インドネシア代表の新たな帰化組…日本戦でデビュー&負傷交代のDFダイクスがサウジ戦を欠場へ

2024.11.19 16:20 Tue
コペンハーゲンのインドネシア代表DFケビン・ダイクス
Getty Images
コペンハーゲンのインドネシア代表DFケビン・ダイクス
インドネシア代表の新たな帰化組DFケビン・ダイクスが負傷。サウジアラビア代表戦を欠場へ。インドネシア『Kompas.com』が伝える。

ダイクスはデンマーク1部・コペンハーゲンに所属するオランダ人DFで、ルーツを持つインドネシアの国籍取得を経て、さっそくA代表入り。14日の日本代表戦で初招集初先発となった。

かなり期待も高かったようだが、[インドネシア0-2日本]となった直後の41分に負傷交代。結局チームは0-4と敗れ、W杯アジア最終予選の初白星はまたしてもお預けとなってしまった。
チーム一行は、19日にサウジアラビアとの対戦へ。日本戦と同じくゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムの開催であり、今予選唯一のホームゲーム2連戦で、せめて1勝はほしいところ。

しかし、前日会見に臨んだシン・テヨン監督が「ダイクスのプレーは難しいだろう。優先すべきは選手のコンディション…という状況になった。サウジ戦で無理にプレーさせられない」と、欠場を明言する格好となった。
19日、インドネシアがサウジに敗れ、日本が中国に勝利なら、首位日本と最下位インドネシアの勝ち点差は残り4試合で「13」となり、少なくともインドネシアは首位通過が消える。

◆改めてC組順位
1位 日本 | 勝ち点13 | +18
2位 豪州 | 勝ち点6 | +1
---
3位 サウジアラビア | 勝ち点6 | -1
4位 中国 | 勝ち点6 | -8
---
5位 バーレーン | 勝ち点5 | -5
6位 インドネシア | 勝ち点3 | -5

ケビン・ディクスの関連記事

コペンハーゲンのインドネシア代表DFケビン・ディクスが7日、自身の負傷に関連した相手選手への誹謗中傷をやめよとSNSで声明。 ディクスは6日、所属するコペンハーゲンでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16第1戦・チェルシー戦に先発出場も、79分で負傷交代。相手DFトレヴォ・チャロバーとの接触プレ 2025.03.08 22:25 Sat
日本代表DF板倉滉やFW福田師王が所属するボルシアMGは26日、コペンハーゲンからインドネシア代表DFケビン・ディクス(28)のフリー加入を発表した。今年7月1日の加入で、契約は2030年6月末までとなる。 オランダの世代別代表歴があり、昨年11月に日本代表戦で母親の故郷であるインドネシア代表としてデビューのディ 2025.01.27 18:00 Mon
コペンハーゲンの上層部がインドネシア代表DFケビン・ダイクス(28)に退団を突きつけた。デンマーク『Tipsbladet』が伝える。 ダイクスはインドネシア系オランダ人で、今秋インドネシアに帰化。11月、さっそくW杯アジア最終予選の日本代表戦で先発デビューした。 クラブキャリアはフィオレンティーナ、フェイエ 2024.12.19 19:30 Thu
インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長が、インドネシア代表の帰化戦略について方向性をアップデートした。同国『Kompas.com』が伝える。 独立後初となるW杯出場を目指すインドネシア代表の強化、を念頭に、かつて旧宗主国オランダに出た移民の子孫をかき集めるトヒル会長。ひとつの象徴的成果として先 2024.11.27 16:00 Wed
インドネシア代表に新たな帰化組が合流か。インドネシア『Kompas.com』が伝える。 インドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長は15日、SNSに若者2人と握手する写真を投稿。まずティム・ゲイペンス(19)。オランダ2部のエメンに所属する184cm左サイドバックで、インドネシア系オランダ人である。 ゲ 2024.11.21 21:51 Thu

インドネシア代表の関連記事

2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第8節のインドネシア代表vsバーレーン代表が25日に行われ、ホームのインドネシアが1-0で勝利した。 20日に行われた前節ではともに敵地でオーストラリア代表と日本代表の上位2チームに敗れた4位のインドネシア(勝ち点6)と、5位のバーレーン(勝ち点6)。 2025.03.26 00:44 Wed
元フランス代表MFのエマニュエル・プティ氏がインドネシアサッカー界に提言。インドネシア『kompas.com』などが伝える。 フランス代表として1998年W杯、ユーロ2000で優勝メンバーとなったプティ氏。自国開催の98年W杯では、ブラジル代表との決勝戦で大会を締めくくるダメ押し点を決めた名手である。 氏は 2025.03.25 15:54 Tue
インドネシア代表が次戦へテコ入れか。 年始に監督交代を敢行したインドネシア代表。 それまで韓国人ボス、シン・テヨン前監督のもと、W杯アジア最終予選C組をかき乱す存在として一定の競争力を感じたが、それが一転、20日のオーストラリア代表戦で1-5と惨敗に。 0-0の開始7分にPKを失敗し、18〜20分の3 2025.03.22 21:39 Sat
20日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第7節のオーストラリア代表vsインドネシア代表が行われ、豪州が5-1で勝利。これにより、日本代表はバーレーン代表戦「引き分け以上」で本大会出場権を獲得する。 日本代表が首位に立つC組。森保ジャパンのキックオフに先立ち、日本時間18:00スタートで豪州v 2025.03.20 20:10 Thu
20日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第7節のオーストラリア代表vsインドネシア代表が行われており、前半はホーム豪州が3-0リードで折り返した。 日本代表が首位に立つC組。森保ジャパンのキックオフに先立ち、日本時間18:00スタートで豪州(2位)vsインドネシア(3位)が開催されている。 2025.03.20 19:02 Thu

W杯予選の関連記事

ブラジル代表の新指揮官は、アル・ヒラルを率いるジョルジェ・ジェズス監督(70)が最有力と見られている。 28日、ブラジルサッカー連盟(CBF)はブラジル代表のドリヴァウ・ジュニオール監督(62)の解任を発表。25日に行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第14節のアルゼンチン代表戦での惨敗が決定打 2025.03.29 22:50 Sat
オーストラリア代表にとって最終予選最大のヤマ場は、次の日本代表戦である。 豪代表は今月、W杯アジア最終予選C組で2連勝し、本大会出場ラインの2位をキープ。首位通過こそなくなったが、この2試合で得失点差も大きく伸ばし、以下のような状況とした。 ◆残り2試合 1位 日本 | 勝ち点20 | +22 2位 豪 2025.03.29 22:44 Sat
今日現在の中国代表にポジティブな要素・トピックを探すのは難しい。 中国代表は今月、4カ月ぶりに再開されたW杯アジア最終予選C組の2試合で2連敗。 サウジアラビア戦はFWリン・リャンミンの競技を間違えた悪質なプレーで数的不利となって0-1敗戦。続くオーストラリア戦は前半で2失点を喫して巻き返せず0-2敗戦…「 2025.03.29 20:22 Sat
ブラジルサッカー連盟(CBF)は28日、ブラジル代表を率いるドリヴァウ・ジュニオール監督(62)の解任を発表した。 2024年1月に解任されたフェルナンド・ジニス前監督の後任としてブラジル代表の指揮官に就任したドリヴァウ・ジュニオール監督。当時、2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選で6位と低迷していたチ 2025.03.29 07:50 Sat
ケニアサッカー連盟(FKF)は27日、ケニア代表選手の八百長疑惑についての調査を始めることを発表した。 八百長行為が疑われていうのはケニア代表GKパトリック・マタシ。ケニア・プレミアリーグのカカメガ・ホームボーイズでプレーしている。 ケニア代表として30試合に出場しているマタシは、2026年北中米ワールドカ 2025.03.28 21:30 Fri

記事をさがす

ケビン・ディクスの人気記事ランキング

1

インドネシアからチェルシーDFチャロバーに大量の誹謗中傷…一体何が?

コペンハーゲンのインドネシア代表DFケビン・ディクスが7日、自身の負傷に関連した相手選手への誹謗中傷をやめよとSNSで声明。 ディクスは6日、所属するコペンハーゲンでヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16第1戦・チェルシー戦に先発出場も、79分で負傷交代。相手DFトレヴォ・チャロバーとの接触プレーで足首を痛め、ピッチを去った。 インドネシア『Kompas.com』が伝えるところによれば、これによりディクスは3月のインドネシア代表招集が微妙に。20日にW杯アジア最終予選第7節・オーストラリア代表戦を控え、選手としては痛恨のタイミングである。 これを受けてか、同国『Bola』によると、インドネシアのネットユーザーからチャロバー個人のSNSに対して大規模な攻撃があったとのこと。主な内容は人種差別的な誹謗中傷であるといい、その一部は現在でも確認ができる。 ディクスは深刻な事態に際し、自身のXから発信。チャロバーとの接触で受傷した際、プレーそのものより自身のリアクションが火をつけた感があるとして、これ以上の誹謗中傷をやめるようインドネシア国民に呼びかけた。 「僕のケガに関し、インスタグラムでチャロバーに対する人種差別的発言が見受けられる。これについて、僕にも過ちがあったと思う。いかなる形の差別も容認できない。誰もが敬意と平等な精神をもって扱われるに値する」 近年、世界で最もサッカー熱が高まった国と言える人口2億人の大国、インドネシア。 インドネシアサッカーとSNSの紐付けで言えば近年、帰化してインドネシア代表入りした欧州出身選手のSNSフォロワーが爆増する傾向にあり、似た現象として、自国選手が移籍した国外クラブにもインドネシア国民から注目が。 近年はJリーグの東京ヴェルディ、セレッソ大阪でもインドネシア代表選手がプレーし、それに伴い両クラブをSNSでフォローするインドネシア国民が増加。その反面、東京VのSNSがプラタマ・アルハン絡みでインドネシア人ユーザーと思しき大量のアカウントから槍玉に挙げられたという事例も発生している。 なお、ディクスの発信には、複数のチェルシーファンから感謝のコメントが寄せられている。 2025.03.08 22:25 Sat
2

最下位インドネシアに苦戦も要所締めた日本が4発完封! 菅原由勢の豪快弾に大橋祐紀もデビュー【2026W杯アジア最終予選】

15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節、インドネシア代表vs日本代表がゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われ、0-4で日本が勝利した。 ここまで4試合を終えて3勝1分けの勝ち点10で首位に立つ日本は、3分け1敗で勝ち点3の最下位に沈むインドネシアと対戦した。 試合直前からスコールが降るという劣悪なコンディションとなった中、インドネシアの大観衆がスタンドに駆けつける完全アウェイ。インドネシアは9人が帰化選手であり、11月の試合に向けて新たに帰化させたケビン・ダイクスも先発出場した。 対する日本は、[3-4-2-1]のシステムを継続。3バックに橋岡大樹、1トップに小川航基が入った他は、これまでも先発起用されてきたメンバーが並んだ。橋岡はW杯最終予選初出場となる。 日本がボールを保持していく中で、ピッチコンディションの悪さもありながら時間を使っていく。すると9分、背後のボールに対して三笘薫が反応すると、ボックス内でダイクスが処理を誤り三笘がキープ。マイナスのボールを鎌田大地がシュートも相手がブロック。そのひっくり返りで、ロングボールの処理を今度は板倉滉が目測を誤ると、ラグナル・オラトマンゴエンが独走。ボックス内に持ち込んだが、シュートはGK鈴木彩艶がしっかりとセーブした。 日本はパスを繋いで崩していく中、インドネシアはカウンターで一気にゴールに迫ることに。14分、右サイドを崩すと、ダイクスのクロスにラファエル・ストライクがファーサイドで飛び込んだが、わずかに届かない。15分には今度はストライクが左を仕掛けると、グラウンダーのクロス。しかし、これも合わず、日本は救われる。 日本は18分、パスを繋いで進行すると、右からの堂安律からのクロスにファーサイドで小川がヘッドで合わせるが、枠に飛ばない。 ペースを握っている中でなかなかシュートを打てていなかった日本だったが、23分には三笘の仕掛けからパスを受けた鎌田が左足でシュート。相手DFに当たりディフレクトするも、GKマールテン・パエスがセーブする。 24分にもチャンス。橋岡のアーリークロスをボックス中央で小川がトラップするもクリアされることに。それでもすぐに奪い返すと、ボックス手前で堂安がリフティングから右足ボレーを放つが、GK正面に飛んでしまう。 すると35分、日本はスペースを上手く使うと遠藤航が時間を作って左の町田浩樹にパス。受けた町田は斜めのパスを入れると、守田英正が受けながらターンすると、そのまま裏に抜けた鎌田が折り返し、最後は小川が詰めたところをハブナーのオウンゴールとなり、日本が先制する。 苦しみながらも先制に成功した日本だったが、40分にすぐ追加点。鎌田の縦パスが通ると、受けた三笘が仕掛けると見せてグラウンダーのクロス。これを猛然と走り込んだ南野拓実がダイレクトで蹴り込み、一気にリードを広げる。 ハーフタイムには追加点を挙げた南野を下げ、前田大然を投入。左ウイングバックに入り、三笘が左シャドーにスライドする。 早速前田が快足を活かすと、49分には3点目。GKパエスのパスをカットした守田が相手DFをズラしてコースを作り、ゴール左下にシュートを決めた。 インドネシアも右CKからカルヴィン・フェルドンクが左足ボレーを放つが枠の右。その後も日本はCKからゴールを脅かされるが、GK鈴木のファンブルも身体を張った守備でカバーする。 日本もCKを獲得し、鎌田のクロスがマイナスの三笘へ繋がるがシュートはバーの上。62分には三笘、堂安を下げ、伊東純也がシャドー、菅原由勢が右ウイングバックへ。インドネシアもプラタマ・アルハンを投入し、早速ロングスローから日本ゴール前へボールを送り込む。 嫌なムードを吹き飛ばしたのは途中出場の菅原。伊東とのワンツーで右サイドタッチライン際から右ポケットへ侵入すると、そのままゴールライン際まで持ち込んで右足一閃。ニアを打ち抜き、日本がリードを4点に広げる。 73分にはロングボールを収めたオラトマンゴエンから右サイドを駆け上がったアルハンに渡り、シュートを打たれるが、正面のボールをGK鈴木がしっかりセーブ。すると80分、森保一監督は旗手怜央の投入に加え、大橋祐紀を代表デビューさせる。 最前線が大橋、2シャドーが旗手と伊東になった日本。83分には抜け出した大橋がGKとの一対一を迎えるが決めきれず、オフサイドフラッグも上がる。 後半アディショナルタイム直前には右ポケットから伊東がグラウンダーのクロス。ディフレクトして直接ゴールへ向かうが、左に逸れて日本ボールに。左CKの2次攻撃から今度は菅原の強烈なミドルが枠を捉えるが、GKパエスの攻守に遭う。 続いて左CKのセカンドボールから前田がシュートも、DFのブロックに遭い5点目とはならず。0-4で試合は終了し、日本が苦しみながらも4勝1分けに。2位オーストラリアとの勝ち点差を「7」に広げた。 インドネシア代表 0-4 日本代表 【日本】 オウンゴール(前35) 南野拓実(前40) 守田英正(後4) 菅原由勢(後24) <span class="paragraph-title">【動画】久々の出場となった菅原由勢が強烈な一撃を決める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="t2x8uAEkwZ4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.15 23:09 Fri
3

デンマーク1部強豪のインドネシア代表DF、主軸かつチーム最大の得点源ながら放出を宣告される…契約延長巡る交渉が不調?

コペンハーゲンの上層部がインドネシア代表DFケビン・ダイクス(28)に退団を突きつけた。デンマーク『Tipsbladet』が伝える。 ダイクスはインドネシア系オランダ人で、今秋インドネシアに帰化。11月、さっそくW杯アジア最終予選の日本代表戦で先発デビューした。 クラブキャリアはフィオレンティーナ、フェイエノールト等に在籍歴があり、21-22シーズンから所属するデンマーク1部・コペンハーゲンではチャンピオンズリーグ(CL)にも出場する。 コペンハーゲンにおけるダイクスは不動のレギュラー。24-25シーズンは公式戦32試合中31試合に出場しており、ECL含めてその全てがスタメン…また、31試合「9得点」は、DFでありながらチームトップタイのゴール数である。 そんなダイクスに大きな宣告が。 コペンハーゲンは16日、国内カップ戦準々決勝2ndレグのキックオフ前にスポーツ・ディレクター(SD)が取材対応し、契約が今季限りとなっているダイクスについて、こう口にした。 「我々は彼が外に出て自分の運を試す必要があり、それはいたって公平なことであると考えている。最も可能性の高い結末として、彼はここに残らない」 対し、ダイクスは直後の試合で先発フル出場し、1-0勝利と2戦合計での勝利に貢献。試合後、SDの発言を受けたインタビューで「退団のアイデアなんて僕にない」「別れを告げるつもりはない」と残留希望を語った。 「僕も家族もコペンハーゲンで幸せに暮らしている。僕の選択肢じゃないところでそれ(退団)が進み、本当に離れることになるなら悲しい。僕はここのスタジアムとファンが好きだ」 一方で、ダイクスが契約延長オファーの条件面に同意しかねているのでは?との見方もあり、コペンハーゲンのジェイコブ・ニーストラップ監督も「私は彼を保持したい。彼はサインするだけでいいんだ」と何かを示唆している。 『Tipsbladet』によると、最終ライン全般を遜色なくこなすダイクスには2024年夏、セリエAのコモからオファーがあり、ボルシアMGも水面下で関心を寄せていたとのこと。 この時に関してはコペンハーゲンがダイクスを「必死にプロテクトした」形だというが、同紙は「来年1月に売却するのか、来夏移籍金ゼロで放出するのか、契約延長で合意するか…現時点で判断材料はない」と伝えている。 2024.12.19 19:30 Thu

インドネシア代表の人気記事ランキング

1

インドネシアがクライファート新体制2戦目で初勝利! プレーオフ圏内の4位を死守【2026W杯アジア最終予選】

2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第8節のインドネシア代表vsバーレーン代表が25日に行われ、ホームのインドネシアが1-0で勝利した。 20日に行われた前節ではともに敵地でオーストラリア代表と日本代表の上位2チームに敗れた4位のインドネシア(勝ち点6)と、5位のバーレーン(勝ち点6)。逆転での2位通過、プレーオフ進出へともに勝ち点3必須の状況で重要なシックスポインターに臨んだ。 試合は立ち上がりから一進一退の攻防が続いたなか、効果的に背後を取る形が目立ったホームチームが先にスコアを動かす。 24分、自陣でのボール奪取からカウンターに転じると、右サイドのスペースへ抜け出したマルセリーノが左を並走するロメニーを感じて完璧なラストパスを供給。背番号10はGKに間合いを詰められるが、冷静に肩口を抜くチップキックでゴールネットへ流し込んだ。 ホームチームの先制後はバーレーンがボールを保持して押し返す場面もあったが、インドネシアの集中した守備を前に決定機まで持ち込めず。ともにシュート数がなかなか増えないクローズな展開のなか、試合は1-0で後半へと折り返した。 後半もビハインドを追うバーレーンがボールを握って攻め手を窺う展開が続くが、インドネシアもカウンターで応戦。立ち上がりにはマルセリーノがボックス内への抜け出しからゴールに迫る。 後半も徐々に試合が膠着するなか、68分にはホームチームにビッグチャンス。オラトマンゴエンの絶妙なスルーパスにマルセリーノが抜け出すと、中央でロメニーがドフリーの状況で自らシュートを選択。だが、これを大きくふかしてしまい、痛恨の決定機逸となった。 70分を過ぎて両ベンチが積極的に交代カードを切ると、インドネシアはラインデルス、カンブアヤに横浜FMのサンディ・ウォルシュがピッチに送り込まれる。この交代直後にはそのカンブアヤの左クロスをゴール前に飛び出したラインデルスがワンタッチで合わせたが、シュートを枠に飛ばせず。再び追加点のチャンスを逃した。 それでも、数名の選手が足を攣る消耗戦となりながらもバーレーンの反撃を最後まで凌ぎ切ったインドネシアが、シックスポインターを1-0で制した。この結果、クライファート新体制2戦目で初勝利を挙げたインドネシアがプレーオフ圏内の4位キープに成功した。 インドネシア代表 1-0 バーレーン代表 【インドネシア】 オレ・ロメニー(前24) 2025.03.26 00:44 Wed
2

日本は「引き分け以上」で本大会切符に 豪州がインドネシアを5発粉砕【2026W杯アジア最終予選】

20日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第7節のオーストラリア代表vsインドネシア代表が行われ、豪州が5-1で勝利。これにより、日本代表はバーレーン代表戦「引き分け以上」で本大会出場権を獲得する。 日本代表が首位に立つC組。森保ジャパンのキックオフに先立ち、日本時間18:00スタートで豪州vsインドネシアが開催された。 そのなかで2位豪州が15分に先制点。 右CKを入れると、ボックス内でDFルイス・ミラーがインドネシアのMFトム・ハイェに倒される。当初、主審は笛を鳴らさずも、VAR介入の末にPKを宣告。18分、豪州はMFマーティン・ボイルがPKを成功して先制点とする。 立て続けに20分、今度は最終ラインからタテへタテへの素速い展開でMFニシャン・ヴェルピレイが抜け出し、GKマールテン・パエスと一対一に。冷静にループシュートを流し込んだ。 さらに34分、インドネシアを押し込んだ状態から3点目。MFジャクソン・アーバインが右からのラストパスに放ったシュートは一度阻まれるも、こぼれを自ら押し込んで3点目とした。 61分には勝利をほぼ決定づける4点目。右CKに先制PK誘発のミラーがマーカーを剥がしてダイビングヘッドで飛び込んだ。 敗色濃厚のインドネシアは78分、新たにオランダから帰化したA代表デビューのFWオレ・ロメニーがネットを揺らして意地の1点。 それでも豪州は90分、FKにフリーで飛び込んだジャクソンが打点の高い強烈なヘディングシュートを叩きこみ、再び4点差に。豪州がホームでインドネシアに5-1と大勝した。 この結果、日本はバーレーン戦「引き分け以上」で2026年本大会の出場権を獲得する。 豪州 5-1 インドネシア 【豪州】 マーティン・ボイル(前18) ニシャン・ヴェルピレイ(前20) ジャクソン・アーバイン(前34、後45) ルイス・ミラー(後16) 【インドネシア】 オレ・ロメニー(後33) 2025.03.20 20:10 Thu
3

アジア王者・カタールが5-0で惨敗、韓国は連勝ストップも首位キープ、日本は首位独走も2位以下大混戦【2026W杯アジア最終予選】

19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節が各地で行われた。 <h3>【グループA】イランが首位快走中、アジア王者カタールは苦戦</h3> グループAは首位のイラン代表が5位のキルギス代表と対戦し、2-3で勝利。アウェイでの戦いとなった中、12分に左CKからのこぼれ球をメフディ・タレミが押し込み先制すると、33分にはカウンターから上手く相手をかわしたサレー・ハルダニが決めて追加点を奪う。 しかし、キルギスも黙ってはいない。51分にジョエル・コジョがCKの流れから1点を返すと、59分にはPKを獲得。VARチェックの中で認められ、これをコジョがしっかりと決めて同点に追いつく。しかし、イランは76分に右サイドを崩すと、クロスをサルダール・アズムンが打点の高いヘッドで合わせて勝ち越しに成功。2-3で勝利を収めた。 2位のウズベキスタン代表は、最下位の北朝鮮代表と対戦。しっかりとイランを追いかけたいなか、ラオスで行われた試合は44分にボックス内の混戦からこぼれたボールを、後方から走り込んだアボスベク・ファイズラエフがボックス手前から右足一閃。これがネットを揺らしてウズベキスタンが0-1で勝利した。 また、4位と苦戦するアジア王者のカタール代表は、勝ち点で並ぶ3位のUAE代表と対戦。ここまで苦戦していることがこの日も出てしまい、開始4分にファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマにゴールを奪われると、45分、45分+5と前半だけでハットトリックを決められる事態に。さらに56分には4点目を奪われると、73分にはヤハヤ・アル・ガッサニにもゴールを許し、まさかの5-0で惨敗に終わってしまった。 北朝鮮代表 0-1 ウズベキスタン代表 【ウズベキスタン】 アボスベク・ファイズラエフ(前44) キルギス代表 2-3 イラン代表 【キルギス】 ジョエル・コジョ(後5、後19) 【イラン】 メフディ・タレミ(前12、前33) サルダール・アズムン(後31) UAE代表 5-0 カタール代表 【UAE】 ファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマ(前4、前45、前50、後11) ヤハヤ・アル・ガッサニ(後28) ◆順位表 1位:イラン/勝ち点16 2位:ウズベキスタン/勝ち点13 3位:UAE/勝ち点10 4位:カタール/勝ち点7 5位:キルギス/勝ち点3 6位:北朝鮮/勝ち点2 <h3>【グループB】韓国は連勝ストップも無敗キープ</h3> グループBは首位に立つ韓国代表が最下位のパレスチナ代表と対戦。試合は12分にバックパスのミスを突いたパレスチナが、ゼイド・クンバルがボールを奪い切りネットを揺らして先制する。 それでも韓国は16分、左サイドを崩しダイレクトパス交換に抜け出したソン・フンミンがボックス左から決め切り、同点に追いつくことに成功。その後は韓国が何度もゴールに迫るが、最後まで追加点を奪えずに1-1のドローに終わった。 2位のヨルダン代表は5位のクウェート代表とアウェイで対戦。21分にボックス手前で粘りを見せたヤザン・アル・ナイマトがミドルシュートを華麗に沈めてヨルダンが先制。しかし、68分にクウェートはモハマド・ダアムがかなり離れた位置から右足一閃。鋭い低空ミドルがゴール左隅に決まり、1-1のドローに終わった。 3位のイラク代表は、アウェイで4位のオマーン代表と対戦。ピンチを凌いだイラクは、ボックス付近でパスを繋ぐと、アハメド・ヤシンのグラウンダーのクロスをユセフ・ワリ・アミンがボックス中央でダイレクトシュート。これが決勝点となり、0-1で勝利。2位に浮上した。 パレスチナ代表 1-1 韓国代表 【パレスチナ】 ゼイド・クンバル(前12) 【韓国】 ソン・フンミン(前16) オマーン代表 0-1 イラク代表 【イラク】 ユセフ・ワリ・アミン(前36) クウェート代表 1-1 ヨルダン代表 【クウェート】 モハマド・ダアム(後23) 【ヨルダン】 ヤザン・アル・ナイマト(前21) ◆順位表 1位:韓国/勝ち点14 2位:イラク/勝ち点11 3位:ヨルダン/勝ち点9 4位:オマーン/勝ち点6 5位:クウェート/勝ち点4 6位:パレスチナ/勝ち点3 <h3>【グループC】日本が圧倒的な強さ、2位以下は勝ち点差「1」の大混戦</h3> グループCの日本代表は、アウェイで中国代表と対戦。今予選オウンゴール以外で初の失点を喫したものの、1-3で勝利を収め、首位を独走中。一方で、2位のオーストラリア代表は5位のバーレーン代表とドロー、3位のサウジアラビア代表は、最下位のインドネシア代表相手に2-0で敗れることとなった。 この結果、6試合を終えて日本は勝ち点16で首位独走中となり、来年3月の2試合で8大会連続8度目のW杯出場が決まる可能性が出てきた。一方で、2位のオーストラリアは勝ち点7、3位にインドネシアが浮上するも、4位のサウジアラビア、5位のバーレーン、最下位の中国といずれも勝ち点6で並ぶ大混戦となっている。 中国代表 1-3 日本代表 【中国】 リン・リャンミン(後3) 【日本】 小川航基(前39、後9) 板倉滉(前45+6) インドネシア代表 2-0 サウジアラビア代表 【インドネシア】 マルセリーノ・フェルディナン(前32、後12) バーレーン代表 2-2 オーストラリア代表 【バーレーン】 マフディ・アブドゥルジャバル(後30、後32) 【オーストラリア】 クシニ・イェンギ(前1、後51) ◆順位表 1位:日本/勝ち点16 2位:オーストラリア/勝ち点7 3位:インドネシア/勝ち点6 4位:サウジアラビア/勝ち点6 5位:バーレーン/勝ち点6 6位:中国/勝ち点6 2024.11.20 14:35 Wed
4

やっぱりあの監督交代はマズかった? インドネシアが新指揮官初陣で5失点惨敗、次戦への解決策はスタメンのテコ入れか

インドネシア代表が次戦へテコ入れか。 年始に監督交代を敢行したインドネシア代表。 それまで韓国人ボス、シン・テヨン前監督のもと、W杯アジア最終予選C組をかき乱す存在として一定の競争力を感じたが、それが一転、20日のオーストラリア代表戦で1-5と惨敗に。 0-0の開始7分にPKを失敗し、18〜20分の3分間で2失点。ハーフウェイライン付近で最終ラインの背後を突かれた2失点目を見ると、堅守をベースとしたシン・テヨン時代なら、このシチュエーションでそんなハイライン敷かなかっただろう…とは個人的な感想に過ぎない。 ともかく、初陣でさっそく盛大にやらかしてしまったパトリック・クライファート監督。 インドネシア『BOLA』いわく、指揮官は25日のバーレーン代表戦に向けてスタメンを何人か入れ替える考えだといい、「大量5失点」が理由なのか、GKもそのひとつである可能性が。 最終予選のスタートからゴールマウスを守ってきたGKマールテン・パエス(FCダラス)ではなく、今回新たな国籍取得組として初招集したGKエミール・アウデーロ(パレルモ)がA代表デビューする可能性があるとみられている。 早くもインドネシア国民から槍玉に挙げられるクライファート監督の解決策やいかに。 2025.03.22 21:39 Sat
5

いよいよベールを脱ぐクライファート・インドネシア…コーチ陣は全員オランダ人、3月招集が可能な新規帰化選手は6名か

新生インドネシア代表がベールを脱ぐ。 年始から途切れることなく人事トピックを振りまくインドネシア代表。 まずシン・テヨン監督の電撃解任に始まり、元オランダ代表FWの世界的名手として知られるパトリック・クライファート氏が後任に。 これに伴い、主要なコーチ陣全てがオランダ人で固められ、とうとうジョルディ・クライフ氏までもがテクニカルアドバイザーに就任した。 また、インドネシアにルーツを持つ「帰化選手」もプラス6名。 イングランド2部のオックスフォード・ユナイテッドに所属する元U-20オランダ代表FWオレ・ロメニー(24)、すでにU-20インドネシア代表としてプレーするオランダ出身DFティム・ゲイペンス(19)&DFディオン・マークス(19)。まず、この3名は帰化が完全承認されている。 さらに、セリエA通算176試合出場でインテルやユベントスにも所属した元U-21イタリア代表GKエミール・アウデーロ(28/パレルモ)、元U-20オランダ代表MFジョーイ・ペルペッシ(31/ロンメル)、オランダ人DFディーン・ジェームス(24/ゴーアヘッド・イーグルス)。3名も13日までにインドネシア代表選手としてFIFAへ登録されることが濃厚と伝えられている。 本件について、インドネシア『VOI』によると、6日に法務大臣が談話を発表。 アウデーロ、ペルペッシ、ジェームスの3名は10日、イタリア・ローマで揃って市民宣誓式を実施予定とのことで、法務省の事務方トップらがすでに現地入り。クライファート監督しだいで3月に初招集することが可能なのは、もはや間違いないといったところか。 一方で、インドネシア代表にはケガ人も。 11月の日本代表戦でデビューを飾ったDFケビン・ダイクス(コペンハーゲン)が、6日のECLチェルシー戦で負傷交代。足首を痛めてしばらく立ち上がれず精密検査行きとなり、3月の招集が怪しくなっているとのことだ。 インドネシア代表はW杯アジア最終予選C組で本大会出場ライン2位と勝ち点「1」差の3位。3月はまず敵地でオーストラリア代表と対戦し、次にホームでバーレーン代表と対戦する。 2025.03.08 21:22 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly