前回王者ユナイテッドが5回戦敗退…フルアムにPK戦の末に屈す【FAカップ】
2025.03.03 04:31 Mon
王者ユナイテッドが5回戦敗退
FAカップ5回戦、マンチェスター・ユナイテッドvsフルアムが2日にオールド・トラッフォードで行われ、1-1のスコアで120分の戦いが終了。その後、PK戦を3-4で制したフルアムの準々決勝進出が決まった。
リーグ戦では14位低迷も連覇を狙う今大会では順調に歩みを進めるユナイテッドは、この5回戦でフルアムとのプレミアリーグ勢対決に臨んだ。週明けにヨーロッパリーグ(EL)のレアル・ソシエダ戦を控えるなか、アモリム監督は3-2で劇的勝利を収めた直近のイプスウィッチ戦から先発2人を変更。サスペンションのドルグに代えてマズラウィ、ガルナチョに代えてエリクセンを起用した
ザークツィーとホイルンドを最前線に配した[3-5-2]に近いポジションバランスで臨んだユナイテッド。序盤から優勢に進めると、12分にはブルーノ・フェルナンデスの強烈なミドルシュートでGKを脅かすと、直後にもエリクセンとホイルンドのデンマーク代表コンビで決定機を演出した。
以降はボール保持率こそ五分五分も引き続きホームチームが主導権を握る。だが、序盤のようにアタッキングサードでは効果的なプレーに至らず、決定機まで持ち込めない。
前半終盤に突入すると、ゴール前にフリーで飛び込んだルキッチのヘディングシュートなどフルアムが徐々に攻撃の形を作り出すと、ハーフタイム直前に試合が動く。前半アディショナルタイム、フルアムは右CKの場面でキッカーのアンドレアス・ペレイラが右足アウトスウィングのクロスを供給。これをニアのムニスが頭でファーへ流すと、タイミング良く走り込んだバッシーの左隅を狙ったヘディングシュートが決まった。
68分にはエリクセン、ホイルンドを下げてカゼミロ、チド・オビをピッチに送り出すと、この2度目の交代直後に試合が動く。71分、ガルナチョのスルーパスに抜け出したダロトが左サイド深くでグラウンダーのマイナスクロスを供給。ボックス中央のブルーノが抑えの利いた見事な左足ダイレクトシュートで合わすと、これがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
これで1-1の振り出しに戻った試合は、ここから一進一退で後半最終盤に突入。フルアムはスミス・ロウのミドルシュート、ユナイテッドは裏抜けしたガルナチョ、ボックス内で粘ったチド・オビの反転シュートと、互いに決定機を作り出したが、両守護神のファインセーブもあって90分の戦いで決着を付けることはできなかった。
延長戦に入ってユナイテッドはマグワイアに代えてヘヴンを投入。延長前半では立ち上がりに快足を飛ばしてボックス左に持ち込んだガルナチョの左足シュート、終了間際にはチド・オビのボックス内でのシュートでゴールに迫るが、決め切れず。
対するフルアムもリード、セセニョンをピッチに送り込むと、延長後半にはそのセセニョンがカットインからの左足シュートでGKオナナにファインセーブを強いるなど押し返した。
結局、延長戦でも決着は付かず、準々決勝進出の行方はPK戦に委ねられた。このPK戦では後攻のフルアムが全員成功したのに対して、先攻のユナイテッドは4人目のリンデロフ、5人目のザークツィーがGKレノの見事な連続セーブに阻まれた。
この結果、フルアムに敗れた前回王者ユナイテッドの連覇の夢がついえることになった。
マンチェスター・ユナイテッド 1-1(PK:3-4) フルアム
【マンチェスター・U】
ブルーノ・フェルナンデス(後26)
【フルアム】
カルヴァン・バッシー(前46)
リーグ戦では14位低迷も連覇を狙う今大会では順調に歩みを進めるユナイテッドは、この5回戦でフルアムとのプレミアリーグ勢対決に臨んだ。週明けにヨーロッパリーグ(EL)のレアル・ソシエダ戦を控えるなか、アモリム監督は3-2で劇的勝利を収めた直近のイプスウィッチ戦から先発2人を変更。サスペンションのドルグに代えてマズラウィ、ガルナチョに代えてエリクセンを起用した
ザークツィーとホイルンドを最前線に配した[3-5-2]に近いポジションバランスで臨んだユナイテッド。序盤から優勢に進めると、12分にはブルーノ・フェルナンデスの強烈なミドルシュートでGKを脅かすと、直後にもエリクセンとホイルンドのデンマーク代表コンビで決定機を演出した。
前半終盤に突入すると、ゴール前にフリーで飛び込んだルキッチのヘディングシュートなどフルアムが徐々に攻撃の形を作り出すと、ハーフタイム直前に試合が動く。前半アディショナルタイム、フルアムは右CKの場面でキッカーのアンドレアス・ペレイラが右足アウトスウィングのクロスを供給。これをニアのムニスが頭でファーへ流すと、タイミング良く走り込んだバッシーの左隅を狙ったヘディングシュートが決まった。
内容的には優勢も一瞬の隙によって1点ビハインドで試合を折り返したユナイテッド。ハーフタイムに修正を施して臨んだものの、その効果が出ないと見るや、53分にはウガルテとヨロを下げてガルナチョ、リンデロフを投入。だが、この交代策も流れを変えるまでには至らず。
68分にはエリクセン、ホイルンドを下げてカゼミロ、チド・オビをピッチに送り出すと、この2度目の交代直後に試合が動く。71分、ガルナチョのスルーパスに抜け出したダロトが左サイド深くでグラウンダーのマイナスクロスを供給。ボックス中央のブルーノが抑えの利いた見事な左足ダイレクトシュートで合わすと、これがゴール右隅の完璧なコースに決まった。
これで1-1の振り出しに戻った試合は、ここから一進一退で後半最終盤に突入。フルアムはスミス・ロウのミドルシュート、ユナイテッドは裏抜けしたガルナチョ、ボックス内で粘ったチド・オビの反転シュートと、互いに決定機を作り出したが、両守護神のファインセーブもあって90分の戦いで決着を付けることはできなかった。
延長戦に入ってユナイテッドはマグワイアに代えてヘヴンを投入。延長前半では立ち上がりに快足を飛ばしてボックス左に持ち込んだガルナチョの左足シュート、終了間際にはチド・オビのボックス内でのシュートでゴールに迫るが、決め切れず。
対するフルアムもリード、セセニョンをピッチに送り込むと、延長後半にはそのセセニョンがカットインからの左足シュートでGKオナナにファインセーブを強いるなど押し返した。
結局、延長戦でも決着は付かず、準々決勝進出の行方はPK戦に委ねられた。このPK戦では後攻のフルアムが全員成功したのに対して、先攻のユナイテッドは4人目のリンデロフ、5人目のザークツィーがGKレノの見事な連続セーブに阻まれた。
この結果、フルアムに敗れた前回王者ユナイテッドの連覇の夢がついえることになった。
マンチェスター・ユナイテッド 1-1(PK:3-4) フルアム
【マンチェスター・U】
ブルーノ・フェルナンデス(後26)
【フルアム】
カルヴァン・バッシー(前46)
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