批判に晒されるローマ主将が監督交代、批判に言及…「この状況はパフォーマンス、結果によってのみ変えられる」

2024.10.03 08:15 Thu
開幕から批判を浴びるペッレグリーニ
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開幕から批判を浴びるペッレグリーニ
ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニが、開幕直後の監督交代、自身に対するロマニスタからの批判に対して率直な思いを語った。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。
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今夏の移籍市場では積極補強を敢行したものの、セリエA開幕4試合で未勝利と低調なスタートを切ったローマは、クラブ首脳陣との確執も伝えられたダニエレ・デ・ロッシ前監督を電撃解任した。その後任として招へいしたイバン・ユリッチ新監督の下で大幅なスタイル変更に踏み切った中、直近の公式戦2勝1分けと上々のリスタートとなった。
3日に行われるヨーロッパリーグのリーグフェーズ第2節エルフスボリ戦に向けた前日会見に出席したカピターノは、シーズン開幕直後の監督交代に言及。元チームメイトでもある前指揮官の力になれなかった申し訳なさを口にした一方、厳しいムードを払拭させつつあるエネルギッシュな新指揮官の手腕を称えている。

「まず、ダニエレが僕らに伝えてくれたことに感謝したい」
「もちろん、彼は人間的にもピッチ上でも僕らに多くのものを与えてくれた存在だっただけに、(解任というクラブの決断は)難しいものだった。彼と彼のスタッフは、彼らが達成したい目標をすべて達成するはずだ。彼らは並外れた存在だからだ」

「(監督交代の雰囲気は感じていたか?)ノーだ。僕らは全く予期していなかったし、変更の必要性も感じていなかった」

「もちろん、結果には満足していなかったけど、うまく仕事をする人たちの平静さがあった。その後、僕らはうまく状況の変化に対応しまけど、何よりも重要なユニフォームを着ているからこそ、やり続けるんだ」

「その点で、ユリッチは並外れていた。彼は、僕らが望んでいない変化に対するグループの悲しみの瞬間を理解してくれた。これは明らかだよ。状況は変わったけど、僕らは監督を全面的に支持し、彼が僕らに与えたいものはすべて受け入れている」

イタリア国内においてカピターノのリーダーシップは現在においても重要視されるが、とりわけフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシとローマ生まれローマ育ちのバンディエラを擁したジャッロロッシにおいてはより特別だ。

それだけに、内向的とも揶揄され、ピッチ上における闘争心や発言力の部分で物足りないとされるペッレグリーニに対する、ここ最近の風当たりはきつくオリンピコでもブーイングに晒される場面も少なくない。

今回のレジェンド解任によって厳しい立場に立たされる現カピターノは、そういった周囲からの反応を真摯に受け止めつつ、その信頼を再び得るためにこれまで同様に全力を捧げたいと語った。

「フランチェスコやダニエレのような偉大なプレーヤーの後を継いでカピターノを務める責任は重々承知している。常にこの責任を引き受けてきた。夢であり、名誉であり、同時に重荷でもある」

「物事がうまくいかないときに真っ先に疑われるのは自分だということは理解しているよ。それは構わない。やりたくない悪ふざけは別として、責任を取らなければならないときはいつもそうしてきた。期待に応えられなかったプレーヤーが批判されるのは当然だ。ただ、人間として、カピターノとして、自分が決してしないようなことに自分の名前が結び付けられるのは受け入れられない」

「すべて理解しているけど、このユニフォーム、このクラブ、この街、ファンをどれほど大切に思っているかはみんながわかってくれていることだと思う。常に全力を尽くしているし、これはただのユニフォームではない。ファンとの関係を修復したいと思っているし、ローマには無条件の愛を持っているよ」

「良いプレーをしてブーイングする人たちの考えを変えることが重要。この状況は良いパフォーマンスと良い結果によってのみ変えられると思っているよ」

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ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(34)が現役引退を発表した。 今月14日にユベントスとの契約を双方合意の下で解消していたシュチェスニーは27日、自身のインスタグラムを通じて現役引退を表明した。 「2006年6月、僕は故郷のワルシャワを離れ、フットボールで生計を立てるという夢を抱きアーセナルに入団した。それが一生ものの旅の始まりになるとは思ってもいなかったよ」 「世界最大のクラブでプレーし、母国を84回も代表することになるとは思ってもいなかった。フットボールで生計を立てるだけでなく、フットボールが自分の人生のすべてになるとも考えていなかった」 「夢を実現しただけでなく、想像もできなかった場所にたどり着くことができた。史上最高のプレーヤーたちと最高のレベルでフットボールをプレーしたけど、劣等感を感じることはなかった」 「生涯の友を作り、忘れられない思い出を作り、自分の人生に信じられないほどの影響を与えてくれた人々に出会うことができた。僕が持っているもの、そして僕が今いるものはすべて、フットボールという美しいスポーツのおかげなんだ…」 「だけど、僕はフットボールにすべてを捧げてきた。18年間、毎日、言い訳せずにフットボールに人生を捧げた。今も僕の体はまだ挑戦する準備ができていると感じているけど、僕の心はもうそこにはない。今こそ、家族、素晴らしい妻のマリーナと僕らの美しい2人の子供たち、リアムとノエリアにすべての注意を向けるべきときだと感じているんだ」 「だから、僕はプロフットボールからの引退を決意した」 「旅の終わりは、反省と感謝を伝えるときだ」 「この場で感謝しなければならない人はたくさんいるけど、彼ら一人一人に個人的に感謝しようと考えているよ。だけど、あなた方、つまりファンのみんなには、僕と一緒にこの旅をしてくれたことに特別な感謝を捧げなければならない。サポートと批判、愛と憎しみ、そしてフットボールの最も美しくロマンチックな部分であることに。あなた方がいなければ、それは何の意味もなかった! ありがとう!」 「すべての物語には終わりがあるけど、人生ではすべての終わりは新しい始まりなんだ」 「この新しい道が自分に何をもたらすかは、ときが経てばわかるはずだ。だけど、この18年間で学んだことがあるとすれば、不可能なことは何もないということ。そして、自分を信じ、これからも大きな夢を見るつもりだよ!」 母国の名門レギア・ワルシャワの下部組織からアーセナルの下部組織に加入したシュチェスニーは、2009年9月に行われたEFLカップのWBA戦でファーストチームデビュー。その後、ブレントフォードでの武者修行を経て2010-11シーズンから徐々にアーセナルで出場機会を増やすと、翌2011-12シーズンから3シーズンに渡って正GKを務めた。 その後、セリエAのローマにレンタルで2シーズンを過ごした後、2017年にアーセナルから完全移籍でユベントスへ加入。これまで公式戦252試合に出場し、セリエAで3回、コパ・イタリアで3回、スーペル・コッパ・デ・イタリアーナで2回の優勝に貢献してきた。 また、2009年11月のカナダ代表戦でデビューを飾ったポーランド代表ではこれまで通算84試合に出場。ユーロ2012から4大会連続で同大会に出場し、2018年ロシア・ワールドカップ、2022年カタール・ワールドカップにも出場した。 <span class="paragraph-title">【写真】思い出の写真と共にシュチェスニーが現役に別れ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C_LGhUtI90f/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C_LGhUtI90f/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Wojciech Szczesny(@wojciech.szczesny1)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.08.27 22:23 Tue
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デ・ロッシ解任&CEO辞任にオーナーの“心変わり”も? ローマの行く末やいかに

ローマは一体どうなるのだろうか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 今季ここまで、セリエA開幕4試合未勝利、ダニエレ・デ・ロッシ監督解任、リナ・スロウコウCEO辞任、イバン・ユリッチ新監督初陣で初勝利…と辿るローマ。 デ・ロッシ監督解任を主導したスロウコウCEOが辞任し、そんななか、同CEOに事実上全権を託していたオーナー、ダン・フリードキン氏が今度はエバートンの買収を発表。いま、ロマニスタがクラブの行く末に不安を抱えている。 23日、フリードキングループはローマを通じ、「エバートン買収によって、ローマへの比重を下げることはありません。むしろ、複数クラブの共生でローマが利することに尽力します」と声明。イタリア首都の沈静化を図った文言だ。 水面下では新CEOの確保へ動き出したようで、ひとまず暫定的な内部昇格か。顧問弁護士のロレンツォ・ヴィターリ氏が据えられるという。正式な後任については、代理店グループCAA Baseの人材紹介にも頼っているそうだ。 その一方、フリードキングループがローマを手放すという噂は止まず、チェルシーなど保有のコンソーシアム、またサウジアラビア方面へ売却される可能性が排除できない、というのがローマ紙『Il Messaggero』の主張に。 今夏ローマがセリエA史上初のサウジアラビア人選手として、アル・ヒラルからサウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミドを獲得した事実は、アラブ世界との相乗効果を考慮するうえでこの上ないリクルート。 また、胸スポンサーにもなっているリヤド・シーズンとの2年契約で年間1200万ユーロ(約19.2億円)。これらでいくらか稼ぎ、どこかのタイミングでクラブを売却する…というシナリオが可能性として考えられているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】気概溢れるディバラのPK弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Il recupero di Artem <br>Il rigore di Paulo <a href="https://twitter.com/hashtag/ASRoma?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ASRoma</a> <a href="https://t.co/UGX3W18Zh0">pic.twitter.com/UGX3W18Zh0</a></p>&mdash; AS Roma (@OfficialASRoma) <a href="https://twitter.com/OfficialASRoma/status/1838226995458572671?ref_src=twsrc%5Etfw">September 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.25 15:20 Wed
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新生ローマが今季初の連勝! 守護神スヴィラル再三好守に応えた生え抜きピジッリが値千金のセリエA初弾【セリエA】

セリエA第6節、ローマvsヴェネツィアが29日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で逆転勝利した。 ユリッチ新体制の初陣となったウディネーゼ戦を3-0の快勝で飾った新生ローマだが、続くヨーロッパリーグではアスレティック・ビルバオ相手にホームで1-1のドロー。連勝スタートは逃した。ホーム3連戦を締めくくる一戦では、同じく前節リーグ初白星を挙げた元指揮官ディ・フランチェスコ率いる昇格組ヴェネツィアと対戦。アスレティック戦からは先発3人を変更。エルモソ、バルダンツィ、ディバラに代えてエル・シャーラウィ、ペッレグリーニ、スーレを起用した。 開始直後にはセットプレーの二次攻撃からスヴォボダに鋭いシュートを打たれ、GKスヴィラルがいきなりビッグセーブで対応。以降も臆せずにアグレッシブな攻めを見せるヴェネツィアがより多くのシュートシーンを作り出す。 時間の経過と共にボールを握って押し込む展開に持ち込んだローマは、サイドを起点に攻め手を窺う。左右に揺さぶりながらドフビクやペッレグリーニが中央の密集で強引に打開を図るが、相手の体を張った守備に阻まれて決定機には至らない。 すると、前半終盤にかけてヴェネツィアがカウンターを起点に攻勢を強めると、44分にはセットプレー流れからボックス左でブシオが放った右足シュートがポストを叩くと、ゴール前でDFがクリアし切れなかったボールをポヒャンパロが右足で蹴り込み、アウェイチームが先制に成功。さらに、前半終了間際には再びポヒャンパロ、エラートソンとボックス内で続けて決定機を迎えたが、ここはGKスヴィラルとDFマンチーニのゴールカバーに阻まれた。 何とか2失点目は免れたものの、ホームでの不甲斐ない戦いを受け、ホームサポーターからブーイングの中でドレッシングルームに下がったローマ。後半も同じメンバーでの戦いとなったが、よりアグレッシブにゴールを目指していく。 3バック脇のアンヘリーニョ、マンチーニも積極的な攻撃参加をみせ、コネが前線で躍動感を出してゴールの匂いをさせ始めると、54分にペッレグリーニが素早いヒザ下の振り抜きから枠のわずか右に外れるミドルシュートも放つ。 後半序盤に同点ゴールを奪えなかったジャッロロッシは58分にマンチーニ、コネを下げてバルダンツィ、ピジッリを同時投入。2バック気味のリスクを冒した攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかる。 この交代策によって攻撃の迫力は増したものの、ボックス内にしっかりと人数をかけるヴェネツィアの分厚い壁にことごとく撥ね返される。それでも、攻め続けたホームチームは74分、ボックス手前でクリスタンテが強引に振り抜いた右足シュートがブシオが出した足に当たって大きく軌道が変わると、GKの頭上を越えてゴールネットに突き刺さった。 これで勢いづくホームチームはペッレグリーニを下げてパレデスを投入すると、この交代策が見事に嵌った。83分、右CKの場面でキッカーのパレデスが右足アウトスウィングの絶妙なボールを上げると、中央でフリーとなったピジッリのヘディングシュートがゴール右隅に決まった。 20歳の生え抜きMFの値千金のセリエA初ゴールで試合を引っくり返したローマは、ゴールセレブレーションの際に足を捻ったスーレを下げてエルモソの投入で逃げ切り態勢に入った。そして、攻撃的な交代策を講じたアウェイチームの反撃を冷静に凌ぎ切った。 昇格組相手に苦しみながらも再三の好守で2点目を与えなかった守護神スヴィラルの活躍に攻撃陣が応えて逆転勝利のローマがセリエA連勝を飾った。 ローマ 2-1 ヴェネツィア 【ローマ】 ブライアン・クリスタンテ(後29) ニッコロ・ピジッリ(後38) 【ヴェネツィア】 ヨエル・ポヒャンパロ(前44) 2024.09.30 00:03 Mon
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「言うことは何もない」新体制で連勝のローマ、ユリッチ監督は選手の姿勢を高評価「今後に向けて大きな自信」

ローマのイバン・ユリッチ監督が連勝を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 セリエA開幕からの不調を受け、ダニエレ・デ・ロッシ監督の解任に踏み切ったローマ。多くの批判的な声も挙がった中、ユリッチ監督の初陣となった第5節のウディネーゼ戦では初勝利を掴んだ。 続くヨーロッパリーグ(EL)のアスレティック・ビルバオ戦はドローで終えたものの、29日にはリーグ戦連勝が懸かった第6節のヴェネツィア戦を戦ったローマ。前半終盤にリードを奪われたが、イタリア代表MFブライアン・クリスタンテとU-21イタリア代表MFニッコロ・ビッジリのゴールで2-1の逆転勝利を収めた。 試合を振り返ったユリッチ監督は、就任後から見ている選手たちの奮闘に満足感。アスレティック戦での消耗も考慮しつつ、逆転を信じて戦い続けた姿勢を評価した。 「後半はテンポが上がったし、フレッシュさも取り戻した。私にはそう見えた。木曜の夜に非常に過酷な試合を戦ったことも忘れてはいけない。そのため、何人かの選手が少しペースを落としていたのは理解できる」 「苦しんでいた時、勝利への強い意欲が後半の成功に繋がった。我々は何度も攻撃した。この10日間で選手たちに言うことは何もない。彼らはハードワークしているし、向上心を持っている。今後に向けて大きな自信がある」 また、途中出場から決勝点を挙げた生え抜きの20歳ピジッリは、これがセリエA初ゴール。指揮官は若手たちの今後に大いに期待している。 「我々には伸びしろのある若手選手が4、5人いる。彼らには才能があるし、エネルギーや学ぶ意欲に満ちている。彼らはとても意欲的だ」 「もちろん、正しい選択をしなければならないが、彼らはうまくやっていると思う。素晴らしい選手たちで、本物の才能の持ち主だ。私は彼ら全員の大ファンだ。ピジッリ、(トンマーゾ・)バルダンツィ、(マティアス・)スーレ、マヌ・コネ。彼らは一流だ」 <span class="paragraph-title">【動画】ピジッリがCKから逆転弾! ローマvsヴェネツィア ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="JQfhMQ0j9pw";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.30 16:00 Mon

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