ジェラード監督がアル・イテファクとの契約延長…後輩ヘンダーソン退団決定後の公式発表に

2024.01.19 08:00 Fri
ジェラード監督がサウジでの仕事を継続
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ジェラード監督がサウジでの仕事を継続
サウジ・プロ・リーグのアル・イテファクは18日、スティーブン・ジェラード監督(43)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。
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これまでレンジャーズ、アストン・ビラの指揮官を歴任したジェラード監督は、今シーズンからアル・イテファクの新指揮官に就任。昨夏の移籍市場ではMFジョーダン・ヘンダーソン、MFジョルジニオ・ワイナルドゥム、FWムサ・デンベレ、FWデマライ・グレイらを積極補強した。しかし、チームは首位のアル・ヒラルに大きく水をあけられる8位に低迷。途中解任となったアストン・ビラ時代同様にその手腕に懐疑的な目がある一方、ジェラード監督自身は先日に今冬の積極補強を求める趣旨のコメントを残しており、シーズン後半戦での巻き返しへ意欲を示していた。
奇しくも今回の発表の直前にはリバプールから呼び寄せる形となったヘンダーソンのアヤックス移籍が決定したが、ジェラード監督自身は今後もサウジアラビアでのプロジェクトに携わる意向だ。



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サウジアラビア代表の主軸2枚が豪州戦を欠場…ルナール第2次政権初陣で頼みのサレム・アル・ドサリを欠く

サウジアラビア代表は攻撃の核たる存在がオーストラリア代表戦を欠場へ。『サウジ・ガゼット』などが伝える。 2026年北中米W杯アジア最終予選C組のサウジ代表。ここまでは1勝2分け1敗の3位で、10月シリーズ後にロベルト・マンチーニ監督を解任…エルヴェ・ルナール氏が再登板した。 11月は、まず14日にオーストラリア代表と対戦し、 続いてインドネシア代表とのリターンマッチ。日本同様、2試合とも敵地戦である。 チーム一行がすでに豪州入りしたなか、ルナール新監督から注目の発言が。代表ウィーク前最後の国内リーグで負傷した2選手が、少なくともオーストラリア戦を欠場するという。 まず、10月は日本戦含めた2試合ともに先発出場していた主力セントラルハーフ、MFアブドゥレラー・アル・マルキ。 アル・ヒラルで外国籍選手に押し出されて構想外となった挙句、今季アル・イテファクにレンタル移籍し、新天地でも控え要員からスタート…ようやくリーグ戦初先発から3試合連続スタメンとなった矢先、足首を負傷した。 そして、中枢たるMFサレム・アル・ドサリ。 サウジ代表の攻撃全てがこの男を経由すると言って差し支えないエースで、日本戦の切れ味鋭いドリブルも印象的…アル・ヒラルで唯一、スタメンを確約される同国No.1選手だが、こちらも足首負傷で豪州戦出場不可とのことだ。 両選手は豪州入りしておらず、インドネシア遠征からの帯同も厳しいとされる。 2024.11.12 16:05 Tue
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ジェラード監督と3度目のタッグ、アル・イテファクがACにマイケル・ビール氏を招へい…レンジャーズやアストン・ビラでコンビ

サウジ・プロ・リーグのアル・イテファクは20日、アシスタントコーチにマイケル・ビール氏(44)が就任することを発表した。 ビール氏はチェルシーやリバプールの下部組織で指導者を務めた他、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)、レンジャーズ、サンダーランドでも監督を務めていた。 2018年6月から2021年11月まではスティーブン・ジェラード監督の下でレンジャーズのアシスタントコーチを務め、2020-21シーズンはセルティックの9連覇を阻む優勝に貢献。その後、アストン・ビラでもジェラード監督のアシスタントコーチを務めていた。 アル・イテファクで3度目のタッグを組む両者。ジェラード監督率いるアル・イテファクは、今シーズンのサウジ・プロ・リーグで10試合を終えて12位と低迷。立て直しに力を貸すこととなりそうだ。 2024.11.21 13:05 Thu
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中東サウジで苦しいジェラード監督…アル・イテファクは7試合未勝利&昨季から続く観客動員低迷

アル・イテファクのスティーブン・ジェラード監督(44)は、傍から見れば解任の危機である。『サウジ・ガゼット』が伝える。 イングランド代表とリバプールにおける説明不要のレジェンド、ジェラード氏。 名刺がわりの弾丸ミドルでサッカー界を代表するスーパースター…その人気が色褪せることはない。監督キャリアも、いきなりレンジャーズに10年ぶりのリーグ優勝をもたらした。 しかし、21-22シーズン途中にレンジャーズから引き抜かれたアストン・ビラで停滞。1年弱で解任され、昨季から中東へ。サウジアラビア1部のアル・イテファクを率いている。 1年目の昨季は12勝9分け13敗「7位」、今季はここまで3勝2分け5敗「12位」。 直近の試合は、王者アル・ヒラルに1-3と順当な敗戦。ジェラード監督は「言い訳したくない」としつつ「選手たちが大きなプレッシャーにさらされている。責任を持ってミスを減らさないといけない」と力なくコメントする。 自身の去就に質問が飛ぶと、「成績が良くないことは承知だが、負傷している選手の一部でも復帰してくれれば、状況を改善できる。まだ解雇される段階ではない」と語ったそうだ。 ただし、現実的には開幕3連勝から、7試合未勝利の0勝2分け5敗。アル・イテファクは収容人数3万5000人の本拠地に対して、観客動員1万人超えが今季1度もなし…昨季から伝えられる通り、人気低迷もかなり際立つ状況だ。 ジェラード氏のサウジ生活は、それほど長く続かないかもしれない。 2024.11.12 17:10 Tue
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ジェラード監督が世界4位の高給取り指揮官に… アル・イテファクでの年俸は約23億円

アル・イテファクの指揮官に就任したスティーブン・ジェラード監督(43)は、世界でも指折りの高給取りとなったようだ。 現役時代はリバプールで長きに渡って活躍し、指導者としてはレンジャーズやアストン・ビラを率いたジェラード監督。成績不振のため2022年10月にビラの監督を解任されて以降はフリーとなっていたが、サウジアラビアのアル・イテファクで指揮を執ることが3日に発表された。 イギリス『サン』によると、ジェラード監督はアル・イテファクから年俸1520万ポンド(約22億7000万円)を受け取るようで、これは世界で4番目に稼ぐ監督になるという。 現在の1位はアトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督の3000万ポンド(約54億5000万円)で、2位はマンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の2000万ポンド(約36億3000万円)。3位がリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督の1600万ポンド(約29億円)で、ジェラード監督はその下につけているようだ。 アル・イテファクは他にも、ジェラード監督の現役時代のチームメイトであるリバプールのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン(33)の獲得に動いており、週給70万ポンド(年俸換算で約3650万ポンド/約66億3000万円)という破格のオファーを提示。クリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフリード・ザハ(30)も年俸1600万ポンド(約29億円)で獲得しようとしているようだが、一体どれだけの給与を払うことになるのだろうか。 2023.07.15 22:17 Sat

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