新たな試みも、前途多難なFC東京?/六川亨の日本サッカーの歩み
2025.02.17 11:00 Mon
FC東京は開幕戦白星発進もチャレンジは続く
現行の春秋制で開催される最期のシーズンとなる25年のJリーグが2月14日に開幕。“金J”では大阪ダービーでアウェーのC大阪がG大阪に5-2と大勝。翌日以降のJ1では、ACLEやACL2に出場した神戸は浦和、横浜FMは新潟にそれぞれ0-0、1-1で引き分けたが、広島は町田に2-1と逆転勝ち。川崎Fも名古屋に4-0と快勝して好スタートを切った。
FC東京は松橋力蔵監督が数週間前からトライしている3-4-2-1システムを採用。その意気込みは評価したいし、試合開始直後こそGKからパスをつないでビルドアップしようという意図は感じられた。しかし時間の経過とともに攻撃はノッキングを起こし、なかなかボールを前線に運べない。
原因は、CBの左右に入った岡哲平と土肥幹太の経験不足からくるパス能力の低さと、ボランチやWBのサポートに入る動き出しの遅さだった。GKも含めたCBでのパス回しで、若い2人はボールを受けてもセンターの森重真人に戻すか、WBに預けるだけ。WBもプレスを受けると2人にボールを戻すので、最終的には森重にパスが集中。ところが森重も、パスを受けても味方のフォローが遅いので、最終的な選択肢はロングパスに偏りがちだった。
前線では新加入のマルセロ・ヒアンがポスト役となり、両サイドの仲川輝人と俵積田晃太がサイド攻撃を試みようとしたが、仲川も俵積田も足元にボールをもらってドリブルを仕掛けるタイプ。このため横浜FCも両WBが下がることで数的優位な状況を作り、彼らの突破を阻止した。むしろ交代出場した小柏剛のような、ドリブル突破もできれば裏に抜け出てフィニッシュに絡む選手の方が、チームの組み合わせとしては効果的と思ったほどだ。
結果的に松橋監督が「後半セカンドラインを超えて最終ラインに入るところでスピードアップを指示した。1回しかなかったけど、それをしっかり生かしてゼロに守り切った」と言うように、ワンタッチプレーの連続から白井康介のあげた決勝点を守り切ってFC東京が勝点3を手にした。しかし「内容のことより勝点3を取れたことがすべて」という試合であり、前途多難を思わせるFC東京の開幕戦でもあった。
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すでにこのコラムでも紹介したが、川崎Fと、福岡に1-0で逃げ切った柏は、新監督が就任したにもかかわらず、早くも結果を出している。前者は守備の再構築に取り組み、後者はフルモデルチェンジにトライしているが、昨シーズンのチームと同じと思っていた“痛い目”に遭うことは間違いないだろう。そんなJ1リーグの開幕戦で、15日は横浜FC対FC東京戦、16日は東京V対清水戦を取材した。結果はFC東京と清水が1-0の勝利を収めたものの、試合内容は対照的だった。原因は、CBの左右に入った岡哲平と土肥幹太の経験不足からくるパス能力の低さと、ボランチやWBのサポートに入る動き出しの遅さだった。GKも含めたCBでのパス回しで、若い2人はボールを受けてもセンターの森重真人に戻すか、WBに預けるだけ。WBもプレスを受けると2人にボールを戻すので、最終的には森重にパスが集中。ところが森重も、パスを受けても味方のフォローが遅いので、最終的な選択肢はロングパスに偏りがちだった。
岡と土肥は、広島の3BKのようにワイドに張りだして森重と距離を置き、相手のプレスを時間的に無力化したり、WBとボランチとの距離感を詰めてパスの選択肢を増やしたりするなど工夫をすべきだった。さらに高宇洋と小泉慶のボランチもパスを受けに顔を出していたが、動き出しが遅く、なおかつワンタッチで森重に戻すシーンが多かった。時にはターンしてドリブルでボールを運び、局面を打開する勇気を持って欲しかった。
前線では新加入のマルセロ・ヒアンがポスト役となり、両サイドの仲川輝人と俵積田晃太がサイド攻撃を試みようとしたが、仲川も俵積田も足元にボールをもらってドリブルを仕掛けるタイプ。このため横浜FCも両WBが下がることで数的優位な状況を作り、彼らの突破を阻止した。むしろ交代出場した小柏剛のような、ドリブル突破もできれば裏に抜け出てフィニッシュに絡む選手の方が、チームの組み合わせとしては効果的と思ったほどだ。
結果的に松橋監督が「後半セカンドラインを超えて最終ラインに入るところでスピードアップを指示した。1回しかなかったけど、それをしっかり生かしてゼロに守り切った」と言うように、ワンタッチプレーの連続から白井康介のあげた決勝点を守り切ってFC東京が勝点3を手にした。しかし「内容のことより勝点3を取れたことがすべて」という試合であり、前途多難を思わせるFC東京の開幕戦でもあった。
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【J1注目プレビュー|第1節:横浜FCvsFC東京】横浜FCは2年ぶりJ1の初戦、新指揮官迎えたFC東京と激突
【明治安田J1リーグ第1節】 2025年2月15日(土) 14:00キックオフ 横浜FC(J2・2位/2024) vs FC東京(7位/2024) [ニッパツ三ツ沢球技場] <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague20250215_3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <h3>◆戻ってきたJ1、白星スタートを【横浜FC】</h3> 2023シーズンにJ2に降格した横浜FC。激しいJ2での戦いを2位で終え、1年でのJ1復帰を果たした。 四方田修平監督が率いて4年目のシーズン。戦力の入れ替えを行い、J1で戦うための準備を整えた。自身が札幌でも指導したMF駒井善成やFW鈴木武蔵に加え、DF山﨑浩介、DF伊藤槙人、DF鈴木準弥と守備陣も補強。キックの名手でもあるDF福森晃斗も期限付き延長で残留した。 昨シーズンは半分ほど戦力が入れ替わった中でもJ2を勝ち上がってきた中、今シーズンは元札幌組が加入。自身の戦い方を知る選手のフィットは早いはずだ。 プレシーズンマッチでも調子の良さを見せたが、あとは本番でどこまで結果を残せるか。下馬評は決して高くはないが、2年前の最下位に終わったチームとは違うところを初戦から見せたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:市川暉記 DF:伊藤槙人、ンドカ・ボニフェイス、福森晃斗 MF:山根永遠、ユーリ・ララ、駒井善成、新保海鈴 MF:鈴木武蔵、小川慶治朗 FW:ジョアン・パウロ 監督:四方田修平 <h3>◆新指揮官の下、初陣飾れるか【FC東京】</h3> 2024シーズンは7位で終わったFC東京。シーズンを通して不安定な戦いを見せてしまった中、アルビレックス新潟を指揮していた松橋力蔵監督を招へい。新たなチームを作り出していく。 ここ数年、戦い方の方針転換を図っていたが、どれも中途半端な形で断念する結果に。成熟と結果の両方を天秤にかける中で、簡単にいかないのがチーム作りだ。 松橋監督は新潟でポゼッションサッカーを標榜していたが、FC東京らしさを残す形でチーム作りをしていきたいとコメント。個々の能力は高い選手が揃っているだけに、いかにチームとしての戦術の幅を持てるかがポイントとなる。 エースであったFWディエゴ・オリヴェイラの引退もあった中、FWマルセロ・ヒアンをサガン鳥栖から獲得。中盤にはMF橋本拳人がスペインから復帰し、ブレーメンでプレーしていたFW佐藤恵允も加入した。 戦力は充実していると言って良い状況。攻撃的なスタイルをどこまで突き詰めていけるか。横浜F・マリノスと新潟で松橋監督を知る遠藤渓太や仲川輝人、高宇洋などが戦術の解像度を高めていけば、躍進の可能性もあるだろう。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:野澤大志ブランドン DF:白井康介、エンリケ・トレヴィザン、森重真人、長友佑都 MF:高宇洋、小泉慶 MF:安斎颯馬、仲川輝人、俵積田晃太 FW:マルセロ・ヒアン 監督:松橋力蔵 2025.02.15 11:35 Sat3
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FC東京は東京の盟主となれるのか/六川亨の日本サッカーの歩み
1月10日、味の素スタジアムでFC東京の新体制発表会見が開催された。冒頭、挨拶を予定していた川岸社長は体調不良のため、司会者がメッセージを代読。続いて大金会長(元FC東京社長)が壇上に登ったが、その前に代読された川岸社長のファン・サポーターに向けたメッセージは印象深いものだった。 「去年のリーグ戦は7位、カップ戦はいずれも敗退。東京で後塵を拝し、皆さんに悔しい思いをさせた」 昨シーズンは一昨年の11位から一桁の順位に戻したものの、J1初昇格の町田が3位、16年ぶりにJ1へ復帰した東京Vが6位だけに、「東京」をホームとするFC東京にとっては屈辱以外のなにものでもないだろう。強化担当の小原GMも「7位といった結果は悔しいし、もっと上に行けた」と無念さを滲ませた。 このため新シーズン、小原GMは「相手陣内でのプレー時間を長くする。積極的な相手陣内での守備、攻守における戦術の徹底」を目標に掲げ、「3年間取り組んだフットボールスタイルからの転換」を目指し「松橋監督を招聘した」と説明した。 しかし、その後の説明には腑に落ちない点も感じられずにはいられなかった。松橋力蔵新監督には「新潟のサッカーを持ち込むのではなく、独自のスタイルを構築して欲しい」と言いながら、「J1ナンバー1のボール保持率、アルベル監督とも一緒にやっていた」と評価。カウンターからボールポゼッションへのスタイル変換を指揮官に期待するのかどうか、小原GMの発言からは真意を読み取れなかったからだ。 松橋監督も、小原GMも、チームはこれから始動するだけに、まだ手探りの状況でのコメントに終始したような印象を受けた。ただ、それはそれで仕方ないだろう。 かつてFC東京は新潟からアルベル監督を招聘した際に、ボール保持率を高めた攻撃へと舵を切った。しかし前線にはディエゴ・オリベイラ、アダイウトンと“個の力”でゴールを奪える選手がいたため、攻撃は元長谷川監督時代と変わらずカウンターが武器だった。そこで、「なかなかボールを前に運べず後ろで回してばかりいる」と翌シーズンなかばにアルベル監督を解任した経緯がある。 そのディエゴ・オリベイラは昨シーズンで引退した。このため「ディエゴの引退で、前線で核となる選手が必要。起点になれてゴールも取れる選手。2桁取れる核となる選手、裏へ抜ける選手、高さのある選手としてヒアンにオファーした」(小原GM)と、他チームと競合の末に頼りになるストライカー獲得に成功した。 昨シーズンのマルセロ・ヒアンは鳥栖で30試合に出場して14ゴールをマーク。速さ、高さ、強さの揃ったストライカーで、新天地では「ストロングポイントはスピードと裏へ抜けること。15ゴール以上は取りたい」と自信を見せた。 鳥栖での実績からすれば、ディエゴ・オリベイラの抜けた穴は十分に埋められるだろう。問題は、攻撃スタイルをどのように構築するか。ここは松橋監督の“腕”の見せ所となるが、カウンタースタイルからの脱却を図るとなると時間がかかることが予想される。 そして、ディエゴ・オリベイラの穴はマルセロ・ヒアンで埋まるとしても、荒木遼太郎の代役が見当たらないのも気になるところだ。昨シーズンのチーム内得点王で、前半戦は彼と松木玖生が負傷中のディエゴ・オリベイラ不在の穴を埋めたと言っても過言ではない。その荒木の穴はどうするのか。 小原GMは「補強は終わりではない」と、さらなる選手の獲得を明言した。幸いにもプレースキックの名手である原川力の移籍は、エイバルから橋本拳人を獲得することで十二分に埋められる。本職のボランチはもちろん、CBやサイドでもプレーできる橋本の復帰は戦術の選択肢を増やすことだろう。 10日の新体制発表会で配布されたトップチーム編成の資料によると、背番号『1』は未定なもののGKが継ぐとして、『2』と『9』が空いている。中村帆高が移籍しただけに、右SBはベテランの長友佑都と白井康介で回すことになりそうだが、この『2』が補強ポイントであることは想像に難くない。そして『9』を担うことが予想される荒木の代役をどうするのか。松橋監督の采配と、フロント陣の補強計画はキャンプ中でも注目ポイントと言える。 2025.01.14 13:00 Tue5
「いち早くJリーグの感覚を戻す」5季ぶりFC東京復帰のMF橋本拳人、スペインでの経験も活かし“攻撃的サッカー“のキーマンへ「起点となるボール奪取を見せていきたい」
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現行の春秋制で開催される最期のシーズンとなる25年のJリーグが2月14日に開幕。“金J”では大阪ダービーでアウェーのC大阪がG大阪に5-2と大勝。翌日以降のJ1では、ACLEやACL2に出場した神戸は浦和、横浜FMは新潟にそれぞれ0-0、1-1で引き分けたが、広島は町田に2-1と逆転勝ち。川崎Fも名古屋に4-0と快勝して好スタートを切った。 すでにこのコラムでも紹介したが、川崎Fと、福岡に1-0で逃げ切った柏は、新監督が就任したにもかかわらず、早くも結果を出している。前者は守備の再構築に取り組み、後者はフルモデルチェンジにトライしているが、昨シーズンのチームと同じと思っていた“痛い目”に遭うことは間違いないだろう。 そんなJ1リーグの開幕戦で、15日は横浜FC対FC東京戦、16日は東京V対清水戦を取材した。結果はFC東京と清水が1-0の勝利を収めたものの、試合内容は対照的だった。 FC東京は松橋力蔵監督が数週間前からトライしている3-4-2-1システムを採用。その意気込みは評価したいし、試合開始直後こそGKからパスをつないでビルドアップしようという意図は感じられた。しかし時間の経過とともに攻撃はノッキングを起こし、なかなかボールを前線に運べない。 原因は、CBの左右に入った岡哲平と土肥幹太の経験不足からくるパス能力の低さと、ボランチやWBのサポートに入る動き出しの遅さだった。GKも含めたCBでのパス回しで、若い2人はボールを受けてもセンターの森重真人に戻すか、WBに預けるだけ。WBもプレスを受けると2人にボールを戻すので、最終的には森重にパスが集中。ところが森重も、パスを受けても味方のフォローが遅いので、最終的な選択肢はロングパスに偏りがちだった。 岡と土肥は、広島の3BKのようにワイドに張りだして森重と距離を置き、相手のプレスを時間的に無力化したり、WBとボランチとの距離感を詰めてパスの選択肢を増やしたりするなど工夫をすべきだった。さらに高宇洋と小泉慶のボランチもパスを受けに顔を出していたが、動き出しが遅く、なおかつワンタッチで森重に戻すシーンが多かった。時にはターンしてドリブルでボールを運び、局面を打開する勇気を持って欲しかった。 前線では新加入のマルセロ・ヒアンがポスト役となり、両サイドの仲川輝人と俵積田晃太がサイド攻撃を試みようとしたが、仲川も俵積田も足元にボールをもらってドリブルを仕掛けるタイプ。このため横浜FCも両WBが下がることで数的優位な状況を作り、彼らの突破を阻止した。むしろ交代出場した小柏剛のような、ドリブル突破もできれば裏に抜け出てフィニッシュに絡む選手の方が、チームの組み合わせとしては効果的と思ったほどだ。 結果的に松橋監督が「後半セカンドラインを超えて最終ラインに入るところでスピードアップを指示した。1回しかなかったけど、それをしっかり生かしてゼロに守り切った」と言うように、ワンタッチプレーの連続から白井康介のあげた決勝点を守り切ってFC東京が勝点3を手にした。しかし「内容のことより勝点3を取れたことがすべて」という試合であり、前途多難を思わせるFC東京の開幕戦でもあった。 2025.02.17 11:00 Mon2
【J1注目プレビュー|第1節:横浜FCvsFC東京】横浜FCは2年ぶりJ1の初戦、新指揮官迎えたFC東京と激突
【明治安田J1リーグ第1節】 2025年2月15日(土) 14:00キックオフ 横浜FC(J2・2位/2024) vs FC東京(7位/2024) [ニッパツ三ツ沢球技場] <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/jleague20250215_3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <h3>◆戻ってきたJ1、白星スタートを【横浜FC】</h3> 2023シーズンにJ2に降格した横浜FC。激しいJ2での戦いを2位で終え、1年でのJ1復帰を果たした。 四方田修平監督が率いて4年目のシーズン。戦力の入れ替えを行い、J1で戦うための準備を整えた。自身が札幌でも指導したMF駒井善成やFW鈴木武蔵に加え、DF山﨑浩介、DF伊藤槙人、DF鈴木準弥と守備陣も補強。キックの名手でもあるDF福森晃斗も期限付き延長で残留した。 昨シーズンは半分ほど戦力が入れ替わった中でもJ2を勝ち上がってきた中、今シーズンは元札幌組が加入。自身の戦い方を知る選手のフィットは早いはずだ。 プレシーズンマッチでも調子の良さを見せたが、あとは本番でどこまで結果を残せるか。下馬評は決して高くはないが、2年前の最下位に終わったチームとは違うところを初戦から見せたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:市川暉記 DF:伊藤槙人、ンドカ・ボニフェイス、福森晃斗 MF:山根永遠、ユーリ・ララ、駒井善成、新保海鈴 MF:鈴木武蔵、小川慶治朗 FW:ジョアン・パウロ 監督:四方田修平 <h3>◆新指揮官の下、初陣飾れるか【FC東京】</h3> 2024シーズンは7位で終わったFC東京。シーズンを通して不安定な戦いを見せてしまった中、アルビレックス新潟を指揮していた松橋力蔵監督を招へい。新たなチームを作り出していく。 ここ数年、戦い方の方針転換を図っていたが、どれも中途半端な形で断念する結果に。成熟と結果の両方を天秤にかける中で、簡単にいかないのがチーム作りだ。 松橋監督は新潟でポゼッションサッカーを標榜していたが、FC東京らしさを残す形でチーム作りをしていきたいとコメント。個々の能力は高い選手が揃っているだけに、いかにチームとしての戦術の幅を持てるかがポイントとなる。 エースであったFWディエゴ・オリヴェイラの引退もあった中、FWマルセロ・ヒアンをサガン鳥栖から獲得。中盤にはMF橋本拳人がスペインから復帰し、ブレーメンでプレーしていたFW佐藤恵允も加入した。 戦力は充実していると言って良い状況。攻撃的なスタイルをどこまで突き詰めていけるか。横浜F・マリノスと新潟で松橋監督を知る遠藤渓太や仲川輝人、高宇洋などが戦術の解像度を高めていけば、躍進の可能性もあるだろう。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:野澤大志ブランドン DF:白井康介、エンリケ・トレヴィザン、森重真人、長友佑都 MF:高宇洋、小泉慶 MF:安斎颯馬、仲川輝人、俵積田晃太 FW:マルセロ・ヒアン 監督:松橋力蔵 2025.02.15 11:35 Sat3
松橋新体制のFC東京が横浜FC撃破で白星スタート! 鮮やか崩しから白井康介が決勝弾【明治安田J1】
15日、2025シーズンの明治安田J1リーグ開幕節、横浜FCvsFC東京がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、アウェイのFC東京が0-1で勝利した。 昨シーズンのJ2リーグを2位フィニッシュし、2年ぶりのJ1復帰を果たした横浜FC。クラブ史上初のJ1残留を最大の目標に挑む新シーズンの初陣ではGK市川暉記、ンドカ・ボニフェイス、福森晃斗ら昨季主力に加え、山﨑浩介、鈴木準弥、駒井善成、鈴木武蔵ら新戦力がスタメンに名を連ねた。 一方、昨季J1を7位フィニッシュしたFC東京は、松橋力蔵新監督の下で新シーズンに臨む。新体制で白星発進を目指したアウェイゲームではGK野澤大志ブランドン、小泉慶、高宇洋、仲川輝人ら昨季主力に長友佑都、新エースFW候補のマルセロ・ヒアンが先発起用となった。 ともに[3-4-2-1]の布陣で入り、ミラーゲームの形でスタート。立ち上がりは開幕戦特有の硬さや先に失点したくないメンタル面の影響もあり、最前線のターゲットマンを目掛けた長いボールが目立つ攻防が続いていく。 やや深い位置まで運ぶ機会が多い横浜FCは20分、ディフェンスラインの背後に抜け出した鈴木がボックス右で左に持ち替えて放ったカットインシュートがポストを叩くと、こぼれ球を櫻川ソロモンがゴール右隅に突き刺す。だが、これは鈴木武蔵の抜け出しのタイミングでのオフサイドを取られてゴールは認められず。 守備はまずまず機能も、攻撃ではなかなか崩しの形を見いだせないFC東京。前半半ばを過ぎた辺りから左の俵積田晃太を起点に押し込む場面も作り出すと、ボックス内での白井康介のシュートや仲川のヘディングシュートでフィニッシュに持ち込む。 前半終盤にかけては再びホームチームのペースで進むと、セットプレーから制空権を握ったンドカのヘディングシュートなどでゴールへ迫ったものの、前半のうちにゴールをこじ開けるまでには至らなかった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半は引き続き横浜FCが攻勢を仕掛けていく。開始直後にジョアン・パウロがミドルシュートを放つと、以降も左クロスに反応した鈴木準弥がダイレクトボレーを狙うなどフィニッシュまで持ち込む。 一方、徐々に自分たちのリズムでの前進が増えてきたFC東京は鮮やかな崩しでゴールをこじ開ける。61分、相手陣内右サイドで得たスローインの流れからショートパスを繋ぐと、高が中央に差し込んだパスを俵積田が丁寧にボックス右のスペースに落とすと、これに反応した白井の左足シュートがゴール左隅に決まった。 アウェイチームが先行した流れのなかで65分過ぎには両ベンチが動く。FC東京は足を痛めたマルセロ・ヒアンを下げて山下敬大、ビハインドを追う横浜FCはジョアン・パウロ、山根永遠を下げて新保海鈴、新井瑞希を同時投入した。 後半半ばを過ぎてFC東京は3枚替えを敢行。殊勲のスコアラーの白井、仲川、俵積田を下げて安斎颯馬、小柏剛、Jリーグデビューの佐藤恵允を投入。交代直後には相手のビルドアップのミスを突いて小柏が早速右足を振っていくが、このシュートは枠の右へ外れた。 その後、さらに攻撃的なカードを切って前がかった横浜FCが新保と新井の左サイドを起点にチャンスを作り出したが、GK野澤を中心に集中したFC東京のゴールをこじ開けることはできず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、昇格組に競り勝った松橋新体制のFC東京が白星スタートを飾った。 横浜FC 0-1 FC東京 【FC東京】 白井康介(後16) <span class="paragraph-title">【動画】松橋新体制の初ゴールは白井康介!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">FC東京の今季初ゴールは<br>美しいパスワークから<br><br>スローインから斜めに走り込んだ <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%99%BD%E4%BA%95%E5%BA%B7%E4%BB%8B?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#白井康介</a><br>左足でダイレクトフィニッシュ<br><br>明治安田J1第1節<br>横浜FC×FC東京<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> でライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E9%96%8B%E5%B9%95?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ開幕</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A8%AA%E6%B5%9CFCFC%E6%9D%B1%E4%BA%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#横浜FCFC東京</a> <a href="https://t.co/QpKTTcM5nR">pic.twitter.com/QpKTTcM5nR</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1890649694671389035?ref_src=twsrc%5Etfw">February 15, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.15 16:07 Sat4
FC東京がMF遠藤渓太の負傷を発表…右肩脱臼で全治約8週間
FC東京は16日、MF遠藤渓太の負傷を報告した。 遠藤は6日のトレーニングにて負傷。チームドクターの診察の結果、右肩関節脱臼と診断され、全治は約8週間となっている。 昨シーズンからFC東京に加わり、3年半ぶりのJリーグを戦った遠藤。明治安田J1リーグで27試合5得点を記録したなか、2025シーズンのJ1開幕戦となった15日の横浜FC戦はメンバー外となっていた。 2025.02.16 18:04 Sun5