エイブラハムはローマでドフビクとポジション争いか…去就揺れるも「復活したところを見せたい」

2024.08.11 19:35 Sun
エイブラハムはローマ残留を視野か
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エイブラハムはローマ残留を視野か
ローマの元イングランド代表FWタミー・エイブラハム(26)が去就に口を開いた。

チェルシー時代にフランク・ランパード監督のもとで才能を開花させたものの、トーマス・トゥヘル監督になってから出番を減らし、2021年夏からローマに活躍の場を求めたエイブラハム。イタリア行きの初年度から活躍したが、一昨季終盤の大ケガを昨季も引きずった。

その昨季は最終的に公式戦12試合でプレーしたが、大半が途中出場で、ゴール関与も1得点1アシスト。今夏はローマで売却の可能性が取り沙汰され、ミランらの関心が浮かぶ。
この夏のローマにジローナから昨季のラ・リーガ得点王のアルテム・ドフビクが加わったことで、より居場所の確保が難しくなるエイブラハムだが、この夏の移籍に否定的な発言だ。

イタリア『スカイ』によると、エバートンとのプレシーズンマッチ後、「ここローマでの初日から、フットボールに対する自分の情熱とクラブの力になりたい思いでいる」とし、移籍せずのシーズンインを示唆している。
「僕は笑顔で、常にポジティブな人間。これがあのケガをしてから最初のプレシーズンで、今が僕にとってのシーズンだ。復活したところを見せたい。噂が良いものなのは明らかで、自分がうまくいっているのを意味するものだけど、僕はローマにいて、ベストを尽くす覚悟だ」

また、ドフビクとのポジション争いに「チーム内でのポジション争いは小さい頃からだし、慣れっ子だ。ドフビクは強く、僕も歓迎している。僕らは2人の選手で、いつか(ダニエレ・)デ・ロッシ監督が一緒にプレーするチャンスを与えてくれるかもしれないし、そうならずとも互いにサポートし合っていく」

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ペッレグリーニはローマ退団へ? ラニエリ監督「オファーがあれば、我々はそれを評価するつもり」

ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(28)に退団の可能性が浮上している。 ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。 しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。 今シーズンに関してはクラウディオ・ラニエリ監督の就任後に主力としての活躍が期待されたが、コンディションが上がってきた現状においても同じローマ人の指揮官はカピターノの起用に消極的な姿勢を示している。 そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。 29日に行われるセリエA第18節のミラン戦に向けた会見に出席したラニエリ監督は、その場でメルカートについて言及。 「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。 一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。 なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。 また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。 2024.12.27 22:40 Fri

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