クラブ通いで練習欠席…処分発表のラッシュフォードにOBは「リーダーの1人だと自覚してほしい」

2024.01.30 15:55 Tue
規律違反により処分を受けたFWマーカス・ラッシュフォード
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規律違反により処分を受けたFWマーカス・ラッシュフォード
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が、夜遊び報道のFWマーカス・ラッシュフォードに忠告した。イギリス『ミラー』が伝えている。

今シーズン、開幕から低調なパフォーマンスが続いていたラッシュフォード。それでも、プレミアリーグでは2試合連続ゴールを決めるなど復調の兆しを見せていたが、28日に行われたFAカップ4回戦のニューポート・カウンティ戦(4-2で勝利)は招集外となった。

これについて、当初エリク・テン・ハグ監督は体調不良が理由と説明していたが、後になってナイトクラブで遊んだ翌日のトレーニングを欠席していたことが明らかに。テン・ハグ監督はこの事実を認めており、クラブも29日に規律違反による懲戒処分を下したと発表した。
無責任な振る舞いについて批判を受けるラッシュフォードだが、ファーディナンド氏も『Vibe with Five』にて苦言。古巣に規律違反が問題視される選手が増えたことを嘆きつつ、ラッシュフォードはリーダーとしての自覚を持つべきだと諭している。

「監督の対応を見ていると、彼は今回のことに満足していないのだろう。何かが間違っている状態だ。クラブは混乱しており、彼のような立場に立った選手はこれまでも良い扱いは受けなかった」
「1人(ジェイドン・サンチョ)はドルトムントにローンで放出された。そしてもう1人(ポール・ポグバ)はもうクラブにいない。クラブの周りは騒がしくなっているが、ラッシュフォードは経験豊富な選手の一人であり、本来それを鎮めないといけない。それが義務のはずだ」

「それを好んでいるかはともかく、君(ラッシュフォード)は今やリーダーの1人だ。クラブとして、チームとしてうまくいっていないとき、そして個人としても基準に到達していないときは、自分がリーダーの1人だと十分に認識しなければならない。その自覚を持っていなければならないんだ」

「今、チームを引っ張るのはマーカスであるべきなんだ。何が起こってしまったかは監督だけではなく、いまや世界全体が知っている。彼はもっと注意しなければならないだろう」

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「容赦してくれない」ユナイテッド相手にホームで3失点惨敗…アスレティック指揮官は諦めず「何も譲るつもりはない」

アスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 1日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグでアスレティックはホームにユナイテッドを迎えた。 決勝進出を目指す中でのホームゲーム。しかし、30分にカゼミロにゴールを許すと、35分にはダニ・ビビアンが一発退場で数的不利に。すると前半のうちにブルーノ・フェルナンデスに2ゴールを許し、0-3で敗戦となった。 ホームで手痛い敗戦となったアスレティック。バルベルデ監督は、難しい試合になったとし、こういった結果から学ぶことがあるとした。 「最初のゴールを緊張感によって上手くマネジメントできなかった。0-3で負けるということは、相手が決定力のあるプレーをしていたのに、我々がチャンスをモノにできなかったということだ」 「ユナイテッドのようなチームは容赦してくれない。彼らは最終ラインが非常に堅固だった。こういったことから学ぶ必要がある」 また、2ndレグはオールド・トラッフォードでの一戦に。難しい場所でありながらも、諦めることはないとした。 「非常に悪い結果になったのは明らかだが、我々は戦わなければならない。とても不利な結果だと分かっていても、何も譲るつもりはない」 <span class="paragraph-title">【動画】ユナイテッド相手にアスレティックはホームで3失点惨敗…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="oz90pE_geME";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.02 13:50 Fri

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