【プレミアリーグ第23節プレビュー】強豪は週明けにEL&CL最終節控える中での難しい一節
2025.01.25 15:12 Sat
首位リバプールはイプスウィッチ戦
先週末に行われた第22節ではアーセナルが唯一の取りこぼしも、リバプール、ノッティンガム・フォレスト、チェルシー、マンチェスター・シティら上位陣が揃って勝利を収めた。
強豪クラブにとって今節は、週明けにチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ最終節を控えるなかでの取りこぼし厳禁のタフな一節となる。
最注目カードは5位のマンチェスター・シティ、4位のチェルシーが2ポイント差で対峙する強豪対決だ。
シティは前節、イプスウィッチ・タウン相手にMFフォーデンの2ゴール1アシストの活躍などで6-0の圧勝。前々節ブレントフォード戦での痛恨ドローを払しょくした。だが、直後のCLではパリ・サンジェルマン(PSG)との生き残りを懸けた大一番で2-4の逆転負け。この敗戦によって最終節をプレーオフ圏外の25位に転落し、クラブ・ブルージュ相手の勝利が逆転でのプレーオフ行きへの必須条件となった。ただ、リーグ戦の順位を考えると、その大一番へ主力の温存は叶わず、開幕節で勝利したブルーズ相手にまずは全力で戦い弾みを付ける勝利を目指す形となる。
対するチェルシーは前節、ウォルバーハンプトン相手に3-1で勝利。リーグ戦6戦ぶりの白星を挙げた。負傷者の影響で若干メンバーを入れ替えたなか、DFアダラビオヨ、DFククレジャのゴールに加え、指揮官マレスカが改善を求めるウイングの決定的な仕事という部分でFWマドゥエケが結果を残した。ミッドウィークに試合はなく中4日と準備万端で臨むアウェイゲームではシティ撃破で優勝争い踏みとどまりを目指す。
2位のアーセナルは17位のウォルバーハンプトンと対戦。前節はアストン・ビラに2点を先行し、内容面でも盤石の試合運びを見せたが、クロスからの連続失点によって2-2のドローに持ち込まれる痛恨ドローとなった。ただ、直近のディナモ・ザグレブ戦では内容面では課題を残しながらも、FWハヴァーツの1ゴール1アシストの活躍にMFヌワネリの戦列復帰にDFカラフィオーリのベンチ入りと負傷者が復帰。良いメンタル状態でウルブスとのアウェイゲームに臨めるはずだ。なお、CLでは最終節のジローナ戦で引き分け以上の結果を残せばトップ8フィニッシュを確定できる状況となり、リーグ2戦ぶりの勝利へ力を注げる状況だ。
3位のノッティンガム・フォレストは前節ニューカッスルに4-1の圧勝を収めた7位のボーンマスとの上位対決に臨む。リバプールとの上位対決をドローで終えて連勝が「6」でストップしたなか、注目された前節はサウサンプトンに終盤の2失点は余計だったが、3-2で勝利。しっかりと白星を取り戻した。また、今週にはDFムリージョ、FWウッドと主力の契約延長が発表されており、より良い精神状態で上位対決に臨めるはずだ。
MF三笘薫が2試合連続ゴールで公式戦3連勝と完全復調の9位ブライトン&ホーヴ・アルビオンは、モイーズ新体制で初勝利を挙げた16位のエバートンと対戦。前節はマンチェスター・ユナイテッド相手に三笘の決勝点など敵地で3ゴールを挙げて3-1の完勝。前後半の戦いでやや波はあるが、ケガ人の復帰によって戦い方に多彩さが出てきている点は好材料だ。3戦連発を期す三笘は基本的にはローブロックが基本の相手に対して、大外からのドリブルでの打開、密集地帯でのコンビネーションプレーでチャンスに絡みたい。
13位のマンチェスター・ユナイテッドは10位のフルアムとのタフなアウェイゲームで2戦ぶり白星を狙う。リーグ前節はブライトンにホームで完敗したが、ELではレンジャーズ相手に2-1の勝利。土壇場での失点でドローの危機を迎えたが、MFブルーノ・フェルナンデスの気迫のゴールによって勝ち切った。ただ、攻守両面で引き続き課題は多く、フルアム相手にその勢いだけで勝つのは難しく、チームとしてのさらなる改善が求められる。
直近1分け5敗の15位と泥沼の状況が続くトッテナムは、7連敗で19位に沈むレスター・シティとの不調同士の一戦で7戦ぶりの勝利を目指す。前節は攻撃力に問題を抱えるエバートンに3失点を喫し、終盤の連続ゴールで意地は見せたものの、負けるべくして負けた。それでも、ELホッフェンハイム戦ではFWソン・フンミンの2ゴールの活躍などで3-2の勝利。悪い流れをひとまず払しょくした。引き続き満身創痍の状況が続くなか、EL登録外だったDFスペンス、復帰後の2試合で途中出場から得点に絡む17歳FWムーアらの活躍に期待したい。
MF鎌田大地の在籍する12位のクリスタル・パレスは前節、ウェストハムに2-0で勝利し今季初の2連勝を達成。スタメン起用の鎌田もフル出場で攻守に気の利いたプレーを見せており、ブレントフォードとのロンドン・ダービーでもスタメンでの活躍が期待される。
また、DF菅原由勢の所属する最下位のサウサンプトンは、前節大敗の6位ニューカッスルとの一戦で新体制初勝利を目指す。リーグ5連敗且つ全試合で複数失点と改善の兆しは見受けられないが、新戦力の活躍に期待しつつ菅原には2戦連続スタメンで奮闘を求めたい。
《プレミアリーグ第23節》
▽1/25(土)
《24:00》
ボーンマス vs ノッティンガム・フォレスト
ブライトン vs エバートン
リバプール vs イプスウィッチ
サウサンプトン vs ニューカッスル
ウォルバーハンプトン vs アーセナル
《26:30》
マンチェスター・シティ vs チェルシー
▽1/26(日)
《23:00》
クリスタル・パレス vs ブレントフォード
トッテナム vs レスター・シティ
《25:30》
アストン・ビラ vs ウェストハム
《28:00》
フルアム vs マンチェスター・ユナイテッド
強豪クラブにとって今節は、週明けにチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ最終節を控えるなかでの取りこぼし厳禁のタフな一節となる。
最注目カードは5位のマンチェスター・シティ、4位のチェルシーが2ポイント差で対峙する強豪対決だ。
対するチェルシーは前節、ウォルバーハンプトン相手に3-1で勝利。リーグ戦6戦ぶりの白星を挙げた。負傷者の影響で若干メンバーを入れ替えたなか、DFアダラビオヨ、DFククレジャのゴールに加え、指揮官マレスカが改善を求めるウイングの決定的な仕事という部分でFWマドゥエケが結果を残した。ミッドウィークに試合はなく中4日と準備万端で臨むアウェイゲームではシティ撃破で優勝争い踏みとどまりを目指す。
首位のリバプールは前節、ブレントフォード相手にFWヌニェスの後半アディショナルタイムの2ゴールによって3試合ぶりの勝利を奪取。さらに、直近のリール戦では10人の相手に一度追いつかれたものの、MFエリオットの決勝点によって2-1と勝ち切ってCL7連勝。PSVとのアウェイでの最終節では引き分け以上で首位確定となる。そんななか、今節は直近シティに惨敗した18位のイプスウィッチとの対戦となり、引き続き主力を起用しながら勝ち点3を積み重ねたい。
2位のアーセナルは17位のウォルバーハンプトンと対戦。前節はアストン・ビラに2点を先行し、内容面でも盤石の試合運びを見せたが、クロスからの連続失点によって2-2のドローに持ち込まれる痛恨ドローとなった。ただ、直近のディナモ・ザグレブ戦では内容面では課題を残しながらも、FWハヴァーツの1ゴール1アシストの活躍にMFヌワネリの戦列復帰にDFカラフィオーリのベンチ入りと負傷者が復帰。良いメンタル状態でウルブスとのアウェイゲームに臨めるはずだ。なお、CLでは最終節のジローナ戦で引き分け以上の結果を残せばトップ8フィニッシュを確定できる状況となり、リーグ2戦ぶりの勝利へ力を注げる状況だ。
3位のノッティンガム・フォレストは前節ニューカッスルに4-1の圧勝を収めた7位のボーンマスとの上位対決に臨む。リバプールとの上位対決をドローで終えて連勝が「6」でストップしたなか、注目された前節はサウサンプトンに終盤の2失点は余計だったが、3-2で勝利。しっかりと白星を取り戻した。また、今週にはDFムリージョ、FWウッドと主力の契約延長が発表されており、より良い精神状態で上位対決に臨めるはずだ。
MF三笘薫が2試合連続ゴールで公式戦3連勝と完全復調の9位ブライトン&ホーヴ・アルビオンは、モイーズ新体制で初勝利を挙げた16位のエバートンと対戦。前節はマンチェスター・ユナイテッド相手に三笘の決勝点など敵地で3ゴールを挙げて3-1の完勝。前後半の戦いでやや波はあるが、ケガ人の復帰によって戦い方に多彩さが出てきている点は好材料だ。3戦連発を期す三笘は基本的にはローブロックが基本の相手に対して、大外からのドリブルでの打開、密集地帯でのコンビネーションプレーでチャンスに絡みたい。
13位のマンチェスター・ユナイテッドは10位のフルアムとのタフなアウェイゲームで2戦ぶり白星を狙う。リーグ前節はブライトンにホームで完敗したが、ELではレンジャーズ相手に2-1の勝利。土壇場での失点でドローの危機を迎えたが、MFブルーノ・フェルナンデスの気迫のゴールによって勝ち切った。ただ、攻守両面で引き続き課題は多く、フルアム相手にその勢いだけで勝つのは難しく、チームとしてのさらなる改善が求められる。
直近1分け5敗の15位と泥沼の状況が続くトッテナムは、7連敗で19位に沈むレスター・シティとの不調同士の一戦で7戦ぶりの勝利を目指す。前節は攻撃力に問題を抱えるエバートンに3失点を喫し、終盤の連続ゴールで意地は見せたものの、負けるべくして負けた。それでも、ELホッフェンハイム戦ではFWソン・フンミンの2ゴールの活躍などで3-2の勝利。悪い流れをひとまず払しょくした。引き続き満身創痍の状況が続くなか、EL登録外だったDFスペンス、復帰後の2試合で途中出場から得点に絡む17歳FWムーアらの活躍に期待したい。
MF鎌田大地の在籍する12位のクリスタル・パレスは前節、ウェストハムに2-0で勝利し今季初の2連勝を達成。スタメン起用の鎌田もフル出場で攻守に気の利いたプレーを見せており、ブレントフォードとのロンドン・ダービーでもスタメンでの活躍が期待される。
また、DF菅原由勢の所属する最下位のサウサンプトンは、前節大敗の6位ニューカッスルとの一戦で新体制初勝利を目指す。リーグ5連敗且つ全試合で複数失点と改善の兆しは見受けられないが、新戦力の活躍に期待しつつ菅原には2戦連続スタメンで奮闘を求めたい。
《プレミアリーグ第23節》
▽1/25(土)
《24:00》
ボーンマス vs ノッティンガム・フォレスト
ブライトン vs エバートン
リバプール vs イプスウィッチ
サウサンプトン vs ニューカッスル
ウォルバーハンプトン vs アーセナル
《26:30》
マンチェスター・シティ vs チェルシー
▽1/26(日)
《23:00》
クリスタル・パレス vs ブレントフォード
トッテナム vs レスター・シティ
《25:30》
アストン・ビラ vs ウェストハム
《28:00》
フルアム vs マンチェスター・ユナイテッド
三笘薫
ムリージョ
ソン・フンミン
鎌田大地
菅原由勢
マンチェスター・シティ
チェルシー
マンチェスター・ユナイテッド
リバプール
アーセナル
トッテナム
ブライトン&ホーヴ・アルビオン
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マンチェスター・シティを今シーズン限りで退団するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)の去就が騒がしい中、イタリアに行く可能性が高まっているようだ。 10シーズン過ごしたシティを今季限りで退団することが決まっているデ・ブライネ。新天地にはアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)のクラブやサウジアラビアなどの浮上している。 また、同じプレミアリーグを戦うアストン・ビラやリバプールなどが関心を持っているという報道もある中、にわかに高まっているのがセリエAのナポリへの移籍だ。 ナポリが獲得に本腰を入れ、オファーを準備していると報じられる中、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』は1年間の延長オプション付きの2年契約をオファーすると伝えている。 そんな中、イタリアのジャーナリストであるアルフレッド・ペドゥーラ氏が新たな情報を伝え、デ・ブライネの妻であるミッチェル・ラクロワさんがナポリの街を訪れたと報道。いくつかの物件を訪問していたとされ、家族で移住を考えている可能性が浮上している。 デ・ブライネはまだトップレベルでのプレーが可能と考えており、ヨーロッパ内での移籍を検討しているとみられ、シティと対戦する可能性があるプレミアリーグのクラブは避ける可能性が高く、ベルギー代表の同僚でもあるFWロメル・ルカクが所属し、過去にもドリエス・メルテンスが活躍していたことからも、情報は色々入っていそうだ。 <span class="paragraph-title">【写真】ナポリを訪問していたと伝えられるデ・ブライネの妻</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C7Mi7XFNY_X/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C7Mi7XFNY_X/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Michèle De Bruyne(@lacroixmichele)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2025.05.09 18:20 Fri2
【プレミアリーグ第36節プレビュー】優勝争い演じた両雄対戦に、ニューカッスルvsチェルシー!
先週末に行われた第35節はリバプール、アーセナルの2強に加え、ニューカッスルが取りこぼした一方、マンチェスター・シティ、チェルシーがトップ5争いにおいて重要な勝ち点3を挙げている。 引き続き熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに焦点が向けられるが、今節の最注目カードはリーグタイトル争いのメインキャストを担ってきた首位のリバプール(勝ち点82)と2位のアーセナル(勝ち点67)による頂上決戦だ。 リバプールは前節、MF遠藤航とMFエリオットをリーグ初先発で起用するなど大きくメンバーを入れ替えたなか、チェルシーとのアウェイゲームで1-3の敗戦。DFファン・ダイクのゴールで一矢報いたが、優勝を決めた直後の試合ということもあり、モチベーションで上回る相手に屈した。今節も引き続きいくつかのポジションでのメンバー変更が見込まれるが、ホームで2位チーム相手に初のリーグ連敗は避けたいだけに、気を引き締めての戦いとなるはずだ。 一方、前節はボーンマス相手にホームで1-2の逆転負けを喫したアーセナル。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグではパリ・サンジェルマン(PSG)に1-2で敗戦。FWサカのゴールで一矢報いたが、敵地で優勢に進めたなかで再び相手守護神ドンナルンマの再三のビッグセーブに阻まれ、連敗でのベスト4敗退。これで今季の無冠が確定した。自力でのトップ5確定に残り3ポイント、2位フィニッシュに向けても勝利が必要となる王者とのアウェイゲームでは連敗ストップも兼ねてしっかりとした戦いを見せたい。 トップ5争いの最重要カードは4位のニューカッスル(勝ち点63)と、5位のチェルシー(勝ち点63)の同勝ち点対決だ。 ニューカッスルは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を1-1のドローで終えた主導権を握られた前半に失点を喫すると、後半は攻撃の停滞を余儀なくされたが、3度目の正直で得たPKをFWイサクが決めて辛くも敗戦を回避した。ここにきてやや攻撃の勢いにかげりが見え始めており、トップ5フィニッシュへ重要なホームでの大一番ではイサクを中心に攻撃陣の奮起を期待したい。 対するチェルシーは前述のリバプール戦をMFエンソ・フェルナンデス、悩めるMFパーマーのPKによる久々のゴールなどで勝利。リーグ3連勝と絶好調だ。さらに、カンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでは16歳MFウォルシュをスタメン起用するなど大幅なターンオーバーを敢行した末にMFデューズ=バリーホールの奪ったゴールを守り抜いて1-0の勝利。ユールゴーデンを2戦合計5-1で退けてファイナル進出を決めた。準備期間では相手に分があるものの、コンディション面ではほぼ互角な状況と言えるだけに真っ向勝負でマグパイズ撃破といきたい。 リーグ4連勝で3位に浮上したマンチェスター・シティ(勝ち点64)は、最下位のサウサンプトン相手に5連勝を目指す。リーグ前節は6連勝と絶好調だったウォルバーハンプトンを相手にMFデ・ブライネのゴールを守り抜いて勝利。トップ5フィニッシュに近づくとともに、2位アーセナルも視界の端に捉えた。さらなる連勝を目指す最下位相手の一戦では勝ち点3とともに混戦のなかで重要な得失点差も意識した戦いを見せたい。そのなかでベンチに戻ってきたFWハーランドの復帰にも期待だ。 また、トップ5圏外から上位浮上を目指す6位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点61)、7位のアストン・ビラ(勝ち点60)はそれぞれ19位のレスター・シティ、8位のボーンマス相手に勝ち点3を目指す。 MF三笘薫を擁する10位のブライトンは、シティに6連勝を止められた13位のウォルバーハンプトンと対戦。前節、チームは上位のニューカッスルに善戦も三笘は腰痛の影響かベンチ外に。今節はメンバー入りが可能なようで、出場試合3試合連続ゴールとともに自身初のリーグ2桁ゴール達成も期待したいところだ。 ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を果たした15位のマンチェスター・ユナイテッド、16位のトッテナムはそれぞれ17位ウェストハムと12位クリスタル・パレスとボトムハーフの相手と対戦する。 MFマウントの2ゴールなどでアスレティック・ビルバオをホームで4-1で撃破し、2戦合計7-1で4季ぶりのELファイナル進出を果たしたユナイテッド。ただ、プレミアリーグでは2分け4敗の6戦未勝利と低調なパフォーマンスが続いており、21日の大一番を前にそろそろ勝利を取り戻したい。 一方、ボデ/グリムトに敵地で2-0の勝利を収め2戦合計5-1で41年ぶりのEL決勝進出を決めたスパーズ。ユナイテッド同様にリーグ戦では1分け3敗の4戦未勝利と低空飛行。大一番へ中盤や攻撃のオプションを増やしつつ、勝ち点3を目指す。対戦相手のクリスタル・パレスでは2試合連続スタメン出場中のMF鎌田大地の活躍にも期待だ。 《プレミアリーグ第36節》 ▽5/10(土) 《23:00》 フルアム vs エバートン イプスウィッチ vs ブレントフォード サウサンプトン vs マンチェスター・シティ ウォルバーハンプトン vs ブライトン 《25:30》 ボーンマス vs アストン・ビラ ▽5/11(日) 《20:00》 ニューカッスル vs チェルシー 《22:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム ノッティンガム・フォレスト vs レスター・シティ トッテナム vs クリスタル・パレス 《24:30》 リバプール vs アーセナル 2025.05.10 15:30 Sat3
最下位セインツに痛いゴールレスドロー、グアルディオラ監督は相手の戦いぶりにイライラ「守り一辺倒な上に時間稼ぎをしていた」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が10日に行われ、ゴールレスドローに終わったプレミアリーグ第36節サウサンプトン戦後にコメントした。 4連勝で迎えた降格の決まっている最下位セインツ戦。FWアーリング・ハーランドが復帰したシティの圧勝が予想されたが、守備に徹するセインツを崩せずゴールレスドローに終わった。 チャンピオンズリーグ出場圏外の6位アストン・ビラに2ポイント差に迫られて残り2試合となった中、グアルディオラ監督は痛いドローだったことを認めている。 「難しい試合だった。ボックス内に全選手が居た。前半はサイドでの創造性が全く欠けていた。チャンスはあったが、残念ながら得点には至らなかった。相手は降格が決まっているのに守り一辺倒な上に時間稼ぎをしていた。シュートを1本も許さなかったが、あれだけ守られたら本当に大変だ。今日は重要な勝ち点を逃した」 また、ケガ明けながらフル出場したハーランドについては「90分プレーさせるつもりはなかったが、試合の流れを考えるとボックス内で強さを発揮できる選手が必要だった」と予期せぬ事態だったと認めた。 来週、FAカップ決勝でクリスタル・パレスと戦うシティは残り2試合、10位ボーンマスと11位フルアムの中位チームと対戦する。 2025.05.11 09:00 Sun4
出番減少のグリーリッシュにナポリが関心? 本人もシティ退団を前向きに検討か
マンチェスター・シティのイングランド代表FWジャック・グリーリッシュ(29)に対して、ナポリが関心を持っているようだ。イギリス『サン』が伝えた。 アストン・ビラの下部組織で育ち、2021年8月にシティへと完全移籍で加入したグリーリッシュ。背番号10を背負う中で、ここまで公式戦156試合で17ゴール23アシストを記録している。 しかし、今シーズンはプレー時間が減少。公式戦31試合で3ゴール5アシストを記録しているが、ほとんどが途中出場という状況だ。 2027年夏までシティとの契約を結んでいるグリーリッシュだが、シティは今シーズンの失敗を受けてチームを再建する中で、ジョゼップ・グアルディオラ監督の計画に含まれているかは不明な状況だ。 一方で、セリエA優勝に近づいているナポリのアントニオ・コンテ監督はグリーリッシュにベタ惚れだという。チェルシーやトッテナムを指揮していた時代に感銘を受けたようで、チームの強化に向けた戦力になると考えているという。 『サン』によれば、グリーリッシュに近い情報筋は、本人も移籍に前向きであるとのこと。再びイングランド代表に戻るためにも、一度自身の立ち位置を変える考えており、プレミアリーグではなく海外移籍を望んでいるとも言われている。 ナポリには今季マンチェスター・ユナイテッドから加入したスコットランド代表MFスコット・マクトミネイやブライトン&ホーヴ・アルビオンから加入したスコットランド代表MFビリー・ギルモアが所属しており、その活躍ぶりが話題となっており、プレミアからの輸入が話題となっている。 なお、グリーリッシュにはナポリだけでなく、ドルトムントやミランも関心を持っているとのこと。アメリカやサウジアラビアからも関心はあるが、ヨーロッパでのプレーになると見られており、来シーズンはイタリアかドイツでプレーしているかもしれない。 2025.05.08 18:25 Thu5