ハフィーニャ圧巻ハットのバルセロナ、6連敗中の天敵バイエルンに会心の勝利! 週末クラシコへ最高の仕上がりに【CL】
2024.10.24 06:06 Thu
ハフィーニャが圧巻ハット
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第3節のバルセロナvsバイエルンが23日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、バルセロナが4-1で快勝した。なお、バイエルンのDF伊藤洋輝は負傷欠場となった。
ここまで1勝1敗と微妙なCLスタートとなったバルセロナは、初の連勝を懸けて直近6度の対戦で全敗している因縁の相手をホームで迎え撃った。直近のせびーじゃ戦をマニータの圧勝で飾ったブラウグラナは、今週末にエル・クラシコを控える中、この大一番で先発1人を変更。カサドに代えてフェルミン・ロペスを起用した。
同じく前節はアストン・ビラに敗れてコンパニ新体制初黒星を喫し、1勝1敗の滑り出しとなったバイエルンはお得意様相手にバウンスバックの白星を狙った。直近のシュツットガルト戦を4-0で圧勝し、公式戦4試合ぶりの白星を挙げたチームはその試合から先発1人を変更。負傷のパブロビッチに代えてパリーニャを起用した。
注目のビッグマッチは開始早々にスコアが動く。キックオフから1分、ハーフウェイライン付近でフェルミンがハイラインの背後へ縦パスを出すと、キミッヒがクリアし切れずに流れたボールを狙っていたハフィーニャがそのままボックス内へ抜け出し、GKノイアーを冷静に左へかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。
苦手の相手に最高の滑り出しを見せたバルセロナだが、バイエルンもすぐさま反撃を開始。こちらも前線の選手の駆け引きでハイラインの背後を狙っていくと、10分には右クロスをケインが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。
1-1のイーブンとなってからもバイエルンペースで試合が進んだが、バルセロナも最後のところで粘りの守備を見せて逆転までは持ち込ませない。
すると、30分を過ぎた辺りから押し返し始めたホームチームは相手のミスを突いて勝ち越しに成功。36分、ロングボールの処理を誤ったキム・ミンジェからボックス付近でボールを奪ったフェルミンがそのままボックス内へ持ち込んでDFとGKを引き付けて左でフリーのレヴァンドフスキに繋ぐと、バイエルンの元エースが古巣のゴールへ難なく流し込んだ。
これで勢いづくバルセロナは前半終了間際の45分にもカサドのミドルレンジのパスで左サイドを突破したハフィーニャがボックス内でDFと交錯しながら放ったカットインの右足シュートがゴール右隅の完璧なコースに決まり、3点目まで奪って前半を終えた。
迎えた後半、ビハインドを追うバイエルンが立ち上がりから攻勢を仕掛けたが、先にゴールをこじ開けたのはバルセロナ。
56分、カウンターからラミン・ヤマルの絶妙な斜めのパスに反応したハフィーニャが胸トラップから一気に加速。そのままDFを引き連れながらボックス内に持ち込んで正確な左足シュートをゴール右隅に突き刺し、前日のレアル・マドリーFWヴィニシウスにへの対抗意識も窺わせるハットトリックを達成した。
痛恨の4失点目を喫したバイエルンは直後の60分に4枚替えを敢行。パリーニャに代えてゴレツカを投入し、2列目をサネ、ムシアラ、コマンに総入れ替え。異なる特徴を持つアタッカー陣の打開力に賭けた。これで若干攻撃に迫力が増したものの、なかなか決定機まで持ち込めない。
一方、後半はより安定してゲームをコントロールしたバルセロナは、殊勲のハフィーニャやレヴァンドフスキらをベンチに下げて状態を上げたいダニ・オルモやガビ、ファティといった選手たちをピッチに送り出した。
そして、後半はバイエルンの枠内シュートをゼロに抑え込んだバルセロナが、指揮官の古巣初対決に快勝。6連敗中だった天敵を撃破し、週末のクラシコへ大きな弾みを付けた。一方、敗れたバイエルンはCL連敗と厳しい序盤戦に。
バルセロナ 4-1 バイエルン
【バルセロナ】
ハフィーニャ(前1、前45、後11)
ロベルト・レヴァンドフスキ(前36)
【バイエルン】
ハリー・ケイン(前18)
ここまで1勝1敗と微妙なCLスタートとなったバルセロナは、初の連勝を懸けて直近6度の対戦で全敗している因縁の相手をホームで迎え撃った。直近のせびーじゃ戦をマニータの圧勝で飾ったブラウグラナは、今週末にエル・クラシコを控える中、この大一番で先発1人を変更。カサドに代えてフェルミン・ロペスを起用した。
同じく前節はアストン・ビラに敗れてコンパニ新体制初黒星を喫し、1勝1敗の滑り出しとなったバイエルンはお得意様相手にバウンスバックの白星を狙った。直近のシュツットガルト戦を4-0で圧勝し、公式戦4試合ぶりの白星を挙げたチームはその試合から先発1人を変更。負傷のパブロビッチに代えてパリーニャを起用した。
苦手の相手に最高の滑り出しを見せたバルセロナだが、バイエルンもすぐさま反撃を開始。こちらも前線の選手の駆け引きでハイラインの背後を狙っていくと、10分には右クロスをケインが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。
それでも、攻勢を継続したアウェイチームは18分、大きなサイドチェンジを受けてボックス左に持ち込んだニャブリからの高速クロスをゴール前に飛び込んだケインが見事な右足ボレーで合わせて同点ゴールをもたらした。
1-1のイーブンとなってからもバイエルンペースで試合が進んだが、バルセロナも最後のところで粘りの守備を見せて逆転までは持ち込ませない。
すると、30分を過ぎた辺りから押し返し始めたホームチームは相手のミスを突いて勝ち越しに成功。36分、ロングボールの処理を誤ったキム・ミンジェからボックス付近でボールを奪ったフェルミンがそのままボックス内へ持ち込んでDFとGKを引き付けて左でフリーのレヴァンドフスキに繋ぐと、バイエルンの元エースが古巣のゴールへ難なく流し込んだ。
これで勢いづくバルセロナは前半終了間際の45分にもカサドのミドルレンジのパスで左サイドを突破したハフィーニャがボックス内でDFと交錯しながら放ったカットインの右足シュートがゴール右隅の完璧なコースに決まり、3点目まで奪って前半を終えた。
迎えた後半、ビハインドを追うバイエルンが立ち上がりから攻勢を仕掛けたが、先にゴールをこじ開けたのはバルセロナ。
56分、カウンターからラミン・ヤマルの絶妙な斜めのパスに反応したハフィーニャが胸トラップから一気に加速。そのままDFを引き連れながらボックス内に持ち込んで正確な左足シュートをゴール右隅に突き刺し、前日のレアル・マドリーFWヴィニシウスにへの対抗意識も窺わせるハットトリックを達成した。
痛恨の4失点目を喫したバイエルンは直後の60分に4枚替えを敢行。パリーニャに代えてゴレツカを投入し、2列目をサネ、ムシアラ、コマンに総入れ替え。異なる特徴を持つアタッカー陣の打開力に賭けた。これで若干攻撃に迫力が増したものの、なかなか決定機まで持ち込めない。
一方、後半はより安定してゲームをコントロールしたバルセロナは、殊勲のハフィーニャやレヴァンドフスキらをベンチに下げて状態を上げたいダニ・オルモやガビ、ファティといった選手たちをピッチに送り出した。
そして、後半はバイエルンの枠内シュートをゼロに抑え込んだバルセロナが、指揮官の古巣初対決に快勝。6連敗中だった天敵を撃破し、週末のクラシコへ大きな弾みを付けた。一方、敗れたバイエルンはCL連敗と厳しい序盤戦に。
バルセロナ 4-1 バイエルン
【バルセロナ】
ハフィーニャ(前1、前45、後11)
ロベルト・レヴァンドフスキ(前36)
【バイエルン】
ハリー・ケイン(前18)
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2021年に現役を引退した元メキシコ代表FWのジョバニ・ドス・サントス氏(35)が、実業家として順調なセカンドキャリアを歩んでいるようだ。 バルセロナのカンテラ出身であるドス・サントス氏は、ロナウジーニョやリオネル・メッシに続く新たなメガクラックとして期待を集めた。しかし、2007-08シーズンにファーストチーム昇格を果たすも、当時黄金期のチームで出場機会を得られず。 以降はトッテナムやマジョルカ、ビジャレアルといったヨーロッパのクラブを渡り歩き、2015年からは母国の隣国アメリカのLAギャラクシー、2019年には父親の古巣である母国クラブ・アメリカでプレーし、2021年限りで現役を退いた。 メキシコ『Claro Sports』によれば、メキシコ代表として通算106キャップを刻んだアタッカーは現在、石油化学会社『ペトロレオス・メキシカーノ(PEMEX)』と関係がある『プロキュラ・メキシコ』のパートナーを務めており、年間40万~50万ドル(約6170万~7710万円)の収入を得ているという。 さらに、メキシコ国内で高級車の売買ビジネスも営んでおり、ここでも成功を収めているとのことだ。 2024.11.16 09:45 Sat2
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu3
大ケガから復帰のスペイン代表MFガビがバルセロナと2030年まで契約延長、ペドリに続く
FCバルセロナは31日、スペイン代表MFガビ(20)との契約延長を発表した。新契約は2030年6月30日までとなる。 バルセロナのカンテラ育ちのガビは、2021年7月にファーストチームに昇格。当初はあまり出番がなかったが、スペイン代表を当時指揮していたルイス・エンリケ監督に見出され、スペイン代表で先に活躍を見せていった。 その後チームの中心人物となり、ペドリとともに中盤を支える存在となったが、2023-24シーズンにスペイン代表の活動で重傷。右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷の重傷となり、長期離脱となった。 今シーズンもシーズン序盤は欠場が続いたが、10月に復帰すると徐々に出場時間を伸ばしていき、ラ・リーガで11試合1アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で5試合に出場するなど、復調しつつある状況だ。 バルセロナは30日にペドリとも2030年まで契約を延長しており、中盤を支えるカンテラーノを長期でチームに留まらせることに成功した。 2025.01.31 23:20 Fri4