パルマがラツィオのイタリア代表FWカンチェッリエーリを買取OP付きのレンタル移籍で獲得

2024.08.14 23:45 Wed
昨季はエンポリでプレーしたカンチェッリエーリ
Getty Images
昨季はエンポリでプレーしたカンチェッリエーリ
パルマは14日、ラツィオのイタリア代表FWマッテオ・カンチェッリエーリ(22)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。買い取りオプションもついているという。

カンチェッリエーリは、8歳でローマのアカデミーに加入。U-19チームまで昇格も、ファーストチームに昇格せずにエラス・ヴェローナへと完全移籍、2023年7月にラツィオに完全移籍した。

2023-24シーズンはエンポリへとレンタル移籍となり、セリエAで36試合4ゴール3アシストを記録。左右のウイングや中央でもプレーして経験を積んだ。
ラツィオでも公式戦30試合に出場しており、2022年6月にはイタリア代表デビューも果たしていた。

ドリブル突破やクイックネス、スピードが特徴のカンチェッリエーリだが、得点力も身につけており、パルマでのさらなる飛躍が期待されている。

マッテオ・カンチェッリエーリの関連記事

鈴木彩艶の所属するパルマは17日、ファビオ・ペッキア監督(51)を解任したことを発表した。 かつてアビスパ福岡も率いたペッキア監督は、2021-22シーズン限りで退任したジュゼッペ・イアキーニ前監督の後任として当時セリエBに所属したパルマの指揮官に就任。 就任初年度からチームをセリエA昇格プレーオフ圏内の4 2025.02.18 08:00 Tue
セリエA第22節、ミランvsパルマが26日にサン・シーロで行われ、ホームのミランが3-2で逆転勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 前節、ユベントスとのビッグマッチに0-2で完敗となった8位のミランと、ヴェネツィアとの1-1のドローで3戦未勝利の16位パルマの一戦。 直近のチャンピオンズリー 2025.01.26 22:46 Sun
パルマは23日、セリエA第13節でアタランタをホームに迎え、1-3で完敗した。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 代表ウィーク前の前節ヴェネツィアとの昇格組対決を制して2勝目を挙げた13位パルマ(勝ち点12)は、日本代表でも好守を見せていた彩艶が引き続きスタメンとなった。 6連勝中の2位アタランタ(勝 2024.11.24 06:39 Sun
パルマは24日、ファビオ・ペッキア監督(51)との契約を2027年6月30日まで延長することを発表した。 かつてアビスパ福岡も率いたペッキア監督は、2021-22シーズン限りで退任したジュゼッペ・イアキーニ前監督の後任として当時セリエBに所属したパルマの指揮官に就任。 就任初年度からチームをセリエA昇格プレ 2024.10.25 08:40 Fri
セリエA第2節、パルマvsミランが24日に行われ、2-1でパルマが勝利した。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 格上フィオレンティーナとの開幕戦(1-1)では安定したセービングと先制点に繋がるフィードを送るなど、攻守にわたって活躍した彩艶が2戦連続先発となった。 一方、フォンセカ体制初陣となったトリノ 2024.08.25 03:36 Sun

パルマの関連記事

パルマは10日、セリエA第36節でエンポリとのアウェイ戦に臨み、1-2で競り負けた。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 前節コモに敗れた16位パルマ(勝ち点32)は勝利すれば残留をほぼ決定付けられる中、彩艶が引き続きスタメンとなった。 19位エンポリ(勝ち点25)との残留争い。序盤の主導権争いを経て1 2025.05.11 05:50 Sun
パルマは3日、セリエA第35節でコモをホームに迎え、0-1で敗れた。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 前節ラツィオ戦を2点差を追いつかれてのドローに終わった16位パルマ(勝ち点32)は彩艶が引き続き先発となった。 4連勝中の好調11位コモ(勝ち点42)に対し、ポゼッションを譲る入りとしたパルマはハー 2025.05.04 04:23 Sun
鈴木彩艶の所属するパルマは28日、セリエA第34節でラツィオと対戦し2-2の引き分けに終わった。鈴木彩艶はフル出場している。 前節のユベントス戦で7試合ぶりの白星を飾った15位パルマ(勝ち点31)が、リーグ戦4試合無敗の8位ラツィオ(勝ち点59)をホームに迎えた一戦。 今季初の連勝を目指すパルマは開始早々に 2025.04.29 07:00 Tue
パルマの日本代表GK鈴木彩艶がまずまずの評価を受けている。 23日、パルマはセリエA第33節でユベントスと対戦。鈴木は先発フル出場を果たした。 ローマ教皇フランシスの逝去により、2日間延期された試合。鈴木はこの試合でもゴールマウスを守り、ユベントスにゴールを許さず。チームは前半アディショナルタイムのマテオ・ 2025.04.24 15:05 Thu
ユベントスのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチが右ハムストリングを負傷したようだ。『フットボール・イタリア』が報じている。 ヴラホビッチは23日に行われたセリエA第33節パルマ戦に先発したが、前半で交代していた。トゥドール監督はヴラホビッチについて「問題があった」と負傷を示唆。 ヴラホビッチはイゴール 2025.04.24 11:30 Thu

セリエAの関連記事

ユベントスのレジェンドであるレオナルド・ボヌッチ氏(38)が来季、ユースチームの監督かファーストチームのコーチとして復帰する可能性があるようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 ユベントスで8度のセリエA制覇に貢献したボヌッチ氏は昨季、ユベントスを退団。ウニオン・ベルリン、フェネルバフチェでプレーした後 2025.05.17 13:00 Sat
フィオレンティーナは15日、イタリア代表DFピエトロ・コムッツォ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 2019年からフィオレンティーナの下部組織に在籍するコムッツォは185cmのセンターバック。2023年10月のナポリ戦でファーストチームデビューを飾ると、今シーズンはセンターバックの 2025.05.15 21:02 Thu
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチーム 2025.05.14 19:38 Wed
セリエA懲戒委員会は13日、ユベントスのフランス人DFピエール・カルルに対し、2試合の出場停止処分を科した。 カルルは10日に行われたセリエA第36節ラツィオ戦の57分、振り上げた手が相手FWタティ・カステジャノスの顔面に直撃し、VARの末に一発退場となっていた。 残り2試合、ウディネーゼ戦とヴェネツィア戦 2025.05.14 11:30 Wed
ユベントスは13日、アメリカの自動車メーカーであるジープ社と2028年6月まで契約した。ユニフォームのメインスポンサーとなる。契約料は総額6900万ユーロ(約113億8000万円)とのこと。 契約料の内訳は今季終了までに400万ユーロ、来季に1900万ユーロ、残り2シーズンが2300万ユーロとなる。 ユベン 2025.05.14 09:30 Wed

マッテオ・カンチェッリエーリの人気記事ランキング

1

後半AT弾で劇的なセリエA残留、“残留請負人”のエンポリ指揮官がまたしても救う「選手たちは歴史に残る」

エンポリのダビデ・ニコラ監督がセリエA残留を喜んだ。イタリア『TUTTOmercatoWEB』が伝えた。 セリエAで18位と降格の危機にあるなか、26日に行われた最終節でローマをホームに迎えたエンポリ。逆転での残留に向け勝利が求められたホームチームは、立ち上がりの13分、U-21イタリア代表MFマッテオ・カンチェッリエーリが貴重な先制点を奪う。 それでも前半アディショナルタイムに追いつかれてしまったが、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにドラマが。途中出場の元セネガル代表FWエムバイェ・ニアンが値千金の勝ち越しゴールを決めた。 2-1で5試合ぶりの勝利を収めた結果、今節敗れて18位に後退したフロジノーネがセリエBに降格。16位に浮上したエンポリは奇跡の残留を勝ち取った。 アウレリオ・アンドレアッツォーリ監督の後任として1月からチームを率いるニコラ監督は、この劇的な展開を生み出したファンや選手を称賛。就任後6勝5分け7敗の成績を残してきたここまでの道のりも振り返っている。 「これは私以上に、他の多くの人々を幸せにしてくれた救いの結果だ。まずはファンの表情を見てからスタートした。彼らは我々にさらなるモチベーションを与えてくれた。非常に高いパフォーマンスを見せてくれた選手たちには満足している」 「対戦してきたチームを見ると、どこも手強かった。絶好調のチームだったり、(残留を争う相手との)直接対決だたりしたからだ」 また、共に残留を勝ち取ったクラブ首脳陣にも言及。選手たちの功績も改めて称えている。 「私は会長からディレクターに至るまで、クラブの全ての人に満足している。ここでは模範的なプロフェッショナルが見られた。監督のやり方を尊重してくれるし、絶え間ない信頼関係がある。エンポリは模範的なチームだし、見習われるべきだ。素晴らしいチームとして機能しながら、謙虚さも保っている」 「それと、選手たちはエンポリの歴史に残るだろう。私は彼らを誇りに思うし、嬉しく思っている」 なお、ニコラ監督はクロトーネ指揮官時代の2017-18シーズンに残り9試合で6勝を挙げて奇跡の残留を達成。サレルニターナ指揮官時代の2021-22シーズンも途中就任からチームをセリエA残留に導いており、残留請負人として救世主になり続けている。 <span class="paragraph-title">【動画】エンポリの残留を決めた後半ATのニアンの決勝弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="quqtaiOlBQ4";var video_start = 152;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.27 17:05 Mon
2

ラツィオが2人の若手逸材確保! シャフタールMF&20歳の伊代表FW

ラツィオが若手2選手の獲得を発表した。 ラツィオは1日、シャフタール・ドネツクからブラジル人MFマルコス・アントニオ(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。 母国のアトレチコ・パラナエンセのアカデミー出身であるアントニオは、166cmと小柄ながらも、広い視野と精密なパスを武器に、ブラジルの各年代別代表にも選ばれていた実力者。ポルトガルのエストリル・プライアで2018年にプロデビューを果たすと、2019年2月にはウクライナのシャフタールへと移籍した。 シャフタールでも主力として活躍を続け、2021-22シーズンも公式戦28試合に出場して3ゴール1アシストという成績を残していたが、今年2月にロシアによるウクライナ侵攻が開始。国内リーグが中断され、母国への帰国を強いられていた。 また、ラツィオはアントニオ獲得の前日にエラス・ヴェローナからイタリア代表FWマッテオ・カンチェッリエーリ(20)を1年間のレンタル移籍で獲得。今回の契約にはスポーツ面で設定した条件を達成した場合、買い取り義務が発生する条項が盛り込まれている。 ローマ生まれでラツィオの宿敵ローマのプリマヴェーラに在籍したカンチェッリエーリは、昨夏にヴェローナへ完全移籍で加入。ヴェローナのトップチームでは、2021-22シーズンの公式戦14試合2ゴール1アシストの数字に留まった。 だが、5月末に行われたイタリア代表候補キャンプでロベルト・マンチーニ監督の目に留まると、先日のUEFAネーションズリーグのドイツ代表戦でアッズーリデビューを飾り、一躍注目を集める存在となった。 180cmの左利きの20歳は右ウイングを主戦場に、鋭いドリブル突破や意表を突くラストパスを特長とする攻撃センス抜群のアタッカー。判断面やプレー精度に関してはまだまだ粗削りだが、ローマのプリマヴェーラ出身らしい、負けん気の強さも魅力な逸材だ。 2022.07.01 21:51 Fri

パルマの人気記事ランキング

1

平均年齢28.2歳の王者インテル…今後は若手獲得路線本格化でパルマの強靭FWボニーらリストアップ

インテルが少しずつ若手獲得路線に切り替え。世代交代への覚悟がありそうだ。 昨季のセリエA王者にして、充実した選手層、人望が厚いシモーネ・インザーギ監督、ジュゼッペ・マロッタ社長を筆頭とした経営陣と、スキがない組織を築くインテル。 ただ、充実のスカッド(トップ登録27選手)は現時点で平均年齢「28.2歳」と、指揮官がリスクを避けた起用に流れる傾向もあって、セリエA最年長のチームに。最も近いナポリでさえ、平均年齢は「27.4歳」となっている。(※) (※)ミランは25.2歳、ユベントスは25.4歳、エラス・ヴェローナは23.7歳など オークツリー新体制で「今後獲得する選手は若手重視」との姿勢が見えてきたなか、この路線はこれから本格化へ。イタリア『カルチョメルカート』は、インテルがリストアップ中だという獲得候補をいくつか挙げる。 まず、パルマに所属する189cmストライカー、U-20フランス代表FWアンジュ=ヨアン・ボニー(20)。 日本ではGK鈴木彩艶のパルマ移籍により、この「ボニー」を聞くことが増えたが、現地イタリアではまだまだ無名。強靭なフィジカルが特徴で、今季がキャリア初のトップディビジョンとなったなか、1日のナポリ戦でセリエA初得点を記録している若武者だ。 “若手の登竜門”ザルツブルクからは、イスラエル代表MFオスカル・グルーク(20)とコートジボワール代表FWカリム・コナテ(20)に関心。前者は「ムヒタリアン型」と形容され、後者は爆発的な“バネ”を誇る点取り屋だ。 さらに若い選手だと、今夏ニュルンベルクからフランクフルトへ移籍した2005年生まれのトルコ代表戦士、MFジャン・ウズン(18)もリストアップ。攻撃的ポジションを複数こなせる器用なアタッカーで、昨季の2.ブンデスリーガでは30試合16得点を叩き出した逸材だ。 2025年夏、およそ1年後のインテルは、今夏の売却が叶わなかったFWマルコ・アルナウトビッチ(35)、FWホアキン・コレア(30)をフリートランスファーで放出することが確実。 来年1月で売れる可能性は低そうだが、上述のような若きタレントを獲得すべく、2人合わせて1300万ユーロ(約20.5億円)の人件費削減、放出をほぼ100%の確率で実行する。 2024.09.08 22:10 Sun
2

中田英寿氏が波乱万丈のサッカーキャリア回想…『The Atletic』のロングインタビューに答える

元日本代表MFの中田英寿氏が、『The Atletic』のロングインタビューで自身のサッカーキャリアを振り返った。 中田氏はベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートし、以降は2006年の現役引退までペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナのイタリア5クラブ、イングランドのボルトンでプレー。 また、日本代表としては1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3度のワールドカップに出場し、通算77キャップを刻んだ。 そのアジアを代表するレジェンドは『The Atletic』で29歳での現役引退を始め、キャリアにおけるトピックについて語った。 2006年ドイツW杯のグループステージ最終節のブラジル代表戦での1-4の敗戦後、スパイクを脱ぐ決断を下したMFは、その突然の引退から19年を経たなかで改めて決断の理由に言及。 「プロのサッカー選手になる夢は一度もなかったが、どういうわけかそれが実現し、ワールドカップでプレーし、イタリアとイングランドに行った。情熱のためにいつもプレーしていた。私はサッカーのファンではなく、サッカーをプレーするのが好きだった。それが私が引退した理由だ。情熱を失っていたし、情熱がなければ、自分に嘘をついているようなものだった」 「私が好きなのはプレーすることであり、コーチやコメントをすることではない。それが引退後に『別の情熱を見つけなければならない』と言った理由だった」 インタビュー冒頭で、サッカーキャリアの終わりについて語った元日本代表はここからキャリアの最初期に立ち戻り、「当時は、プロサッカー選手になることを夢見る人は誰もいなかった。日本で一番人気のスポーツは野球だった。だけど、結局、私は漫画『キャプテン翼』が大好きだったから、サッカーをやろうと決めた」と、サッカーを始めた理由を明かした。 続けて日本代表が初めてW杯に出場した1998年フランスW杯での奇抜な髪色については「(W杯前でさえ)毎日髪の色を変えていたが、海外でプレーしたかったので世界に知られることが重要だった。だから注目されたいと思っていた」と、振り返る。 その目論見通り、W杯直後にはセリエAのペルージャへ完全移籍。イタリアでのキャリアをスタート。その新天地では加入1年目から鮮烈な輝きを放ったが、プレーすること以外でサッカーに関心がなかったことが良い意味でプラスに働いたという。 「私はサッカーの大ファンではなかったし、サッカーを見たり新聞で読んだりもしなかった。そういう人間ではないんだ。ただサッカーをするのが好きで、毎日もっといい選手になりたいと思っていた」 「イタリアに来たときは、セリエAが世界最高のリーグで、ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロのような選手がいたが、私は選手をあまり知らなかった。リーグのチームの半分も知らなかった」 「でも、そのおかげで自分のプレーに集中できたし、それが私の強みだった。とにかく恐れがなかった」 そのペルージャでの活躍によって2000年にはローマへステップアップ。当時、頭角を現わしていたフランチェスコ・トッティとのポジション争いで苦戦を強いられた一方、2005年1月のユベントス戦ではクラブ史に刻まれた圧巻のロングシュートを突き刺し、ジャッロロッシのスクデット獲得に大きく貢献した。 中田氏はそのローマ時代について「ローマに戻るたびに、ファンのみんなが私のところに来て『ありがとう、ナカタ』と言ってくれる」と、自身の重要な働きに満足感を示した。 その後、1年でイタリアの首都を離れてパルマに活躍の場を移すと、コッパ・イタリア優勝に貢献。2年連続のタイトル獲得を経験。そして、日韓W杯では大会の目玉選手の一人として日本代表史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。 「もっといい結果を出せたはず」トルコ代表に敗れてのベスト16に不満を示しながらも、「雰囲気は素晴らしかった」と、自国開催のW杯をポジティブに振り返った。 「日本では誰もが、私たちがグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出するだろうと期待していたが、それはとても大変だった」 「私たちはとても若いチームで、ほとんどのメンバーがワールドカップでプレーしたことがなかった。当時、海外でプレーしていたのは数人だけで、プレッシャーは大きかった。しかし同時に、国全体が私たちを応援してくれたので、雰囲気は素晴らしかった」 その後、チェーザレ・プランデッリ監督との衝突を機に、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリア国内での移籍を繰り返した後、2005年に7年間過ごしたイタリアを離れ、プレミアリーグのボルトンへレンタル移籍。 自身最後のクラブとなったマンチェスターのクラブではキック&ラッシュでお馴染みのサム・アラダイス監督が率いたチームということもあり、イタリアと大きく異なる環境面を含めて難しい日々を過ごした。 「イタリアから来たので、サッカーはまったく違っていた。多くのチームがロングボールをプレーしていた。それは少しショックだった。そしてイタリアからマンチェスターに来て、食べ物の面でも違ったし、雨も多かった。そういった意味で少し大変だった」 その後、前述のドイツW杯での現役引退で中田氏の波乱万丈のサッカーキャリアは締めくくられた。 そして、自身のサッカーキャリアを通じて「どのように記憶されたいか?」との問いに対して、中田氏は「私は美しいプレー、優雅さが好きだ。ジネディーヌ・ジダンのようなプレーが美しい。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールである必要はない。私は優雅さが好きで、サッカーだけでなく人生でもそうだ。優雅で美しいものが好きだ。つまり美しい服、美しい建築物、デザイン、景色…」と返答している。 現役引退後は3年間に渡っておよそ100カ国以上を巡る放浪の旅に出て、以降は魅了された日本酒造りや日本茶のブランド立ち上げなど、日本の文化や食文化の発信者として活躍する48歳。 今回のロングインタビューの最後には改めて自身の生き方について語り、これからも自身の情熱の赴くがままに様々なことにチャレンジしたいと結んだ。 「29歳で引退したとき、たくさんの人から『まだプレーできるよ』とか『サッカー業界で働いてコーチでもしたらどうだ』と言われた」 「でも、できるからやることを選んでいるわけではない。やりたいからやっている」 「私は好きなことをやっている。だからファッションが好きならファッションをやるし、他の文化が好きなら他の文化。日本酒が好きなら日本酒をやる」 「他の人は時々その理由が理解できないことがある。それは私が情熱を持ってやっているからだ」 2025.03.19 00:14 Wed
3

パルマ、長期離脱中のオーストラリア代表DFチルカーティと2029年まで契約延長

パルマは25日、オーストラリア代表DFアレッサンドロ・チルカーティ(21)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 新契約にサインしたチルカーティは、交際サイトで以下のように喜びを語った。 「こうしてパルマで現役を続けられることをとても嬉しく思っているよ。僕はファンとも素晴らしい関係を築いている。このような厳しい時期に僕を信頼してくれた首脳陣、特にカイル・クラウスCEOに感謝したい。チームメイトと一緒にプレーし、チームの目標達成に貢献することが待ちきれないよ」 イタリアで生まれたチルカーティは1歳の頃にオーストラリアへ移住したチルカーティ。地元のパースSC、パース・グローリーFCを経て、2021年2月にパルマのプリマヴェーラに移籍。 その後、2022年1月に18歳でプロ契約を締結すると、これまで公式戦60試合に出場。今季も開幕から4試合連続ですためフル出場していたが、昨年9月27日のトレーニング中に左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負い、長期離脱となっていた。 2025.02.26 13:30 Wed
4

ローマ教皇の葬儀開催に伴い、26日開催予定のセリエA3試合が延期に…3つのタイトル争うインテルに大きな影響

ローマ教皇フランシスコの葬儀開催に伴い、26日に開催予定だったセリエA第34節の3試合が延期されることになった。イタリア『ANSA通信』が伝えている。 21日、バチカンはローマ教皇フランシスコの死去を発表。5週間に渡り感染症の治療を行っていたなか、最近退院したものの、88歳で亡くなった。 レガ・セリエAはこの訃報を受け、21日に予定だった全ての試合の延期を決定。セリエAでは、トリノvsウディネーゼ、カリアリvsフィオレンティーナ、ジェノアvsラツィオ、パルマvsユベントスの4試合が延期された。 さらに、フランシスコ教皇の葬儀が26日に執り行われることになったことを受け、イタリアの海洋・南方政策大臣のネッロ・ムスメチ氏は、政府の要請として同日開催予定だった試合を延期することを発表した。 対象カードはコモvsジェノア、インテルvsローマ、ラツィオvsパルマの3試合。現時点で代替日程は未定となっている。 リーグ戦一本となっているチームにとってミッドウィーク開催は比較的容易だが、セリエAで熾烈なスクデット争いに身を置き、チャンピオンズリーグ(CL)とコッパ・イタリアで準決勝進出のインテルは代替日程を見つけるのは困難な状況。 仮にコッパ決勝進出の場合、開催可能な日程はCL準決勝1stレグの3日前の4月27日か、セリエA第37節と最終節の間の5月21日辺りのみに。CLとスクデット争いのいずれにも影響を及ぼす可能性が危惧される。 2025.04.22 21:18 Tue
5

“Grazie DDR”! ジャッロロッソにすべてを捧げたデ・ロッシをローマが勝利で送り出す!《セリエA》

セリエA最終節のローマvsパルマが26日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で勝利した。 前節、サッスオーロ相手の痛恨ゴールレスドローで逆転での4位フィニッシュが絶望的となった6位のローマ(勝ち点63)が、13位のパルマ(勝ち点41)をホームに迎えた今シーズンのセリエA最終戦。 逆転での4位フィニッシュには奇跡が求められるため、ローマのこの試合での最大の注目は今シーズン限りでの退団が発表されたバンディエラ、ダニエレ・デ・ロッシのラストゲーム。その主役のデ・ロッシは2001年のトップチームデビュー以降、ジャッロロッソのユニフォームを着て通算616試合目のピッチに立った。 “DDR”へのトリビュートに満ち溢れたオリンピコでのデ・ロッシラストゲームは、この日のロマニスタの気持ちを如実に表した涙雨の中で幕を開ける。開始4分には盟友トッティを彷彿とさせるデ・ロッシのワンタッチパスに反応したパストーレがヘディングシュートを放つ。 その後はパルマの盛り返しによって一進一退の攻防が続く中、20分過ぎには互いに決定機を作り合う。21分、ボックス手前から仕掛けたパストーレがゴール左に持ち込んで左足のシュートをニアポストに飛ばすが、これはGKフラッタリの好守に遭う。直後の24分にはパルマのカウンターからスプロカティのラストパスに抜け出した古巣対戦のジェルビーニョに絶好機も枠の右隅を捉えたシュートはこちらも古巣対戦のGKミランテがビッグセーブで防ぐ。 徐々にローマが押し込み始めた30分過ぎに試合が動く。35分、ボックス左でのペロッティの仕掛けからコラロフのヘディングでの折り返しが相手DFのクリアに遭う。だが、ペナルティアーク付近でクリアボールに反応したペッレグリーニの左足のダイレクトシュートがゴール前のDFにディフレクトする幸運もあってゴールネットを揺らした。 次期カピターノのフロレンツィと共にデ・ロッシの後継を担うローマっ子のペッレグリーニのゴールで先制に成功したローマは、勢いづいて攻め立てる。パストーレやペロッティの果敢な仕掛けで相手ゴールに迫ると、前半終了間際にはフロレンツィも際どいミドルシュートを放ったが、ここは相手のブロックに遭い、前半が終了した。 後半もペロッティが個人技で決定的なシュートを放つなど、良いリズムで後半に入ったローマ。57分にはパストーレを下げてクリスタンテ、62分には今夏退団でインテル行きも噂されるジェコに代わってシックが投入される。ジェコがピッチを去る際には愛憎交じった拍手とブーイングが送られることになった。 その後は拮抗した展開が続く中、82分にはこの試合最大のハイライトが訪れる。フォースオフィシャルが掲げた交代ボードにはロマニスタが見たくなかった「16」の数字が…。そして、両チームの選手、主審と抱擁を交わしたローマのバンディエラはジェンギズ・ウンデルとの交代でローマでの最後の試合を終えることになった。 このしんみりとしたムードの中、86分には水を差すパルマのゴールが決まることに。ローマでの中盤でのボールロストからペピンのスルーパスに抜け出したジェルビーニョが左足のシュートを古巣のゴールに流し込むが、プロフェッショナルとしての仕事を全うしたジェルビーニョも気まずそうな表情を浮かべる。 バンディエラの門出を何とか勝利で飾りたいローマは89分、トッティのラストゲームでもチームを救う大仕事を見せていたペロッティが再び大仕事をやってのける。ボックス右のジェンギズが上げたクロスをアルゼンチン人アタッカーが冷静に頭で流し込み、ローマは再びリードを手にした。 そして、土壇場での勝ち越しゴールを今度こそ守り切ったローマが誰からも愛されたバンディエラのラストゲームを見事勝利で飾り、今季を6位で終えた。 <div id="cws_ad"> <script src="//player.performgroup.com/eplayer.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=10vpp57wibkph1gienep9ab884" async></script> </div> 2019.05.27 06:00 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly