロングボールに対しても、弾く部分は耐えながら我々の時間にしなければいけないというのができなかったということはあるので、それに関してはまだまだ力をつけなければいけないと思いますので、相手の圧力ある攻撃に対して、しっかり我慢して弾き返すところ、自分たちの流れに持っていくために力をつけなければいけないと思います」 「ただ守備だけではなく、2点目を奪えなかったことと、ロストが非常に多くなって、相手の攻撃を受けて、ロングスロー、セットプレー、オープンプレーの中でもラフなボールが出てきたと思いますので、相手にできるだけ渡さないようにするという攻撃の部分のクオリティを上げなければいけません」 5試合で8失点。守備陣の失点にも目が行きがちだが、攻撃が完結できないことも流れを相手に渡すことにも繋がる。特に、イラン戦の後半は何もできずにサンドバック状態になっていた。 その中で、「交代カードをうまく切れなかったことが敗因」とフラッシュインタビューで語っていた森保監督は、なぜそうなったのかを説明した。 「相手に押されている中で、南野(拓実)と三笘(薫)を投入して、そこで推進力を上げるということで投入しました。相手の対策もあって、なかなかそこで推進力を上げられず、押されてしまい、滞ってしまいました」 「それを他の交代カードで、守備の部分で弾き返せる選手はいますので、交代の部分をどうしようかと思っていましたが、相手が全然交代カードを切っていない中で、時間の推移を見て延長での勝負になることも考えられた中で、どうやって勝負するという部分では、相手の出方も見ながら、我々はどうやって相手を上回っていけるかとカードを切ろうと思っていました」 イランは後半アディショナルタイムに逆転するまで交代枠を使わず、逆転後に3名を交代した。その出方を伺った結果、イランに対応することができなかったという。 特に日本の右サイドが集中的に狙われていたが「左右を入れ替えるのは、3バックにしたり、サイドバックを代えたりということで、相手のサイド攻撃が我々にとっては大分圧力になっていたので、対策は考えていました」とコメント。「しかしながら、耐えて、できるだけ前線のカードを切りたいと思っていました。守備だけではなく、なんとか推進力を上げていきたいと考えていました」と、攻撃に変化をつけるためにカードを取っておいたという。 また「昨日の韓国vsオーストラリアでも、オーストラリアが勝っている状態で韓国に押し込まれ、[5-4-1]にした中で下がりすぎて、結局ジリ貧になってやられたのも見ていました」と、守備に偏重した事で最後に痛い目に遭ったのを見ていたとし、「3バックにしたからといって守備的ということではないですが、3バックを使っているところが守備的な逃げ切りを図る部分が多かったので、攻撃の部分で交代やシステムを変えたいと思っていました」と、攻撃的に3バックを採用することがなかったことも、変化を与えにくかった要因だとした。 試合後には冨安健洋(アーセナル)が「熱量を感じなかった」と日本の問題を指摘していたが「熱量という部分では、選手のモチベーションはこのアジアカップで優勝を目指して戦うということはあったと思います」と森保監督はコメント。「スタートの段階では、ヨーロッパで戦っている選手の日常と、アジアでの戦いでアジャストしていかなければいけないというのは、モチベーションだったりプレー選択に出ていたと思います。試合を追うごとに改善されていって、モチベーションは問題なく戦っていたと思います」と、モチベーションは問題なかったとした。 ただ「熱量という部分では、相手の熱量よりさらに上げていかなければいけないというところは、ひょっとしたら選手がコメントしていると思います」とコメント。「選手がというよりも、私自身ももっともっと選手たちの熱量を上げていくための働きかけをして、選手たちに任せるのではなく、環境作りを含めてやっていかなければいけないと思います」とし、イランを上回る熱量は持てていなかったのではないかと語った。 それは監督やスタッフからの呼びかけも含まれているだろうと森保監督は言及。「特にヨーロッパと日本の文化の違いで、選手に声をかけるやり方が全然違うということを代表選手から見聞きして感じる部分はあります。日本の良さでもありますけど、選手たちの日常の熱量に合わせていくことは考えていかなければいけないと思います」と、この先にさらに成長するために改める部分もあるとした。 「チームが変わっていく中で、キャラクターもそれぞれありますし、これまでのチーム作りと、これから先が一緒だとは限らないので、選んでいるメンバーの中で、クオリティを上げていく。声掛け等々も必要であれば、これから変えていくことをしなければいけないと思います」 「まずは選手全員月キャプテンシーを持って、チームの中で勝利を目指すことと、その場に応じたクオリティを常に上げていくためにお互いに刺激してもらえるように、私やスタッフでやっていければと思います」 3月には2026年の北中米ワールドカップに向けた予選が再会。難しい相手である北朝鮮代表との連戦となる。 森保監督は「連勝している時も確固たる自信よりも、もっともっと自分たちを上げていかなければいけないと思ってやってきたつもりですし、その気持ちを私自身も選手も持ち続けていたと思います」とコメント。「常に今の自分たちよりもレベルアップということを目指しながら、現実の中で一歩一歩成長していけるように、力をつけていけるようにできればと思います」と、成長あるのみだと語った。 <span class="paragraph-title">【動画】まさかの結末…後半ATのPK弾で日本代表が逆転負け、アジアカップ敗退</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="loddtpdjCVw";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.02.04 07:15 Sun

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