U-19日本代表FW道脇豊が海外移籍へ! 準備のため熊本のトレーニングを離脱
2024.07.11 09:57 Thu
熊本が育てた逸材FW道脇豊
ロアッソ熊本は11日、U-19日本代表FW道脇豊(18)がチームを離脱することを発表した。
道脇は海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためにチームトレーニングを離脱するという。
渡航するまではクラブの施設を利用してトレーニングを行う予定。現地でのメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶこととなる。
道脇は熊本県出身で、熊本にはジュニアユースから所属。2022年に2種登録されると、15歳でベンチ入り。クラブ史上初の飛び級で2023年にプロ契約を結んだ逸材だ。
186cmの長身ストライカーで、16歳10カ月でプロデビューを果たした。
世代別の日本代表でもプレーし、2023年はU-17アジアカップに出場。2024年は、U-19日本代表としてモーリスレベロ・トーナメントに参加した。
道脇は海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためにチームトレーニングを離脱するという。
渡航するまではクラブの施設を利用してトレーニングを行う予定。現地でのメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶこととなる。
186cmの長身ストライカーで、16歳10カ月でプロデビューを果たした。
2023年は明治安田生命J2リーグで18試合に出場。天皇杯では3試合で2得点を記録。2024シーズンは、途中出場9試合で1得点を記録していた。
世代別の日本代表でもプレーし、2023年はU-17アジアカップに出場。2024年は、U-19日本代表としてモーリスレベロ・トーナメントに参加した。
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熊本がユースの16歳FW神代慶人とプロ契約! クラブ史上2人目の快挙、11月にはソシエダに短期留学「全力で頑張ります」
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「一体感ええな」「何回も見ちゃう」初のJ1目指す熊本、勝利のセレブレーション“カモンロッソ”が他サポにも好評!「J1でも聞きたいぞ」
ロアッソ熊本のチャントに惹かれるファンが増加中のようだ。 熊本の勝利後に選手とサポーターが一体となって行うセレブレーション“カモンロッソ”。イギリスのバンド、チャンバワンバの『Tubthumping(タブサンピング)』が元ネタとされる応援歌は、J屈指の名物チャントとして認知の幅を広げている。 6日にえがお健康スタジアムで行われたJ1参入プレーオフ2回戦のモンテディオ山形後にも、決定戦進出を祝して披露された。 『DAZN』が公開した歓喜の瞬間には「カモンロッソ好きすぎるわ」、「一体感ええな」、「これ俺もやりたいわ」、「たのしそう」、「これ好きで何回も見ちゃう」、「こういうのいいなぁ」、「Jリーグ屈指のウィナーセレブレーション」、「J1でもカモンロッソ聞きたいぞ」と、熊本ファン以外からも羨望の声が寄せられるなど、好評を博している。 このチャントは高校生にまで波及しており、何の因果か、採用しているのは京都・東山高校。サッカー部だけでなく、バレー部も取り入れている。 13日には決定戦で京都サンガF.C.の敵地へ乗り込む熊本。今年5月には相手クラブへのリスペクトの意を込め、アウェイゲームでは選手による「カモンロッソ」のパフォーマンスは実施しないと周知しているが、クラブ史上初のJ1昇格を決めた場合は果たして。 <span class="paragraph-title">【動画】激闘のPOを勝ち上がった熊本の"カモンロッソ"</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>現場から直送します!<br>\<br><br>皆さんお待ちかねのカモンロッソ‼️J1参入プレーオフ決定戦進出を果たした熊本が試合後、勝利を一丸となって喜んだ<br><br>J1参入プレーオフ2回戦<br>熊本×山形<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZNピッチサイド</a><a href="https://twitter.com/roassoofficial?ref_src=twsrc%5Etfw">@roassoofficial</a> <a href="https://t.co/TvGaJmexM7">pic.twitter.com/TvGaJmexM7</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1589150541720215552?ref_src=twsrc%5Etfw">November 6, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.06 21:50 Sun2
J2中位フィニッシュの熊本、大木武監督との6季目に向け声明「J1の舞台に向かってクラブ一丸」
ロアッソ熊本は10日、2024シーズンの明治安田J2リーグ全日程終了に際して声明を発表した。 大木武監督率いる熊本は、J2に復帰した2022年から3年目のシーズン。開幕6試合で1勝のみのスタートとなったが、9月には4連勝も飾り、13勝7分け18敗の成績で12位フィニッシュとなった。 10月下旬には大木監督の続投を発表し、6シーズン目の指揮が決定。株式会社アスリートクラブ熊本の代表取締役社長を務める藤本靖博氏は、結果について謝罪すると同時に、指揮官への信頼を強調し、2025シーズンのJ1昇格へ意気込んだ。 「ロアッソ熊本の2024シーズンは、2024年11月10日開催の明治安田J2リーグ、第38節 清水エスパルス戦を持ちまして全日程を終了いたました。ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、行政の皆様、ボランティアの皆様、そして、ロアッソ熊本の活動に関わっていただいている、すべての皆様から賜りましたご支援、ご声援に心から深く感謝申し上げます」 「今シーズンは開幕当初より苦しい戦いが続き、皆様には大変ご心配をお掛けした事を心よりお詫び申し上げます。特にホーム戦では僅か4勝止まりとなり、皆様と一緒にカモンロッソが思う様に出来なかった事は、大変申し訳なかったと痛感しております」 「後半でなんとか盛り返し、順位的には12位でしたが、勝点は、目標からすれば少し遠い結果となってしまいました」 「ただ、どんな状況下でも大木監督を中心として、誰一人として下を向く者はおらず、常に顔を上げて前に進む事だけを考えて戦ってまいりました。選手・スタッフ、そして大木監督の信頼関係は絶大であり、良い雰囲気の中での戦いでした。このチームは必ず勝てるというのは確信していました」 「そして、来シーズンも大木監督が指揮をとってくれますので、これからも安定したチーム運営が出来ると考えています。これから更なるパワーアップをして、ロアッソ熊本のスタイルであるアグレッシブなサッカーを追求し、J1の舞台に向かってクラブ一丸となって戦っていきます。その為にも、2025シーズンもかわらぬご支援、ご声援を賜りますよう心よりお願い申し上げます」 2024.11.10 22:23 Sun3
群馬が熊本DF酒井崇一を完全移籍で獲得「最後まで諦めず熱くプレーをすることが僕の強み」
ザスパクサツ群馬は12日、ロアッソ熊本のDF酒井崇一(26)を完全移籍で獲得することを発表した。 酒井は熊本県出身で、京都サンガF.C.の下部組織から、東海大学熊本に進学。2019年に熊本へ入団した。 4シーズン在籍した熊本ではJ3で44試合1得点を記録。今シーズンは初のJ2に挑戦し、9試合の出場に終わっていた。 群馬は酒井について「身体能力を活かした対人守備、高いボール奪取力で守備に安定感を与えるセンターバック。足下の高い技術で最終ラインからのビルドアップでも貢献出来る」とプレースタイルを紹介している。 酒井は両クラブを通じてコメントしている。 ◆ザスパクサツ群馬 「ザスパクサツ群馬に関わる全ての皆さま、はじめまして。来シーズンよりロアッソ熊本から加入させていただくことになりました、酒井崇一(しゅういち)です。最後まで諦めず熱くプレーをすることが僕の強みです。赤城おろしに負けず、ザスパのために皆さんと最後まで闘い抜きます」 ◆ロアッソ熊本 「2023シーズンよりザスパクサツ群馬に移籍することが決まりました。ファイヤー酒井こと酒井崇一です。ロアッソ熊本に関わる全ての皆様、4年間本当にお世話になりました。大学時代に経験した熊本地震や未だ続くコロナ禍で、皆さんと一緒に乗り越えてきた多くのことは、これからの自分にとっての原動力になると信じています」 「僕は熊本が大好きです。赤く染まったスタジアムも、初めて赤いユニフォームに袖を通し試合に出た時、J3優勝をしてJ2に昇格できた時の歓び、仲間と笑い合った日々、悔しかった経験、ロアッソ熊本で得た全てが自分の財産です。熊本の誇りを持って、いつどこに行っても誰よりも熱くプレーし続けます」 「これからもっとデカくなった酒井崇一を見せられるように頑張ります。4年間本当にありがとうございました」 2022.12.12 17:33 Mon4
熊本退団のFW土信田悠生がJ3降格の金沢へ完全移籍 「全身全霊を懸けて戦います」
ツエーゲン金沢は22日、ロアッソ熊本からFW土信田悠生(24)の完全移籍加入を発表した。 土信田は高川学園高校から駒澤大学へ進学し、2022年に熊本でプロ入り。ルーキーイヤーこそ明治安田生命J2リーグで32試合1得点を記録したが、今シーズンは16試合1得点と出場機会を減らし、先月13日に契約満了による退団が決まった。 金沢を新天地とする土信田は挨拶の言葉とともに、意気込みを語った。 「ツエーゲン金沢に関わる全ての皆様、はじめまして。来季よりロアッソ熊本から加入させていただくことになりました、土信田悠生です。ツエーゲン金沢の勝利の為に、全身全霊を懸けて戦います。応援よろしくお願いします」 2023.12.22 13:11 Fri5