「23人全員でUAE戦に」数的不利のアクシデントも白星スタート、U-23日本代表の大岩剛監督は「攻守のつながりは良く出ていた」

2024.04.17 00:40 Wed
初戦白星を飾った大岩剛監督
Getty Images
初戦白星を飾った大岩剛監督
U-23日本代表の大岩剛監督が、U-23中国代表戦を振り返った。16日、パリ・オリンピック出場を目指す日本は最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップで中国と対戦した。

8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す中、試合は8分に松木玖生(FC東京)が山田楓喜(東京ヴェルディ)のクロスに合わせて先制する。
しかし、17分に西尾隆矢(セレッソ大阪)が相手をヒジ打ちしたとして一発退場。70分以上を数的不利で戦う中、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)のビッグセーブやその他の選手たちのハードワークもあり1-0で勝利。白星スタートとなった。

厳しい戦いを勝利で終えた日本。試合後のフラッシュインタビューに応じた大岩監督は「アクシデントを想定していたとはいえ、なかなか厳しい試合になったので次に活かしていきたいです」とコメント。想定以上のアクシデントだったとした。
早い時間帯で数的不利になったが「戦術的な要素は選手に伝えましたけど、後は選手の個人戦術、グループの攻守のつながりは非常によく出ていたと思います」と語り、指示を出しただけでなく、準備してきたものを出せていたとした。

とにかく勝利でスタートした日本。中2日でU-23UAE代表との試合が控えている中、「回復としっかり分析をして、23人全員でUAE戦に向かっていきたいです」と大岩監督はコメント。連勝でグループステージ突破を目指したいところだ。

UAE戦は19日(金)の24時30分キックオフ。DAZNとNHKで生中継される。

1 2

大岩剛の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は12日、U-22日本代表が7月に海外遠征を行うことを発表した。 2028年のロサンゼルス・オリンピックを目指す世代であるU-22日本代表。大岩剛監督が率いるチームだが、7月にウズベキスタンへ遠征することが決定した。 ウズベキスタンでは、7月25日(金)にU-22サウジアラビア代表 2025.05.12 21:45 Mon
中学3年生ながらU-18Jリーグ選抜としてプレーしたU-17日本代表MF長南開史(柏レイソルU-18)が、日本高校サッカー選抜との一戦を振り返った。 8日、国立競技場でNEXT GENERATION MATCHが行われ、Jクラブのアカデミーチーム(U-18)に所属する選手が選ばれたU-18Jリーグ選抜と、第103 2025.02.09 15:03 Sun
12月16〜19日にかけて千葉・幕張で行われたU-19日本代表合宿。2028年ロサンゼルス五輪代表コーチに就任したばかりの羽田憲司コーチも今回から帯同する中、2025年2月のAFC・U-20アジアカップ(中国=アジア最終予選)に向けて選手たちがアピール合戦を繰り広げた。 19日には流通経済大学とトレーニングマッチ 2024.12.27 15:00 Fri
来年2月に開催されるU20アジアカップ2025に出場するU-19日本代表候補が、16日から国内トレーニングキャンプをスタートさせた。 船越優蔵監督が率いるU-19日本代表。来年9月にはチリでU-20ワールドカップ(W杯)が開催され、先日大岩剛監督が就任したロサンゼルス・オリンピックを目指す世代となる。 プロ 2024.12.17 07:30 Tue
来年2月に開催されるU20アジアカップ2025に出場するU-19日本代表候補が、16日から国内トレーニングキャンプをスタートさせた。 船越優蔵監督が率いるU-19日本代表。来年9月にはチリでU-20ワールドカップ(W杯)が開催され、先日大岩剛監督が就任したロサンゼルス・オリンピックを目指す世代となる。 プロ 2024.12.16 23:50 Mon

U-23日本代表の関連記事

日本サッカー協会(JFA)は16日、パリ・オリンピックに出場するU-23日本代表が、本大会直前にU-23フランス代表と対戦することを発表した。 AFC U23アジアカップで見事に優勝を果たした日本。8大会連続12回目のオリンピック出場を決めていた。 厳しい最終予選を突破した日本だが、パリ・オリンピック直前に 2024.05.16 18:58 Thu
日本サッカー協会(JFA)は11日、パリ・オリンピックの出場権を獲得したU-23日本代表が6月にアメリカ遠征を行うことを発表した。 AFC U23アジアカップで見事に優勝を果たした日本。パリ・オリンピックの出場権も無事に獲得し、8大会連続12回目のオリンピック出場を決めた。 本大会は7月に開幕。残り2カ月余 2024.05.11 06:50 Sat
インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長が、パリ・オリンピック出場を逃したU-23インドネシア代表を労った。インドネシア『Bola.com』が伝えた。 9日、パリ・オリンピックの最後の1枠を懸けた大陸間プレーオフが開催。AFC U23アジアカップで4位となったインドネシアは、アフリカ予選4位のギ 2024.05.10 14:45 Fri
U-23ギニア代表のカバ・ディアワラ監督が、パリ・オリンピック出場を喜びながらも、課題を口にした。 9日、パリ・オリンピックの最後の1枠を懸けた大陸間プレーオフが開催。アフリカ4位のギニアは、アジア4位のインドネシアと対戦した。 出場する15カ国が決定した中、残りの1枠を争う一発勝負。フランスのクレールフォ 2024.05.10 13:25 Fri
9日、パリ・オリンピックの最後の出場権をかけた大陸間プレーオフが開催。U-23インドネシア代表vsU-23ギニア代表は、0-1でギニアが勝利を収めた。 先日まで行われていたAFC U23アジアカップでは、見事に優勝したU-23日本代表、2位のU-23ウズベキスタン代表、3位のU-23イラク代表が出場権を獲得。アジ 2024.05.10 06:45 Fri

AFC U23アジアカップの関連記事

日本人の約9割だと言われているのが右利き。かつては左利きを矯正する動きもあったほど、日常生活における様式も右利き仕様が多い。 一方で、残りの1割に属する左利きは、スポーツ界では特に稀有な存在でありながら、偉大な記録の持ち主は左利きが多い。日本代表の歴史において、これまでも記憶に残る数々の左利きの選手がいる。かつて 2024.05.06 09:00 Mon
2020年に発生した新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック。日本でも緊急事態宣言が出されて外出ができなくなったほか、世界中でロックダウンとして街が静まりかえる現象が発生した。 あれから4年。すっかり世の中は元に戻っているが、その影響を諸に受けたのがパリ五輪世代。世代別のワールドカップを含む国際大会が 2024.05.05 22:25 Sun
「欧州組招集が叶わない」「タレント的に小粒」「コロナ禍の影響で国際経験が少ない」といった数々の懸念材料があり、2024年パリ五輪出場が危ぶまれていた大岩剛監督率いるU-23日本代表。しかしながら、ふたを開けてみれば、8大会連続切符獲得に加え、AFC U-23アジアカップ(カタール)制覇という大きな成果を挙げたのだ。 2024.05.05 20:30 Sun
U-23日本代表のFW細谷真大(柏レイソル)が、見事に優勝を果たしたAFC U23アジアカップから帰国。ゴールへの思いを語った。 パリ・オリンピックのアジア最終予選も兼ねたAFC U23アジアカップ。「3.5枠」を16カ国で争う中、日本はグループステージを韓国に次ぐ2位で通過した。 準々決勝で開催国のU-2 2024.05.05 12:45 Sun
U-23日本代表のMF松木玖生(FC東京)が、見事に優勝を果たしたAFC U23アジアカップから帰国。思いを語った。 パリ・オリンピックのアジア最終予選も兼ねたAFC U23アジアカップ。「3.5枠」を16カ国で争う中、日本はグループステージを韓国に次ぐ2位で通過した。 準々決勝で開催国のU-23カタール代 2024.05.05 12:25 Sun

記事をさがす

大岩剛の人気記事ランキング

1

松木玖生の最適なポジションは?/六川亨の日本サッカーの歩み

今月16日、AFC U-23アジアカップ カタールの初戦、中国戦からパリ五輪出場権獲得のチャレンジが始まる。前回のコラムでも、DF陣の経験不足は否めないものの攻撃陣のタレントはバリエーションに富んでいて期待できるという原稿を書いた。そして先週と今週のJリーグを取材して、FC東京の松木玖生の新しい一面を見ることができて、その期待はさらに高まった。 松木といえば、青森山田高時代から、強靱なフィジカルと体幹の強さを生かした球際での勝負強さ、豊富な運動量と労を惜しまない献身的なプレーでチームに貢献してきたし、それはFC東京でも変わらない。そしてボランチのポジションから、時には意外性のある攻撃参加でゴールを決めたり、左足のロング、ミドルシュートで相手ゴールを脅かしたりしてきた。 そんな松木が、4月3日のJ1リーグ第6節の浦和戦では、荒木遼太郎と2トップに近い形で前線に起用された。すると、トップに張るのではなく変幻自在に左右に流れたり、落ちてきたりする荒木との絶妙のコンビネーションで攻撃陣をコントロール。とりわけ左サイドのFW俵積田晃太とSBバングーナガンデ佳史扶との相性は抜群で、意外性のあるパスで彼らの攻撃参加を引き出していた。 アウトサイドにかけたスペースへの絶妙なパスには「こんな技巧的なパスが出せるんだ」と感嘆してしまった。 試合は0-1とリードされた後半、左サイドで俵積田、佳史扶とつないだパスから荒木が同点弾。さらに松木のサイドチェンジを受けた俵積田のクロスをゴール前に走り込んだ松木がボレーで決めて逆転勝利を収めた。 そして4月7日の鹿島戦では、荒木がレンタル移籍のため起用できないものの、1トップに入った仲川輝人とトップ下の松木は好連係から難敵・鹿島に2-0の完勝を収めた。絶えずボールに触るわけではないが、効果的なサイドチェンジやスルーパスで味方を使う。これまでは、どちらかというと『使われる選手』と思っていたが、そのイメージは一新した。 先制点は左サイドからのふわりと浮かしたニアへのパスで仲川の今シーズン初ゴールを演出。そして後半アディショナルタイムにはMF原川力のヘッドによるインターセプトからのタテパスを簡単にさばいて2点目をお膳立てした。いずれも「肩の力の抜けた」ようなアシストに、松木の“変化"を感じずにはいられなかった。 彼をボランチからトップ下にコンバートし、前線には荒木を起用して松木の飛び出しを演出したピーター・クラモフスキー監督の采配は賞賛に値する。やっと1トップのドリブル突破任せのパターン化された攻撃スタイルから脱却できそうだ。 そんな松木を大岩剛監督はどのポジションで使うのか。攻守に効果的な選手だけに、使い出もあるだろうが、できれば攻撃的なポジションで使って欲しいところである。 2024.04.08 22:25 Mon
2

「大宮を選んで良かった」多くの経験を積み成長著しいDF市原吏音、U-20の先に見据えるもの「A代表も狙っていきたい」

来年2月に開催されるU20アジアカップ2025に出場するU-19日本代表候補が、16日から国内トレーニングキャンプをスタートさせた。 船越優蔵監督が率いるU-19日本代表。来年9月にはチリでU-20ワールドカップ(W杯)が開催され、先日大岩剛監督が就任したロサンゼルス・オリンピックを目指す世代となる。 プロ選手はシーズンオフ、高校生、大学生は選手権やインカレがある中でのトレーニングキャンプとなった。 トレーニング後、DF市原吏音(大宮アルディージャ)が初日のトレーニングを振り返り「プロはオフシーズンですし、大学生や高体連はシーズン中ということでそれぞれコンディションはあると思うんですが、みんな元気にやれていましたし、初めての子も良い形でコミュニケーション取れているので、悪くないかなと思います」とコメント。自身については「自分はあまり休まなくても行けるタイプなので、オフの間もずっと動いていましたし、今回の活動があることは前から知っていたので、良い感じで調整できている感じでした」と、ここに向けて準備はできていたという。 市原は今シーズンから正式にトップ昇格。J3に降格したチームにおいて明治安田J3リーグで31試合に出場し4得点。ディフェンスリーダーとしてJ3優勝&J2昇格に大きく貢献した。 この1年を振り返り「一言に充実していましたし、思い描いていたこと以上の1年を過ごしてきたと思います」と語り、「ただ、もっともっと上を目指していかなければいけないですし、満足することなく。A代表に入れる実力があれば入っても良いと思うんですが、呼ばれていないということはまだまだだということなので、この代表で満足せずにA代表を見据えてやっていきたいと思います」とコメント。U-19日本代表でも、大宮でも充実した1年を過ごしたとした。 今の自身に感じる課題については「もっとレベルが高いFWを相手にしたときに自分がどれだけやれるかというのは、自分自身でも楽しみなところではあります。それで分かる課題もあると思います」とコメント。「もっともっとプレーの幅とか、スピード感は上げられると思います」とまだまだ成長できると語った。 2月にU20アジアカップがある中で、Jリーグの開幕時期と重なる。「あと2カ月ぐらいで時間もない中で、こうやってオフに集まってやれている環境には感謝しないといけないと思います。決して簡単なグループではなくて、厳しい戦いが待っていますけど、この2カ月でチームとしてではなく個人個人がレベルアップして集まれば強いチームになると思います」と語り、「僕自身だけじゃなく、他のメンバーも色々と選択肢がある中で、相当な覚悟を持ってこっちに来ていると思うので、個々のレベルアップが最低限必要だなと思います」と、しっかりと大会までの2カ月でレベルアップしたいとした。 この世代は2028年のロサンゼルス・オリンピックを目指す世代。先日は大岩剛監督の就任も決定した。市原はオリンピックについて「パリ五輪を見て、オリンピックに出た気持ちは自分自身もありますし、他の国の選手はトップトップは出てこないので、日本はもっとやらなきゃいけないなと思います」と五輪へ意欲。「僕自身も足りないところが全然あって、パリ五輪を目指してましたけど、呼ばれずに悔しい思いもしたので、自分の代はもう1回チャンスがあることは運が良いですし、狙っていかないといけないかなと思います」と、しっかりと目指していきたいと語った。 また「まずはU-20をしっかりやって、終わったらW杯があるので、自分がどれだけやれるのかを考えたらA代表も狙っていきたいですし、良い代、チャンスの多い代なので、それを掴めるようにするのは良い準備が必要なので、毎日毎日しっかり良い準備して、いつ呼ばれても良い覚悟をしたいと思います」と、その先にある日本代表入りへの強い思いも語った。 ロス五輪前には北中米W杯があるが、「もちろんですね」とU-20W杯の次はそこがターゲットだとコメント。「この世代ではチームとしても言われていることなので、僕自身というよりもチーム全体で目指しています」と、パリ五輪経由A代表行きという1つ上の世代以上に、A代表を目指す思いをチーム全体で持っていると明かした。 上を目指したいと語った市原。その上では、やはり世界と戦うことへの思いも強い。「どうしても世界の壁は高いと思いますし、国を背負って出てくる選手なので、かなりレベルの高い相手とやることは僕の今後のキャリアにとっても大事ですし、歴史的に見ても勝てていないので、新しい歴史を作りたいなと僕自身は思っています」と、U20W杯についてコメント。「相手というよりも自分たちがどれだけ良い準備をして、どれだけ通用するのか。自分たち自身に期待して楽しみにしています」と、しっかりと戦えるチームになっていきたいと語った。 充実したセンターバック陣を持つ日本代表だが、次世代の候補の1人でもある市原。この1年での成長については「何が成長しましたか?とか結構聞かれましたが、プレー面は確実に上がったと思いますし、技術も1年間しっかりと練習していたので、カテゴリー関係なく自分やっていたつもりなので確実に上がったと言えます」と、プレー面ではしっかりと自信があるとのこと。また、それ以外の部分も成長できたシーズンだったという。 「責任感とか信頼されるとか、技術だけじゃなくて人間としての成長は自分としても感じられていて、キャプテンマークを巻いて試合に出たりとか、昇格が懸かったり、大一番の試合があって、そういったことをやっていく内に経験も確実にできたので、この選択は絶対に間違っていなかったなと1年通して言えます。そういったところは自分的に成長できたと思いますし、大宮を選んで良かったなと言えます」 チームがJ3に降格した中、色々な選択肢があった中で残留を決断し、主軸として結果も残した。ピッチ内での逞しさは日に日に高まり、先輩たちと組む最終ラインでも物怖じせずに牽引していった。 「自分の良さというか、年齢とか経験とかに関わらず、物怖じせず言うタイプなので、1つの武器としてこれからも忘れることなく続けていきたいですし、自然に出るというか、勝ちたいという前提があるのでそういう行動が出るかなと思います。あとは優しい先輩に恵まれました(笑)」 より高いレベルへ、そして代表でも物怖じせずに引っ張る姿を見たいところだ。 2024.12.16 23:07 Mon
3

「ビックリした」追加招集で初の世代別日本代表入り、栃木FW小堀空が肉体改造のキッカケは「鹿島のエヴェラウド」

U-21日本代表候補が7日からトレーニングキャンプを実施。2日目のトレーニングを終えた。 2024年のパリ・オリンピックを目指す世代が大岩剛監督を迎えて初めての活動を実施。Jリーグ開催期間ながら、3日間の短期合宿を行った。 月末にはドバイカップU-23に出場し、国際試合を行うこととなっているが、その前にチームが始動した。 2日目のトレーニングを終え、FW小堀空(栃木SC)がメディアのオンライン取材に応対した。 追加招集という形で呼ばれた小堀は「ビックリしましたけど、自分が目指していた場所ではあるので、ここからだなという感じです」と招集を受けての心境を語った。 これまで世代別代表に縁がなく、昨シーズンまではJ2で2試合しか出場していない小堀。その中での招集となり、初めて会う選手も多い中だったが「段々馴染めてきましたし、ちょっとしたパスでもチームより早かったり質が良かったりするので、そこをチームに持ち帰れればと思います」と、得たものはすでにあるようだ。 栃木の下部組織から育ってきた小堀だが、今季は開幕から3試合連続でスタメン出場を果たしている。今季出番を得ていることについては「去年から自分のサッカーに対する考え方だったり、体の作り方と向き合ってきていて、去年のうちに自分は準備できていたと思っていました。なかなかチャンスが来なくて、今年試合出られるようになって、試合に出ることで見つかってきた課題があるので、そこを振り返りながら、今後に活かせればと思います」とコメント。徐々に自身の中でも掴んでいるものがあるようだ。 1番変化した部分については「体」と語る小堀。そのキッカケは「去年天皇杯でアントラーズとやって、FWにエヴェラウド選手がいて、体作りが大事だなと思いました。体が出来上がってきて、自信がついてきた事が大きかったと思います」と語り、鹿島の助っ人ストライカーを目標にしているとした。 突然の招集となったが、チャンスを掴んだ小堀。「今回追加招集という形で呼ばれましたけど、本気でパリ五輪を目指していて、目標でもあったので、試合に出て点を取ったり、チャンスを作ったりということでチームに貢献していきたいと思います」と、結果を残して今後も呼ばれ続けたいと意気込みを語った。 そのU-21日本代表は9日にトレーニングマッチを実施。実戦の場が与えられる中、小堀は自身のプレーについて「すごく走れると思っているので、身長を生かした競り合い、背後で起点を作って収めたり、自分が点を取って勝つのが一番ですが、自分のゴールよりチームの勝利が大事なので、走り続けて、良いボールがきたらしっかり治めるというところを見てもらいたいです」とコメント。186cmの長身ながら、走力を生かしたプレーを見てほしいとした。 また、大岩剛監督については「ミーティングで初めて会って、自分の気持ちを高めてくれる熱い監督だなと思いました」と、モチベーションが上がるとしている。 2022.03.08 18:19 Tue
4

U-22アルゼンチンに大勝も寂しかったアイスタ/六川亨の日本サッカーの歩み

北中米W杯のアジア2次予選で日本がミャンマーに5-0で圧勝したのは当然として、翌17日にはU-17日本代表がW杯のグループリーグ第3戦でアフリカ王者のセネガル代表に2-0と快勝してベスト16進出を決めた。さらに18日はU-22日本代表が、親善試合とはいえU-22アルゼンチン代表に5-2の勝利を収めた。 日本もアルゼンチンも、まだパリ五輪の出場権を獲得していない。しかしアルゼンチンは2004年のアテネ五輪でFWカルロス・テベスやMFハビエル・マスチェラーノを擁して金メダルを獲得すると、4年後の北京五輪でもFWリオネル・メッシらが五輪連覇を達成。今回、監督として来日したマスチェラーノは北京五輪もOA枠で出場し、連覇に貢献した。 そんなアルゼンチンや、セネガルに完勝した日本のアンダー世代の強みは前線からの労を惜しまない守備にある。 セネガルに対し、個々の身体能力では劣勢を強いられた日本だが、前線から中盤にかけて、しつこいくらいにボール保持者に食らいついた。アタック&カバーを繰り返し、セネガルのドリブル突破を阻止した。その象徴が、後半27分のFW高岡怜颯の2点目である。GKへのバックパスが弱いと見るや猛ダッシュ。GKは足の裏でボールを引いてかわそうとしたものの、高岡は簡単に奪って無人のゴールへ値千金の追加点を流し込んだ。 アルゼンチンに対しても、日本は2~3人がかりのマークでボール保持者から自由を奪った。前半17分にはMF鈴木唯人がMFカルロス・アルカラスのボールを奪おうとしてかわされたが、2度3度とアタックを繰り返した。結果的に鈴木の反則となったが、“10番”を任された鈴木でも守備のタスクを実践し続けた。こうした姿勢は他の選手も同様で、日本のあまりに激しく執拗な守備に、親善試合と割り切ったせいかアルゼンチンの選手は戸惑っていた前半だった。 ところが後半になると日本の守備に慣れたのか、アルゼンチンは1人1人のボールを持つ時間が短くなり、日本のアタックをかわしては日本陣内へ攻め込んだ。その中心選手が10番を背負ったディエゴ・アルマンド(マラドーナ)ならぬ、ティアゴ・アルマダである。昨年のカタールW杯のグループリーグ第3戦、ポーランド戦の後半39分から交代出場し、世界王者の一員となった逸材だ。そんな彼の名前は覚えておいた方がいいだろう。 試合はそのアルマダが後半5分に右足でFKを直接決めて逆転に成功する。その後もアルゼンチンの攻勢が続いたが、こうした嫌な流れを断ち切ったのが後半21分の鈴木のミドルシュートだった。さらに大岩剛監督は「疲労を踏まえた上で、フレッシュな選手を入れることで、どこでボールを奪うか明確にしたかった」と24分に2人の選手を交代。これで流れを取り戻した日本は3連続ゴールでアルゼンチンを突き放した。 後半40分には「皆さんが期待していることも考慮して、もちろん唯人(鈴木)も(地元)ファンにセレブレーションを受けることも必要と思った」という大岩監督の配慮から、鈴木に代えてFW福田師王をピッチに送り出す。すると福田は2分後にゴールで応えてパリ行きをアピールした。 そんな試合で唯一残念だったのは、バックスタンドに空席が目立ったことだ。この日の観衆は1万1千225人。22年3月の立ち上げから大岩ジャパンは海外遠征を重ねてきて、日本国内の試合はこのアルゼンチン戦が初めてだった。お披露目試合でもあったが、そのぶん選手の知名度は、今夏まで清水でプレーした鈴木をのぞけば低かったかもしれない。 ゴール裏の横断幕も最多4名を送り出したFC東京が目立ったくらいで寂しさを感じざるを得なかった。スタメン中4名が海外組で、普段のプレーを見る機会が少なかったのもその一因かもしれない。活動期間が限られ、選手の招集も何かと制約があるだけに、注目度という点においては難しい五輪世代と言えるだろう。それでも、こうして結果を残して五輪出場を決めれば注目度も高まるだけに、今後のさらなる成長を期待したい。 2023.11.20 22:15 Mon
5

「強かった」と語る浦和の2CB相手に難しい体勢でのJ1初ゴール、東京V・木村勇大はパリ五輪よりも「コンスタントに結果を残す」を意識

東京ヴェルディのFW木村勇大が、自身のJ1初ゴールを振り返った。 3日、明治安田J1リーグ第2節で東京Vは浦和レッズとアウェイで対戦。5万人を超える観客が詰めかけた埼玉スタジアム2002での対戦となった。 開幕ゲームは横浜F・マリノスとの対戦となった中、リードした展開も最終盤に逆転を許し悔しい敗戦に。16年ぶりのJ1で初勝利を目指した中、42分にCKの流れからボックス内のこぼれ球を木村がボレー。見事にネットを揺らし、先制に成功した。 試合後のメディア取材に応じた木村は、自身の初ゴールを振り返った。 「難しい体勢でしたが、チームとしてもシュートがなかなか打てていない難しい状況だったので、強引に足を振ろうかなと思っていて良い感じにミートして、それが入ってくれてよかったなという感じです」 「ゴールは見えていなかったですけど、そういうイメージのところは自分のなかで感覚としてあるかなと思うので、そこが良い形で出せたかなと思います。チームとしてセットプレーのところは結構力を入れて前日練習含めて分析しながらやっているので、そこが良い形で自分の前に来たという感じですかね」 マリウス・ホイブラーテン、アレクサンダー・ショルツと浦和が誇る2CBを背負いながらのゴール。京都サンガF.C.でもJ1でプレー経験があったが、このゴールが自身のJ1初ゴールとなった。 「嬉しかったですけど、ゴールを求められてこのチームに呼ばれているので、1点決めてどうというのは、やっぱり言っていられないと思うので、チームを勝たせるゴールをこれからも狙い続けていくしかないと思います。また次すぐに2点目を決められるようにやっていきたいです」 開幕戦も先発起用され、身体の強さを生かした前線での特徴をしっかりと発揮。今日の試合でも良さを出していたが、ゴールには貪欲でいるようだ。 チームは2試合続けて終盤にPKを奪われてしまい勝利を逃す結果に。それでも、横浜FM戦の反省を活かして引き分けに終わった。 「試合として勝てていないのが現状ですし、前節に続いてまた同じ時間に失点してしまって、そこをどう改善するかという部分では、やっぱりあれだけ押し込まれる時間が続いてしまうと、ああいうミスも出てきてしまうと思います」 「それまでにチャンスがなかったわけではないので、そこで自分を含めて前線の選手が2点目を入れれば、後ろの戦い方も変わると思いますし、ゲームとしてはもっと楽に進めるかなと思います。そこはまた同じ課題として今日も残ってしまったなと思うので、次に向けてやっていきたいなと思います」 実際に守備に定評があり、昨季の最少失点の相手との対戦に。浦和とやってみた感想については「前節に比べてちょっと自分とソメ(染野唯月)が孤立する場面がすごく前半は多くて、そんなときに後ろからの圧とかは今まで経験したことがないものでした。もちろんそのサポーターの圧もそうですけど、そういう意味でもすごく強いチームだなというのを改めて感じました」と、改めて凄みを感じたという。 ただ「そういう状況においていかに前線で時間を作れるかというのが、やっぱりこのチームが勝っていくためにはすごく大事だなということも改めて感じたので、そこでもっと時間を作ってみんなを押し上げる時間を作れるようにもっとこだわってやっていきたいです」と、役割をしっかり果たしたいとした。 また、浦和の両センターバックに関しては「強かったですね」と印象を語り、「強いですし、2人ともすごく迫力がありましたが、そこに動じていたらダメだと思いますし、そこに対してもっとやれることはあったと思うので、ゴールを決められたのはよかったですが、自分のなかでは改善点が多いと感じたので、またしっかり映像を見て次に生かしたいです」と、今度は複数得点を奪えるように成長していくとした。 一方で守備面では、アンカーのサミュエル・グスタフソンに対応。2戦続けて[4-3-3]の相手とやる中で、横浜FMの喜田拓也とは違ったと振り返った。 「自分たちのブランで相手のアンカーを消すというのを前節から重要視してやってきてるなかで、前節の喜田選手とはまた全然違った動き方とかプレースタイルだったので、そこは映像で見ていたよりも、すごい手を焼いたというのがありましたが、お互いに声をかけながらやっていて、自分が出ている時間帯まではそんなに仕事をさせずにゼロで抑えられていたので、そこはひとつ収穫かなと思います」 「ただ、(センターバックのアレクサンダー・ショルツに)あれだけ運ばれると、ちょっと守備の対応も変えないとダメだと思いますし、持ち運びでゴール前まで入ってこられたら難しいところもあるので、そこの受け渡しやプレスのかけ方とか、出るタイミングというのは、またチームで話し合っていければと思います」 パリ・オリンピック世代の大事なシーズンで武者修行を選択した木村。この試合はU-23日本代表の大岩剛監督も視察に来ており、その中で結果を残した。 アピールについては「あんまり考えていない」と語る中、木村は「ヴェルディで1年やりたいという思いが強いですし、チームを勝たせるためにゴールという結果を残し続ければ、いずれ上の舞台につながっていくと思うので、コンスタントに結果を残すというところを意識しながらプレーしていきたいです」と、あくまでも自身のパフォーマンスにフォーカスするという。 そして23歳になって最初の試合でのゴール。この先については「勝負の1年と捉えて今年ヴェルディに来たので、そういう意味で結果というのが、一番目に見えるものだと思うので、そこは引き続き一番こだわってやっていきたいと思います」と、J1で東京Vと共に結果を残したいとした。 <span class="paragraph-title">【動画】屈強な浦和の2CBを前に木村勇大がボレーでJ1初ゴール!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1764197799611056373?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.03 22:35 Sun

U-23日本代表の人気記事ランキング

1

宮本新会長誕生で『会長の決断』とは/六川亨の日本サッカー見聞録

JFA(日本サッカー協会)は3月23日、新会長に「内定」していた宮本恒靖氏を新たな理事による第5回理事会で、互選を経て第15代の会長に正式に就任したことを発表した。 この会見には22日に亀岡でのU-23日本対U-23マリを取材し、その足で24日のJ2リーグ山口対愛媛、25日に小倉でU-23日本対U-23ウクライナの取材を予定していて移動中だったため参加することができなかった。 ところが仕事仲間が当日、宮本会長の会見を取材した折り、机の上に昨年の会長選の際に作成した“マニュフェスト”があったため、余分に確保して親切にも郵送してくれた。 初めて目にしたマニュフェストの冒頭には「会長選の流れを決定づけた」と言われた岡田武史JFA副会長との対談が6ページにわたってあった。 対談の冒頭、岡田副会長は「代表監督選びについては技術委員会で候補者を選出して、最終的には会長と技術委員長を含めた数名で決めるんだけど、俺は最終的には会長がリーダーシップを発揮して決めなくてはいけないと考えている」と断言した。 その理由として「俺も代表監督時代から言ってはきたけど、技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきことなんだよね」 「自分のサッカー観を持ったうえで決断するわけだから、(会長は)サッカーをしっかりと知っている人のほうが望ましいし、ツネなら言うまでもない」 元日本代表監督で現職の副会長にここまで言われては、会長選に立候補した鈴木徳昭氏の出番はないだろうと思った。鈴木氏は日本代表でもなければ、日産自動車に所属していた時でもJSLでのプレー経験はない。JFAとJリーグ、さらにW杯招致委員会、AFC、東京五輪招致委員会などで実務を担当してきた“裏方”だったからだ。 そして岡田副会長の「代表監督人事は会長」にも納得してしまった。 岡田監督は加茂周前監督からバトンタッチされ、“ジョホールバルの歓喜”で日本を初のW杯へ導いた。しかしフランスでは3連敗を喫したため、岡田監督の続投を求める声は皆無だった。99年にJ2札幌の監督に就任すると、2000年にはJ2優勝とJ1復帰を果たす。さらに03年からは横浜F・マリノスを率いてJ1リーグ連覇を達成するなど黄金時代を築いた。 そんな同氏が再び代表監督に就任したのが07年12月、イビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れたからだった。小野剛JFA技術委員長からの打診だったが、小野はフランスW杯でコーチに抜擢した旧知の仲だけに断ることはできなかっただろう。 こうして臨んだ南アW杯だったが、大会前にちょっとした“事件”があった。JFA会長に犬飼基昭が就任すると、技術委員長の強化担当に原博実を招聘。小野は「育成」の技術委員長と役職が変更になった。それでも小野は南アW杯前のスイス・オーストリアキャンプから岡田ジャパンを陰ながらサポートした。 南アW杯で岡田は日本人監督として初めてグループリーグを突破した。しかしラウンド16でパラグアイにPK戦の末に敗れた。中村俊輔の負傷が長引き、本田圭佑の0トップという大胆な発想も、岡田監督の評価にはつながらなかった。当時のサッカー界に、「監督は4年で代わるもの」という固定観念も少なくなかった。 岡田監督にしてみれば、早稲田大学の後輩であり、Jリーグでは監督としてこれといった実績のない原技術委員長に出処進退を決められるのは納得のできないことだったのではないだろうか。だから監督人事は「技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきこと」と断言したと思えてならない。 この「会長が決断する」流れは田嶋幸三・前会長に受け継がれた。 JSLでのプレー経験こそあれ、Jリーグと代表での経験はないもののその実務手腕を見込んで原技術委員長が招いた霜田正浩(現松本監督)は、原がJFA専務理事に転出すると技術委員長に就任。しかし初めての会長選で原を破って会長に就任した田嶋は、原を2階級降格の理事にすることでJFAでの立場を失脚させる。 田嶋会長はロシアW杯を前に技術委員会を再編し、西野朗を技術委員長に招聘し、霜田をNTD(ナショナル・チーム・ダイレクター)に降格。霜田も自ら身を引くことになった。そしてW杯直前にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野を代表監督に据える人事を強行した。 22年カタールW杯で森保ジャパンはグループリーグでドイツとスペインを倒すジャイアントキリングを演じながらもベスト16でPK戦により散った。反町技術委員長は、一説には元チリ代表のビエルサ監督の招聘に乗り気だったという。しかし田嶋会長は大会直後にも森保続投を支持。森保監督と反町技術委員長との関係に配慮して、山本昌邦NTDを招聘したとの噂もある。そして反町技術委員長は3月を持って退任する予定だ。 代表監督人事は、最終的な決断は会長が下すのはどこの国も同じだろう。では技術委員会の役割は何なのか。これはこれで、はっきりさせておく必要がある。会長が「こう言ったから右に倣え」では、“忖度”であり技術委員会の存在意義そのものが問われかねない。 影山雅永技術委員長(男子)や佐々木則夫技術委員長(女子)などを理事職から外し、理事会のスリム化と女性理事の登用に積極的な宮本新会長。男女の代表戦の放映権の高騰により地上波で試合が見られないなど厳しい船出が待ち受けているかも知れないが、まずはパリ五輪男子の出場権獲得に万全の態勢で臨んで欲しい。 2024.03.30 11:00 Sat
2

日本代表対決のスタメン発表! OAの3名はベンチスタート

3日、日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われる。 キリンチャレンジカップ2021のジャマイカ代表戦が、ジャマイカ代表が来日できなかったことを受けて急遽中止に。その後、対戦相手にU-24日本代表を指名し、異例の日本代表対決が実現した。 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦う日本代表と、東京オリンピック出場に向けてメンバー選考を続けるU-24日本代表の一戦。互いに主力選手を起用して臨む。 日本代表はDF長友佑都(マルセイユ)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF南野拓実(サウサンプトン)、FW大迫勇也(ブレーメン)と日本代表の主軸を先発起用した。 一方のU-24日本代表はオーバーエイジの3名はベンチスタート。MF久保建英(ヘタフェ)、MF中山雄太(ズヴォレ)、MF板倉滉(フローニンヘン)らが起用された。 今回の試合は、フィールドプレーヤーが7名、GK1名が交代可能なレギュレーション。後半の交代枠は3回までとなるが、負傷交代の場合は含まれない。 ★日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:シュミット・ダニエル DF:室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都 MF:橋本拳人、守田英正 MF:原口元気、鎌田大地、南野拓実 FW:大迫勇也 監督:森保一 ★U-24日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:大迫敬介 DF:菅原由勢、橋岡大樹、町田浩樹、旗手怜央 MF:中山雄太、板倉滉 MF:三好康児、久保建英、遠藤渓太 FW:田川亨介 監督:横内昭展 2021.06.03 18:42 Thu
3

「チューしすぎw」圧巻ゴールのお祝いは熱烈なキス! U-23日本代表MF田中聡のゴール後の祝い方が反響…本人は「ちょっとキツいですね(笑)」

U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)の行動が話題を呼んでいる。 25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦。試合は2-0で勝利を収め、良い状態でAFC U23アジアカップに臨むこととなる。 そのウクライナ戦では藤田の行動が話題に。1-0で迎えた76分、途中出場の田中聡(湘南ベルマーレ)がボックス内から左足でシュート。ゴール右のネットを揺らす見事なゴールで日本が追加点で奪った。 話題になったのはその後。田中がゴールを喜んだ中、その他の選手も大喜び。すると、藤田は何を思ったか田中にキスの嵐でゴールを祝福した。 試合後のメディア取材で藤田はキスについて「テンションがブチあがっちゃいました(笑)」と勢い余った行動だったとコメント。一方でキスをされた田中は「ちょっとキツいですね(笑)」と、熱烈なキスの嵐に戸惑っていた。 この祝福にファンは「藤田チューしすぎw」、「ジョエルの祝福笑」、「流石にやりすぎ」とコメント。流石に驚きの声が多く寄せられていた。 <span class="paragraph-title">【動画】田中聡の圧巻ゴールをキスで祝福!藤田譲瑠チマの行動が話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/HsjhJig8at">https://t.co/HsjhJig8at</a><a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a><a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://t.co/c1Zdma83vR">pic.twitter.com/c1Zdma83vR</a></p>&mdash; TBS サッカー (@TBS_SOCCER) <a href="https://twitter.com/TBS_SOCCER/status/1772231508067299635?ref_src=twsrc%5Etfw">March 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.26 18:20 Tue
4

松木玖生の最適なポジションは?/六川亨の日本サッカーの歩み

今月16日、AFC U-23アジアカップ カタールの初戦、中国戦からパリ五輪出場権獲得のチャレンジが始まる。前回のコラムでも、DF陣の経験不足は否めないものの攻撃陣のタレントはバリエーションに富んでいて期待できるという原稿を書いた。そして先週と今週のJリーグを取材して、FC東京の松木玖生の新しい一面を見ることができて、その期待はさらに高まった。 松木といえば、青森山田高時代から、強靱なフィジカルと体幹の強さを生かした球際での勝負強さ、豊富な運動量と労を惜しまない献身的なプレーでチームに貢献してきたし、それはFC東京でも変わらない。そしてボランチのポジションから、時には意外性のある攻撃参加でゴールを決めたり、左足のロング、ミドルシュートで相手ゴールを脅かしたりしてきた。 そんな松木が、4月3日のJ1リーグ第6節の浦和戦では、荒木遼太郎と2トップに近い形で前線に起用された。すると、トップに張るのではなく変幻自在に左右に流れたり、落ちてきたりする荒木との絶妙のコンビネーションで攻撃陣をコントロール。とりわけ左サイドのFW俵積田晃太とSBバングーナガンデ佳史扶との相性は抜群で、意外性のあるパスで彼らの攻撃参加を引き出していた。 アウトサイドにかけたスペースへの絶妙なパスには「こんな技巧的なパスが出せるんだ」と感嘆してしまった。 試合は0-1とリードされた後半、左サイドで俵積田、佳史扶とつないだパスから荒木が同点弾。さらに松木のサイドチェンジを受けた俵積田のクロスをゴール前に走り込んだ松木がボレーで決めて逆転勝利を収めた。 そして4月7日の鹿島戦では、荒木がレンタル移籍のため起用できないものの、1トップに入った仲川輝人とトップ下の松木は好連係から難敵・鹿島に2-0の完勝を収めた。絶えずボールに触るわけではないが、効果的なサイドチェンジやスルーパスで味方を使う。これまでは、どちらかというと『使われる選手』と思っていたが、そのイメージは一新した。 先制点は左サイドからのふわりと浮かしたニアへのパスで仲川の今シーズン初ゴールを演出。そして後半アディショナルタイムにはMF原川力のヘッドによるインターセプトからのタテパスを簡単にさばいて2点目をお膳立てした。いずれも「肩の力の抜けた」ようなアシストに、松木の“変化"を感じずにはいられなかった。 彼をボランチからトップ下にコンバートし、前線には荒木を起用して松木の飛び出しを演出したピーター・クラモフスキー監督の采配は賞賛に値する。やっと1トップのドリブル突破任せのパターン化された攻撃スタイルから脱却できそうだ。 そんな松木を大岩剛監督はどのポジションで使うのか。攻守に効果的な選手だけに、使い出もあるだろうが、できれば攻撃的なポジションで使って欲しいところである。 2024.04.08 22:25 Mon
5

レーティング: 日本代表 3-0 U-24日本代表

3日、史上初となる日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われ、3-0で日本が勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点 ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 23 シュミット・ダニエル 5.5 プレー機会はあまりなし。ハイボールの処理も冷静で、ビルドアップでプレスを掛けられても慌てることなく対応した。 (→24 中村航輔 5.5) 裏へのボールを積極的に飛び出して処理。終盤攻め込まれるが安定したプレー。 DF 2 植田直通 6 フル出場を果たし集中した守備を見せる。危ないシーンはほとんどなかった。 3 室屋成 6 積極的な上がりを見せ何度もボックス内に入っていく。守備でも強度の高いプレスを見せる。最後は負傷交代。 (→13 山根視来 -) 出場時間短く採点なし。 5 長友佑都 6 コンディションの良さを感じさせるプレーを連続。読みの鋭さと動き出しの速さで対応。板倉のミドルもブロック。 (→16 小川諒也 6) 守備では強度を高く、攻撃では積極的な上がりを見せて浅野のゴールをお膳立て。 6 谷口彰悟 5.5 3年半ぶりの日本代表選。後半の途中からはボランチとしてプレー。立ち上がりは不安定さも見せたが、時間が経過してからは安定。 MF 7 守田英正 6 球際の強さ、飛び出すタイミングと良さを出す。遠藤がいない試合でしっかりと存在感。 (→4 昌子源 5.5) 植田との鹿島コンビで2年ぶりの代表戦。一対一で抜かせないプレーを見せる。 8 原口元気 5.5 目立ったプレーはあまり見られず。それでも、ポジショニングの良さで前線の潤滑油に。 (→11 古橋亨梧 5.5) トップ下で起用されたが、浅野との関係もありあまり裏に抜けるプレーは見せられず。 9 鎌田大地 7 この試合でもトップ下でリズムを作るプレー。圧倒的な存在感を放ち41分に追加点を記録。 (→18 浅野拓磨 6) 52分に待望のゴール。小川の抜け出しに反応し、スピードを生かしてボックス内に飛び込んだ。その後のチャンスを生かしたかった。 10 南野拓実 6 右サイドでのプレーとなったが鎌田との連携の良さを見せる。2点目のシーンではロングボールを頭で落としゴールをアシスト。 (→14 伊東純也 6) 普段とは違う左サイドに入るもスピードのあるプレーと動き出しの良さを見せる。52分には小川を上手く使いゴールの起点に。 13 橋本拳人 6.5 開始早々にマークを外して日本代表初ゴール。アグレッシブな守備を見せていた。負傷交代は心配。 (→21 川辺駿 5.5) 途中出場でも強度の高い守備を見せた。 FW 15 大迫勇也 6 ニアサイドでフリックし橋本のゴールをアシスト。体を張るプレー、2列目を生かすプレーと随所にレベルの高さを見せた。 (→17 坂元達裕 5) 得意のドリブルはほとんど見られず。今後の試合で良さを見せられるかに期待。 監督 森保一 6.5 主力が半数以上居なくともオートマティックに動けるチームを作り上げた。 <span class="paragraph-title">▽U-24日本代表採点</span> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 大迫敬介 5 2失点を喫した中、鎌田の2点目はなんとか止めたかった。 (→12 沖悠哉 5) 1失点も最初のシュートは反応。終始落ち着いたプレーを見せ、コーチングの声も出ていた。 DF 2 菅原由勢 5 終盤まで攻撃参加はほとんど見られなかったのが残念。酒井宏樹を脅かすプレーは見せられず。 5 町田浩樹 5.5 セットプレーではターゲットに。一対一でやられることはなかった.。 20 旗手怜央 5 高い位置をとった室屋の前に川崎Fのような攻撃参加があまり見られず。守備では粘り強さも。 (→15 古賀太陽 -) 出場時間短く採点なし。 27 橋岡大樹 5.5 前半は大迫、後半は浅野とタイプの違うFWを相手に一定のプレー。対人の強さは見せたが、予測は甘さも MF 3 中山雄太 5.5 落ち着いたプレーを見せながらも大人しさを感じた。積極的にいく板倉とのバランスもあったが崩れることはなかった。 (→17 田中碧 5.5) 遠藤航が入ってからは攻撃に比重を置いてプレー。鋭いパスを何本も見せた。 4 板倉滉 5.5 ボランチで強度の高いプレスを見せる。A代表でのミャンマー戦を戦った影響か、意識の高さを見せた。 (→6 遠藤航 -) 出場時間短く採点なし。 8 三好康児 5 前半は右サイド、後半はトップ下でプレー。積極性を見せるが決定的な仕事はできず。 (→10 堂安律 5) ボックス付近でのプレーが続きリズムを作ったが、決定的なプレーは見せられず。 11 久保建英 6 10代ラストマッチ。ボールの扱いの上手さを見せ攻撃を活性化した。気合は十分。 (→25 前田大然 5) 横浜FMでの好調ぶりは見せられず。シュートに行ける機会がなかった。 21 遠藤渓太 5 久保との連携で決定機を演出。CKのキッカーも務めるが、積極的なドリブルをもっと出したかった。 (→14 相馬勇紀 5) 普段とは違う右サイドでプレー。クロスで何度か良さを見せたが、ドリブルはあまり見られず。 FW 13 田川亨介 5 20分の決定機。スピードを生かしたプレーで抜け出すもシュート機を決められず。 (→9 林大地 5.5) 相手を背負うプレー、パスを受けてからの素早いシュートと持ち味を見せる。 監督 横内昭展 5 急遽決まった試合。OAは遠藤航のみの起用だったが、オートマティズムはまだない状況。開始早々の失点の守り方は反省すべき。難しい試合だったが、戦う姿勢は見せた。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 鎌田大地(日本代表) 1ゴールを記録。3月からの全ての試合で圧倒的な存在感。攻撃の軸としてこの試合でも違いを見せつけた。 日本代表 3-0 U-24日本代表 【日本】 橋本拳人(前2) 鎌田大地(前41) 浅野拓磨(後7) 2021.06.03 21:33 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly