決定力と堅守で勝ったアーセナルが昨季ダブル喫したアストン・ビラにリベンジ達成! 途中投入トロサールが値千金の決勝点【プレミアリーグ】

2024.08.25 03:45 Sun
トロサールが決勝点
Getty Images
トロサールが決勝点
プレミアリーグ第2節、アストン・ビラvsアーセナルが24日にビラ・パークで行われ、アウェイのアーセナルが0-2で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。
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今夏の積極補強でタイトルコンテンダーの一翼を担うアストン・ビラは、同じく積極補強を敢行した新生ウェストハムとの開幕戦に2-1の勝利。幸先いいスタートを飾った。昨季シーズンダブルを達成した昨季2位チームを迎え撃ったホーム開幕戦では開幕戦と同じスタメンを選択した。一方、2季連続2位から今季こそリーグテーブルの頂を狙うアーセナルはウォルバーハンプトンとの開幕戦に2-0の勝利。ハヴァーツ、サカが挙げたゴールを鉄壁の守備陣が危なげなく守り切り、上々の開幕戦となった。元指揮官エメリ相手にリベンジを期した一戦では前節からジンチェンコに代えてティンバーを起用した以外、同じメンバーを起用した。
開幕2戦目での注目の強豪対決は昨季の対戦を踏襲する形でスタート。自陣の低い位置に[4-4-2]の堅固なブロックを敷くホームチームに対して、アウェイチームがボールを動かしながらチャンスを窺う。外回しでの攻撃が目立つなか、16分にはボックス右でボールを受けたブカヨ・サカが鋭い左足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKマルティネスの好守に阻まれる。

一方、入りは狙い通りもキャッシュの負傷によって序盤にネデリコビッチのスクランブル投入を余儀なくされたアストン・ビラ。それでも、20分を過ぎた辺りから自陣を脱出し、カウンターを仕掛けられるようになる。
そして、25分にはロジャーズの仕掛けからボックス中央でプレゼントパスを受けたワトキンスにビッグチャンスが舞い込むが、右足でのイージーシュートを枠の左に外してしまう。

前半半ばから終盤にかけては球際でのバトル激化で両者熱くなる場面も散見されつつ、一進一退の攻防が続く。互いにカウンターの形からチャンスを作りかけたが、前半は0-0のまま終了を迎えた。

後半も同じメンバーで臨んだ後半は互いにハーフタイムに修正を施したものの、イーブンな状況は変わらず。それでも、立ち上がりの54分にはホームチームに続けてビッグチャンス。

54分、ペナルティアーク付近のオナナがやや強引に右足を振ると、DFにディフレクトしてループシュートの形となったシュートがGKラヤの頭上を越えるが、これは惜しくもクロスバーを叩く。さらに、ゴール前フリーで撥ね返りに反応したワトキンスがダイビングヘッドを放つが、これはラヤが驚異的な横っ飛びセーブではじき出し、チームの窮地を救った。

後半はアストン・ビラペースで試合が進むなか、両ベンチは65分の同じタイミングで交代カードを切る。アーセナルは存在感を欠いたマルティネッリに代えてトロサール、アストン・ビラはワトキンスとマッギンに代えて前節の勝利の立役者であるデュラン、ラムジーと互いに切り札を切った。

すると、この交代策がすぐさま試合を動かす。67分、アーセナルが相手陣内右サイドで細かく動かしてポケットを取ったサカがゴールラインぎりぎりでマイナスのクロスを供給。これはロジャーズに触られるも、こぼれに反応したトロサールがボックス中央からゴール右下隅を射抜くシュートを突き刺した。

アルテタ采配的中で苦しみながらも先制に成功したアーセナルは、反撃に出たい相手をいなしながらゲームを落ち着かせにかかる。さらに、77分には再び右サイドを起点とした攻撃からサカのマイナスの落としに反応したトーマスがペナルティアーク付近で右足のコントロールシュートを狙うと、味方がブラインドになったか、GKマルティネスの手をはじいてゴール右隅に決まった。

その後、ティンバーに代えてカラフィオーリをプレミアデビューさせたアーセナルはラムジーやデュランの決定機をDFサリバやGKラヤの身体を張った守備で凌ぎ切り、このまま0-2で試合をクローズ。

決定力と守備のソリッドさでホームチームを上回ったアルテタのチームが、昨季のシーズンダブルの屈辱をきっちり晴らして開幕2連勝を飾った。

アストン・ビラ 0-2 アーセナル
【アーセナル】
レアンドロ・トロサール(後22)
トーマス・パルティ(後32)



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