CL出場権争うアスレティックの白星が“盗まれた”? 名手エレーラがPK判定に激怒「異常」「完全にアウト」「根源はVARルーム」

2024.04.15 14:00 Mon
アスレティック・ビルバオのMFアンデル・エレーラ
Getty Images
アスレティック・ビルバオのMFアンデル・エレーラ
アスレティック・ビルバオの元スペイン代表MFアンデル・エレーラが主審とVARに激怒だ。スペイン『Relevo』が伝えている。かつてマンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン(PSG)にも在籍のエレーラ。飾り気がなくとも攻守両面で気が利き、献身性と運動量もチームを助ける“THEバスク人”な選手だ。

そんなエレーラも今年で35歳。故郷ビルバオに戻り、年齢からかフル稼働が難しくなっているものの、古巣アスレティックで奮闘する日々。
先日コパ・デル・レイ(国王杯)を制したチームは、ラ・リーガで第31節を終えて5位。残り7試合でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位アトレティコ・マドリーと勝ち点「4」差だ。

そんな緊張感溢れる戦いが続くなか、14日の第31節ビジャレアル戦は1-1ドローで足踏み。同日アトレティコは勝利しており、前述の勝ち点差「4」は「2」から広がったものなのだ。
アスレティックとしては、ビジャレアル戦の90+5分にPKを決められて白星するり。MFダニ・ガルシアのハンドとも言えないハンドでVARが介入。問題のシーン、至近距離で見ていたビジャレアルの選手は1人をのぞいて主審にアピールしていなかった。

途中出場から試合のクローズにかかっていたエレーラはこれに激怒。

普段冷静な男は、試合後の記者会見で身振り手振り交え、鋭い眼光で記者を直視したまま、クアドラ・フェルナンデス主審の最終判断を「異常」と語り、「ラ・リーガが世界No.1のリーグになりたいなら、このPK判定は完全にアウト。根源は主審を惑わせたVARルーム」と吐き捨てた。

判定もさながら、アスレティック陣営にとっては2014-15シーズン以来10年ぶりとなるCL出場権も懸かっているだけに、エレーラも怒りは収まらない。

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レーティング:セビージャ 1-2(AGG3-3) ビルバオ《EL》

▽ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、セビージャとビルバオによる同国対決が14日にサンチェス・ピスファンで開催され、ビルバオが2-1で勝利した。この結果、2戦合計3-3で並んだ両チームは延長戦に突入するも120分間で決着が着かず。その後行われたPK戦を5-4で制したセビージャがベスト4進出を決めた。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。 ▽セビージャ採点 GK 31 ソリア 5.0 先制点はセービングミス。判断が悪く不用意なプレーが目立ったが、PK戦でチームをベスト4進出に導く DF 25 マリアーノ 5.5 豊富な運動量を生かして果敢にアップダウンを繰り返した (→コケ 5.5) 見事なオーバーヘッドを放つも、ヒーローとはなれず 3 ラミ 5.5 集中力を切らさず、相手の攻撃を阻み続けた 5 コロジェチャク 5.5 的確なポジショニングで危険なスペースをケア 18 エスクデロ 6.0 粘り強い守備に加えて、得意の攻撃参加でアクセントとなった MF 20 ビトロ 6.0 鋭い縦への仕掛けでチャンスを創出 4 クリホヴィアク 6.0 一度不用意なパスミスがあったものの、ガメイロのゴールをアシストするなど、それ以外は安定していた 8 イボーラ 5.5 守備の貢献は素晴らしかったが、攻撃面で存在感を欠いた (→クリストーフォロ 5.5) 攻守にハードワークもパス出しに難 15 ヌゾンジ 6.0 競り負ける場面はほとんどなく、チームのボール確保に貢献 7 クローン=デリ 6.0 バネガ不在の攻撃陣をうまく統率。随所に巧さをみせた (→コノプリャンカ 6.5) 同点弾の起点となるなど、投入直後から攻撃をけん引。PK戦でも見事なキックで流れを変えた FW 9 ガメイロ 6.5 らしいフィニッシュで1ゴール。質の高いフリーランで再三決定機に絡んだ 監督 エメリ 6.0 ホームで苦戦も頼りになる選手たちに助けられてベスト4進出 ▽ビルバオ採点 GK 13 イアゴ・エレリン 6.0 再三の好守でチームを救った DF 10 デ・マルコス 5.5 守備に追われる時間が長く、なかなか攻撃に絡めず 2 ボベダ 5.5 後手を踏む対応も多かったが、球際で粘って何とか耐えた (→イトゥラスペ 5.5) 中盤でよく戦い、疲れの見えた味方をサポート 16 エチェイタ 6.0 ガメイロら相手の強力攻撃陣に苦戦も、気迫のこもったプレーで応戦 24 バレンシアガ 5.5 幾度か鋭いクロスを供給。守備も及第点 MF 14 スサエタ 6.0 攻め手が少ない中、積極的に仕掛けてチャンスに絡む 6 サン・ホセ 6.0 チームを救う決死のクリアなど、ピボーテとセンターバックで奮闘 22 ラウール・ガルシア 6.0 相手の強力ピボーテに封じられた中、試合を振り出しに戻す貴重なゴールを決めた 7 ベニャト 6.5 ラウール・ガルシアのゴールをアシスト。長短織り交ぜたパスで中盤をコントロール 30 レクエ 5.0 期待された局面での打開はほとんどできず (→ムニアイン 5.5) 1stレグでのミスを取り返そうと、攻守にアグレッシブさを見せた FW 20 アドゥリス 6.0 良い形でなかなかボールを受けられなかったものの、さすがの決定力で先制点を奪取。後半半ばに負傷交代 (→ビゲラ 5.5) 前線で身体を張って起点となると共に、守備でも貢献 監督 バルベルデ 6.0 PK戦の末に敗退も間違いなくグッドルーザーだった ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ベニャト(ビルバオ) ▽痛恨のPK失敗で悲劇の主人公となったが、120分間を通してのパフォーマンスは誰よりも素晴らしいものだった。 セビージャ 1-2(AGG3-3) ビルバオ 【セビージャ】 ガメイロ(後14) 【ビルバオ】 アドゥリス(後12) ラウール・ガルシア(後35) ◆PK戦(5-4) コケ ○ ○ ラウール・ガルシア クリホヴィアク ○ ○ ビゲラ コノプリャンカ ○ ○ サン・ホセ ヌゾンジ ○ × ベニャト ガメイロ ○ ○ スサエタ ※PK戦を制したセビージャがベスト4進出 2016.04.15 07:03 Fri

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