連勝締めのシティ、指揮官ペップ「CWCの優勝が我々のムードを大いに高めてくれた」

2023.12.31 10:59 Sun
シティがプレミア連勝で新年。
Getty Images
シティがプレミア連勝で新年。
マンチェスター・シティが2023年をプレミアリーグ連勝で締めた。

30日の第20節でシェフィールド・ユナイテッドをホームに迎え撃ち、ロドリフリアン・アルバレスのゴールで2-0と勝利。2連勝を成し遂げ、年内の戦いを終えた。

イギリス『スカイ・スポーツ』によると、クラブ・ワールドカップ(CWC)が終わってからリーグ連勝のジョゼップ・グアルディオラ監督はこう総評している。
「いつだって難しいし、(2-2に終わった第17節のクリスタル・)パレスとよく似ている。最終的に自分たちのやり方でやり遂げたし、あれから学んだのかもしれない」

また、「(9試合ぶりの)無失点は本当に嬉しい。長く勝利できているのもね。サウジアラビアに行ったし、そして多くのこともあったし、タフな1カ月だったわけだから」と語った。
そして、「CWCの優勝が我々のムードを大いに高めてくれた」と話し、チームに対する信頼とともに、来年の巻き返しを誓った。

「リーグでは首位にいないが、遠くないところにいる。今季は2つのタイトルも手にしたし、このグループは素晴らしい」

「気分は良いし、少し休もう。これから数日間の休みがある。全員にとって良いことだし、それを経て戻ってくる」

ロドリの関連記事

マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが今季のベストゲームの1つと評した。 プレミアリーグで3つ巴の優勝争いを演じる3位シティは3日の第31節で4位アストン・ビラとホームで対戦。ベンチスタートのケビン・デ・ブライネとアーリング・ハーランドが出場せずの試合だったが、4-1と快勝した。 フィル・フォーデ 2024.04.04 12:20 Thu
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、アストン・ビラ戦後にコメント。プレミアリーグの優勝争いについて言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 3日、プレミアリーグ第31節でシティはホームにアストン・ビラを迎えた。3月30日には首位のアーセナルをホームに迎えると、白熱した試合は0-0のゴールレスドロ 2024.04.04 08:55 Thu
マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが、プレミアリーグでの大一番を前に意気込みを語った。イギリス『ミラー』が伝えている。 プレミアリーグで28試合を消化し、首位アーセナルと2位リバプールを1ポイント差で追いかける状況の3位シティ。31日にホームで行われる第30節では、アーセナルとの直接対決が予定されてい 2024.03.30 12:40 Sat
マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが、守備的な選手のバロンドール受賞を期待している。 現在、世界最高峰のクラブであるシティで絶対的な地位を築くロドリは、攻守両面でチームに多大なる影響を与える世界屈指の守備的MF。 そのシティではゴールやアシストという目に見える結果に絡む、ノルウェー代表FWアーリ 2024.03.23 23:14 Sat
スペイン代表は15日に来る代表ウィークの招集メンバー26名を発表した。 今月は南米勢相手に2つの国際親善試合を予定。22日にロンドンでコロンビア代表と対戦後、続く26日にマドリードでブラジル代表戦に挑む。 今活動ではパブロ・サラビアとジェラール・モレノが代表返り咲きに。新顔ではダニエル・ビビアンと17歳パウ 2024.03.15 22:20 Fri

マンチェスター・シティの関連記事

プレミアリーグ第33節、エバートンvsマンチェスター・シティが19日にグディソン・パークで行われ、アウェイのシティが0-2で勝利した。 チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内ギリギリの5位に位置するシティは、13位のエバートン相手に連勝を目指した。前節はクリスタル・パレス相手に2点の先行を許したが、デ・ブライネの圧 2025.04.20 01:55 Sun
先週末に行われた第32節では首位のリバプールが劇的勝利を収め、2位アーセナルが取りこぼしたことで、レッズの2019-20シーズン以来のリーグ制覇が秒読み段階に。また、サウサンプトンに続きレスター・シティ、イプスウィッチ・タウンの降格も決定的な状況だ。 今節は優勝と降格が懸かる上位2チームと降格圏の2チームが対峙す 2025.04.19 13:30 Sat
負傷者だらけとなっているマンチェスター・シティ。ジョゼップ・グアルディオラ監督が、エバートン戦に向けて最新情報を提供した。 シティは19日、プレミアリーグ第33節でエバートンと対戦する。現在5位に位置しているシティ。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの中にあり、しっかりと勝利を収めたいところだ。 2025.04.18 23:50 Fri
マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)には、アメリカの複数クラブが関心を強めているという。『The Athletic』が伝えた。 今シーズン限りで10シーズンを過ごしたシティからの退団を発表したデ・ブライネ。発表後の12日に行われたプレミアリーグ第32節のクリスタル・パレス戦では、直 2025.04.17 15:05 Thu
2024-25シーズンの2度の移籍期間で最も代理人手数料を支払ったクラブが判明した。その金額は6038万4449ポンド(約114億2000万円)とのことだ。 シーズンも佳境に迫る中、イングランドサッカー協会(FA)は2024年2月2日から2025年2月3日までの期間で、FAに登録されているクラブおよびサッカーエー 2025.04.15 15:40 Tue

プレミアリーグの関連記事

プレミアリーグ第33節、エバートンvsマンチェスター・シティが19日にグディソン・パークで行われ、アウェイのシティが0-2で勝利した。 チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内ギリギリの5位に位置するシティは、13位のエバートン相手に連勝を目指した。前節はクリスタル・パレス相手に2点の先行を許したが、デ・ブライネの圧 2025.04.20 01:55 Sun
プレミアリーグ第33節、ブレントフォードvsブライトン&ホーヴ・アルビオンが19日にGtechコミュニティ・スタジアムで行われ、ホームのブレントフォードが4-2で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は65分から途中出場した。 リーグ4戦未勝利で10位転落のブライトンは11位のブレントフォードとのアウェイゲームで 2025.04.20 01:22 Sun
アーセナルが今夏の移籍市場で獲得を目指しているとされるスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュ(26)だが、クラブOBは懸念を示している。 今シーズンはストライカーに相次ぐ負傷者が出たこともあり、かなり苦しいシーズンを過ごしたアーセナル。冬の移籍市場では補強に動かないことを決めたが、夏にし 2025.04.20 00:00 Sun
カメルーン代表GKアンドレ・オナナのパフォーマンスに疑問符がついているマンチェスター・ユナイテッド。今夏の移籍市場では守護神を補強するという噂が浮上する中、新たな候補者が登場した。 度重なる重大なミスにより、信頼が失われつつあるオナナ。ルベン・アモリム監督は信頼を強調している一方で、ファンからは痛烈な批判の対象と 2025.04.19 23:45 Sat
リバプールのアルネ・スロット監督が、プレミアリーグ優勝の可能性がある20日のプレミアリーグ第33節、レスター・シティ戦へあくまで平常心で臨む構えだ。 首位のリバプールは前節、ウェストハムとのホームゲームを2-1で勝利。残り6試合で2位以下との勝ち点差は「13」に広がり、今節の結果次第で5シーズンぶりのプレミアリー 2025.04.19 23:00 Sat

記事をさがす

ロドリの人気記事ランキング

1

スターリングがロドリの弾丸ゴラッソにナイスな反応! 「ジャマイカまで飛ばされそうだった…」

マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWラヒーム・スターリングが同僚のスペイン代表MFロドリゴ・エルナンデスがバーンリー戦で決めた弾丸ゴラッソにナイスなリアクションを見せた。 シティは3日に行われたプレミアリーグ第15節のバーンリー戦を4-1で快勝した。 その中でロドリは68分、ペナルティアーク付近でMFダビド・シルバのシュートのこぼれ球に反応すると、右足で強烈な弾丸ミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、貴重なチーム3点目を記録した。 その際、ゴール前にいたスターリングはロドリのシュートが顔面付近に飛んできていたが、これを間一髪かわすことに成功していた。 そして、同試合後にスターリングは自身の公式ツイッターでロドリのゴールシーンをスローモーションで映した短い動画と共に、「ラッキーなことにロドリのシュートは僕の顔に当たらなかった。もし、当たっていたらきっとジャマイカまで真っすぐ飛ばされていたね」というユーモアに溢れたコメントを投稿した。 ちなみにスターリングのジャマイカという表現に関しては、同選手の生まれ故郷を指したものだ。 さすがに今回の表現は大げさだが、あの弾丸シュートが直撃していれば、脳震とうを引き起こすレベルの衝撃だったはずだ。 <div id="cws_ad">◆スターリング危機一髪<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Lucky that Rodri shot didn’t hit my face cuz I would have gone straight back to Jamaica with that <a href="https://t.co/6pM4Em5B26">pic.twitter.com/6pM4Em5B26</a></p>&mdash; Raheem Sterling (@sterling7) <a href="https://twitter.com/sterling7/status/1201996528870739968?ref_src=twsrc%5Etfw">December 3, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> </div> 2019.12.05 02:43 Thu
2

ロドリのゴールにシティファン大熱狂!CL制覇後はお祭り騒ぎで警察車両破壊者も…

マンチェスター市内の熱量がものすごいことになっているようだ。 チャンピオンズリーグ(CL)決勝、マンチェスター・シティvsインテルが10日にイスタンブールで行われ、1-0でシティが勝利。68分に挙げたスペイン代表MFロドリのゴールが決勝点となり、シティが大会初優勝を飾った。 マンチェスター市内のメイフィールド・デポではパブリックビューイングも行われたが、ロドリのゴール時にはファンが大熱狂。地割れのような大歓声が起こった。 プレミアリーグ優勝、FAカップ制覇に次ぐトレブル(三冠)達成に沸いたシティサポーター。なお、イギリス『ミラー』によれば、市内中心部に殺到したファンの中には、ピカデリーガーデンで発煙筒を焚き、バス停の屋根に登るものも。警察車両の上でもはしゃぎフロントガラスを破壊するなどし、逮捕者が出るなどしている。 <span class="paragraph-title">【動画】地割れのような大歓声、ロドリのゴールに沸くパブリックビューイングのシティファン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="s1MQ2x5Tymk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.06.11 21:55 Sun
3

アトレティコ、今夏最初の新戦力はビジャレアルMFロドリ! 5年契約での加入を発表

▽アトレティコ・マドリーは24日、ビジャレアルからスペイン代表MFロドリゴ・エルナンデス(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2023年6月30日までの5年となる。 ▽なお、スペイン『マルカ』は以前に移籍金2000万ユーロ+インセンティブ500万ユーロの総額2500万ユーロ(約32億1000万円)の取り引きになったと伝えていた。また、契約解除金に関しては1億ユーロ(約128億円)に設定されているようだ。 ▽首都マドリードで生まれアトレティコの下部組織で育った“ロドリ”の愛称で知られるロドリゴ・エルナンデスだが、低身長や体力不足を理由に出場機会を与えられず、2013年にビジャレアルへ完全移籍した。 ▽その後、同クラブでトップチーム昇格を果たしたロドリゴ・エルナンデスは現在では190cmの偉丈夫となり、卓越した身体能力と戦術眼を武器にバルセロナMFセルヒオ・ブスケッツの後継者と目されるまでのトッププレーヤーに成長した。今季はリーグ戦37試合に出場し1ゴール3アシストの数字を残し、チームの5位フィニッシュに貢献していた。 ▽そして、以前から元カンテラーノの動向を注視してきたアトレティコは昨年12月頃に取り引きをまとめ、今回の正式発表の運びとなった。なお、ロドリゴ・エルナンデスはアトレティコにとって今夏最初の補強選手となる。 2018.05.24 21:38 Thu
4

「3人とも大好き」バルサ退団のブスケッツが後継者に言及、3人の名前を挙げる「バルサのDNAに近い」

今シーズン限りでバルセロナを退団するスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツが、自身の後継者について言及した。 カンテラ時代からバルセロナ一筋でプレーを続けてきたブスケッツ。2008年7月にファーストチームに正式昇格してから、15年が経過し、クラブとの別れを決断した。 新天地についてはサウジアラビアやアメリカなど、多くの可能性が伝えられているものの、まだどこでプレーを続けるかは決まっていない。 6月6日は来日予定で、ヴィッセル神戸とも対戦する可能性。アンドレス・イニエスタとの対戦も注目され、自身にとっての最後のバルセロナでの試合となる。 そのブスケッツはスペイン『ムンド・デポルティボ』のインタビューに応じ、自身の後継者について言及。バルセロナとしても、今夏最大の補強ポイントとも見られている中で、3人の名前を出した。 「ロドリやスビメンディの名前はたくさん話題にあがっているね。彼らは非常に素晴らしい選手だし、ここで求められているDNAとスタイルに最もマッチする選手だろう。ただ、彼らは別のチームにい所属している」 レアル・ソシエダのMFマルティン・スビメンディ(24)やマンチェスター・シティのMFロドリ(26)とスペイン代表の選手に言及したブスケッツ。同じく候補として見られるバイエルンのドイツ代表MFヨシュア・キミッヒ(28)についても言及した。 「彼は少し異なるね。それはドイツのサッカーであり、代表チームでプレーしている。結局のところ、同じDNAを探す必要があるだけでなく、特定の試合で重要になるような、別のプロフィールを持つ選手を探さなければいけない。僕たちはホームにも選手を抱えているよ」 キミッヒは少し系統が違うと語るブスケッツ。その中で、3人目の選手として挙げたのは、バレンシアへとレンタル移籍中のMFニコラス・ゴンサレス(21)だった。 「僕たちにはレンタル中のニコがいるけど、彼は非常に上手くやっていると思う。確かに継続性に少し欠けているというのは事実だけど、彼はとても才能があり、多くの条件を備えている」 「自国の若い選手たちにチャンスを与えなければいけない。ホームの選手や若い選手にチャンスを与え、経済的にも、今日のような移籍金を費やすことはないだろう」 「彼らはクラブとプレースタイルを理解している選手でもある。僕たちには、予想もしていなかった多くのことを与えてくれるホームの選手がいる」 自前の選手でも十分に後を継げると考えているブスケッツ。いずれにしてもスペイン人の3選手が向いていると感じているようだ。 「僕は3人とも大好きで、代表チームでも会ったことがある。スビメンディとはあまり会ったことはないけど、U-21チームの彼を見たことはあるし、リーグでもカップでも対戦したことはある」 「この3人がバルセロナのDNAに最も近く、最も貢献できる選手だと思う」 「そして、よりフィジカルが強い選手、またもう少し守備的な選手と契約したいならば、それも可能だろう。自分の資質に合わせられる選手もいる」 自身の後継者について語ったブスケッツ。チャビ・エルナンデス監督は、このうちの誰かを来季起用しているだろうか。 2023.05.30 14:15 Tue
5

「壊れてしまった」ハムストリングの負傷でまたもCL決勝途中交代のデ・ブライネ、それでもCL制覇に「何と言って良いか分からない」

マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが、負傷交代とチャンピオンズリーグ(CL)制覇について語った。 10日、CL決勝が行われ、シティはインテルと対戦。史上初のCL制覇、今シーズンの“トレブル(3冠)”に挑戦するシティは、序盤からボールを握る展開となるも、インテルの強固なブロックを崩しきれない。 すると36分、デ・ブライネは足を痛めて自ら交代を要求。前回のCL決勝に続いて、再び負傷交代となる悲劇。落胆の色を隠せずにいた。 チームはインテルの前に苦しむも、後半にロドリが技ありミドルを叩き込み1-0で勝利。悲願のCL制覇を達成するとともに、今シーズンのトレブルを達成した。 優勝決定時にはピッチに立てていなかったデ・ブライネ。それでも、その後にピッチ上でトロフィーを掲げることとなり、優勝と共に最多アシストという個人賞も受賞した。 ピッチ上での『BT Sport』のインタビューを受けたデ・ブライネは、ハムストリングに問題を抱えていたことを明かし、悔しさを滲ませながらも、チームが見事に優勝できたことを喜んだ。 「大変な2カ月だった。ハムストリングに多くの問題を抱えていたんだ。そして壊れてしまった」 「そういうことだ。ここに備えて全力を尽くしたよ。最初の30分間はとても良い気分だった。うまくやっていると感じていたから残念だね。でもチームはよく勝ってくれたし、それだけだ」 「でも、このトロフィーは信じられないほど素晴らしいし、なんというシーズンだろうか。何と言って良いか分からないね」 「このクラブの歴史、チームとして僕たちが行ってきたすべてのことは、十分にその価値があると思う。今年はCLで負けていないんだ」 「最高の試合ではなかったけど、決勝戦はいつも難しいものになる。今日は祝う時だよ」 <span class="paragraph-title">【動画】シティ、悲願のCL制覇で歓喜のトロフィーリフト</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Breathe it in City fans! <a href="https://twitter.com/hashtag/UCLfinal?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#UCLfinal</a> <a href="https://t.co/4KEEHP7ML9">pic.twitter.com/4KEEHP7ML9</a></p>&mdash; Football on BT Sport (@btsportfootball) <a href="https://twitter.com/btsportfootball/status/1667642719638896641?ref_src=twsrc%5Etfw">June 10, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.11 13:20 Sun

マンチェスター・シティの人気記事ランキング

1

【プレミアリーグ第32節プレビュー】マドリー戦控えるアーセナルはビーズと対峙、首位リバプールはハマーズ戦

先週末に行われた前節は首位リバプールを始め上位5チームがいずれも勝ち点を取りこぼす波乱の一節となった。また、最下位のサウサンプトンが7節を残してプレミアリーグ史上最速での2部降格が決定した。 UEFAコンペティションの準々決勝2ndレグを控えるなか、今節はヨーロッパ参戦組の戦いに注目だ。 1stレグで明暗分かれたチャンピオンズリーグ(CL)勢の2位アーセナルと7位のアストン・ビラは、それぞれ12位のブレントフォード、最下位のサウサンプトンと対戦する。 リーグ前節はエバートン相手に消化不良の1-1のドローに終わったアーセナルだが、CL準々決勝1stレグでは前大会王者レアル・マドリーとのホームゲームで会心の3-0の勝利を挙げた。攻守両面で相手を上回った上、MFライスの圧巻の直接FK2発にMFメリーノにもゴールが生まれ、先勝に成功した。 アウェイチームに多くの悪夢を味わわせてきた要塞サンティアゴ・ベルナベウでのリターンレグに向けて細心の注意を払う必要はあるが、ベスト4進出へ大きなアドバンテージを得たことは間違いない。今回のホームゲームでは難敵ビーズ相手に勝ちたい気はやまやまではあるが、リーグ逆転優勝とCL準決勝進出を天秤にかけて割り切ったターンオーバーもありか。MFヌワネリやMFジョルジーニョ、FWスターリングらの活躍にも期待しつつ、良い形でマドリー戦に繋げたい。 アストン・ビラは前節、ノッティンガム・フォレストとの上位対決を2-1で制して公式戦7連勝を達成。しかし、CLではパリ・サンジェルマン(PSG)とのアウェイゲームではFWロジャーズのゴールで先制に成功も、そこからの3連続失点によって厳しい1-3の敗戦となった。これで公式戦連勝が「7」でストップしたエメリのチームは、ホーム開催の2ndレグで逆転を目指す。 プレミアリーグの来季CL出場権が5チームに確定したなか、熾烈なCL出場権争いにおいて勝ち点3を積み上げる必要があり、PSGとのリターンレグへ極端なターンオーバーは難しい。ただ、前線に関しては豊富なタレントが揃っており、やりくり上手のスペイン人指揮官が最適の組み合わせを選び出し、降格が決定したセインツ相手に勝ち切りたい。 一方、降格決定後初のホームゲームとなるセインツはユリッチ監督を即時解任。シーズン残りはラスク暫定監督の下で戦うことになる。DF菅原由勢の起用法にも注目したい。 ヨーロッパリーグ(EL)参戦組の13位マンチェスター・ユナイテッド、14位のトッテナムは5位のニューカッスル、17位のウォルバーハンプトンと対戦する。 ユナイテッドは前節、膠着のマンチェスター・シティとのダービーマッチを0-0のドローで終え、リーグ2戦未勝利に。続くEL準々決勝1stレグでは敵地リヨンに乗り込んだ一戦を2-2のドローで終えた。DFヨロの加入後初ゴールにFWザークツィーのゴールで一時逆転に成功したが、GKオナナの2失点に絡むプレーなどもあり、後半アディショナルタイムの土壇場被弾で先勝を逃した。 ホームでのリターンレグへ弾みを付ける公式戦4試合ぶりの白星がほしい一方、リーグ戦でのUEFAコンペティション出場権獲得の現実味は薄く割り切ってターンオーバーを敢行する可能性は高そうだ。ただ、公式戦4連勝と絶好調のマグパイズ相手に大敗となれば、肝心のリヨン戦に響くことになるためメンバーは入れ替えながらもしっかりとした戦いは見せたい。 一方、スパーズは前節、サウサンプトン相手に3-1の快勝。リーグ4戦ぶりの白星を挙げた。ただ、ホームで戦ったELではフランクフルト相手に1-1のドローに終わった。開始早々に先制を許したなか、DFペドロ・ポロのゴールで同点に追いつき以降は再三の決定機を作り出したが、相手GKの好守にも阻まれて先勝を逃した。2ndレグを敵地で戦うためユナイテッド以上にシビアな状況となっており、リーグ3連勝と好調を維持するウルブスとのアウェイゲームではターンオーバーが濃厚だ。一部主力を温存しつつ、総力戦で挑む2ndレグへFWリシャルリソンやMFグレイ、FWオドベールら控え組の状態を上げたいところだ。 カンファレンスリーグ(ECL)参戦の4位チェルシーは前節、ブレントフォードとゴールレスドロー。リーグ連勝を逃した。ただ、ECLではレギア・ワルシャワとのアウェイゲームをFWジョージのファーストチーム初ゴールにFWマドゥエケの2ゴールの活躍で3-0の先勝。大きなアドバンテージを得てロンドンに帰還した。降格圏の18位イプスウィッチ・タウンをホームで迎え撃つ一戦ではECLで温存した主力を起用し、しっかりと勝ち切ってCL出場権獲得へ勝ち点3を積み上げたい。 前節、フルアム相手にまさかの2-3の敗戦を喫して優勝へ足踏みとなった首位のリバプールは、16位のウェストハムとのホームゲームでバウンスバックの勝利を目指す。フルアム戦では相手のパフォーマンスを褒めるべき部分はあったものの、らしくないミスも目立っておりその修正は必要だ。ただ、11日にはエースFWサラーの契約延長という最高の知らせが発表され、良い雰囲気が期待されるアンフィールドで白星を取り戻したい。 マンチェスター・ダービーをドローで終えて6位後退のマンチェスター・シティは、MF鎌田大地を擁する好調の11位クリスタル・パレスとのホームゲームに臨む。今季限りで退団のMFデ・ブライネのラストダービーというモチベーションはあったが、全体的なパフォーマンスは振るわず。同じ[3-4-2-1]で堅守速攻を貫くソリッドな相手に対して、メンバーの入れ替えも行いながらしっかりと結果を残したい。 対するパレスは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に2-1の勝利。FWエンケティア、DFグエイの退場は余計だったが、エースFWマテタに負傷明け後初のゴールが生まれるなど実りある内容での勝利でもあった。その一戦で決勝点の起点、相手の退場を誘発するなど存在感を示した鎌田には2試合連続のスタメンを期待したい。 そのパレスに敗れた9位のブライトンは、リーグ連敗という苦境のなかで19位レスター・シティ相手に公式戦5試合ぶりの勝利を目指す。対戦相手はリーグ8連敗と泥沼の状況にあるが、この一戦では出場停止のDFファン・ヘッケに加え、パレス戦の接触プレーで痛めたMF三笘薫にも欠場の可能性が報じられており、チームとしては総力戦で勝ち点3を掴みたい。 《プレミアリーグ第32節》 ▽4/12(土) 《20:30》 マンチェスター・シティ vs クリスタル・パレス 《23:00》 ブライトン vs レスター・シティ ノッティンガム・フォレスト vs エバートン サウサンプトン vs アストン・ビラ 《25:30》 アーセナル vs ブレントフォード ▽4/13(日) 《22:00》 チェルシー vs イプスウィッチ リバプール vs ウェストハム ウォルバーハンプトン vs トッテナム 《24:30》 ニューカッスル vs マンチェスター・ユナイテッド ▽4/14(月) 《28:00》 ボーンマス vs フルアム 2025.04.12 12:00 Sat
2

野戦病院状態のシティ、GKエデルソンやFWハーランドらはエバートン戦欠場「試合には間に合わない」

負傷者だらけとなっているマンチェスター・シティ。ジョゼップ・グアルディオラ監督が、エバートン戦に向けて最新情報を提供した。 シティは19日、プレミアリーグ第33節でエバートンと対戦する。現在5位に位置しているシティ。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの中にあり、しっかりと勝利を収めたいところだ。 しかし、現在は負傷者が続出中。守護神のブラジル代表GKエデルソンは間に合わないと語った。 「明日の試合には間に合わない。いつ出場できるようになるかわからない。試合に向けて、まだ準備ができていない」 エデルソンは、12日に行われたプレミアリーグ第32節のクリスタル・パレス戦に先発出場も、元々痛めていた筋肉を再負傷しシュテファン・オルテガと交代していた。 また、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドも間に合わないとコメント。「彼も練習に参加していない。次の試合には間に合わないだろう」と欠場を明かした。 そのほか、スペイン代表MFロドリ、イングランド代表DFジョン・ストーンズ、オランダ代表DFナタン・アケも欠場。ストーンズとアケに関しては「まだだ。よくなっているが、まだだ」と、回復途中であるとした。 一方で、スイス代表DFマヌエル・アカンジとイングランド代表MFフィル・フォーデンは復帰の可能性があるようだ。 「フィルは木曜日に復帰し、オールド・トラッフォードでの試合以来となる今日のトレーニングセッションに参加する予定だ」 「マヌ…彼は我々と2、3回トレーニングセッションに参加した。彼は本当に良い動きをしていると思う」 2025.04.18 23:50 Fri
3

「冷静さを保つ能力が足りない」グアルディオラ監督が100億円を出して獲得したMFに見切り、サイドバックとして再生中「良い右SBになれる」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、大金を投じて獲得した選手にダメ出しをした。 今シーズンは近年稀に見る低迷ぶりを見せており、プレミアリーグ5連覇は潰えた状況。チャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップ(カラバオカップ)も敗退しており、タイトルの可能性はFAカップのみとなっている。 ケガ人に泣いた部分もあるシティだが、これまで以上にチームがうまく機能していないシーズンに。なかなか解決策が見つかっていない。 そんな中、グアルディオラ監督はポルトガル代表MFマテウス・ヌネスについて言及。本職は中盤でありながら、右サイドバックでの出番が増えていることについて語った。 「彼はそのフィジカルの強さから、良い右サイドバックになれる。問題は、冷静さを保つ能力が足りないため、中央でプレーできないことだ」 「彼は多くのことを学んでいる。サイドバックはファーポストにクロスを上げるときにミスを犯すし、油断する」 「ただ、彼はブルーノ・フェルナンデスがファーポストのドルグに送ったクロスを2、3回防いだ。彼はそれができるフィジカルがある。彼はあそこでプレーできるし、我々を大いに助けてくれた」 「シーズンが始まったとき、もしマテウスを右サイドバック、ニコ・オライリーを左サイドバックで起用すると言われたら、私は何を言っているんだと言うだろう。だが、シーズンはシーズンだ」 マテウス・ヌネスは2023年9月に6200万ユーロ(約100億円)でウォルバーハンプトンから完全移籍で加入。セントラルミッドフィルダーとしてのプレーが続いていたが、前述の通り向いていないというグアルディオラ監督の判断でサイドバックでのプレーが続いている。 獲得した当初には考えられなかったコンバート。高い買い物になった感も否めないが、中盤に戻った際にサイドバックでのプレーが生きればプラスと捉えられるかもしれない。 2025.04.08 22:50 Tue
4

シティを去るデ・ブライネはメッシと共演か!? インテル・マイアミが強い関心と報道

今シーズン限りでマンチェスター・シティを退団するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)だが、インテル・マイアミが強い関心を持っているようだ。 10シーズンを過ごしたシティからの退団を発表したデ・ブライネ。12日に行われたプレミアリーグ第32節のクリスタル・パレス戦では、直接FKを叩き込むなど1ゴール1アシストの活躍を見せ、2点ビハインドからの逆転勝利に貢献していた。 衰えを全く見せていないデ・ブライネだが、ドイツ『スカイ・スポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク氏がメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミが、獲得に強い関心を持っていると伝えている。 「インテル・マイアミは、今シーズン終了後にケビン・デ・ブライネをフリー移籍で獲得することに非常に興味を持っている」 ただ、現時点では特に交渉などは進んでおらず、他にもサウジアラビアのクラブが関心を持っている状況だ。 一方で、気になるのはサラリーキャップの問題。MLSではサラリーキャップ外で3選手を保有できるが、インテル・マイアミにはリオネル・メッシ、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバの3名がその枠を埋めている状況だ。 問題を解決しなければいけない状況ではあるが、プレミアリーグ史上最高のMFの1人ともされるデ・ブライネとメッシが共演することになれば、さらにゴールが量産されることは間違い無いだろう。ルイス・スアレスも所属しており、アメリカがさらに盛り上がることになるが、どういった結末を迎えるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】シティで見られるのはあとわずか! デ・ブライネが圧巻FK</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vFs5hqp_cFc";var video_start = 81;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.14 16:20 Mon
5

グアルディオラ監督が逆転勝利に導いた1G1Aのデ・ブライネを絶賛「長年に渡って見せてきたようなパフォーマンスだった」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が12日にホームで行われ、5-2で逆転勝利したプレミアリーグ第32節クリスタル・パレス戦を振り返った。 来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す6位シティは、今季限りでの退団を発表したMFケビン・デ・ブライネが先発した中、21分までに2点を追う展開に。 それでも33分にデ・ブライネが直接FKを決めて1点差とすると、3分後にデ・ブライネが絡んだ中、FWオマル・マーモウシュが同点弾を奪取。 そして2-2で迎えた後半、開始2分にデ・ブライネのアシストからMFマテオ・コバチッチが逆転弾を決めたシティは、さらに2点を追加して5発圧勝とした。 グアルディオラ監督は1ゴール1アシストのデ・ブライネを絶賛した。 「今日はケビンが長年に渡って見せてきたようなパフォーマンスだった。しかし残念ながら彼はこの1年半、ケガや手術の影響でプレーできなかった。しかし素晴らしいプレーを見せ、相手の勢いを止めてくれた」 そして今日のようなパフォーマンスを続ければFAカップ決勝、クラブ・ワールドカップでも戦えると話した。 「もし今日のレベルと同等のプレーを見せることができたらトップチームと互角に戦えるだろう。しかしチームは良いプレーを継続できていない。この世代の選手たちの特徴であるエネルギーが欠けている。だが、シーズンによってはそういうこともある。そこから学び、できるだけダメージを最小限に抑えて来季はCLに出場し、FAカップとクラブ・ワールドカップに備えたい」 2025.04.13 11:00 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly