本大会は18人の狭き門、世代を代表してきた磐田DF鈴木海音が持つパリ五輪への想い「チャンスを掴むかどうかは自分次第」

2024.03.24 23:20 Sun
パリ五輪行きを目指す鈴木海音
©超ワールドサッカー
パリ五輪行きを目指す鈴木海音
U-23日本代表のDF鈴木海音(ジュビロ磐田)が、U-23ウクライナ代表戦に向けて意気込みを語った。
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25日、北九州スタジアムでU-23日本代表はウクライナと対戦する。パリ・オリンピック出場を決めているウクライナとの一戦。4月に最終予選を控えるU-23日本代表にとっては、最後の試合となる。22日のU-23マリ代表戦では出番がなかった鈴木。センターバックの序列は非常に熾烈な争いがあり、オリンピック本大会のメンバーは18名が予定されている。
3名まではオーバーエイジが採用され、GKも2人は必要。つまり、フィールドプレーヤーは13人しかいない計算だ。

前日練習後、メディア取材に応じた鈴木は、パリ・オリンピックへの思いを語った。
「U-17ワールドカップ(W杯)が終わった後に、このチームの国内合宿があって、U-17W杯のメンバーと、その1個上の世代と紅白戦みたいなものをした国内キャンプがあって、その時ぐらいからパリ・オリンピックをすごく意識し始めました」

「でも、その時はまだプロでも全然出れていなかったし、全然、明確に目標にはできていなかったんですけど、頭の片隅にはもちろんあって。でも段々年齢を重ねていくうちに、そういった目標を常に意識するようになりました」

磐田のアカデミーで育った鈴木は世代別の代表を経験。U-16ではAFC U-16選手権で優勝。U-17ではU-17W杯でベスト16の結果を残し、その後も世代別代表に呼ばれ続けてきた。

しかし、所属クラブでは苦しい戦いに。昨シーズンはJ2を戦っていた磐田でリーグ戦22試合に出場も、今シーズンは公式戦の出場はない状況と苦しんでいる。

「やっぱり自チームで結果を残さないと、というのは常に思っていたので、今年、去年も含めてですけど、1年間ジュビロで試合に出続けることが今できていない状況なので、もっと出なきゃいけないというのは常に思っています」

所属クラブでの活躍はメンバー入りに直結する。ただ、センターバック陣は、レギュラーを張る選手がいないのも事実。鈴木は「常にチャンスだと思っていますし、チャンスを掴むかどうかは自分次第だと思います」と語り、「常にここ向けてやってきた準備の自信はあるので、後悔しないように出すだけだなと思います」と、やるだけやるという気持ちで臨むという。

「チェックはしてくれていると思う」と言うように、横内昭展監督も当然見ているはず。「自分もそこはあまり意識しないで、アピールというよりも自分がやるべきことを90分やりたいと思います」と、自分の仕事を全うすることで、アピールに繋げられるか注目だ。






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「オリンピック出場の資質はある」あと一歩でオリンピック出場を逃したインドネシア、トヒル会長は未来に自信「このチームは黄金世代」

インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長が、パリ・オリンピック出場を逃したU-23インドネシア代表を労った。インドネシア『Bola.com』が伝えた。 9日、パリ・オリンピックの最後の1枠を懸けた大陸間プレーオフが開催。AFC U23アジアカップで4位となったインドネシアは、アフリカ予選4位のギニアとフランスのクレールフォンテーヌで対戦した。 試合はギニアが主導権を握る展開で進むと、前半にPKで先制されることに。それでもインドネシアは、ボールをポゼッションし51%を記録。シュートも8本放ったが、決定機を生かせずに1-0で敗戦。シン・テヨン監督も抗議により退席処分となるなどし、五輪出場を逃してしまった。 現地で試合を観戦したトヒル会長。オリンピック出場を逃したことを悔やみながらも、選手たちを労った。 「今回、我々はオリンピック出場を果たせなかった。しかし、アジアカップからプレーオフまでの選手、監督、代表チーム関係者の長い道のりと功績は、我々のサッカーがオリンピックに出場できる資質を備えていることを示している」 「みんなに敬意を表したい。我々は次のオリンピックを目標にしている。まずはご苦労様と言いたい」 それでも1月に行われたA代表が臨んだアジアカップ、そして今回のAFC U23アジアカップとアジアでも実力をつけてきたことを証明しつつあるインドネシア。トヒル会長は、今の世代が黄金世代であると語り、インドネシアの未来は明るいと断言。2028年のロサンゼルス・オリンピック出場を目指すとした。 「この代表チームには黄金世代がいる。ウィタン・スレイマン、リツキ・リド、エルナンド・アリに加え、帰化選手もいる。そして、我々には2045年までの青写真があり、長期的なトレーニングを一貫して行っている」 「これは、我々が実行しているプログラムが、すでに軌道に乗っていることを意味する。我々は一貫性を保ち、まだ足りないものを改善していく」 「結局のところ、U-23インドネシア代表チームの成果により、我々は新たな誇りを持ち、それが証明された。サッカーは、インドネシアをますます団結させている」 2024.05.10 14:45 Fri
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宮本新会長誕生で『会長の決断』とは/六川亨の日本サッカー見聞録

JFA(日本サッカー協会)は3月23日、新会長に「内定」していた宮本恒靖氏を新たな理事による第5回理事会で、互選を経て第15代の会長に正式に就任したことを発表した。 この会見には22日に亀岡でのU-23日本対U-23マリを取材し、その足で24日のJ2リーグ山口対愛媛、25日に小倉でU-23日本対U-23ウクライナの取材を予定していて移動中だったため参加することができなかった。 ところが仕事仲間が当日、宮本会長の会見を取材した折り、机の上に昨年の会長選の際に作成した“マニュフェスト”があったため、余分に確保して親切にも郵送してくれた。 初めて目にしたマニュフェストの冒頭には「会長選の流れを決定づけた」と言われた岡田武史JFA副会長との対談が6ページにわたってあった。 対談の冒頭、岡田副会長は「代表監督選びについては技術委員会で候補者を選出して、最終的には会長と技術委員長を含めた数名で決めるんだけど、俺は最終的には会長がリーダーシップを発揮して決めなくてはいけないと考えている」と断言した。 その理由として「俺も代表監督時代から言ってはきたけど、技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきことなんだよね」 「自分のサッカー観を持ったうえで決断するわけだから、(会長は)サッカーをしっかりと知っている人のほうが望ましいし、ツネなら言うまでもない」 元日本代表監督で現職の副会長にここまで言われては、会長選に立候補した鈴木徳昭氏の出番はないだろうと思った。鈴木氏は日本代表でもなければ、日産自動車に所属していた時でもJSLでのプレー経験はない。JFAとJリーグ、さらにW杯招致委員会、AFC、東京五輪招致委員会などで実務を担当してきた“裏方”だったからだ。 そして岡田副会長の「代表監督人事は会長」にも納得してしまった。 岡田監督は加茂周前監督からバトンタッチされ、“ジョホールバルの歓喜”で日本を初のW杯へ導いた。しかしフランスでは3連敗を喫したため、岡田監督の続投を求める声は皆無だった。99年にJ2札幌の監督に就任すると、2000年にはJ2優勝とJ1復帰を果たす。さらに03年からは横浜F・マリノスを率いてJ1リーグ連覇を達成するなど黄金時代を築いた。 そんな同氏が再び代表監督に就任したのが07年12月、イビチャ・オシム監督が脳梗塞で倒れたからだった。小野剛JFA技術委員長からの打診だったが、小野はフランスW杯でコーチに抜擢した旧知の仲だけに断ることはできなかっただろう。 こうして臨んだ南アW杯だったが、大会前にちょっとした“事件”があった。JFA会長に犬飼基昭が就任すると、技術委員長の強化担当に原博実を招聘。小野は「育成」の技術委員長と役職が変更になった。それでも小野は南アW杯前のスイス・オーストリアキャンプから岡田ジャパンを陰ながらサポートした。 南アW杯で岡田は日本人監督として初めてグループリーグを突破した。しかしラウンド16でパラグアイにPK戦の末に敗れた。中村俊輔の負傷が長引き、本田圭佑の0トップという大胆な発想も、岡田監督の評価にはつながらなかった。当時のサッカー界に、「監督は4年で代わるもの」という固定観念も少なくなかった。 岡田監督にしてみれば、早稲田大学の後輩であり、Jリーグでは監督としてこれといった実績のない原技術委員長に出処進退を決められるのは納得のできないことだったのではないだろうか。だから監督人事は「技術委員長ではなくてやっぱり会長がやるべきこと」と断言したと思えてならない。 この「会長が決断する」流れは田嶋幸三・前会長に受け継がれた。 JSLでのプレー経験こそあれ、Jリーグと代表での経験はないもののその実務手腕を見込んで原技術委員長が招いた霜田正浩(現松本監督)は、原がJFA専務理事に転出すると技術委員長に就任。しかし初めての会長選で原を破って会長に就任した田嶋は、原を2階級降格の理事にすることでJFAでの立場を失脚させる。 田嶋会長はロシアW杯を前に技術委員会を再編し、西野朗を技術委員長に招聘し、霜田をNTD(ナショナル・チーム・ダイレクター)に降格。霜田も自ら身を引くことになった。そしてW杯直前にはヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、西野を代表監督に据える人事を強行した。 22年カタールW杯で森保ジャパンはグループリーグでドイツとスペインを倒すジャイアントキリングを演じながらもベスト16でPK戦により散った。反町技術委員長は、一説には元チリ代表のビエルサ監督の招聘に乗り気だったという。しかし田嶋会長は大会直後にも森保続投を支持。森保監督と反町技術委員長との関係に配慮して、山本昌邦NTDを招聘したとの噂もある。そして反町技術委員長は3月を持って退任する予定だ。 代表監督人事は、最終的な決断は会長が下すのはどこの国も同じだろう。では技術委員会の役割は何なのか。これはこれで、はっきりさせておく必要がある。会長が「こう言ったから右に倣え」では、“忖度”であり技術委員会の存在意義そのものが問われかねない。 影山雅永技術委員長(男子)や佐々木則夫技術委員長(女子)などを理事職から外し、理事会のスリム化と女性理事の登用に積極的な宮本新会長。男女の代表戦の放映権の高騰により地上波で試合が見られないなど厳しい船出が待ち受けているかも知れないが、まずはパリ五輪男子の出場権獲得に万全の態勢で臨んで欲しい。 2024.03.30 11:00 Sat
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「全てを変えたのはレッドカード」夢の五輪出場を逃した開催国・カタール、指揮官は10人で健闘した選手を称える「彼らは降伏しなかった」

パリ・オリンピックの出場権を逃したU-23カタール代表のイリディオ・ヴァレ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)が伝えた。 25日、AFC U23アジアカップ準々決勝でカタールは日本と対戦した。今大会の開催国であり、グループAを首位通過したカタール。A代表はアジアカップを連覇中であり、U-23世代は1992年のバルセロナ・オリンピック以来8大会ぶりの出場を目指した。 試合は開始2分に山田楓喜にゴールを許して失点するも、24分にアーメド・アル・ラウィのゴールで同点に追いつく。しかし、41分にGKユセフ・アブドゥラーがラフプレーで一発退場。数的不利となるが、後半早々にFKからジャッセム・ガベルがネットを揺らして逆転に成功する。 リードを奪ったことで[5-4]のブロックを形成して日本に攻め込ませない戦いを見せたカタール。しかし、67分にCKから失点。その後は防戦一方となる中で、90分を耐えることとなった。 延長戦に入ってからはPK戦まで持っていこうという姿勢を見せたが、101分に失点。ゴールが必要になった中、延長後半にも失点し、2-4で敗戦。パリ・オリンピック出場は夢に終わった。 ポルトガル代表のアシスタントコーチとして多くの経験をしてきたヴァレ監督は、試合後にコメント。数的不利の中でしっかりと戦えたことを評価。選手たちを称え、将来の有望性を口にした。 「選手が11人いる日本と対戦するのは、すでに非常に難しい状況であることは誰もが知っている。自分のチームが10人で、経験豊富な日本の選手11人と対戦しなければならないことを想像してみてほしい」 「カタールの選手たちを祝福したい。彼らはファイターだった。全ての試合でファイターであることを示し、今日は10人の選手でしかプレーしていないにも関わらず、降伏しなかった」 「カタールの選手たちは非常に有望な将来を持っている。彼らは独自のキャラクター、性格、野心を持っており、自分たちの国をリスペクトしていたと思う。今日彼らは、栗色のジャージをリスペクトしていた」 ホームの大観衆にも背中を押され、粘りを見せて戦っていたものの、やはりターニングポイントはGKの退場。オリンピックを逃したことを悔やみつつも、更なる選手たち、そしてカタールの若手の成長に期待を寄せた。 「全てを変えたのはレッドカードだった。組織的に言えば、それは我々に影響を与えた」 「我々はパリ・オリンピックに出場できなくなり、若い選手たちの夢も叶わない。彼らはオリンピックに出ることを夢見ていた」 「我々が一緒にいた間、彼らは本当に一生懸命働いてくれたが、我々はこれら全ての努力から多くの恩恵を受けてきた。現在のチームには、最高レベルで戦える精神的にも肉体的にも成熟した選手が揃っている」 「私は多くの感情を経験しているが、ロッカールームにいる選手たちも同じだ。我々はこの大会でできるだけ上まで行きたいという、ファンの夢を達成できなかったことに痛みを感じている」 「選手たちはこれらの試合で、本物の男であることを証明した。もちろん、精神的にも肉体的にも成長した選手を発掘し、アジアの最高の選手やチームと対戦することで、彼らの素質を証明知っている。このような大会はとても有益だった」 <span class="paragraph-title">【動画】カタールの明暗を分けたGKの愚行…細谷真大を蹴りつけるラフプレー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ZUAs0mZlSNI";var video_start = 186;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.26 12:52 Fri
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日本撃破の韓国、10人を入れ替える苦しい台所事情…ファン・ソンホン監督は選手を称賛「選手たちの素晴らしい努力に感謝したい」

U-23韓国代表のファン・ソンホン監督が、U-23日本代表戦を振り返った。 22日、AFC U23アジアカップのグループB最終節で韓国は日本と対戦。勝利した方が1位通過となり、準々決勝でU-23インドネシア代表と対戦。2位は開催国のU-23カタール代表との対戦となる試合だった。 試合は両者ともにリスクを冒さないプレーに終始。あまり見どころがない中で時間が経過。韓国はロングボールを使って攻め込むも、日本が上手く対応してゴールを許さない。 後半に入ってもペースは変わらず。日本は選手交代で活性化させて行った中、75分にCKからキム・ミヌがヘディングで決めて韓国が先制。終盤は日本が押し込んでいくも、0-1で韓国が勝利し、グループ1位通過を決めた。 試合後、ファン・ソンホン監督は日本戦を振り返り、選手たちのパフォーマンスを評価した。 「この種の大会ではどのチームと対戦するのも非常に難しい。我々は試合に勝つために本当に最善を尽くした」 「チームにはケガ人もいて、現時点では厳しい状況だが、選手たちがこの試合に費やしたハードワークを称賛したい」 「これは大会の終わりではなく、始まりに過ぎない。インドネシアも非常に競争力のあるチームであり、ベストを尽くして次の試合に向けて準備する必要がある」 また、この試合には今大会3得点を決めていたFWイ・ヨンジュンらを温存。10人を変更して日本戦に臨んだ中、ケガ人などの影響で難しかったとコメント。その中でもプランを遂行し、日本に勝利した選手たちを称えた。 「チーム内に負傷者が出ているので、多くのローテーションをしなければならなかったし、この試合に勝って結果を出すための最善の方法を見つける必要があった」 「私のゲームプランによれば、選手たちは本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。これは我々が望んでいた形ではないが、前向きに考えるように努め、選手たちの素晴らしい努力に感謝したいと思う」 <span class="paragraph-title">【動画】日韓戦は韓国に軍配! 低調な試合もCKで一撃</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TMihrmhQQbc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.23 13:12 Tue

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