東京五輪銀メダルのU-24スペイン代表ソレール、バレンシアと両親からのサプライズに笑顔

2021.08.19 06:05 Thu
Getty Images
東京オリンピックに出場したU-24スペイン代表MFカルロス・ソレールバレンシアのサポーターたちに銀メダルを披露した。ソレールは大会全6試合に出場。3試合で先発し、スペインの銀メダル獲得に貢献した。大会を終えたソレールは9日に帰国すると、10日にはバレンシアの練習に合流。そして13日に行われたラ・リーガ開幕節のヘタフェ戦に先発出場し、決勝点となるゴールまで決めてみせた。

怒涛のスケジュールをこなしているソレールだが、ヘタフェとの試合では、サプライズで登場した両親からメダルを受け取り、バレンシアのサポーターたちに銀メダルを披露する場面があった。
ソレールの母は「バレンシアが今日、彼のために行ったこの行為は素晴らしい。本当に美しいです。彼のバレンシアへの愛は魂から来ているものです。彼は本当に愛しています。私たちは感謝していますし、彼とチームをとても誇りに思っています。彼らは本当にうまくやっています」とアカデミー出身の息子とクラブの関係を称えた。

また、ソレールの父も「彼が私たちを見つけたとき、彼は驚きの表情を見せていました。ここに私たちがいることを予想していませんでした。彼が懸命に働いて得たものを、ここでファンに見せることはとても重要でした」とソレールがサプライズに驚いていたことを明かした。
完璧なシーズンのスタートを切ったソレール。バレンシアで成長した姿を見せ、次はA代表デビューといきたいところだ。

1 2

カルロス・ソレールの関連記事

ウェストハムのグレアム・ポッター監督が、就任後初勝利を喜んだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 プレミアリーグで14位に沈むウェストハムは、8日にフレン・ロペテギ監督を解任。後任としてポッター監督を招へいすると、初陣となったFAカップ3回戦ではアストン・ビラに敗れていた。 こうした状況で14日に迎 2025.01.15 11:35 Wed
ウェストハムは30日、パリ・サンジェルマン(PSG)のスペイン代表MFカルロス・ソレール(27)をレンタル移籍で獲得することを発表した。 バレンシアの下部組織育ちのソレールは、2017年1月にファーストチームに昇格。主軸に成長すると、2022年9月にPSGへ完全移籍していた。 バレンシアでは公式戦226試合 2024.08.31 09:45 Sat
ウェストハムがパリ・サンジェルマン(PSG)のスペイン代表MFカルロス・ソレール(27)獲得に最後まで動いている。イギリス『イブニング・スタンダード』が報じた。 フレン・ロペテギ新監督と共に新シーズンを迎え、選手の入れ替えにも積極的なウェストハム。ドルトムントのドイツ代表FWニクラス・フュルクルク(31)やマンチ 2024.08.30 19:45 Fri
ウェストハムがパリ・サンジェルマン(PSG)から元スペイン代表MFカルロス・ソレール(27)の獲得に乗り出している。『イブニング・スタンダード』などイギリス各紙が伝える。 かつては、地元クラブのバレンシアで生え抜きキャプテンとして名を馳せたソレール。 22-23シーズンよりPSGへ活躍の場を移した一方、スペ 2024.08.16 12:20 Fri
レアル・ソシエダはレッドブル・ザルツブルクに所属するクロアチア代表MFルカ・スチッチ(21)の獲得に近づいているとのことだ。 ザルツブルクの下部組織出身であり、「ルカ・モドリッチの後継者」としても高い注目を集めていたスチッチ。2020年9月にファーストチームデビューを果たすと、以降はチームの攻撃を牽引する存在とな 2024.08.01 17:00 Thu

バレンシアの関連記事

インテル・マイアミは15日、元スペイン代表DFジョルディ・アルバ(36)との契約延長を発表した。契約期間は2027年末までとなる。 新契約にサインしたジョルディ・アルバは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「契約を更新できることを嬉しく思っている。なぜなら、僕には今後もプレーを続けたいという気持ちがあ 2025.05.16 13:30 Fri
元スペイン代表FWフェルナンド・モリエンテス氏(49)が肺塞栓症を患い入院していたことを明かした。 現役時代はレアル・マドリーやリバプール、バレンシアなどで活躍しスペイン代表として47キャップを誇るモリエンテス氏。現役引退後は様々なメディアでサッカーの解説者として活躍している。 そんなモリエンテス氏は、スペ 2025.04.21 13:30 Mon
「さすがマドリー、振り幅がここまで大きいとは」そんな風に私が驚いていたのは月曜日、それまでクラブ史初のtriplete(トリプレテ/3冠優勝のこと)の話ばかりしていたスポーツマスコミに、アンチェロッティ監督のレアル・マドリー指揮官としての将来が、コパ・デル・レイ決勝とCLに懸かっているという論調が現れたのを見つけた時の 2025.04.09 01:00 Wed
レアル・マドリー撃破の立役者となったバレンシアの守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリは、プレーヤー・オブ・ザ・マッチとともに“臨時収入”を得ることになりそうだ。 バレンシアは5日、敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第30節でレアル・マドリーと対戦。マドリーとのリーグ戦でのアウェイゲームは2008年以来 2025.04.06 21:35 Sun
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が5日にホームで行われ、1-2で敗れたラ・リーガ第30節バレンシア戦後に会見でコメントした。 首位バルセロナを3ポイント差で追う2位マドリーが3日後にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのアーセナル戦を控える中、15位バレンシアをサンチャゴ・ベルナベウに迎えた一戦。 2025.04.06 10:00 Sun

オリンピックの関連記事

国際オリンピック委員会(IOC)は9日、2028年のロサンゼルス・オリンピックに関しての変更点を発表。サッカー競技でも大きな変更があった。 IOCはロス五輪に関して、複数競技での変更を発表。サッカーに関しては、男子の参加国を「12」に、女子の参加国を「16」に変更すると発表した。 2024年のパリ五輪までは 2025.04.10 12:15 Thu
日本サッカー協会(JFA)は12日、ロサンゼルス・オリンピックに臨むU-23日本代表に関して、大岩剛監督が率いることを発表した。 パリ・オリンピックもU-23日本代表を率いた大岩監督。グループステージを無失点3連勝で突破するも、準々決勝ではのちに金メダルを獲得したU-23スペイン代表に0-3で敗れて敗退。目標とし 2024.12.13 23:05 Fri
日本サッカー協会(JFA)は12日、ロサンゼルス・オリンピックを目指すU-23日本代表に関して、大岩剛監督(52)が続投することを発表した。 現役時代は名古屋グランパスやジュビロ磐田、鹿島アントラーズでプレーした大岩監督。J1通算386試合に出場し10得点を記録していた。 引退後は鹿島のコーチに就任すると、 2024.12.12 18:59 Thu
カナダサッカー協会(CSA)は12日、パリ・オリンピック期間中に発覚したドローンの不正使用問題の独立調査の結果を発表。停職処分を受けていたカナダ女子代表のビバリー・プリーストマン監督(38)が解雇されることとなった。 また、アシスタントコーチのジャスミン・マンダー氏とアナリストのジョセフ・ロンバルディ氏も解雇され 2024.11.13 17:10 Wed
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督とチェルシー・ウィメンのエマ・ヘイズ監督がヨハン・クライフ・トロフィーを獲得した。 28日、フランスのフットボール専門誌『フランス・フットボール』が主催する2024バロンドール授賞式がパリで開催。今回は最優秀監督賞となるヨハン・クライフ・トロフィーが新設され、男子はア 2024.10.29 17:15 Tue

カルロス・ソレールの人気記事ランキング

1

「彼らを誇りに思う」、モロッコ史上初の8強に導いたレグラギ監督が献身の選手たちを称賛

モロッコ代表を史上初のベスト8進出に導いたワリド・レグラギ監督がスペイン代表戦を振り返った。 前大会準優勝のクロアチア代表、同3位のベルギー代表を退けてグループFを首位通過したモロッコ。36年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた“アトラスの獅子”は、優勝候補スペインを相手に史上初のベスト8進出を狙った。 その大一番では前半こそ堅守速攻の形が機能したものの、後半と延長戦では連戦による疲労の影響もあって守勢が続いた。それでも、ディフェンスラインを中心に粘り続けたチームは、0-0のスコアで120分の戦いを終えた。 そして、準々決勝への切符を懸けた運命のPK戦では守護神ボノがMFカルロス・ソレール、MFセルヒオ・ブスケッツの2本のPKストップに加え、MFパブロ・サラビアのミスを誘発する圧巻の活躍をみせ、同国の新たな歴史を切り開いた。 今年8月にヴァヒド・ハリルホジッチ前監督の後任として就任し、偉業を達成したレグラギ監督は試合後の公式会見の場で劇的な一戦を振り返った。 「この試合に負けたくないという願望の中で、ポゼッションの点でおそらく世界最高のチームと対戦するために、プレーヤーたちがエネルギーの爆発と共に達成したことは驚くべきことだ」 「我々は辛抱強く、世界最高のゴールキーパーの1人と共にPK戦で突破を決めることができた」 「ケガをして包帯を巻いているにも関わらず、プレーのレベルを上げているプレーヤーたちと一緒にプレーしている。私は彼らを誇りに思っている」 「ここに来る前にベルギー、クロアチア、カナダ、スペインと対戦し、1度もゴールを許さないと聞いていたら信じられなかったはずだ。(カナダ戦の失点はオウンゴール) 私は本当に素晴らしいグループを持っている」 この試合では相手にボールを持たれながらも、崩しの起点を担うブスケッツら相手の中盤にうまく制限をかけたことが無失点の大きな要因となった。 その点についてモロッコ人指揮官は、「過去20試合を分析したとき、スペインは平均70%の支配率だった、それで今回のプランを決断した。我々はフランスやイングランドではない。テクニカルなプレーヤーがいたとしても、彼らと競争することはできない。私は魔術師ではなく何も発明していない。ただ、ブスケッツだけでなく、ガビ、ペドリもうまく管理した。私の環境において、アタッカーは狂ったように働いてくれた」と、プランを遂行した選手たちを労った。 また、ハリルホジッチ前監督との確執によって一時代表引退を宣言しながらも復帰を果たしたMFハキム・ツィエクは、スペイン戦では攻撃面で大きな見せ場はなかったものの、チームプレーヤーとしての貢献度は非常に大きかった。一部で利己的とも言われるスタープレーヤーのマネジメントについて問われると、他の選手同様に厚い信頼を与えている。 「ハキムは私の子供だ。責任と愛を与えなければならない。彼をネイマール、ムバッペ、メッシのように他のプレーヤーと異なるプレーヤーとみなすことはできない。ただ、私は彼との間に少しも問題を抱えたことはない」 「彼はフィールドで私にすべてを与えてくれる。そして彼は他の人を必要としている。彼らは皆、メッセージを受け取った。そして、すべてのスタッフ、医療、スチュワード、ロジスティクス、フィジカルトレーナーに対して、チームを率いるのは私1人ではなく全員であることを求めている」 アフリカの代表チームに関しては欧州からの帰化選手が多く、その多様性がときにチーム内での派閥問題などをもたらし、チームとしての一体感にネガティブな影響を及ぶケースもある。だが、今回のモロッコに関してはレグラギ監督の下、一枚岩の戦いが印象的だ。 その背景にはフランス生まれながら、誰よりもモロッコ人としての矜持を持つ闘将の存在が大きいようだ。 「私はいつもモロッコで戦ってきた。フランス、ベルギー、モロッコ、その他の出身であろうと、モロッコの国籍を持つ者はモロッコ人であり、このシャツのために死ぬ気で戦う必要がある」 「私自身、フランスで生まれたが、私ほどモロッコ人の心を持っている人間はいない。代表チームに来るときは、100%を出さなければならない。私にはドイツ、フランス、ベルギー、オランダ出身のプレーヤーがいて、それで最高のミルクセーキを作っている」 2022.12.07 07:30 Wed

バレンシアの人気記事ランキング

1

最悪の時期だった…クーマン監督のバレンシア時代を振り返るホアキン、バルサ戦では「挨拶しない」

7日にバルセロナ戦が控えるベティスの元スペイン代表MFホアキンだが、バレンシア時代の指揮官であるロナルド・クーマン監督との間にいい思い出はなかったと、スペイン『El Larguero』のインタビューで語っている。 2006年から2011年にかけてバレンシアに在籍したホアキンは、2007-08シーズンに現バルセロナ指揮官のクーマン監督を師事していた。だが、オランダ人指揮官に率いられたバレンシアは、コパ・デル・レイこそ制覇したものの、リーグ戦ではわずか4勝しか挙げられず、シーズン途中の4月に解任されていた。 クーマン監督は就任当初、チームの中心メンバーだったGKサンティアゴ・カニサレスやFWミゲル・アンヘル・アングロ、MFダビド・アルベルダを戦力外とし、財政難に陥っていたクラブの改革に着手した。 その中でホアキンは主力として試合に出場したが、当時からその手腕には懐疑的な目を向けていたようだ。 「あれは私のキャリアの中で最高の経験とは言えないものだった。でも私はいつも『人間とはあらゆるものと共存していかなければならない。あの時がそうだったのだ』と言い聞かせてきた」 「正直僕はひどく傷ついたから、あまりこの話はしたくないんだ。幸い最悪な時期は長くは続かず、(コパ・デル・レイ優勝で)何とか挽回してシーズンを終えることができた。(今週末)私は彼に挨拶しないし、彼もしてこないだろう」 2020.11.03 20:17 Tue
2

バレンシア、ビッグクラブが関心の逸材DFガシオロフスキと2027年まで契約延長

バレンシアは26日、U-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(20)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、192cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシアBでのプレーを経て2023年10月に行われたマジョルカ戦でトップチームデビュー。 これまでトップチームでは、公式戦34試合に出場しており、今季もラ・リーガ14試合を含む公式戦18試合に出場している。また、U-19スペイン代表の主力としても活躍しており、昨夏に行われたU-19欧州選手権では優勝に大きく貢献した。 現在はセンターバックを主戦場としているが、元々はサイドバックでプレーしていたこともあり、バレンシアのトップチームではセンターバック、左サイドバックの両方でプレーしている。恵まれた体躯通りの空中戦の強さに加え、サイズを感じさせないスピードを兼備するフィジカルアスリートで、出足鋭いアグレッシブな対人守備を持ち味とする。 判断や精度という部分に伸びしろを残すが、後方からの配球や積極果敢なドライブなど攻撃に関与する意識も高い現代型のDF。セットプレー時はターゲットマンとしても有能だが、ロングスローも武器としている。 以前にはアーセナルやトッテナム、ユベントス、インテルといったビッグクラブからの関心が報じられていたガシオロフスキだが、かねてより残留の意向を示しており、自身を育ててくれたクラブとの新契約を決断した。 2025.02.27 12:30 Thu
3

LFPが2014-15シーズンのリーガエスパニョーラ・ベストイレブンを発表

▽スペインプロリーグ機構(LFP)は15日、2014-15シーズンにおけるリーガエスパニョーラのベストイレブンを公式サイトで発表した。 ▽LFP選定のベストイレブンでは、GK部門にリーグ最小失点に抑えたチリ代表GKクラウディオ・ブラーボが選出。DF部門にはブラジル代表DFダニエウ・アウベス、スペイン代表DFジェラール・ピケ、同DFジョルディ・アルバといった優勝したバルセロナ勢とともに、バレンシアの躍進を支えたアルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディが選ばれた。 ▽MF部門には、移籍1年目の3選手が選出。スタッド・ランスからセビージャへの移籍で攻守に存在感を示したポーランド代表MFグルゼゴルツ・クリホヴィアク、セビージャからの加入でバルセロナの優勝に貢献したクロアチア代表MFイバン・ラキティッチ、モナコからレアル・マドリーに加入し、13ゴール13アシストを記録したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスとなった。 ▽FW部門には、48ゴールを奪って得点王に輝いたレアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド、43ゴールで得点ランク2位となったバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシといったメガクラッキに加え、移籍初年度で22ゴールを奪い、アトレティコ・マドリーの攻撃をけん引したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが選ばれた。 ▽最優秀監督には、バルセロナをリーグ制覇に導いたルイス・エンリケ監督が選出された。また、惜しくも選外となった選手として、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリー)、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノ(バルセロナ)、U-21スペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤ(バレンシア)、スペイン人MFダニエル・パレホ(バレンシア)、ドイツ代表MFトニ・クロース(レアル・マドリー)、ブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)、コロンビア代表FWカルロス・バッカ(セビージャ)の名前が挙げられている。LFP発表の2014-15シーズンにおけるリーガエスパニョーラのベストイレブンは以下の通り。 GK クラウディオ・ブラーボ(バルセロナ) DF ダニエウ・アウベス(バルセロナ) ジェラール・ピケ(バルセロナ) ニコラス・オタメンディ(バレンシア) ジョルディ・アルバ(バルセロナ) MF イバン・ラキティッチ(バルセロナ) グルゼゴルツ・クリホヴィアク(セビージャ) ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー) FW リオネル・メッシ(バルセロナ) クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリー) アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー) 2015.06.16 05:00 Tue
4

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.27“ベニテスの堅守速攻”2冠達成/バレンシア[2003-04]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.27</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/バレンシア 〜ベニテスの堅守速攻〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04valencia.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ラファエル・ベニテス(43) 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、UEFAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2冠達成</div> 当時のバレンシアの監督は、就任3年目のラファエル・ベニテスだった。2001-02シーズンにバレンシアに招へいされたベニテスは、1年目にして約30年ぶりとなるリーガエスパニョーラ制覇を達成。メンディエタやキリ・ゴンサレスを擁して2000年から2シーズン連続でCLファイナリストとなったエクトル・クーペルがつくった堅守速攻のチームをベースとしたベニテスは、サポーターが待ち望んでいたタイトルを獲得した。 2003-04シーズンは、リーガエスパニョーラで第2節から第7節まで6連勝するなど好スタートを切った。中盤戦以降は、バルセロナ、レアル・マドリー、デポルティボと熾烈な優勝争いを繰り広げたが、第27節でデポルティボを3-0で下したのをキッカケに、そこから6連勝と勢いに乗る。そして、最終的には2位バルセロナに勝ち点5差をつけて、71得点27失点という素晴らしい成績で、2年ぶり6度目の優勝を達成した。なお、リーガでは、2013-14シーズンにアトレティコ・マドリーが優勝するまで、このシーズンのバレンシアが、レアル・マドリードとバルセロナ以外で最後に優勝したチームであった。 また、UEFAカップでは、決勝トーナメントでボルドーやビジャレアルを撃破し、決勝に進出。マルセイユとの決勝では、ビセンテとミスタのゴールによって2-0で勝利し、見事に戴冠を果たした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソリッドな守備+a</div> 前述したように、チームのベースはクーペル時代からの堅守速攻。ただ、ベニテスは、ワントップのクラウディオ・ロペスやカリューをスペースに走らせていたクーペル時代よりも、ストライカーも含めてショートパスを繋ぐスタイルを意識していた。 守護神は安定感抜群のカニサレスが務め、アジャラがまとめる最終ラインは大きく崩れることはなかった。中盤の底には、バレンシアお馴染みの“バラハ&アルベルダ”。2人のコンビネーションは抜群だった。右サイドには、メンディエタほどの輝きはなかったものの、攻守に堅実なルフェテを配置。左サイドのビセンテは、キレ味鋭いドリブルが持ち味だった。 システムは4-2-3-1と4-4-2を併用。4-2-3-1の場合は、ワンタッチプレーでアクセントを付けるアイマールがトップ下を務め、2トップの場合は縦への推進力があるアングーロがミスタとコンビを組むパターンが多かった。 2000年代前半のバレンシアの問題点だったのが、エース不在による得点力不足。しかし、このシーズンはミスタが19ゴールを挙げる活躍を披露。ビセンテも2桁ゴールを記録し、強固な守備組織を有するチームのなかで、得点力が大幅にアップしたのが2冠達成の最大の要因となった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFロベルト・アジャラ (30)</span> アルゼンチン代表として115試合に出場した名センターバック。加入した2000年以降、バレンシアの最終ラインの中心となり、2度のリーガ優勝やCL決勝進出に多大な貢献を果たした。177cmとセンターバックとしては小柄ながらも、驚異的なジャンプ力を誇り、空中戦に無類の強さを誇った。UEFAカップの決勝では、当時マルセイユに所属していたドログバを、まるで子ども扱い。売り出し中のストライカーを完璧に抑えきり、優勝の立役者となった。 2019.04.16 22:00 Tue
5

2つのOGに2つのPK、2人の退場者を出したチェルシーとアヤックスの一戦は4-4の壮絶な打ち合いに《CL》

チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第4節、チェルシーvsアヤックスが5日に行われ、4-4で引き分けた。 先月23日に行われた第3節では、アヤックスの本拠地ヨハン・クライフ・アレナに乗り込んだチェルシーがバチュアイのゴールで勝利を収めた。途中出場の選手が結果を出す采配が光った試合でもあった。折り返しとなる今節は、今度はチェルシーが本拠地スタンフォード・ブリッジでアヤックスを迎え撃つ。 前回のアヤックス戦を含めて公式戦7連勝としていたチェルシーは、先月末の国内カップ戦でマンチェスター・ユナイテッドに敗れ連勝がストップ。しかし、その3日後のプレミアリーグのワトフォード戦はきっちり勝利を収めて、リーグ戦5連勝としている。今回の先発には、その試合からエメルソンに代わりマルコス・アロンソが起用されている。 対するアヤックスは、国内では無類の強さを誇り未だ無敗を続けている。今のところ、前回のチェルシー戦が今季唯一の黒星となっている。リーグ戦ここ2試合はいずれも4得点しており、その中で3得点のネレスは今回も先発入り。オランダで好調を続ける選手たちがスタメンに顔を揃えている。 サポーターの不適切行為に対する制裁で、アヤックスが無観客を強いられた試合は予想外の立ち上がりを見せる。2分、左サイドのボックス外でFKを獲得したアヤックスは、プロメスが右足で上げたクロスがエイブラハムの足に当たってゴールイン。アウェイチームが先制する。 出鼻を挫かれたチェルシーだったが、すぐに反撃に出ると4分、ドリブルで仕掛けたプリシッチがボックス内で倒されPKを獲得。これをジョルジーニョが落ち着いて決めて、瞬く間に試合を振り出しに戻した。 14分には両チームに決定機。チェルシーは、持ち上がったコバチッチのスルーパスに飛び出したエイブラハムがネットを揺らすがオフサイドの判定。アヤックスは、タディッチが味方のロングボールを受けてゴール前に攻め込むが、シュートは精度を欠いてしまった。 そんな中、勝ち越しに成功したのはアヤックスだった。20分、敵陣右サイドからスローインでリスタートし、相手を右に引き寄せてからジイェフが左足でクロス。これをファーサイドから走り込んだプロメスが頭で流し込んで再びリードを得た。 さらに35分には、敵陣右サイドの深い位置で得たFKをジイェフがゴール前に送ると、ゴールに向かったボールは左ポストを跳ね返り、GKケパの顔に当たってゴール。アヤックスは幸運にも2つのオウンゴールでリードを広げた。 後半頭からマルコス・アロンソを下げてリース・ジェームズを投入したチェルシーは、ズマが自陣からドリブル突破を見せる。最後はシザーズフェイントで相手を躱してシュートまで運んだが、枠を大きく越えてしまった。 チェルシーの決定機は続く。52分、コバチッチが味方とのパス交換でピッチ中央を切り裂くと、最後はスルーパスを受けたエイブラハムがGKと一対一に。しかし、シュートはGKオナナに左手一本で防がれてしまう。 後半はチェルシーペースかに思われたが55分、アヤックスはカウンター気味に右サイドを攻めると、ボックス中央でフリーでパスを受けたファン・デ・ベークがシュートを沈めて4点目を奪った。 その後、ケガをしたマウントを下げてオドイを入れたチェルシーは63分、オドイのサイドチェンジから、ウィリアンがボックス右からグラウンダーのクロスを入れると、エイブラハムが触ったボールをアスピリクエタが押し込んで1点を返した。 するとここからチェルシーに流れが傾き始める。68分、ルーズボールを拾いにいったエイブラハムがブリントに倒されるも、主審はアドバンテージを取ってプレーを続行。するとボールを持ったオドイがボックス手前からシュートを放つと、フェルトマンの手に当たってプレーが途切れる。ここで主審はまずはブリントにイエローカードを提示し2枚目で退場に。さらにフェルトマンにもイエローカードが出され、こちらも2枚目となりアヤックスは一気に2人も退場となってしまった。 <div id="cws_ad"><script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=152dplht2e74c13iaisn2tzbz2" async></script> </div> このハンドでPKを獲得したチェルシーは、ジョルジーニョがきっちり決めて3-4に。これで完全に流れを手繰り寄せた74分、右CKを頭で合わせたズマのシュートはクロスバーを叩いたが、こぼれ球をR・ジェームズが蹴り込んで同点に追いついた。 さらに78分には、ゴール前で混戦に持ち込むと、アスピリクエタが豪快に決めてついに逆転…かに思われたが、直前のジョルジーニョのシュートがエイブラハムの手に当たっていたため、ゴールは取り消しになった。 3点ビハインドから一転、逆転勝利も夢ではなくなったチェルシーは、87分にコバチッチを下げてバチュアイを投入。90分のそのバチュアイに決定機が訪れるが、ボックス中央からのシュートはGKオナナのビッグセーブに阻まれてしまう。 その後は互いにチャンスを作りながらもゴールを決めることは出来ず、壮絶な展開となった試合は4-4で幕切れ。首位攻防戦は痛み分けに終わった。 グループHもう一方の試合、バレンシアvsリールは4-1でバレンシアが勝利した。 勝ち点4で3位のバレンシアと、同1で4位のリールが激突。バレンシアがポゼッションを高めていく中で25分、最終ラインで繋いでいたボールをオシムヘンに奪われると、GKシレッセンも股を抜かれて成す術なし。未勝利のリールに先制を許した。 しかし、バレンシアは後半から一気にギアを上げて畳みかける。まずは66分、フォンテのハンドで得たPKをパレホが決めて反撃の狼煙を上げると、82分には、ガヤがボックス左から上げたクロスが相手のオウンゴールを誘って逆転に成功する。 バレンシアの勢いはまだ止まらない。逆転から2分後には、コンドグビアの目が覚めるようなミドルシュートが決まりリードを広げると、90分にフェラン・トーレスが仕上げて試合終了。 結局、4-1でバレンシアが逆転勝利を収め、チェルシーとアヤックスと勝ち点7で並んでいる。 2019.11.06 07:30 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly