PSGがユーベの逸材CBハイセン獲得へ接近…個人間合意でクラブ間交渉本格化

2024.07.10 14:35 Wed
昨季はローマでプレーしたハイセン
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昨季はローマでプレーしたハイセン
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ユベントスのU-21スペイン代表DFディーン・ハイセン(19)の獲得に近づいているようだ。

197cmの長身に両足を遜色なく操る現代的なセンターバックの大器として注目を集めるハイセン。昨シーズン後半はユベントスから半年間のレンタル移籍でローマに加入し、準主力としてその才能の片りんを示した。

現在はローマからのレンタルバックの形で保有元のユベントスに復帰し、チアゴ・モッタ新監督の下でポジション争いに挑むかに思われたが、クラブサイドはニースのフランス代表DFジャン=クレール・トディボ獲得の動きを見せるなど、U-21スペイン代表DFを戦力としてはみなしていないようだ。
そんななか新天地候補に急浮上したのが、PSGだ。若手センターバックの獲得を今夏の優先事項とするパリの巨人は、リールのU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)をトップターゲットに定めていた。

しかし、選手本人のレアル・マドリーへの強い思いに加え、ここ最近ではマンチェスター・ユナイテッドの接触も報じられ、現状でPSG行きの可能性は極めて低いと思われている。
これを受け、クラブはターゲット変更に踏み切ってハイセンへのアプローチを本格化させている。

移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏やフランス『RMC Sport』によると、PSGとハイセンは2029年までの5年契約で原則合意に至ったという。

クラブ間ではPSGが掲示した2000万ユーロ(約34億9000万円)のオファーに対して、ユベントスは3000万ユーロ(約52億4000万円)を要求。現状では小さくない溝があるものの、今後の交渉によって移籍成立の可能性は十二分にありそうだ。

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ルイス・エンリケ監督は2季連続ベスト4進出に安堵も薄氷の勝ち上がりに戒め 「自信過剰になってはいけない」

パリ・サンジェルマンを率いるルイス・エンリケ監督が15日に行われ、2-3で敗れたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのアストン・ビラ戦後にコメントした。 1stレグを3-1と先勝していたPSGは27分までにDFアクラフ・ハキミとDFヌーノ・メンデスのサイドバック2人によるゴールで2点をリード。余裕の展開としていたが、ホームで圧倒的な強さを誇るアストン・ビラに3点を奪われて2戦合計スコアで1点差に詰め寄られた。 それでも守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの活躍もあって逃げ切ったPSGが2季連続ベスト4進出としている。 ルイス・エンリケ監督はアストン・ビラの反撃を振り切ってのベスト4進出を受け、勝って兜の緒を締めている。 「CLで準決勝に進出するのは常に難しい。それでも2季連続で進出できた。とても嬉しい。2ゴールを挙げて最高の形で試合に入ったにも関わらず非常に難しい試合だった。前半は自信に満ちていたが、複雑な局面が訪れた。チームを更に成長させなければならない。決して自信過剰になってはいけない。サッカーの試合は常に変わる可能性がある。アストン・ビラは非常に良いチームでプレーもうまく、質の高い選手がたくさん居る。この試合を前向きに捉えなければならない。チームは昨年より良くなっており、最後までトロフィーを目指して戦う」 2025.04.16 08:15 Wed

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