「この選手たちを指導出来て誇り」3大会ぶりユーロ決勝進出のスペイン、指揮官はゴラッソの16歳ヤマル絶賛「偉大な選手になる予感がある」

2024.07.10 08:35 Wed
ルイス・デ・ラ・フエンテ監督がチームを絶賛
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ルイス・デ・ラ・フエンテ監督がチームを絶賛
スペイン代表ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、ユーロ2024決勝進出に歓喜した。『UEFA.com』が伝えている。
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9日、開催国ドイツ代表との激戦を制したスペインは、ユーロ2024準決勝でフランス代表と対戦。序盤に先制点を許す苦しい立ち上がりとなる中で、21分にラミン・ヤマルが目の覚めるようなゴラッソを決めて同点に追いつくと、その4分後にはダニ・オルモの得点で逆転に成功してハーフタイムへ。後半は前がかりになったフランスの攻撃を最後まで防ぎ切り、2-1で勝利を収めた。この結果、スペインが2012年大会以来となるユーロ決勝進出が決定。デ・ラ・フエンテ監督は16歳でチームをファイナルの舞台まで導いたヤマルを絶賛しつつ、才能にあふれたチームを率いる幸運を喜んでいる。
「ラミンは偉大な選手になる予感を与えてくれている。とはいえ、我々は彼に対して慎重さは保つ必要がある」

「我々は彼の足を地につけさせ、最善の方法で成長させることで助けなければならない。それは落ち着きと静寂が大きく関連するだろう。古代ローマではカエサルについて話すとき、『彼が死すべき運命にあると忘れるな!』と言っていたものだ」
「それでも、彼ははるかに経験豊富な選手のように見える。チームにいてくれて嬉しい。これから何年も彼のプレーを楽しめることを願っているよ」

「(オルモについて)彼が何をできるかはわかっている。ケガを克服し、チームに溶け込み、必要なペースとリズムを取り戻すのには時間が必要だっただけだ。ダニがピッチで我々にもたらしたものには感謝している」

「26人の天才をピッチで率いられて嬉しい。我々は存在感と将来性にあふれた非常に若いスペインのチームを持つことができて幸運だ。そしてダニは、今や我々の旗手となっている」

「私は選手たちを信頼し続けなければならない。彼らは常に共通の利益のため働いている。仕事量に対して、誰もがとても寛大だ。これは、このチームが飽くことを知らない証だろう。私はこれらの選手たちを指導できて誇りに思う」

「選手たちはもっともっと力を発揮して、もっと良くなれるとわかっており、そうなると確信しているだろう。我々のフットボール観はこれまでの自信に基づいていて、自分たちの強みを生かしてプレーしたいと思っている」

「決勝戦は、最高のパフォーマンスを要求する相手と対戦することになる。これまでとは、まったく違うものになるだろう。難しく聞こえるかもしれないが、改善の余地はある」

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ブライアン・ヒル&サラゴサの代表初ゴールなどでスイスとの打ち合いを制したスペインが5連勝!【UNL】

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグAグループ4最終節のスペイン代表vsスイス代表が18日に行われ、3-2でスペインが勝利した。 前節のデンマーク代表戦でグループ首位通過を決めたスペインは、その試合からスタメンを全員変更。[4-2-3-1]の布陣にGKレミロ、最終ラインはミンゲサやクバルシ。ボランチにファビアン・ルイス、カサドを起用し、2列目はピノ、ペドリ、ニコ・ウィリアムズ。そして前線にはモラタが入った。 一方、未勝利でリーグB降格の決まったスイスは、ドローに終わった直近のセルビア代表戦からスタメンを5人変更。GKコベルやエンボロ、オカフォーらに代えてGKムボゴやゾーム、ウグリニッチらをスタメンで起用した。 立ち上がりから相手陣内でプレーするものの、なかなか決定機まで持ち込めずにいたスペインだったが、31分に最初の決定機が訪れる。ミンゲサのロングフィードに反応したモラタがボックス右からカットインするとR・ロドリゲスに後方から倒され、PKを獲得。 キッカーのペドリのシュートはGKムボゴがファインセーブに阻まれたが、相手DFの中途半端なクリアをボックス内のニコ・ウィリアムズが右足ボレーシュート。これも相手DFに当たったが、最後はゴールエリア右手前のピノがこぼれ球をゴールに突き刺した。 両チーム選手交代をして迎えた後半、先にチャンスを作ったのはスイス。49分、自陣からのロングパスに反応したモンテイロがDFパレデスとの走り合いを制してボックス右から侵入。フリーで右足を振り抜いたが、このシュートはわずかにゴール左に外れた。 同点のチャンスを逃したスイスだったが、63分に試合を振り出しに戻す。シエロのサイドチェンジを右サイドで受けたモンテイロがドリブルでボックス内まで侵入。強引に縦へ仕掛けると、ボックス右角度のないところから右足シュート。これがGKロベルト・サンチェスの股下を抜き、ネットに吸い込まれた。 追いつかれたスペインは、すぐに反撃。すると68分にボックス左から侵入したブライアン・ヒルのクロスは相手DFにカットされたが、素早い切り替えで再びボールを奪い返したブライアン・ヒルがボックス中央左からシュートをゴールに突き刺した。 ブライアン・ヒルの代表初ゴールで再びリードしたスペインは、直後にピノを下げてサラゴサを投入。すると71分、細かな切り替えしでボックス右深くまで侵入したサラゴサの折り返しをグリマルドがダイレクトで合わせたが、これはGKムボゴのセーブに阻まれた。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、スイスは83分にチャンス。右クロスがブロックされて浮いたボールに反応したシエロがクリアを試みたファビアン・ルイスに足を蹴られると、主審はPKを宣告。このPKをゼキリがゴール左に決めた。 このまま試合終了かと思われたが、スペインが試合終了間際に勝ち越す。90分、右サイドからドリブルで仕掛けたサラゴサがボックス右でシエロに倒されてPKを獲得。これをサラゴサがゴール左隅に決め、スペインが5連勝でグループステージを締めくくった。 スペイン 3-2 スイス 【スペイン】 ジェレミ・ピノ(前32) ブライアン・ヒル(後23) ブライアン・サラゴサ(後46)【PK】 【スイス】 ジョエル・モンテイロ(後18) アンディ・ゼキリ(後40)【PK】 2024.11.19 06:46 Tue
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スペイン代表は誰が出ても強かった…/原ゆみこのマドリッド

「便利屋チームにされているみたい」そんな風に私が不満を覚えていたのは日曜日、バリオスに続いて、ジュリアーノもアルゼンチン代表に追加招集されたと知った時のことでした。いやあ、金曜のスペイン代表デンマーク戦で負傷者が2名発生した後、U21代表のお勤め中だったバリオスがデ・ラ・フエンテ監督に呼ばれたのは、ええ、後輩たちはこの11月の2試合共親善試合で、まさに彼も金曜にジブラルタルの近くで行われたイングランド戦にキャプテンとして出場。 プレーしたのは前半だけで、試合もスコアレスドローで終わった後、ネーションズリーグ・グループリーグ最終節スイス戦が開催されるテネリフェに向かうことになったのは、U21の2試合目親善デンマーク戦が火曜だっただけに、却って早めにアトレティコに戻れて、良かったぐらいなんですけどね。10月にやはり、1戦目でジャマル(バルサ)が負傷した後、追加招集されたリケルメのように、大人の代表初招集で喜んでいるであろうバリオスには申し訳ないものの、結局、出場機会なしということも大いにありそうな。 おまけにテネリフェのあるカナリア諸島はスペイン国内のため、月曜の試合が終わった後、翌火曜にはマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習に合流するのにもまったく支障がないんですよ。それが大西洋を渡った南米となると話は別で、いやあ、パラグアイが弟分ヘタフェのアンデレテのゴールでアルゼンチンに2-1で勝ったと聞いた時は、そのゴール力を是非とも、ボルダラス監督のチームのリーガ次節、バジャドリー戦でも役立ててほしいと真剣に思ったものですけどね。 ただ、その試合でケガしたのもアトレティコ勢で、モリーナが右太ももを痛めて代表離脱。とはいえ、全治10日とそれ程、重傷ではなく、大体がして、週末のアラベス戦は土曜のため、火曜夜のペルー戦の後、戻るのが木曜になるアルゼンチン勢は最初から、スタメン入りが難しいだろうと思われていましたからね。更にはシメオネ監督がケガ治ったジョレンテの使い場所を探しているため、モリーナは来週火曜のCL5節スパルタ・プラハ戦に備えて、しっかり回復してくれればいいだけですが、ジュリアーノが4泊5日の地球一周の旅に駆り出されたのは計算外。 だってえ、このところ、ジョレンテがいなかったせいもあって、スタメンとして使われるようになったシメオネ監督の三男はまさにチームの動力源。その活力と信念で、コパ・デル・レイ1回戦ビック(地方リーグ/実質6部)戦ではフリアン・アルバレスの先制PKゴールの元となったペナルティをゲット、ラス・パルマス戦ではアトレティコ初得点となる先制ゴール、勝利を絶望視されていたCLのPSG戦でもモリーナの同点ゴールに繋がるシュートを撃ち、更にはマジョルカ戦でもGKオブラクのロングキックを一心不乱に追って、フリアン・アルバレスの決勝点をアシストした、まさにここ4連勝の決め手となった選手ですからね。 フリアン・アルバレスやデ・パウルと違い、スカローニ監督に初招集を受けた9月の代表戦でも出番はなかったジュリアーノがペルー戦でこき使われることはないと思いますが、長旅で体調を壊したりしないかが不安かと。実際、遅く戻って来るのは火曜夜にブラジル戦があるウルグアイ代表のヒメネスも同じですが、同僚のお隣さんのバルベルデはレガネスとの兄弟分ダービーが日曜開催というラッキーさ。今回、ミリトン、ロドリゴの負傷でブラジル代表1人参加となったビニシウスも同じで、その上、レアル・マドリーはフランス代表1人参加のカマビンガも累積警告で2試合目のイタリア戦には出ずに早帰りできるとなると…何か、ちょっと不公平と思ってしまうのは私だけ? まあ、そんなことはともかく、スペインのネーションズリーグ・グループリーグ5節、デンマーク戦がどうだったかもお話していかないと。すでに10月には3月の新設準々決勝進出を決めていたせいか、今回は1日遅れの火曜にラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部にチームは集合。初期リストから、足首を痛めたジャマルが落ち、ブライアン・ヒル(ジローナ)が入った後、合宿2日目にはパウ・トーレス(アストン・ビラ)も負傷による離脱が決まり、最初はCLツベルナ・ズベヅダ戦で頬に10針縫う裂傷を負ったため、招集を見送られていたクバルシ(バルサ)が追加招集に。 彼の日のクラブの先輩、ガビのように、いやまあ、彼は耳の裂傷でヘッドギア装着だったんですけどね。17才のCBもベロンと傷の上だけを覆うマスクを付けて、水木のセッションに参加していたんですが、逆に個人練習を続けていた頭部打撲のモラタ(ミラン)と急性胃腸炎を患ったファビアン(PSG)はパルケン・スタディオンでの一戦でスタメンには入らず。手首の手術から回復中のGKウナイ・シモン、ヒザの靭帯断裂で今季絶望となったロドリ(マンチェスター・シティ)やカルバハル(マドリー)もいないため、昨夏のユーロ決勝からリピートした先発選手がラポール(アル・ナスル)、ククレジャ(チェルシー)、ダニ・オルモ(バルサ)しかいないという、リフレッシュメンバーでスタートしたスペインだったところ…。 あんまり関係なかったみたいです。だってえ、開始12分にはシュートをゴールバーに当てていたアジョセ(ビジャレアル)が15分、その日、CFとして入ったオジャルサバルにエリア内右から、憎いばかりにタイミングをピッタリ合わせたラストパスを供給。そのボールを足で引いて、ゴール前からGKシュマイケル(セルティック)を破ってくれるとはまったく、見事じゃないですか。その後もアジョセやオルモが狙っていったものの、前半のうちは追加点が入らず、0-1で折り返したスペインは後半13分、3度目の正直でとうとう、アジョセが2点目をゲットすることに。 そう、この時はオルモが送ったスルーパスをエリア内から決めたんですが、何せ、勝ち点の必要度で言えば、準々決勝進出ができるかどうかが懸かっているデンマークの方が切実でしたからねえ。おまけに3000人余りのスペイン人サポーターを除き、スタジアム全部が応援してくれているとなれば、こんなにすいすい簡単にデ・ラ・フエンテ監督のチームが得点できることの方が不思議ですが、もしやこれがユーロ王者の貫禄? ただその先のスペインは不幸に見舞われて、ええ、まずは17分にアレックス・バエナ(ビジャレアル)が足首を痛めてファビアンに交代。続いて25分にも、10月から立派にロドリの代理を務めていたスビメンディ(レアル・ソシエダ)が腰を痛めてしまい、最初はオルモとアジョセをニコ・ウィリアムス(アスレティック)とモラタに代えるだけのつもりだったデ・ラ・フエンテ監督は急遽、U21から引き抜いた21才のカサドー(バルサ)をA代表デビューさせることに。更にはオジャルサバルがイエローカードをもらい、累積警告で次戦出場停止となったため、彼も負傷者2人共にこの試合後、代表を離脱することになったんですが…。 まあ、スコアの方は途中出場のイサクセン(ラツイオ)が意地を見せ、33分にゴールポストを直撃するシュートを撃ったかと思えば、38分にはビックリ仰天のファビアのバックパスミスが発生。GKダビド・ラジャ(アーセナル)の前でイサクセンにボールを奪われ、1点を返されてしまうなんてこともあったんですが、大丈夫。ウナイ・シモンが戻って来るだろう3月にも代表正GKの座を維持すべく、ロスタイムのスコフ・オルセン(クラブ・ブルージュ)のミドルシュートもラジャがparadon(パラドン/スーパーセーブ)で逸らしてくれたため、無事にスペインは1-2で勝利したんですが、え?1位突破が確定したってことは、月曜午後8時45分(日本時間翌午前4時45分)からのスイス戦は消化試合ってこと? いやあ、相手の最下位スイスの方も勝って、セルビアがデンマークに負ければ、勝ち点で3位に並べるんですが、ゴールアベレージ差が4もあるため、ほぼBリーグへの直接降格は免れられそうにありませんからね。それでもデ・ラ・フエンテ監督は、「Siempre nos jugamos algo/シエンプレ・ノス・フガモス・アルゴ(常に我々には何かが懸かっている)。スペインの名前には大きな重みと責任があるからね」と言っていたんですが、その言葉とは裏腹にデンマーク戦の翌日午前中、コペンハーゲンでやる予定だった練習はジムに置き換えられることに。 午後にはテネリフェに向かい、日曜はバレンシア洪水災害被害者への義援金集めもしたかったため、久々にエリオドロ・ロゴリゲス・ロペス(2部のテネリフェのホーム)で試合前日公開スタジアム練習を有料でしたものの、スタンドを埋めつくした6000人のファンの前で戦術的エクササイズを披露できる訳もなし。テネリフェでチームが到着するのを待っていたバリオスも他愛ないロンド(輪になって中の選手がボールを奪うゲーム)やシュート練習、3/4コートの紅白戦などを楽しんでいただけのようでしたし、やはりスイス戦はデンマーク戦に出なかった、または途中出場だった選手を中心にしたスタメンローテーションが濃厚かと。 それでも見どころはあって、何より注目されているのはカサドー同様、U21から昇格した大型FWサム(ポルト)のA代表デビュー。ええ、この夏にはバリオスと一緒にパリ五輪で金メダルを獲ってきた彼は昨季、アラベスでレンタル修行していたアトレティコ所属の選手だったんですが、当人が移籍を希望。今ではポルトガルのリーグでガンガン、ゴールを挙げているんですが、うーん、あと1本でスペイン代表歴代得点ランキング2位のフェルナンド・トーレスに並ぶモラタといい、2人共、残留していたら、先月から一緒にスペイン代表0人参加になっているマドリーに、アトレティコも少しは大きな顔ができた? 加えて今のチームにはアジョセ、ペドリ(バルサ)、ジェレミー・ピノ(ビジャレアル)と3人もカナリア諸島出身の選手がいて、とりわけテネリフェに実家のある前者2人は親族、友人等に試合のチケットをそれぞれ45枚程も融通しないといけなかったようなんですけどね。30年以上ぶりに代表戦を迎える現地のファンもかなり盛り上がっているようで、すでに満員御礼は確定。その期待に応えられるプレーを披露できるといいんですが、とにかく今はもう、各国代表に選手を派遣しているマドリッド勢のケガ人が増えないことを祈るばかりでしょうか。 2024.11.18 19:00 Mon

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