OA枠に山本昌邦NTD「日本サッカーの成長の大事な節目」、欧州クラブで主軸選手が増えた嬉しい悩み「選手に背負わせるのは避けたい」

2024.05.30 22:48 Thu
OAについて語る山本昌邦NTD
©超ワールドサッカー
OAについて語る山本昌邦NTD
30日、アメリカ遠征に臨むU-23日本代表メンバー25名が発表された。

パリ・オリンピックの出場権を無事に確保したU-23日本代表。7月に開幕する大会を前に、最後の活動となる今回のアメリカ遠征では、同じくオリンピックに出場するU-23アメリカ代表と対戦する。

今回の活動はインターナショナル・マッチウィーク(IW)に実施されることもあり、招集に強制力がある一方で、本大会に出場できない選手を招集しても仕方がない状況。海外クラブで主軸を張る選手が多いだけに、かなり交渉が複雑化している。
当初はこの活動からオーバーエイジ(OA)の選手も招集する可能性があったとされた中、実際のメンバーには不在。ナショナルチーム・ダイレクター(NTD)の山本昌邦氏は、この状況について説明した。

「オーバーエージの選手たちについては、長い時間かけて丁寧に進めています。一方で、たくさんのハードルが実はありまして、個人個人のオリンピックに出場したいという意志、所属クラブの了承を得なければいけない。また、我々の成長の証だと思いますが、移籍する可能性ということでは、移籍先との了承も取り付けなければいけないです」
「A代表の選手たちは今回移籍の可能性が高い選手も多いです。そういう意味で、移籍先が決まったとして、そこから交渉に入っていく形になるので、そのハードルはかなり難しさを極めています。この選手という確約というか、実際にパリ五輪に出場できるということに至っていないというのが各選手にあります。極めて難しい調整になると思います」

「我々は扉を閉ざしているわけではないので、メンバー登録の期限までに鋭意進めていきたいと思っています。また、監督以下、コーチングスタッフが必要とする選手であり、選手の意志、クラブとの調整は本当に複雑なものがあると思います」

「A代表にいる選手たちが中心になりますが、大きなクラブで本当に必要とされているということの違うステージに辿り着いています。選手によっては、所属クラブの中で、彼らが本当に必要とされている中で、その中の交渉、所属クラブの監督が決まっていないとか、そういうような状況もあって、なかなか動きがスムーズにいかないということもあります。かなり難しい交渉になっていくだろうなということは想像しています」

クラブにとって、オリンピックに選手を派遣する義務はない。新シーズン開幕前のプレシーズン中の開催ということもあり、チームを考えれば主軸選手ほど派遣はしたくないのは当然だ。

実際にレアル・ソシエダはMF久保建英に対して派遣を拒否。パリ・オリンピック世代だが招集はされず。また、この世代を牽引してきたMF鈴木唯人(ブレンビー)も移籍の噂もあり、こちらも招集されていない。

力をつければつけるほど、オリンピック出場からは遠ざかる可能性があり、男子サッカーにおいては立ち位置も微妙な大会になっているオリンピック。戦力的にも選手の疲労度合いを見ても、招集はかなり困難になる。

山本NTDは「事前に登録したメンバーがあります。ここで具体的な名前は発表できませんが、その枠の中から選ぶことになるので、精査しております」とし、OAとして呼ぶ選手のピックアップはラージグループとしてはしている状況。ただ、選手は自身のキャリアを考え、移籍との天秤にかける必要があり、その判断をあまり負わせたくないと語った。

「OAの選手たちの移籍の可能性というところで、彼らと話す中で、(出たい)気持ちはあるけれども、移籍先のクラブがどこになるかが決まらない中で、五輪のチームに迷惑をかけたくないという思いもありますし、デリケートな話。行きますよと本人が言った。突然大きな移籍が決まった。五輪の時期にトレーニングに参加していなければポジションがなくなるといるというリスクもあります」

「五輪経由でワールドカップに繋がっていく。W杯の頂点から逆算して、この五輪の成長は欠かせないと思いますが、難しい選択で選手たちにあまりにも背負わせるというのは、我々としては避けたいというのもあります」

「本当に、日本サッカーの成長の大事な節目なのかなと思っています。この経験は先々には生かしたいと思います」

若い選手が育たなければ、A代表の強化には繋がらない。ただ、かつてのように五輪が全てではなく、U-23世代でもA代表としてプレーする選手はたくさんおり、世界を見渡せば主軸になっている選手も多い。

日本サッカーが1つ上のステップに上がることを考えると、OAという枠の考え方も今までとは大きく変わるべきタイミングなのかもしれない。

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パリ五輪世代のGKが玉突き移籍か? 鈴木彩艶がパルマ行きなら、小久保玲央ブライアンがシント=トロイデン移籍か

パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 Wed
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“ドイツ5部からパリ五輪へ” 佐藤恵允のU-23日本代表選出に独紙驚き「ブレーメンはナビ・ケイタに続き…」

ブレーメンU-23のFW佐藤恵允(22)がパリ五輪U-23日本代表に選出されたことについて、ドイツ『ビルト』が驚きをもって伝えた。 3日、パリ五輪に臨むU-23日本代表メンバー18名が発表され、アジア最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップの優勝メンバーである佐藤も名を連ねた。 佐藤は明治大学サッカー部を退部する形で、23-24シーズンからドイツ1部・ブンデスリーガのブレーメンへ。 ただ、地域リーグ(ブレーメン・リーガ/ドイツ5部相当)のブレーメンU-23が出発地点となり、昨季1年は公式戦14試合5得点1アシスト。トップチームではブンデスリーガ3試合のベンチ入りにとどまった。 『ビルト』は佐藤の五輪選出について「ブレーメンはナビ・ケイタのU-23ギニア代表入り(※)に続き、またもファンに驚きを提供。サトウに対する指名は当たり前ではない。5部リーグでしか試合経験を積んでおらず、それは大きな舞台(=五輪)には十分ではないからだ」とする。 (※)オーバーエイジ枠 それでも、「サトウはU-23アジア杯メンバーとして同大会の優勝、そして五輪出場権の獲得に貢献していた」と、これまでも大岩ジャパンの一員として歩んできたことを補足した。 『ビルト』はブレーメンのフットボール・ダイレクター、クレメンス・フリッツ氏の佐藤に対するコメントを紹介。佐藤は五輪後もU-23チームからトップ昇格を目指す挑戦が続くようだ。 「彼はチームへの貢献度が高い選手だ。我々としては、彼がプロフェッショナルのリーグへステップアップすることを確信している。しかし、一歩ずつ進まねばならない。今は地域リーグで己の価値を証明する必要がある」 2024.07.04 14:05 Thu
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本田圭佑のベタ褒めに「嬉しい」、19歳で高パフォーマンスを見せたDF高井幸大、世界との戦いにも「ビックリした選手はいなかった」

パリ・オリンピックを戦ったU-23日本代表の国内組の選手たちが4日に帰国。チーム最年少の19歳で主軸としてプレーしたDF高井幸大(川崎フロンターレ)が大会を振り返った。 2日に行われたU-23スペイン代表との準々決勝で0-3で敗れた日本。高井もこの試合に先発出場すると、積極的なプレーと安定した守備でチームを支えた。 幻に終わった細谷真大のシュートシーンでは、その前にダイレクトで左サイドへと展開。背後を狙ったロングボールなど、攻撃面でもチームに貢献したが、ベスト8でチームは敗退となった。 グループステージ最終戦のU-23イスラエル代表戦以外の3試合にフル出場した高井。オリンピックを終え「凄く良い経験ができた大会だったと思います」と感想を語った。 スペイン戦のプレーには、日本代表で長らく活躍したMF本田圭佑も試合をリアルタイムで観ながらX(旧ツイッター/@kskgroup2017)で「15番何て選手?今のヤバない?うますぎ。」と投稿するなどベタ褒めしていた。 高井は本田の投稿を見たと言い「嬉しいなと思います。頑張ります」と、期待に応えたいとした。 細谷の幻のゴールにつながる展開については「空いてるなと思ったのでダイレクトでつけました」と語った高井。これは川崎Fでのトレーニングの賜物だという。結果としてゴールは認められなかったが「あの時間帯は結構自分たちの時間帯だったので、もう1つぐらいチャンスあるかなと思っていました」と、冷静に見ていたという。 タレント集団でもあるスペインとの対戦でも、局面ではやらせなかった高井。「相手の選手も個人個人で見れば負けていないかなとも思いますが、チームとして見た時には相手の方が上だなと感じました」と、ここの勝負では勝れるものの、チーム全体での差を感じたとのこと。それを打破するためには「1人1人が成長して、色々な考え方が持つことが大事だなと思います」と語った。 まだ19歳。将来は明るく、A代表での活躍も期待されるCB。「色々なことがありますけど、1人の選手として基準を上げるところは大切だなと思います」と今後についてコメント。「オリンピックという大きな舞台に立たせてもらったことは凄く光栄なことです。3試合出ましたが、他の試合も楽しめました」と、しっかりと4試合を楽しんだとし、「選手1人1人がチームのために戦うという素晴らしい経験ができたと思うので、またそういう舞台に立てればと思います」と、今後はワールドカップなどでもプレーしたいと意欲を見せた。 大岩剛監督からは「アンダーの代表は終わりだから、A代表目指して頑張って欲しいと言われました」とチーム全体に話があったとし、「目指したいなと思いました」と意欲。また、さらに高いレベルについても「目指してはいきたいなと思います」と、将来的には海外での挑戦もしたいと意気込んだ。 手強かった相手についても「そこまでビックリした選手はいなかった」と語る高井。自信を得て帰ってきた中、まずは川崎Fでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。 2024.08.04 21:58 Sun

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