異例の平日デーゲーム、WEリーグ浦和vs新潟Lは入場者数1754人!両指揮官も感謝「本当にありがたい」「素晴らしい雰囲気」
2024.03.28 21:05 Thu
試合後にサポーターへ挨拶をする浦和の選手たち
2023-24 WEリーグ第20節、浦和駒場スタジアムで行われた三菱重工浦和レッズレディースvsアルビレックス新潟レディースは、27日の平日水曜日14:00キックオフという中で、入場者数は1754人を記録した。今試合は、浦和のAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)決勝参加予定のため、前倒しで組まれていた。
AWCC決勝自体は、アジアサッカー連盟(AFC)から突如の報で22日に中止が決定していたが、浦和vs新潟Lは日程変更が難しいことから予定通り27日に開催された。
平日のデーゲームという、集客面では難しい条件となったが、2位・3位の直接対決には先述の通り、1754人がスタジアムに足を運んだ。
浦和は今季、WEリーグカップを含めてここまで9回ホームゲームを開催しており、入場者数最多は3050人(1月7日第7節大宮アルディージャVENTUS戦/晴のち曇、11.7℃)、最少は1397人(2023年11月26日第4節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース/雨、8.6℃)だった。平均値は2056人、今節は7番目の多さだった。
来場したファン・サポーターへは、浦和の楠瀬直木監督が「本当にありがたい話で、情報で新潟さん(のサポーター)も100人くらい来るぞと聞いていて、いつもバスが入ってくると(浦和のサポーターが)みんな出迎えてくれるんですけども、(今日は)誰もいなくて、新潟さんのサポーターが手振ってくれたので、ちょっと心細かったんですけど、蓋を開けてみたらこんなに来ていただけていました。その力が選手たちのサポートになるので、本当にありがたいと思います」と、感謝の言葉を残せば、新潟の橋川和晃監督も「平日にもかかわらず、レッズのファン・サポーターのみなさん、そして何よりもアルビのファンが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気の中で(試合を)させていただいたことに感謝したいと思います」と、両指揮官が感謝の言葉を述べている。
中盤で攻守に奮闘、先制点をアシストした浦和の栗島朱里も「多くのサポーターの姿が見られて本当に嬉しかった」と来場したファン・サポーターへ感謝を伝え、「もう一度来たいと思ってもらえる試合を続けていくことが私たちの使命」との責任感も口にした。
「本当に平日なので、来てくれるかなという少し不安な気持ちもあったんですけど、(スタジアムに)来てみたらこんなに多くのサポーターの姿が見られて、子どもたちも多くて、本当に嬉しかったです」
「『仕事休んで来たよ』って言ってくれた方もいたので、勝ててよかったですし、今日来てくれた方々がもう一度ここに来たいと思ってもらえるような試合を続けていくことが私たちの使命だと思うので、今日はありがとうございましたと伝えたいです」
なお、試合は清家貴子が先制点を挙げ、菅澤優衣香が追加点を奪った浦和が2-0で勝利を収めている。
AWCC決勝自体は、アジアサッカー連盟(AFC)から突如の報で22日に中止が決定していたが、浦和vs新潟Lは日程変更が難しいことから予定通り27日に開催された。
浦和は今季、WEリーグカップを含めてここまで9回ホームゲームを開催しており、入場者数最多は3050人(1月7日第7節大宮アルディージャVENTUS戦/晴のち曇、11.7℃)、最少は1397人(2023年11月26日第4節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース/雨、8.6℃)だった。平均値は2056人、今節は7番目の多さだった。
参考までに、今季WEリーグ全体の平均来場者数は1585人で、中央値は1386人となっている。平均入場者数が1000人を割るクラブもあることを考えれば、今試合はかなり健闘したといえるだろう。
来場したファン・サポーターへは、浦和の楠瀬直木監督が「本当にありがたい話で、情報で新潟さん(のサポーター)も100人くらい来るぞと聞いていて、いつもバスが入ってくると(浦和のサポーターが)みんな出迎えてくれるんですけども、(今日は)誰もいなくて、新潟さんのサポーターが手振ってくれたので、ちょっと心細かったんですけど、蓋を開けてみたらこんなに来ていただけていました。その力が選手たちのサポートになるので、本当にありがたいと思います」と、感謝の言葉を残せば、新潟の橋川和晃監督も「平日にもかかわらず、レッズのファン・サポーターのみなさん、そして何よりもアルビのファンが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気の中で(試合を)させていただいたことに感謝したいと思います」と、両指揮官が感謝の言葉を述べている。
中盤で攻守に奮闘、先制点をアシストした浦和の栗島朱里も「多くのサポーターの姿が見られて本当に嬉しかった」と来場したファン・サポーターへ感謝を伝え、「もう一度来たいと思ってもらえる試合を続けていくことが私たちの使命」との責任感も口にした。
「本当に平日なので、来てくれるかなという少し不安な気持ちもあったんですけど、(スタジアムに)来てみたらこんなに多くのサポーターの姿が見られて、子どもたちも多くて、本当に嬉しかったです」
「『仕事休んで来たよ』って言ってくれた方もいたので、勝ててよかったですし、今日来てくれた方々がもう一度ここに来たいと思ってもらえるような試合を続けていくことが私たちの使命だと思うので、今日はありがとうございましたと伝えたいです」
なお、試合は清家貴子が先制点を挙げ、菅澤優衣香が追加点を奪った浦和が2-0で勝利を収めている。
1
2
楠瀬直木の関連記事
三菱重工浦和レッズレディースの関連記事
WEリーグの関連記事
記事をさがす
|
楠瀬直木の人気記事ランキング
1
浦和レディースが新加入記者会見を実施!大学屈指の3選手に、ユースからは2名が昇格
三菱重工浦和レッズレディースが9日、新加入記者会見を実施。2024年から浦和へ加入する5選手が出席し、意気込みなどを語った。 新たに赤のユニフォームを纏うのは、DF後藤若葉(早稲田大学)、MF森田美紗希(日体大SMG横浜/日本体育大学)、FW渡邉莉沙子(日本大学)。また、ユースからMF竹内愛未、DF岡村來佳がトップチームへ昇格する。 第19回アジア競技大会の優勝メンバーでもある後藤に、屈指のプレーメーカーである森田、力強いドリブルが武器のストライカー渡邉と、3選手は大学時代にも名を馳せている。さらに、攻撃センスに秀でた運動量豊富な竹内に、対人守備に強い岡村と、各ポジションに個性豊かな面々が揃った。 仁木俊雄強化部長は冒頭で、各年代で新加入選手に関わった指導者への感謝を述べ、「この選手たちを育てていただいた指導者の皆様がいてこそ、今この場を迎えられていると思います」とコメント。また、各選手に対しては「浦和を背負う責任を持って、ピッチで躍動してくれることを願っております」と期待を込めた。 楠瀬直木監督も「今チームには日本を代表する選手が大勢います。そういう選手たちから多くを学んで、一日でも早くデビューを飾って、お客さんのハートを掴み、WEリーグを、日本のサッカーを、我々の一員として引っ張っていける存在になってもらえたら」と、活躍を望む言葉をかけている。 2023-24WEリーグは現在ウインターブレイクを迎えており、浦和は首位INAC神戸レオネッサと勝ち点「1」差の2位。逆転での連覇へ向け、新戦力の早期フィットは欠かせない。 各選手はそれぞれ、チームの印象を語り、目標とする選手などを挙げて意気込みを語った。 <span class="paragraph-subtitle">◆キャプテンシー有する大学ナンバーワンDF</span> ▽後藤若葉 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/goto.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「早稲田大学より新加入することになりました後藤若葉です。浦和レッズレディースという素晴らしいチームでプレーできることを大変嬉しく思います。これまで支えてくださった全ての皆様への感謝の気持ちを忘れずにプレーしていきたいと思います。これまでよりもさらに厳しい環境にはなると思いますが、この素晴らしいチームの中で多くのことを学び、吸収して、かつ自分らしいプレーが出せるように頑張っていきたいと思います」 「(浦和の印象は)私は中学校高校と日テレ・メニーナの方に所属していたのですが、その時からレッズは強いなというイメージがありました。プラスして、選手たちもファンサポーターの方々も全て含めて、本当にいいチームだなと、皇后杯の決勝を目の前で見させていただいて感じたので、その中に入っていけることがとても楽しみですし、ファンサポーターの方々はとても熱く一緒に戦ってくださると思うので、その方々たちと皇后杯で掴めなかった頂点を(取って)、一緒に喜べるように頑張っていきたいです」 「(目標にしている選手は)高橋はな選手。U-19、20でセンターバックを組んで、一緒にアジアを取りましたし、その中で学ぶことも多かったです。これから隣で立てるように、かつ越えていけるように頑張っていきたいと思っています」 <span class="paragraph-subtitle">◆技術力に長けたゲームメーカー</span> ▽森田美紗希 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/morita.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「日体大SMG横浜から加入することになりました森田美紗希です。歴史あるこのチームに入団することができ、すごく嬉しい気持ちです。また、小さい頃からの夢であった舞台で戦うことをすごく楽しみにしています。身長は小さいのですが、小柄でも戦えるということを証明できるように頑張りたいと思います」 「(浦和の印象は)私は皇后杯で対戦させていただいて、その時の会場がレッズサポーターの皆さんで埋め尽くされていたことが、すごく深い印象です。本当にサポーターの皆さんがすごく熱いという印象と、選手の皆さんは高い技術があって、圧倒されるような試合をされたと思いました。これからリーグが続きますが、その中で自分が(メンバーに)食い込んでいけるように、また、頂点を取れるように頑張りたいと思います」 「(目標にしている選手は)伊藤美紀選手。自分と同じぐらいの身長なんですけど、どこにでも顔を出して、高い技術もあって大きい選手にも負けないですし、そういうガッツあるプレーがすごく魅力的だなと、練習参加をしてから一層を感じたので、一日でも早くそういう選手になれるように頑張っていきたいです」 <span class="paragraph-subtitle">◆突破力が武器のザ・ストライカー</span> ▽渡邉莉沙子 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/watanabe.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「日本大学から加入することになりました渡邉莉沙子です。小さい頃から一ファンとして応援させていただくと同時に、すごく憧れていたこのチームに加入できることを大変嬉しく思います。中学時代にお世話になったクラブでもあるので、たくさんのことを色々な選手から学んで、一日でも早くチームの勝利に貢献できるように頑張ります」 「(浦和の印象は)ジュニアユース時代からトップの選手たちを間近で見てきて、その時から本当に強いという印象は変わりません。皇后杯も間近で見させていただいて、本当に一体感のある、ファンサポーターの心を強く動かすチームだと思いました。ファンサポーターの方々には、自分はどこからでもシュートを打てることが強みだと思っているので、そこを見ていただきたいです」 「(目標にしている選手は)菅澤優衣香選手。ストライカーという言葉がよく似合う選手で、必要な時に点を取れる選手だと思っています。自分もチームが苦しい時に点を取れるような選手になりたいです」 <span class="paragraph-subtitle">◆育成出身、攻撃的中盤のホープ</span> ▽竹内愛未 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/takeuchi.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「ユースから昇格しました背番号29番ミッドフィルダーの竹内愛未です。私の強みは技術を生かして得点につながるプレーと、ネズミのように駆け回る前線からの守備です。今まで私と出会ってくれた全ての方への感謝の気持ちを忘れず、毎日元気いっぱい頑張ります。応援よろしくお願いします」 「(浦和の印象は)中学1年生から6年間ずっと駒場スタジアムで運営を手伝い、1番近くで試合を見てきましたが、ファンサポーターの皆さんの応援の力や選手たちが熱意を持ってプレーすることに、心を動かされて、昇格という目標を1番にずっと頑張ってきました。自分も早くそのピッチで皆様の応援を受け止めたいなと思います。あとはがむしゃらに走ってチームに貢献したいので、そこを見て欲しいです」 「(尊敬している選手は)猶本光選手。ファンサポーターを沸かせるプレーや、チームメイトを鼓舞するガッツのある姿を間近で見てきて、一緒に練習する中でも誰に対しても平等に要求したり、声をかけてくれたりする姿に心を動かされました。いつかは越えられるように、一緒にピッチでプレーできるように頑張りたいです」 <span class="paragraph-subtitle">◆ヘディングの強さは攻守で武器に</span> ▽岡村來佳 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/okamura.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「ユースから昇格しました背番号30番デフェンダーの岡村來佳です。私の長所は対人の強さとコーナーキックからの得点です。長所を活かしつつ、偉大な先輩方のプレーを吸収し、チームに貢献できるような選手になっていけるように頑張ります。応援よろしくお願いします」 「(浦和の印象は)私も中学、高校から間近でトップの選手たちを見させていただき、とても格好良くて人柄も優しい、そんな印象を持っていました。サポーターの皆さんには自分の諦めない姿を見て欲しいです」 「(憧れている選手は)石川璃音選手。皇后杯の決勝を見て、璃音さんが出ていたら点が取られないのではと思うようなプレーをしていて、とても憧れました。私も一緒にピッチで立てるように頑張っていきたいです」 2024.02.09 20:50 Fri2
【会見&質疑】ハグに不必要な身体的接触…楠瀬直木U-17女子代表監督電撃辞任の経緯や理由を田嶋JFA会長らが説明
▽日本サッカー協会(JFA)は1日、都内で会見を開き、U-17日本女子代表の楠瀬直木監督(54)にJFAの女性職員に対する不適切な行為があり、本人からの辞任の申し出を受理したことを発表。U-20日本女子代表指揮官の池田太氏が代行を務め、8日の理事会を経て正式に就任することも併せて発表した。 ▽U-17日本女子代表は今月ウルグアイで開催されるU-17ワールドカップ(W杯)に出場。13日にはグループリーグ初戦のブラジル代表戦を迎えるところだった。 ▽記者会見には、JFAの田嶋幸三会長、須原清貴専務理事、今井純子女子委員長が出席。楠瀬直木監督が辞任に至った理由や経緯について説明し、その後メディア陣からの質疑に応対した。 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「本日は急なご案内にも関わらずお集まり頂き、誠にありがとうございます。本日FIFAU-17ワールドカップウルグアイ2018に出場するU-17日本代表について、監督の交代をせざるを得なくなったことをお伝えします。楠瀬直木監督に代わり池田太U-18日本女子代表監督が代行で指揮を執ることが決まりました。これは、楠瀬監督の『不適切な行為』に該当する事象があったことが理由です」 「指導者には高い倫理観と規律が必要であることは言うまでもありません。こうして疑義が生じたことを誠に残念に思っています。これにつきまして、まず女子委員長の今井が申し上げ、その後このようなご報告をすることとなった経緯について、専務理事の須原から説明申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆今井純子女子委員長(日本サッカー協会) 「本日はお忙しい中、集まり頂き誠にありがとうございます。この度、U-17日本代表監督が楠瀬監督から辞任の申し出があり、日本サッカー協会としてこの申し出を受理することが決定しました」 「そして、新監督としてU-18日本女子代表監督の池田太さんに今月から開催されるU-17ワールドカップに参加するチームの指揮を執って頂くこととなりましたことをお知らせいたします。正式には11月8日の理事会での承認を経て、監督に就任致します。それまでは監督代行としてチームの指揮を執って頂くことになります」 「この経緯につきましては、須原専務理事から説明して頂きますが、楠瀬監督による不適切な行為についての説明があり、事情聴取をし、それを踏まえて女子委員会で議論致しました。その議論の意見としてやはり今回のチームに帯同するべきではないという意見が大勢を占めました。その上で法律的な観点もあり、田嶋会長や須原理事による見解を踏まえ、最終的に女子委員会として今回の遠征に帯同して頂くことはできないと判断いたしました。そして、楠瀬監督から辞表を頂きましてので、これを受理することとしました」 「この厳しい事実にしっかりと向き合い、厳しく対処することで今後決してこのようなことが起こることがないようにしていきたいと思います。U-17日本女子代表は、昨年2月の立ち上げ以来、トレーニングを重ねてきました。選手たちも優勝を目指して頑張っています。この状況に際し、チームや選手、スタッフが集中して大会に臨めるように女子委員長、女子委員会として最大限のサポートをしていきたいと考えています」 「多くの国民の皆様にご期待して頂いているのにも関わらず、このような形でお騒がせしてしまい、ファン・サポーターの皆様、ご支援して頂いている企業やクラブ、チーム関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181101_27_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>◆須原清貴専務理事(日本サッカー協会) 「今井が今申し上げた通りでございますが、今回楠瀬直木監督から辞任の申し出がございました。その申し出を受理した上で、楠瀬監督に代わり池田太監督が監督代行として指揮を執ることになりました」 「これは楠瀬さんのJFA職員に対する不適切な行為が認められたことが理由でございます。この経緯を説明するにあたり、まず最初に申し上げたいことがございます。私共は今回対象となっておりますJFAの当該職員の人権を守ることを最優先に考えております。事案の詳細に述べることは、人物の特定につながります。そして、当該職員の人権を毀損することを招きかねません。従いまして、皆様にはできる限りの情報をお伝えしたいと思いますが、私共としても職員の人権、プライバシーを守ることを最優先にしていることをご理解頂けると幸いです。同時に今回辞表を提出しております楠瀬さんの人権にも配慮する必要があるということも合わせてご理解ください」 「今回私共としまして、本人及び関係者の話をしっかりとヒアリングさせて頂き、弁護士を含む外部の専門家とも様々な方法から相談し、楠瀬さんに不適切な行為があったことを判断しました。これは、『不必要な身体的接触』でございます。しかし、事件性のある行為では決してなかったということは申し上げます」 「最初に不適切な行為があったのは、昨年の6月です。打ち合わせを行った後に屋外ではございますが、楠瀬監督が当該職員にハグをして別れました。この当該職員は、その行為に対して不快感を示しました。その後、今年9月に再び不必要な身体的な接触を受けたことから9月下旬に当該職員がメールにて所属部署の上司に相談することが事態が明らかになりました」 「これを受けて繰り返しですが、私共が職員にヒアリングをさせて頂き、そのあとで弁護士を含む外部の専門家の立会いのもと両者に対して、複数回のヒアリングをさせて頂きました。それを踏まえた上で、丁寧に慎重に調査及び問題の整理を進めて参りました。その上で、女子委員会にお諮りし、今回の決断に至りました」 「ご存知の通りでございますが、我々日本サッカー協会は、サッカーを通して人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを倫理として掲げております。サッカーに関わる我々大人が子供達に夢を与え、子供達の模範となること、そのような高い倫理観と規律が求められます」 「今回は特にアンダーカテゴリーの女子チームの監督ということもあり、そのチームに関わるものにはより一層の高い倫理観と規律が求められると考えております。日本サッカー協会にはそのような立場から毅然と対応することが求められております。そういった考え方を持って、女子委員会で議論をして頂きました。それを踏まえた上で、楠瀬さんの行為は女子日本代表監督として不適切な行為であったと判断し、本人も軽率な行為であったことを認め、反省した上で辞任の申し出がございました。その申し出を我々は受け入れました」 「日本サッカー協会としましては、役職員への研修、ホイッスルブローイングと呼ぶいわゆるホットラインといった制度の整備をこれまで行ってまいりました。その上で、今回のことをしっかりと検証し、JFA職員にとどまらずコーチングスタッフ、チームスタッフ、その他指導者を含む現場で活動する関係者についてもコンプライアンスの研修をさらに強化し、その教育を行い、再発防止に努めてまいります」 「本件に対する協会の責任は認識しております。従いまして、該当する役員等々につきましての処分を含むその対応につきましては、11月の日本サッカー協会理事会でご審議頂き、決定頂く予定です」 「最後にファン・サポーターの皆様、企業の多くの関係者の皆様、そしてスポーツ界のガバナンス・コンプライアンスの強化に取り組んでいる関係者の皆様にご心配をおかけし、お騒がせしていることを心からお詫び申し上げます」 ◆田島幸三会長(日本サッカー協会) 「繰り返しになりますが、U-17女子ワールドカップ直前で監督を交代せざるを得なくなったこと、そしてファン・サポーターを始めとする多くの皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、世間をお騒がせしてしまったことを心からお詫び申し上げます。今回の件については、不快な思いをした職員の人権とプライバシーを大優先に考え、この問題に取り組んで参りました」 「サッカー界全体でリスペクトの啓発活動やコンプライアンスの強化、ハラスメント研修、暴力根絶、ホイッスルブローイングの設置など、様々な取り組みを行ってきました。しかし、このような事態が起こってしまったことを誠に残念に思っています。先ほども申しましたが、指導者、特に日本代表に高い倫理観と規律が必要であることは言うまでもありません。我々の取り組みに対する認識が足りなかったことを猛省せざるを得ません」 「今後は当該職員に対する精神的なケアを行う一方で、2度とこのようなことが起きないよう今一度スポーツの原点、JFAの理念に立ち返り、コンプライアンスの強化に努めてまいりたいと思います。そして、これを機にコーチングスタッフ、チームスタッフに対して、コンプライアンスの徹底、ハラスメント、暴力根絶により一層の力を注いでいく考えです。大きな大会を間近に控えてこのようなご報告をしなくてはならないこと、また昨今のスポーツ界へのハラスメントや暴力など様々な問題が取り沙汰されているにも関わらず、U-17女子日本代表を率いる監督に不適切な行為が認められたことについて、忸怩たる思いを禁じえません」 「しかしながら、日本サッカー協会として、どのような事案に対しても、毅然とした態度で臨み、不適切な行為の再発を防ぐことが日本サッカー協会を守ることになると考え、この結論に達しました。選手たちはウルグアイでの大会に全力を注ごうと真面目に取り組んでいるところであります。新しくなった池田監督のもと、彼らたちの力が100パーセント発揮できるように、私たちはサポートしていきたいと思います」 ──10月下旬にメンバー発表をしたが、辞表を受理したのはいつか。一言で言えばセクハラだったと言う認識か 須原清貴専務理事「辞任届が届いたのは10月31日です。2つ目の質問については、不適切な行為であり、セクハラかどうかということにつきましては、弁護士からの見解を頂いておりますが、完全に断じることはできないと。ただ、不適切な行為でありました」 ──楠瀬監督はどういうふうに説明をしたか。また、不適切な行為をした際に飲酒をしていたか 須原清貴専務理事「起きた事案につきましては、楠瀬監督が理解をしている、覚えている範囲でその範囲の中で説明して頂いています。飲酒をしていたかどうかについては、今回の職員を特定することになりかねませんので、控えさせて頂きます」 ──昨年9月にハグをしたとあったが、楠瀬監督からの説明ではどういった理由でハグをしたのか 須原清貴専務理事「理由等々につきましては、職員の特定につながる可能性がありますので、差し控えさせて下さい」 ──昨年6月と今年9月とあったが、その間に何回かあったのか、それともその2回なのか 須原清貴専務理事「私共が認識しているのはこの2回です」 ──被害に遭われたのは女性か。また、解任ではなく辞任の理由は 須原清貴専務理事「女性でございます。2つ目の質問についてですが、ご本人の方から反省した上で辞表を提出して頂きました。その意向を尊重して辞表を受理しました」 ──楠瀬さんから辞任にあたってのコメントはあったか。現場のスタッフに対するハラスメントなどへの研修はもともとあったのか 須原清貴専務理事「楠瀬さん本人からは『大変ご迷惑をおかけして申し訳なかった』というお言葉を頂戴しております。2つ目の質問に関しましては、指導者などに対しては、契約の時の契約書にそういったコンプライアンスの内容が記載されています。それを説明した上で伝達しております。ただ、その後にフォローアップや追加で定期的に行うことはできていませんでした。そこの部分は反省しております」 ──選手たちにはどのタイミングで辞任を伝えたか。また、その時の現場スタッフや選手たちの反応は 今井純子女子委員長「スタッフに対しては、昨日に説明させて頂きました。もちろん驚いていました。その上で選手たちがこの大会に向けて集中して臨めるようにしっかりやっていこうという意思確認をさせて頂きました。選手たちは本日集合ですので、バスに乗る際に私の方から説明させて頂きました。大変驚いていましたが、ここで集中して目の前のサッカーに向き合って取り組むことが大事であり、不満になることがあればスタッフに相談して欲しいと伝えています」 ──楠瀬監督の説明ではなぜハグをしたのか 須原清貴専務理事「お疲れ様という意味だとおっしゃっていました」 ──なぜこのようなことが起きてしまったのか 須原清貴専務理事「もう一度我々の方でしっかりと時間をかけて事象を分析し、今我々が持っているプログラムを整理する必要があります。どこかのタイミングでもう一度しっかりと説明したいと考えています。ただ、この時点で申し上げられることは、代表チーム役員に対するコンプライアンスの教育や研修を見直す必要があると思っております」 ──昨年6月の件は屋外と言っていたが、業務中だったのか 須原清貴専務理事「業務中であり、出張中でした」 2018.11.01 19:00 Thu3
異例の平日デーゲーム、WEリーグ浦和vs新潟Lは入場者数1754人!両指揮官も感謝「本当にありがたい」「素晴らしい雰囲気」
2023-24 WEリーグ第20節、浦和駒場スタジアムで行われた三菱重工浦和レッズレディースvsアルビレックス新潟レディースは、27日の平日水曜日14:00キックオフという中で、入場者数は1754人を記録した。 今試合は、浦和のAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)決勝参加予定のため、前倒しで組まれていた。 AWCC決勝自体は、アジアサッカー連盟(AFC)から突如の報で22日に中止が決定していたが、浦和vs新潟Lは日程変更が難しいことから予定通り27日に開催された。 平日のデーゲームという、集客面では難しい条件となったが、2位・3位の直接対決には先述の通り、1754人がスタジアムに足を運んだ。 浦和は今季、WEリーグカップを含めてここまで9回ホームゲームを開催しており、入場者数最多は3050人(1月7日第7節大宮アルディージャVENTUS戦/晴のち曇、11.7℃)、最少は1397人(2023年11月26日第4節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース/雨、8.6℃)だった。平均値は2056人、今節は7番目の多さだった。 参考までに、今季WEリーグ全体の平均来場者数は1585人で、中央値は1386人となっている。平均入場者数が1000人を割るクラブもあることを考えれば、今試合はかなり健闘したといえるだろう。 来場したファン・サポーターへは、浦和の楠瀬直木監督が「本当にありがたい話で、情報で新潟さん(のサポーター)も100人くらい来るぞと聞いていて、いつもバスが入ってくると(浦和のサポーターが)みんな出迎えてくれるんですけども、(今日は)誰もいなくて、新潟さんのサポーターが手振ってくれたので、ちょっと心細かったんですけど、蓋を開けてみたらこんなに来ていただけていました。その力が選手たちのサポートになるので、本当にありがたいと思います」と、感謝の言葉を残せば、新潟の橋川和晃監督も「平日にもかかわらず、レッズのファン・サポーターのみなさん、そして何よりもアルビのファンが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気の中で(試合を)させていただいたことに感謝したいと思います」と、両指揮官が感謝の言葉を述べている。 中盤で攻守に奮闘、先制点をアシストした浦和の栗島朱里も「多くのサポーターの姿が見られて本当に嬉しかった」と来場したファン・サポーターへ感謝を伝え、「もう一度来たいと思ってもらえる試合を続けていくことが私たちの使命」との責任感も口にした。 「本当に平日なので、来てくれるかなという少し不安な気持ちもあったんですけど、(スタジアムに)来てみたらこんなに多くのサポーターの姿が見られて、子どもたちも多くて、本当に嬉しかったです」 「『仕事休んで来たよ』って言ってくれた方もいたので、勝ててよかったですし、今日来てくれた方々がもう一度ここに来たいと思ってもらえるような試合を続けていくことが私たちの使命だと思うので、今日はありがとうございましたと伝えたいです」 なお、試合は清家貴子が先制点を挙げ、菅澤優衣香が追加点を奪った浦和が2-0で勝利を収めている。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】連戦下でも好ゲーム展開、浦和vs新潟Lの上位対決</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="hxyMn4vvpt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.28 21:05 Thu三菱重工浦和レッズレディースの人気記事ランキング
1
勝ち点1差の上位3チームに明暗…東京NB&I神戸は同勝ち点で最終節へ! 浦和は痛恨ドローで3連覇が事実上消滅【SOMPO WEリーグ】
10日、11日にかけて2024-25SOMPO WEリーグ第21節が行われた。 残り2節となった今シーズンのWEリーグ。日テレ・東京ヴェルディベレーザ、INAC神戸レオネッサ、三菱重工浦和レッズレディースの3チームによる熾烈な優勝争いが繰り広げられている。 <h3>【大宮Vvs東京NB】しっかりと勝利した東京NBが首位キープ</h3> 勝ち点45で首位に立つ日テレ・東京ヴェルディベレーザはアウェイで11位の大宮アルディージャVENTUSと対戦した。 試合は12分に大宮Vが先制。スルーパスに抜け出た井上綾香がグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドに走り込んだ仲田歩夢がシュート。これはDFに当たり威力が弱まるも、齊藤夕眞が押し込み、大宮Vが先制する。 良い試合の入りを見せた大宮V。WEリーグ初優勝を目指す東京NBは硬さもありなかなか大宮Vの守備を崩せない。 大宮Vがリードして後半を迎えた中、東京NBが意地を見せることに。73分にボックス内で土方麻椰が倒されてPKを獲得すると、土方がしっかりと決めて同点に追いつくと、その1分後の74分には右サイドのスペースに土方が抜け出すと、クロスをボックス内で受けた氏原里穂菜が反転シュート。左ポストに当てながらも決めて逆転に成功。1-2で逆転勝利を収め、首位で最終節を迎えた。 <h3>【I神戸vsマイ仙台】I神戸が圧勝で2度目の優勝に望み</h3> 勝ち点45で東京NBと並ぶI神戸は、ホームに最下位に沈むマイナビ仙台レディースと対戦した。 勝って最終節まで可能性を残したいI神戸は攻撃陣が爆発。開始2分に土光真代がニアサイドを抜いて先制ゴールを決めると、17分には愛川陽菜がスルーパスを受けてしっかりと決め切り追加点。32分には成宮唯もゴールを決めて前半で3点をリードする。 後半に入ってもI神戸の攻撃陣は躍動。63分には愛川がボックス手前でパスを受けると、そのままドリブルを仕掛けこの試合2点目。66分にはロングスローの流れから最後は水野蕗奈のシュートが決まり5点目。さらに85分には左からのクロスをカルラ・モレラがダイレクトで合わせて6-0と勝利を収めた。 <h3>【浦和vsN相模原】3連覇目指す浦和は痛恨のドロー</h3> 勝ち点44で3位の三菱重工浦和レッズレディースと10位のノジマステラ神奈川相模原の対戦となった。 3連覇のためには負けられない浦和。しかし13分、伊東珠梨がロングシュートを放つと、GK池田咲紀子はなんとか対応するもクロスバーに跳ね返りこぼれ球に。これを藤原加奈が詰めてN相模原が先制する。 さらに41分に今季限りで引退する南野亜里沙が倒されPKを獲得すると、自ら決めてN相模原がリードを2点に広げる。 まさかの2点ビハインドで後半を迎えた浦和。攻勢をかけていくがなかなかゴールが生まれず。それでも78分に左からのパスを角田楓佳がシュート。跳ね返りと櫻井まどかが蹴り込んで1点さに。さらにアディショナルタイム5分には櫻井がミドルシュートを決めてなんとか追いつくことに成功する。 しかし、引き分けに終わってしまい勝ち点1を積み上げるにとどまり、東京NB、I神戸との勝ち点差が3に広がってしまい、3連覇は絶望的となった。 なお、17日に行われる最終節は、首位の東京NBはホームでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと、I神戸はアウェイでN相模原と対戦。東京NBの初優勝か、I神戸の3年ぶり2度目の優勝か注目が集まる。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第21節</h3> AC長野パルセイロ・レディース 2-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 0-1 アルビレックス新潟レディース 三菱重工浦和レッズレディース 2-2 ノジマステラ神奈川相模原 大宮アルディージャVENTUS 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ INAC神戸レオネッサ 6-0 マイナビ仙台レディース ちふれASエルフェン埼玉 1-0 サンフレッチェ広島レジーナ <h3>◆SOMPO WEリーグ 順位表</h3> 1位:日テレ・東京ベレーザ|勝ち点48/+31 2位:INAC神戸レオネッサ|勝ち点48/+27 3位:三菱重工浦和レッズレディース|勝ち点45/+19 4位:アルビレックス新潟レディース|勝ち点39/+10 5位:サンフレッチェ広島レジーナ|勝ち点36/+12 6位:ちふれASエルフェン埼玉|勝ち点29/0 7位:セレッソ大阪ヤンマーレディース|勝ち点23/-3 8位:AC長野パルセイロ・レディース|勝ち点21/-15 9位:ジェフ千葉レディース|勝ち点20/-12 10位:ノジマステラ神奈川相模原|勝ち点18/-10 11位:大宮アルディージャVENTUS|勝ち点15/-22 12位:マイナビ仙台レディース|勝ち点9/-37 2025.05.11 22:15 Sun2
成宮唯の2得点でI神戸が首位キープ! 東京NB、浦和も勝利で3位まで2pt差は変わらず【SOMPO WEリーグ】
2024-25 SOMPO WEリーグ第14節の6試合が、15日と16日に各地で行われた。 2連勝で首位を奪還したINAC神戸レオネッサ(勝ち点30)は、後半戦初勝利を狙う6位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(勝ち点18)とのホームゲーム。I神戸は28分に決定機。最終ラインの裏へ抜け出した桑原藍がロングボールを収めるが、フリーでのシュートはGK望月ありさがセーブする。 ゴールレスで折り返すと、50分にI神戸が先制。成宮唯のインターセプトから水野蕗奈が左クロス。ゴール前に走り込んだ成宮が頭で押し込む。 さらに64分、右サイドを抜け出した桑原の折り返しから再び成宮。右足ワンタッチで2点目を奪う。千葉も79分、右CKの混戦から小林莉々子が押し込むが反撃はここまで。逃げ切ったI神戸が3連勝で首位をキープしている。 前節ドローで首位を譲った日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点29)。10位・マイナビ仙台レディース(勝ち点8)とのアウェイゲームに臨むと、32分に先制。眞城美春の右クロスに土方麻椰がニアで合わせる。 さらに前半アディショナルタイム、右サイドを抜け出した青木夕菜が思い切って右足シュート。対角のゴール左隅に決め、東京NBがリードを広げる。 後半も追加点に迫った東京NBだが、山本柚月のシュートはクロスバー直撃。しかし、マイ仙台の反撃も実らず、0-2で東京NBが完封勝利を収め、首位のI神戸を追いかける。 3位・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点28)も前節ドローで連勝がストップ。今節は最下位・大宮アルディージャVENTUS(勝ち点7)とアウェイでの埼玉ダービーに臨んだ。 浦和は33分、前線からプレスをかけた高橋はながハーフウェイライン付近でボール奪取。一気に攻め込むと、伊藤美紀のリターンパスから高橋がコントロールショットを沈める。 1点ビハインドで後半を迎えた大宮Vは、チャンスを作りながら同点ゴールを奪えず。すると77分、セットプレーの折り返しから島田芽依が押し込んで浦和に2点目。終盤には藤﨑智子のPKで勝利を決定づけ、浦和も上位2チームに続く。 その他、4位・サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点22)は8位・セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点15)と1-1で終え、3試合連続ドロー。後半4ゴールで大勝の5位・アルビレックス新潟レディース(勝ち点20)がS広島Rと勝ち点「23」で並んだ。11位・ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点7)は今シーズン2勝目を挙げ、マイ仙台をかわして10位に浮上している。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第14節</h3> ▽3月15日(土) サンフレッチェ広島レジーナ 1-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース 【S広島R】 上野真実(後12) 【C大阪】 田子夏海(後5) 大宮アルディージャVENTUS 0-3 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 高橋はな(前33) 島田芽依(後32) 藤﨑智子(後43) ▽3月16日(日) マイナビ仙台レディース 0-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【東京NB】 土方麻椰(前32) 青木夕菜(前45+2) ちふれASエルフェン埼玉 0-4 アルビレックス新潟レディース 【新潟L】 OG(後3) 山谷瑠香(後6) 川村優理(後10) 道上彩花(後35) ノジマステラ神奈川相模原 3-0 AC長野パルセイロ・レディース 【N相模原】 大竹麻友(後14) 南野亜里沙(後24、後37) INAC神戸レオネッサ 2-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【I神戸】 成宮唯(後5、後19) 【千葉L】 小林莉々子(後34) <span class="paragraph-title">【動画】成宮唯が2得点の活躍! I神戸vs千葉L ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Z1BFaUBWCJA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 18:50 Sun3
最下位大宮Vが今季初勝利で後半戦スタート! 首位・東京NBは若手が躍動し3連勝、猶本光が長期離脱から復活アシストの浦和も勝利【SOMPO WEリーグ】
2024-25 SOMPO WEリーグ第12節の5試合が、1日〜3日にかけて各地で行われた。 前半戦終了から2カ月半を経て後半戦がスタート。前節首位浮上の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(勝ち点25)は、8位AC長野パルセイロ・レディース(勝ち点14)とアウェイで対戦した。 東京NBは10分、前節初ゴールを挙げた18歳の眞城美春がボックス手前やや右寄りの位置でFKを獲得。自らキッカーを務めると、ゴール右上を狙ったボールがクロスバーを叩いてネットを揺らす。 32分にはクロスからの競り合いをこちらも18歳の松永未夢が制し、東京NBに追加点。後半立ち上がりには19歳の樋渡百花、20歳の土方麻椰が追加点。AC長野も終盤に川船暁海が1点を返すが、1-4で試合終了。若手が躍動した東京NBが3連勝で首位をキープしている。 前節初黒星で首位陥落のINAC神戸レオネッサ(勝ち点24)は、9位ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点13)をホームに迎えた一戦。13分、右サイドでFKを得たI神戸は、土光真代のクロスから井手ひなた。GKの頭上を越すヘディングシュートで先制点をもたらす。 さらに成宮唯のミドルもあったI神戸だが、クロスバーの跳ね返されると愛川陽菜のヘディングシュートはGK浅野菜摘がセーブ。後半に入るとEL埼玉の吉田莉胡がゴールに迫ったが、左足のシュートは左ポストをかすめる。 その後は互いに決定機を迎えたが、次の1点は生まれず。1点で逃げ切ったI神戸が仕切り直しの勝利で後半戦をスタートしている。 今シーズンの公式戦勝利がなく、最下位に沈む大宮アルディージャVENTUS(勝ち点3)は、11位ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点6)とホームで下位同士の直接対決。大宮Vは開始直後の左CKから先制。髙橋美紀のインスイングのクロスに金平莉紗が合わせた。 1点リードのまま終盤を迎えた大宮Vだが、N相模原が82分に同点ゴール。伊東珠梨がゴール前に浮き球のパスを送ると、大竹麻友が太ももで合わせる。クロスバーに当たったボールを大竹自ら押し込んだ。 逆転のチャンスもあったN相模原だが、大宮VのGK今村南海が好セーブ。すると後半アディショナルタイム、左サイドの乗松瑠華の浮き球のボールに齊藤夕眞が抜け出す。バウンドに右足を合わせて流し込み、大宮Vが勝ち越し。劇的な形で今シーズン初勝利を手にしている。 首位を追いかける三菱重工浦和レッズレディースは、月曜日のナイトゲームとなった中ジェフユナイテッド市原・千葉をホームに迎えた。 日中から埼玉では大雪が降っていた中、試合前には止むことに。ただ、ピッチには雪が積もり雪かきが行われた中で行われた。 皇后杯を制して臨む後半戦。ケガでの長期離脱から復帰したMF猶本光が今季初出場を果たした。 試合はホームの浦和が序盤から攻め込む展開となると35分、右CKを獲得すると、伊藤美紀がクロス。この流れからシュートブロックのこぼれ球を伊藤がボックス内右から強烈なミドルシュートを叩き込み、浦和が先制する。 その後はなかなかゴールが生まれない展開となる中で時間が経過。後半もゴールが生まれなかったが84分、FKの流れから左サイドでボールを持った猶本がボックス左を仕掛けてクロス。これを後藤若葉が飛び込みヘッド。WEリーグ初ゴールが決まり、リードを2点に。そのまま逃げ切り2-0で勝利し、2位に浮上した。 その他、4位サンフレッチェ広島レジーナ(勝ち点17)は10位マイナビ仙台レディース(勝ち点7)とゴールレスドロー。5位アルビレックス新潟レディース(勝ち点17)は、後半アディショナルタイムの下吉優衣のゴールで7位セレッソ大阪ヤンマーレディース(勝ち点14)相手に逆転勝利を挙げた。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第11節</h3> ▽3月1日(土) INAC神戸レオネッサ 1-0 ちふれASエルフェン埼玉 【I神戸】 井手ひなた(前13) 大宮アルディージャVENTUS 2-1 ノジマステラ神奈川相模原 【大宮V】 金平莉紗(前1) 齊藤夕眞(後45+3) 【N相模原】 大竹麻友(後37) ▽3月2日(日) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-2 アルビレックス新潟レディース 【C大阪】 矢形海優(後1) 【新潟L】 上尾野辺めぐみ(後10) 下吉優衣(後45+4) マイナビ仙台レディース 0-0 サンフレッチェ広島レジーナ AC長野パルセイロ・レディース 1-4 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【AC長野】 川船暁海(後34) 【東京NB】 眞城美春(前10) 松永未夢(前32) 樋渡百花(後3) 土方麻椰(後9) ▽3月3日(月) 三菱重工浦和レッズレディース 2-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 【浦和】 伊藤美紀(前35) 後藤若葉(後39) <span class="paragraph-title">【動画】齊藤夕眞が劇的弾!大宮Vに初勝利もたらす</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="4U7DbyriGxE";var video_start = 139;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.03 21:30 Mon4
なでしこジャパンが塩越柚歩を追加招集 代替招集の上野真実がコンディション不良で離脱
日本サッカー協会(JFA)は22日、なでしこジャパンのメンバー変更を発表した。 18日にメンバーを発表し、21日から始動のなでしこだが、サンフレッチェ広島レジーナFW上野真実がコンディション不良で離脱に。上野は日テレ・東京ヴェルディベレーザFW土方麻椰の負傷不参加を受けて追加招集されたばかりだったが、コンディション不良で離脱となってしまった。 代わって追加招集されたのは三菱重工浦和レッズレディースFW塩越柚歩。新監督が決まらず、佐々木則夫監督代行が率いるなでしこは26日に国立競技場で行われる『MIZUHO BLUE DREAM MATCH2024』で韓国女子代表と対戦する。 2024.10.22 13:05 Tue5