アラベスがストライカー補強、ポルトから27歳スペイン人FWを獲得

2024.08.27 21:20 Tue
スペイン帰還となったトニ・マルティネス
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スペイン帰還となったトニ・マルティネス
アラベスは27日、ポルトからスペイン人FWトニ・マルティネス(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。

契約期間は2028年6月まで。ポルトガル『O Jogo』によると、200万ユーロ(約3億2000万円)で保有権の55%を獲得し、条件達成次第でシーズンごとに50万ユーロ(約8000万円)のボーナスを支払う。

トニ・マルティネスはバレンシア下部組織出身の187cmストライカーで、2016年7月にウェストハムへ移籍。オックスフォード・ユナイテッドでの修業を経て、2018年1月にファーストチームデビューを飾った。
その後、レアル・バジャドリーやマハダオンダ、CDルーゴにレンタル移籍。2019年7月にはフリーでファマリカンへ完全移籍し、プリメイラ・リーガで32試合10ゴール6アシストを記録した。

2020年10月にはポルトガル国内の強豪ポルトへステップアップ。レギュラー定着はならなかったが、貴重なオプションとして4年間で140試合32ゴール7アシストの成績を残していた。

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3選手の連れ戻しをレアルが検討中…レンタル先で活躍のラファ・マリンら

レアル・マドリーが他クラブへ放出した選手の再加入を選択肢に考えているようだ。 現在ラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝進出が見えているマドリー。新戦力ではドルトムントから大金をはたいて獲得したイングランド代表MFジュード・ベリンガムが驚異的な活躍を見せている他、ミランからレンタルバックしたスペイン代表MFブラヒム・ディアスや、ラージョ・バジェカーノから買い戻したスペイン代表DFフラン・ガルシアなども戦力としてチームに貢献している。 周知の通り、マドリーは他クラブへ放出した選手でも手の届く範囲にとどめていることが多く、レアル・ソシエダで活躍する日本代表MF久保建英もその1人。50%の保有権があることから、今夏の買い戻しがにわかに囁かれていたが、最近2029年までの契約延長にサインしたこともあり、可能性はかなり低くなると考えられている。 しかし、スペイン『マルカ』によると、マドリーが今夏の再加入を検討しているのは久保ではなく、カンテラ出身の3選手とのこと。アラベスにレンタル移籍中のU-21スペイン代表DFラファ・マリン(21)、ラツィオのU-21スペイン代表DFマリオ・ヒラ(23)、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレス(22)のようだ。 マリンは191cmのセンターバックで、昨夏アラベスへ武者修行。ここまで主力としてラ・リーガの21試合に出場し、来シーズンの復帰は確実とみられている。 同じくセンターバックのヒラは2022年夏にラツィオへ完全移籍したが、久保と同様にマドリーが保有権を50%残している形。昨年11月下旬あたりからレギュラーの座を勝ち取った今シーズンは、ここまでセリエAで11試合に出場している。 リーグ首位を争うジローナのグティエレスも2022年夏にマドリーから完全移籍。左サイドバックや左ウイングバックとしてチームの躍進を支えており、マドリーは安価での買い戻しが可能と言われている。 また、昨夏買い取りオプション付きのレンタルでミランへと移籍したスペイン人DFアレックス・ヒメネス(18)の動向も注視している模様。他にも多くの選手がマドリーの支配下にあり、さらなる成長が期待されている。 2024.02.18 23:00 Sun

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