マンチェスター・ユナイテッドは、
エリク・テン・ハグ監督の補強活動への関与を減らすようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。
2022-23シーズン就任のテン・ハグ監督。就任早々から補強活動への“進言”を認められ、それらが反映された結果が教え子のFW
アントニー、またMF
メイソン・マウントだったが、両者の働きぶりは多額の投資に見合っていない。
この補強プロセスを問題視するのは、今季途中より共同オーナーに就任し、フットボール部門全般の責任者となった
ジム・ラトクリフ氏。来季もテン・ハグ監督が留任する場合、補強への進言を制限する方針を固めているという。
また、テン・ハグ監督を顧客に持つ代理店「SEG」は、指揮官の進言と同時にユナイテッドが補強において「とても頼りにしてきた」存在で、指揮官の息子であるナイジェル氏もアナリストとして勤務していたとのことだが、ラトクリフ氏はこれも精査。取引を減らすかもしれないようだ。
ラトクリフ氏は、宿敵マンチェスター・シティを束ねるシティ・フットボール・グループ(CFG)から最高執行責任者(COO)の
オマル・ベラダ氏を引き抜き、ユナイテッドの最高経営責任者(CEO)に据えることに成功。本気の大改革を敢行中だ。
マンチェスター・ユナイテッドは4日、エリク・テン・ハグ監督(54)との契約延長を発表した。契約期間は2026年6月までとなる。
テン・ハグ監督はクラブに残ることが決まり、コメントを寄せている。
「クラブと引き続き協力していくことで合意できたことを大変嬉しく思う。過去2年間を振り返ると、2つのトロフィーと、私が加入した時点から進歩した多くの例を誇りに思うことができる」
「しかし、マンチェスター・ユナイテッドに期待されるレベルに到達するには、イングランドとヨーロッパのタイトル獲得に挑戦するという意味において、まだ多くの努力が必要だということも明確にしておかなければならない」
「クラブとの話し合いの中で、我々はこれらの目標を達成するためのビジョンにおいて完全に一致しており、全員が一緒にその道を歩むことに強くコミットしている」
テン・ハグ監督は、2022年7月にアヤックスからユナイテッドに加入。就任1年目の2022-23シーズンはEFLカップ(カラバオカップ)で優勝すると、2023-24シーズンはFAカップを制していた。
一方で、プレミアリーグでは、1年目こそ3位だったが、2023-24シーズンは8位と低迷。オーナーも変更したこともあり、退任する可能性も伝えられていた。
2024.07.04 19:13 Thu
