【ラ・リーガ第18節プレビュー】今年最後のミッドウィーク開催! 上位陣は下位と曲者と対戦
2023.12.19 19:00 Tue
上位陣は下位と曲者と対戦
先週末に行われた第17節ではジローナとレアル・マドリーがいずれも勝利を収めた一方、バルセロナとアトレティコ・マドリーが痛恨の勝ち点逸。上位4チームの間で勝ち点差が離れる形となった。また、16位に低迷するセビージャは今季2度目の指揮官解任に踏み切り、ディアゴ・アロンソに代わってキケ・フローレスが新指揮官に就任している。
2023年最後のミッドウィーク開催となる今節は、首位のジローナと4位のアトレティコが7位のベティス、8位のヘタフェという曲者と、2位のレアル・マドリーと3位のバルセロナが13位のアラベス、最下位のアルメリアと下位チームと対戦する。
目下8勝1分けの9戦無敗で3強を抑えて首位に立つミラクル・ジローナは、2節を残した段階ではあるもののシーズン首位ターンの可能性が高まる。前々節、バルセロナに会心の勝利を収めたミチェル率いるチームは、マンデーナイト開催となったアラベス戦も上位争いの重圧に屈することなく3-0で快勝。DFヤン・コウトが見事な仕掛けから3ゴールに絡み、ドブレーテのFWドヴビクは今季のゴール数を二桁に乗せた。そして、好調継続の首位チームは直近レアル・マドリー、レアル・ソシエダ相手に2試合連続ドローに持ち込んだ難敵ベティスとのアウェイゲームでさらなる連勝を狙う。
その首位チームを2ポイント差で追うレアル・マドリーは、アラベスとのアウェイゲームに臨む。前節はビジャレアル相手に苦戦が想定されたものの、MFベリンガムの先制点を皮切りにFWロドリゴ、MFブラヒム・ディアス、MFモドリッチとゴールを重ねて4-1の快勝。未だ衰えを知らぬ鉄人モドリッチは今季初ゴールを含む1ゴール1アシストの素晴らしい活躍を見せた。また、MFチュアメニの戦列復帰がポジティブなニュースとなった一方、DFアラバが左ヒザ前十字じん帯を断裂する重傷に見舞われ、今季中の復帰が絶望的となった。
現時点でアンチェロッティ監督は今冬の補強に否定的な発言を見せているが、チュアメニらのセンターバック起用を含め今後数試合でのディフェンスラインの起用法に注目が集まるところだ。ただ、今回のアラベス戦に関しては自慢の攻撃陣で押し切る形の試合が想定される。
前節、アスレティック・ビルバオに完敗したアトレティコは、公式戦20連勝中のメトロポリターノでヘタフェとのマドリード自治州ダービーに臨む。難所サン・マメスでのアスレティック戦では相手のパフォーマンスを褒めるべき部分は多分にあったが、ラツィオ戦の影響もあってか運動量の少なさに加え、相手の強度の高いプレスを前にミスが目立った。再三のパラドンで勝ち点に望みを繋いだ守護神オブラクを除きチーム全体で課題が残る試合となっており、短い準備期間のなかでメンタル面を中心に立て直しは必須だ。対戦相手のヘタフェは非常に相性が良い相手ではあるが、ファウルを辞さないハードなプレーと得点ランク2位の10ゴールを挙げるFWマジョラルの決定力は侮れないものがあり、気を引き締めて戦いたい。
MF久保建英を擁する6位のソシエダは、16位のカディスを相手に2試合ぶりの白星を目指す。前節のベティス戦では久保やFWオヤルサバルを起点に良い形でチャンスを作るシーンもあったが、際どいオフサイド判定などもあって相手の集中した守備を最後まで崩し切れず。ゴールレスドローで連勝のチャンスを逃した。今回の一戦では引き続き久保らを起点にチャンスを作りつつ、ムラのあるFWサディクやFWアンドレ・シウバといったセンターフォワード陣の仕上げの仕事に期待したい。
その他ではキケ・フローレス率いる新生セビージャと19位のグラナダによる下位対決に注目。ディアゴ・アロンソ前体制では多くの負傷者に加え、指揮官の攻守両面で定まらぬ戦いぶりが目に付いたが、準備期間はほぼないものの、明確なフィロソフィーを持つ経験豊富な指揮官の下でこの初陣ではポジティブな変化を見たいところだ。
《ラ・リーガ第18節》
▽12/19(火)
《27:00》
ラージョ vs バレンシア
《29:30》
アトレティコ・マドリー vs ヘタフェ
グラナダ vs セビージャ
▽12/20(水)
《27:00》
バルセロナ vs アルメリア
《29:30》
アスレティック・ビルバオ vs ラス・パルマス
ビジャレアル vs セルタ
▽12/21(木)
《27:00》
ベティス vs ジローナ
カディス vs レアル・ソシエダ
《29:30》
マジョルカ vs オサスナ
アラベス vs レアル・マドリー
2023年最後のミッドウィーク開催となる今節は、首位のジローナと4位のアトレティコが7位のベティス、8位のヘタフェという曲者と、2位のレアル・マドリーと3位のバルセロナが13位のアラベス、最下位のアルメリアと下位チームと対戦する。
目下8勝1分けの9戦無敗で3強を抑えて首位に立つミラクル・ジローナは、2節を残した段階ではあるもののシーズン首位ターンの可能性が高まる。前々節、バルセロナに会心の勝利を収めたミチェル率いるチームは、マンデーナイト開催となったアラベス戦も上位争いの重圧に屈することなく3-0で快勝。DFヤン・コウトが見事な仕掛けから3ゴールに絡み、ドブレーテのFWドヴビクは今季のゴール数を二桁に乗せた。そして、好調継続の首位チームは直近レアル・マドリー、レアル・ソシエダ相手に2試合連続ドローに持ち込んだ難敵ベティスとのアウェイゲームでさらなる連勝を狙う。
現時点でアンチェロッティ監督は今冬の補強に否定的な発言を見せているが、チュアメニらのセンターバック起用を含め今後数試合でのディフェンスラインの起用法に注目が集まるところだ。ただ、今回のアラベス戦に関しては自慢の攻撃陣で押し切る形の試合が想定される。
公式戦3試合未勝利と不振が続くバルセロナは、今季未勝利が続く最下位相手のホームゲームで停滞感を振り払う大勝が求められるところだ。前節のバレンシア戦は直近2試合に比べてパフォーマンスが改善されたものの、最後の部分で決め手を欠いて1-1のドローに終わった。MFフレンキー・デ・ヨングを累積警告で欠くなかで臨む一戦では、中盤で代役に入る選手のパフォーマンスに加え、FWレヴァンドフスキやFWフェラン・トーレスらの決め切る仕事に注目したい。
前節、アスレティック・ビルバオに完敗したアトレティコは、公式戦20連勝中のメトロポリターノでヘタフェとのマドリード自治州ダービーに臨む。難所サン・マメスでのアスレティック戦では相手のパフォーマンスを褒めるべき部分は多分にあったが、ラツィオ戦の影響もあってか運動量の少なさに加え、相手の強度の高いプレスを前にミスが目立った。再三のパラドンで勝ち点に望みを繋いだ守護神オブラクを除きチーム全体で課題が残る試合となっており、短い準備期間のなかでメンタル面を中心に立て直しは必須だ。対戦相手のヘタフェは非常に相性が良い相手ではあるが、ファウルを辞さないハードなプレーと得点ランク2位の10ゴールを挙げるFWマジョラルの決定力は侮れないものがあり、気を引き締めて戦いたい。
MF久保建英を擁する6位のソシエダは、16位のカディスを相手に2試合ぶりの白星を目指す。前節のベティス戦では久保やFWオヤルサバルを起点に良い形でチャンスを作るシーンもあったが、際どいオフサイド判定などもあって相手の集中した守備を最後まで崩し切れず。ゴールレスドローで連勝のチャンスを逃した。今回の一戦では引き続き久保らを起点にチャンスを作りつつ、ムラのあるFWサディクやFWアンドレ・シウバといったセンターフォワード陣の仕上げの仕事に期待したい。
その他ではキケ・フローレス率いる新生セビージャと19位のグラナダによる下位対決に注目。ディアゴ・アロンソ前体制では多くの負傷者に加え、指揮官の攻守両面で定まらぬ戦いぶりが目に付いたが、準備期間はほぼないものの、明確なフィロソフィーを持つ経験豊富な指揮官の下でこの初陣ではポジティブな変化を見たいところだ。
《ラ・リーガ第18節》
▽12/19(火)
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バルセロナ vs アルメリア
《29:30》
アスレティック・ビルバオ vs ラス・パルマス
ビジャレアル vs セルタ
▽12/21(木)
《27:00》
ベティス vs ジローナ
カディス vs レアル・ソシエダ
《29:30》
マジョルカ vs オサスナ
アラベス vs レアル・マドリー
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