「再びサッカーがしたかった」ヒザのリハビリに2年半…サウサンプトン育ちのDFマックイーンが26歳で現役引退を決断

2022.01.02 20:07 Sun
Getty Images
サウサンプトンは1日、クラブの下部組織出身であるイングランド人DFサム・マックイーン(26)の現役引退を発表した。クラブ公式サイトが伝えた。

マックイーンは、アカデミーからサウサンプトンに所属。U-18、U-21と昇格し、2016年7月にサウサンプトンのファーストチームに昇格した。

その後、2018年8月にミドルズブラへとレンタル移籍。その際、2018年10月に行われたEFLカップでのクリスタル・パレス戦で右ヒザの前十字じん帯の断裂という重傷を負ってしまった。
2019年7月にサウサンプトンへと復帰。ヒザのケガからの復帰を目指して懸命にリハビリに励んだが、追加の手術などを行うなどしても回復せず。ケガから3年が経過し、1度もピッチに立てないまま、引退を決断した。

マックイーンはクラブを通じて「僕は再びサッカーがしたかったから必死になった。だからとても難しい決断だった。でも、僕と僕の家族のためには正しいことをしなければならない」とコメントした。
また「足が動かず、走れない時間が長かったこともあり、コンディションが悪くなり、トレーニングに参加しようとすると特定の部位が筋肉痛になったり、ヒザの調子が悪くなったりした。もし復帰できたとしても、長くはサッカーができないだろうと言われていた」ともコメント。苦しい時期を長く過ごしていたことを告白した。

かつてはU-21イングランド代表にも選ばれるほど、才能が買われており、DFルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)、DFカラム・チャンバース(アーセナル)、MFジェームズ・ウォード=プラウズ、DFジャック・スティーブンス(ともにサウサンプトン)らと共に、サウサンプトンのアカデミーの有望な選手としして知られていた。

サウサンプトンのファーストチームでは公式戦29試合に出場し1アシスト。プレミアリーグでは20試合に出場し1アシストを記録していた。

ファーストチームでは、サンプドリアの日本代表DF吉田麻也や、リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクらともプレー経験があった。

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