「攻撃性も、勇気も、プレーする熱意もない」日本代表DF菅原由勢の所属するサウサンプトンはまたも黒星でプレミア未勝利…指揮官はチームに「失望した」

2024.10.01 10:20 Tue
マーティン監督はチームパフォーマンスに怒りと失望…
Getty Images
マーティン監督はチームパフォーマンスに怒りと失望…
サウサンプトンラッセル・マーティン監督が、チームパフォーマンスへの不満を爆発させた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。日本代表DF菅原由勢の所属する昇格組サウサンプトンは、今シーズンいまだプレミアリーグ未勝利。9月30日に行われた第6節のボーンマス戦で初勝利を狙いたいところだったが、前半だけで3失点を許す非常に厳しい展開に。後半早々にテイラー・ハーウッド=ベリスのゴールで1点を返したものの、その後はチャンスを活かせず1-3で敗れた。

これで6試合未勝利となったサウサンプトンは、リーグ19位と苦しい状況に。試合後、マーティン監督はチームのパフォーマンスに怒りと失望を示しており、選手たちがこれまでの試合から学んでいないと落胆している。
「先制点を許した後で見せた、前半のパフォーマンスにはとても傷ついた。そこに我々のチームはなかった。普段は勇気を見せてくれる選手を誇りに思うが、今日は攻撃性も、勇気も、プレーする熱意もなかっただろう。周りを見回せば、自己防衛が見られるばかりだった」

「どう振る舞いたいかがわからず、まったく気に入らなかった。後半、彼らは闘志と勇気をたくさん見せたと思うが、それでは遅すぎる」
「前半には本当に傷つき、失望した。これは私の責任だ。彼らがコーチ陣よりもうまくこの挫折に対応できるよう、私は彼らに何らかの手段を与えなければならない」

「明らかに、マンチェスター・ユナイテッド戦の挫折から学んでいないのは問題だ。我々は弱く、プレースタイルを忘れてしまった。走り、戦い、コンタクトをとり、個人的に物事を捉えようとしないなら問題になるだろう」

1 2

ラッセル・マーティンの関連記事

アーセナルが現在抱えている問題について、決定力とは別の部分にあると指摘する声も存在する。 プレミアリーグでは2シーズン続けて2位となり、今シーズンにかかる期待は大きかったアーセナル。2003-04シーズン以来となるリーグタイトル獲得を目指し、多数のケガ人が出ながらもシーズン序盤から上位争いに加わっていたが、ここに 2025.03.11 16:10 Tue
ジェノアは20日、ウェストハムからコートジボワール代表FWマクスウェル・コルネ(28)を今季終了までのレンタル移籍で獲得した。 コルネはメス出身で、リヨン、バーンリーを経て2022年8月にウェストハムに加入したレフティのドリブラー。リヨン時代には左サイドのスペシャリストとして評価を高め、チャンピオンズリーグでは“ 2025.01.21 09:30 Tue
サウサンプトンでプレミアリーグ初采配となるイバン・ユリッチ監督が、セインツの指揮官として初の会見に臨んだ。 ラッセル・マーティン監督の下で1シーズンでのプレミアリーグ復帰を果たしたサウサンプトン。しかし、今シーズンは開幕から低空飛行が続き、16試合消化時点1勝2分け13敗の最下位に低迷。これを受け、クラブは16日 2024.12.25 19:30 Wed
サウサンプトンは21日、イバン・ユリッチ氏(49)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2026年6月30日までとなる。 ラッセル・マーティン監督(38)の下で1シーズンでのプレミアリーグ復帰を果たしたサウサンプトン。しかし、今シーズンは開幕から低空飛行が続き、16試合消化時点1勝2分け13敗の最下位に低 2024.12.22 07:30 Sun
菅原由勢の在籍するサウサンプトンが、前ローマ指揮官のイバン・ユリッチ氏(49)を新監督に招へいすることが決定的となった。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』など複数メディアが報じている。 ラッセル・マーティン監督(38)の下で1シーズンでのプレミアリーグ復帰を果たしたサウサンプトン。しかし、今シーズンは開幕か 2024.12.20 17:55 Fri

サウサンプトンの関連記事

サウサンプトンはU-21イングランド代表FWタイラー・ディブリング(19)の獲得を目指すクラブに対し、巨額の移籍金を要求する構えのようだ。 8歳でセインツの下部組織に入団したディブリングは、2022年7月下旬にチェルシーの下部組織へ移籍するも、約1カ月でセインツに復帰していた。昨季ファーストチームデビューを飾ると 2025.03.27 12:00 Thu
マンチェスター・ユナイテッドがサウサンプトンのU-21イングランド代表FWタイラー・ディブリング(19)を視察したようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じている。 同メディアによればユナイテッドのスカウトが20日に行われたU-19ウェールズ代表vsU-19イングランド代表を視察したとのこと。この試合でディブリン 2025.03.26 10:30 Wed
ナポリが、サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢(24)に関心を示しているようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏、マッテオ・モレット氏が報じるところによれば、来シーズンに向けて右サイドバックの補強を優先事項とするナポリは菅原を獲得リストに加えたという。 アントニオ・コンテ監督の 2025.03.25 23:30 Tue
サウサンプトンのイバン・ユリッチ監督が白旗を上げた。サウサンプトンは15日にホームで行われたプレミアリーグ第29節ウォルバーハンプトン戦を1-2で負け、厳しい5連敗となった。 残り9試合で残留圏内の17位ウルブスとは15ポイント差と降格へ待ったなしの状況だが、昨年12月下旬就任も立て直しが図れないユリッチ監督は降 2025.03.16 12:00 Sun
サウサンプトンは15日、プレミアリーグ第29節でウォルバーハンプトンをホームに迎え、1-2で敗れた。サウサンプトンのDF菅原由勢は68分までプレーしている。 前節リバプールに敗れて4連敗となった最下位セインツ(勝ち点9)は、リバプール戦でPKを献上した菅原が[3-4-3]の右ウイングバックで2試合ぶりに先発となっ 2025.03.16 07:07 Sun

プレミアリーグの関連記事

アーセナルとトッテナム・ホットスパーは31日、2025-26シーズンのプレシーズンの一環として、香港にてノース・ロンドン・ダービーを行うことを発表した。 試合が行われるのは香港の啓徳スタジアム。7月31日(木)の19時30分にキックオフを迎える予定だ。 アーセナルとスパーズによるノース・ロンドン・ダービーが 2025.03.31 18:45 Mon
日本代表MF遠藤航が所属するリバプールは31日、今夏のアジアツアーを発表。日本でも試合を行うことを発表した。 プレミアリーグで首位を走るリバプール。アルネ・スロット監督の下、チームはタイトル獲得に邁進中。遠藤もクローザーとして信頼を得ており、要所でしっかりと結果を残している。 リバプールは2025-26シー 2025.03.31 18:00 Mon
30日、FAカップ準決勝の組み合わせ抽選会が行われた。 今大会はプレミアリーグ首位のリバプールを始め前回王者マンチェスター・ユナイテッドが比較的早いタイミングで敗退する波乱が目立った。 そんななか、先週末に開催された準々決勝ではマンチェスター・シティがボーンマスとのプレミアリーグ勢対決に勝利。また、リーグ戦 2025.03.31 06:30 Mon
FAカップ準々決勝、ボーンマスvsマンチェスター・シティが30日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、1-2で逆転勝利したシティがベスト4進出を決めた。 今シーズン大不振に陥るシティは、唯一獲得の可能性があるFAカップにより注力を注ぐ。週明けのリーグ戦がレスター・シティという下位相手ということもあり、リーグ前回対 2025.03.31 02:30 Mon
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が久々のアシストを記録した。 29日、FAカップ準々決勝でクリスタル・パレスはフルアムと対戦した。 日本代表では2試合に出場した鎌田は、ベンチスタート。チームは前半にエベレチ・エゼ、イスマイラ・サールのゴールでリードを奪う。 鎌田は70分に途中出場。すると出場か 2025.03.30 23:45 Sun

記事をさがす

ラッセル・マーティンの人気記事ランキング

1

「問題はフィニッシュではない」リーグ3戦未勝利のアーセナル…課題は決定力ではなく創造性に?「彼らはセットプレーに頼りすぎた」

アーセナルが現在抱えている問題について、決定力とは別の部分にあると指摘する声も存在する。 プレミアリーグでは2シーズン続けて2位となり、今シーズンにかかる期待は大きかったアーセナル。2003-04シーズン以来となるリーグタイトル獲得を目指し、多数のケガ人が出ながらもシーズン序盤から上位争いに加わっていたが、ここに来て失速し始めている。 先週末に行われたプレミアリーグ第28節のマンチェスター・ユナイテッド戦は、1-1のドロー。これでリーグ戦3試合未勝利となっており、首位リバプールとの差は「15」にまで広がってしまった。 リーグタイトルは絶望的となる中で、現在は来シーズンに向け攻撃陣の強化も叫ばれる状況。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』でジェイミー・キャラガー氏はその意見に異を唱えている。 キャラガー氏は、アーセナルが過去2シーズンでゴール期待値より20ゴールも多くの得点を生んでいると紹介。これはプレミアリーグ最高の数字となっており、少ないチャンスをしっかり得点に結びつけている証明となっている。 こうした点を踏まえ、キャラガー氏はアーセナルに欠けているのが決定力ではなく、そもそものチャンスを作り出す力だと指摘。夏の補強では9番より、まずその部分の強化を意識する必要があると語った。 「彼らが抱えている問題はフィニッシュについてではない。チャンスを作れていないことだ。それこそ、今彼らが抱えている最大の問題だと思う」 「9番が必要だと言っている人たちがいる。もしアーセナルに9番がいたら…例えば、アーリング・ハーランドがアーセナルでプレーしていたとしよう。彼らはもっとゴールを決めていただろうか?」 「もちろん、彼はトップクラスのストライカー、素晴らしいフィニッシャーであり、今よりは得点していただろう。しかし、この3試合で彼らが得たチャンスを基準にするなら、ハーランドがいても何の違いも生めない」 「セットプレーについて、シーズンの初めに見たこのチームは素晴らしく、驚異的だった。私はこれまでこのようなものは見たことがなかった。しかし、すべてのセットプレーで脅威を与えるのは無理だ」 「彼らはセットプレーに頼りすぎた。セットプレーがそれほど成功しなくなったら、ゴールを決めて相手の守備を崩すのに十分な力があるだろうか?」 「9番の選手を連れてくるのはいったん忘れるべきだ。彼らが最初にしなければならないことは、よりクリエイティブな選手との契約だろう。彼らは夏にマルティン・スビメンディを獲得する計画で、おそらくトーマス・パーティとの入れ替わりになる。つまり異なるプロフィールの選手を獲得することになるだろう」 「来シーズン、チームがよりクリエイティブになるための第一歩となる。そしてそれは、プレミアリーグでもう少し競争力を高めるのに役立つはずだ」 また、同じく『スカイ・スポーツ』にて今季途中までサウサンプトンを指揮したラッセル・マーティン氏もこの意見に同調。アーセナルは守備と完全なコントロールを意識するあまり、創造性が失われたことを指摘している。 「ミケル・アルテタがアーセナルにもたらしたものは素晴らしいよ。メンタリティの面では、ピッチのいたるところでマンツーマンで戦えており、パワーを獲得した。彼らは実利主義となり、守備面で最高のチームになれたんだ。それは予測失点数の数字でも裏付けられている」 「もちろん、一方で何かを失うことにもなると思う。『これを基本にしよう』と決めれば、創造性が少し失われる。選手を募る時でも、創造性にはあまり頼らなくなるかもしれない」 「だから今度は何かを犠牲にして、逆方向に向かい、プレーを組み立て、相手を少しオープンにしようとする必要がある。なぜなら、彼らは本当に打ち負かすのが難しくなったが、創造性は少し失われた可能性があるからだ」 2025.03.11 16:10 Tue
2

接戦制したシティ、ペップがセインツ敵将に賛辞 「ラッセルから多くを学ぶ」

マンチェスター・シティは26日のプレミアリーグ第9節でサウサンプトンをホームに迎え撃ち、1-0で勝利した。 開始5分にアーリング・ハーランドの一撃で幸先よくリードしたシティだが、以降はサウサンプトンが粘り、なかなか次のゴールを奪い切れず。それでも、1点のリードを最後まで保ち、3連勝&開幕9戦無敗を達成した。 いまだ1勝もできず、降格圏に沈むサウサンプトンを僅差で下したジョゼップ・グアルディオラ監督は敵将のラッセル・マーティン監督を持ち上げ、プレミアリーグの競争力を改めて感じた一戦と評す。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じる。 「監督として学ぶには良い試合だった。私はラッセルから多くを学ぶつもり。彼らは本当によくやったからだ。我々は謙虚に彼らがよくやったのを受け止める」 「ここ2試合の(対戦相手である)ウルブスとサウサンプトンはリーグのボトムにいるが、これがプレミアリーグのレベルだとするなら、このリーグがいかに厳しいかを示すものだ」 「彼らは本当に良いプレーをした。チャンスはそう多くなかったが、我々からボールを奪おうする努力がすごかったね。我々もチャンスがあって決め切れなかったが、良い結果だ」 <span class="paragraph-title">【動画】シティが序盤の1点で勝ち切る!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9z1Awj1Ux6Y";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.27 11:45 Sun
3

菅原由勢のサウサンプトンが早くも監督交代か? 開幕4連敗、ミスが続くビルドアップのスタイルを疑問視か

今シーズンからプレミアリーグに復帰したサウサンプトンだが、早くも監督交代の話が浮上しているようだ。 日本代表DF菅原由勢も加入し、今シーズンはギョズテペにレンタル移籍しているMF松木玖生も所属するサウサンプトン。プレミアリーグ復帰を果たしたシーズンだが、開幕4連敗と苦しいスタートとなっている。 ラッセル・マーティン監督が率いるチームは、4試合でたったの1得点。攻撃陣に非常に難を抱えている状況だ。 特にこの4試合で問題となるのが、自滅からの失点の多さ。マーティン監督が標榜するGKからのビルドアップ戦術は上手くいくシーンもあるものの、自陣でのパスミスや致命的なミスも散見。無駄な失点の多さが結果につながっていない要因の1つと見られている。 イギリス『フットボール・インサイダー』によれば、クラブの幹部たちはこのスタイルがチームに合っていないのではないかと疑問を持っているとし、早急に解決されなければマーティン監督の解任を考えているという。 なお、後任の候補には、チャンピオンシップ(イングランド2部)のブラックバーンを指揮するジョン・ユースタス監督が浮上しているとのこと。FW大橋祐紀の活躍などもあり、ここまで3勝2分けで3位と悪くないスタートを切っている。 サウサンプトンは21日に同じ昇格組のイプスウィッチ・タウンをホームに迎えるが、同じような結果が続けば、今月中の解任もありそうだ。 2024.09.21 13:05 Sat
4

「素晴らしい選手」「とにかくよく笑う」菅原由勢をサウサンプトン指揮官が評価、チームは最下位と苦戦も「大きなインパクト」

サウサンプトンのラッセル・マーティン監督が、日本代表DF菅原由勢を称賛した。イギリス『デイリー・エコー』が伝えた。 名古屋グランパスからエールディビジのAZへと移籍し、ヨーロッパでのキャリアを積んできた菅原。今シーズンからサウサンプトンへと移籍し、プレミアリーグの舞台に挑戦している。 右サイドバックのレギュラーとしてすでにプレミアリーグで10試合に出場し1ゴール1アシストを記録。昇格組のチームはなかなか結果が出ずに最下位と苦しんでいるものの、菅原のアシストから生まれたゴールでシーズン初勝利を記録するなど、個人としては新天地で結果を残しつつある。 『デイリー・エコー』によれば、チーム内でのチャンスクリエイトは3位。タックル数はトップと、勝敗に影響はしないものの数字は高いものを残している。 そんな中、チームを指揮するマーティン監督が菅原について言及。「彼は素晴らしい選手だと思う。異なる文化や環境に適応した」と評価した。 「最初の数カ月は家族もここにいなかったわけで、彼がそれを上手く乗り越えた様子は印象的だった」 「家族もきたので、ユキは笑っている。とにかくよく笑うんだ。彼は素晴らしいよ」 「彼のシーズンを少し混乱させた唯一のことは、インターナショナルブレイク直後のレスター戦で負傷したことだ」 「彼は(日本代表のために)長距離を移動するが、遠征してもプレーしなかったため、フレッシュな気持ちとエネルギーを持って戻ってくることは非常に難しい」 「彼は素晴らしい選手だと思うし、我々にとって素晴らしい選手になるだろう。プレミアリーグに向けても準備ができており、我々のために素晴らしい働きをしてくれた」 「彼は先発出場できずに不運だったが、出場して(エバートン戦では)大きなインパクトを残した。だから、これからもそれを続ける必要がある」 環境への適応、そしてしっかりとした準備を評価する一方で、日本代表では森保一監督がシステムを[3-4-2-1]に変更したこともあり出番がなし。堂安律(フライブルク)が右ウイングバックのレギュラーになり、伊東純也(スタッド・ランス)が途中から起用されるパターンが続いている。 長距離移動の末にプレーしないで帰ってくる難しさもあるとしながら、しっかりとチームで結果を残すことが評価につながる状況。マーティン監督の信頼を得ている菅原の今後の活躍にも注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】菅原由勢の初アシストがチームを初勝利に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="VbYr3EYvFw8";var video_start = 128;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.14 23:40 Thu

サウサンプトンの人気記事ランキング

1

ビッグクラブが関心の19歳新星FWディブリング、サウサンプトンは194億円以上を要求か

サウサンプトンはU-21イングランド代表FWタイラー・ディブリング(19)の獲得を目指すクラブに対し、巨額の移籍金を要求する構えのようだ。 8歳でセインツの下部組織に入団したディブリングは、2022年7月下旬にチェルシーの下部組織へ移籍するも、約1カ月でセインツに復帰していた。昨季ファーストチームデビューを飾ると、今季はプレミアリーグに昇格したチームの中で大きく飛躍。チームは最下位に低迷するものの、各試合でインパクトを残しここまでプレミアリーグ25試合出場で2ゴールを挙げている。 プレミアリーグ29試合終了時点で9ptと断トツの最下位のセインツ。来季の降格が濃厚となっており、注目株であるディブリングの今夏の去就に注目が集まっているが、移籍には高いハードルがある模様。 イギリス『テレグラフ』によれば、契約を2027年6月まで残すセインツはディブリングを安価で手放すつもりはなく、1億ポンド(194億円)以上の移籍金を要求する構えだという。 昨年9月にU-19イングランド代表入りを果たし、その2カ月後に飛び級でU-21イングランド代表入りした将来を嘱望されるタレントには、現在マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、リバプール、トッテナムといった多くのビッグクラブが定期的にスカウトを派遣するなど、獲得に関心を締めている。 2025.03.27 12:00 Thu
2

ユナイテッドがセインツのU-21イングランド代表19歳FWディブリングを視察

マンチェスター・ユナイテッドがサウサンプトンのU-21イングランド代表FWタイラー・ディブリング(19)を視察したようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じている。 同メディアによればユナイテッドのスカウトが20日に行われたU-19ウェールズ代表vsU-19イングランド代表を視察したとのこと。この試合でディブリングは右ウイングで先発し、68分までプレーしていた。 2022年7月下旬にチェルシーの下部組織に加入し、約1カ月でセインツに復帰した過去を持つディブリングは昨季ファーストチームデビューを飾ると、今季はプレミアリーグに昇格したチームの中で大きく飛躍。チームは最下位に低迷するものの、各試合でインパクトを残しここまでプレミアリーグ25試合出場で2ゴールを挙げている。 昨年9月にU-19イングランド代表入りを果たし、その2カ月後に飛び級でU-21イングランド代表入りした将来を嘱望されるタレントにはユナイテッドの他、バイエルンやリバプール、トッテナムといったビッグクラブが獲得に関心を示しているとされる。 2025.03.26 10:30 Wed
3

菅原由勢がナポリの補強リスト入り? 著名記者ロマーノが報じる

ナポリが、サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢(24)に関心を示しているようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏、マッテオ・モレット氏が報じるところによれば、来シーズンに向けて右サイドバックの補強を優先事項とするナポリは菅原を獲得リストに加えたという。 アントニオ・コンテ監督の下、3バックと4バックを併用するパルテノペイではカピターノを務めるイタリア代表DFジョバンニ・ディ・ロレンツォが絶対的な主力を担う一方、バックアップを担う元イタリア代表DFパスクアーレ・マッツォッキの評価はいまひとつ。3バック採用時はウイングが本職のイタリア代表FWマッテオ・ポリターノをウイングバックで起用している。 一方、菅原はセインツと4年契約を結んでいるものの、プレミアリーグでダントツの最下位に位置し降格が決定的なクラブに来季も残留する可能性は低く、シーズン終了後の去就が注目される一人となっている。 名古屋グランパスの下部組織出身の菅原は、2019年7月にレンタル移籍でAZに加入。2020年7月に完全移籍に切り替わっていた。 サイドバックにウイングバック、ウイングなど、右サイドのスペシャリストとしてプレー。エールディビジでは135試合で12ゴール21アシストを記録するなどチームの主軸としてプレーしていた。 昨夏、ボーナス込みで700万ユーロ(約11億3000万円)と言われる移籍金でプレミアリーグ復帰のセインツへ完全移籍。加入1年目となった今シーズンここまではリーグ戦26試合(先発15)1ゴール1アシストの数字を残している。 2025.03.25 23:30 Tue
4

悲壮感漂うサウサンプトン...火中の栗を拾ったユリッチ監督はリバプール戦前に解任か 2部降格なら逸材の流出も致し方なし

今季のサウサンプトンが辿る末路とは。 昨季の昇格プレーオフを制し、1年でのプレミアリーグ復帰を勝ち取ったサウサンプトン。 しかし、日本代表DF菅原由勢らを獲得して迎えた今季は開幕当初から勝ち星に恵まれず、27試合消化時点で2勝、勝ち点9、65失点などと、とにかく苦しい。もちろん最下位だ。 チェルシーに0-4と大敗した翌日の26日、英国政府系の企業登記サイトから明らかになった情報として、サウサンプトンは成績不振を受けて1月に会長職を辞任したヘンリク・クラフト氏が、取締役会のメンバーからも退任した。 一方で、昨年末の途中就任からリーグ戦1勝9敗と、火中の栗を広いながらも戦績が上向かないイバン・ユリッチ監督(49)。 イギリス『フットボール・インサイダー』によると、どうやら次節リバプール戦までに解任される可能性があるようで、その場合コーチのサイモン・ラスク氏(43)が昇格へ。ラスク氏はユリッチ招聘直前にも暫定指揮を執っている。 また、現時点で残留ラインと勝ち点13差…最下位でのチャンピオンシップ(2部)降格が限りなく濃厚となっているサウサンプトン。 下部組織で大事に育てた有望株、U-19イングランド代表MFタイラー・ディブリング(18)にはマンチェスター・ユナイテッドやトッテナム、RBライプツィヒなどが関心を寄せ、降格ならほぼ間違いなく2500万ポンド(約47.1億円)前後での売却を余儀なくされるとのことだ。 2025.02.28 15:30 Fri
5

日本人6人目を獲得したサウサンプトン/六川亨の日本サッカー見聞録

今冬のヨーロッパの移籍マーケットは2月3日がタイムリミットだが、いまのところ日本人選手に大きな動きはない。セルティックの古橋亨梧がフランス・リーグ1部のスタッド・レンヌへ完全移籍したのは意外だったものの、“2強"のスコットランド・リーグから5大リーグへの移籍で結果を残せるか注目の集まるところだ。 プレミアリーグへの移籍が噂される久保建英だが、果たして実現するのか。ブライトンの三笘薫にはサウジアラビアのアル・ナスルが巨額の移籍金(96億円)でオファーを出したようだが、クラブはこれを拒否しただけに実現の可能性はほとんどないだろう。あとはリーグ戦での出番が少ないリバプールの遠藤航に他クラブからオファーが届くのかどうか。今年2月で32歳になるだけに、移籍に関しては微妙な年齢でもある。 そんなプレミア・リーグで注目しているのが、日章学園からサウサンプトン入りする高岡伶颯だ。2023年11月にインドネシアで開催されたU-17W杯でポーランド、アルゼンチン、セネガルとの3試合で高岡は、3戦連続となる計4ゴールをマーク。アルゼンチンには敗れたものの、途中出場だったポーランド戦とセネガル戦で日本を勝利に導いた。その後は24年4月に日本高校選抜の一員として、デュッセルドルフ国際ユース大会に出場するとチームトップタイの3ゴールをあげた。 高岡は現在、U-20日本代表の一員として2月10日に中国・深圳でスタートするAFC U-20アジアカップに参加予定でいる。グループリーグDでタイ、シリア、韓国と対戦し、準々決勝をクリアしてベスト4に進出すれば9月27日にチリで開幕するU-20W杯への出場権を獲得できる。彼のサクセスストーリーがどこまで続くのか、こちらも興味深い。 そしてサウサンプトンである。南部の古豪であり、現在は菅原由勢が所属し、昨夏には松木玖生も移籍した(現在はトルコ1部のギョズテペSKへレンタル移籍中)。高岡の移籍で(レンタルに出されなければ)、複数の日本人がプレーするプレミア・リーグのクラブとなる。彼らだけでなく、過去には李忠成(2011-2013)、吉田麻也(2012-2020)、南野拓実(2021)らも所属した。 近隣のブライトンには三笘がいるし、隣接するサウスコーストダービーの相手ポーツマスには川口能活も所属していた。資金力ではロンドンのビッグクラブや北部のリバプール、マンチェスターの2強に遠く及ばないだけに、「安くて将来性のある」Jリーガーを獲得するのが南部のクラブのトレンドになりつつあるのかもしれない。 サウサンプトンのユース出身者はアラン・シアラーやガレス・ベイルなどイングランドとウェールズを代表するストライカーも輩出している。育成型のクラブだけに、高岡の選択は賢明だと言えるだろう。 クラブは2001年8月にホームスタジアムを103年間使用したザ・デルからセント・メリーズ・スタジアムへ移転。この完成したばかりのスタジアムで、同年10月7日にトルシエ・ジャパンはナイジェリアと対戦した。試合は日本が柳沢敦と鈴木隆行のゴールで2-2と引き分けた。 真新しいスタジアムの正面ゲート上部には、クラブ最多227ゴールを決めたレジェンドFWミック・シャノン(1966-77、1972-82)の名前が冠されていて、等身大の写真パネルも飾られていた。かつて憧れた選手だけに、感慨もひとしおだった記憶がある(シャノンは現役引退後に競走馬の調教師としても成功)。 2025.01.31 23:00 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly