あと一歩のところで逃した天皇杯、柏の井原正巳監督は「糧」にすべきと強調 「必ず次に繋がる今日の準優勝」

2023.12.09 20:56 Sat
天皇杯決勝や今シーズンを振り返った井原監督
©超ワールドサッカー
天皇杯決勝や今シーズンを振り返った井原監督
9日に行われた第103回天皇杯決勝を柏レイソル井原正巳監督が振り返った。

国立競技場で行われた川崎フロンターレとの一戦。90分を0-0で終えると、延長戦でも決着がつかず。PK戦までもつれた末、8-7で川崎Fが勝利を収めた。

あと一歩のところで2012年以来11年ぶり2度目の天皇杯制覇を逃した井原監督は、最後まで残留を争ったJ1最終節から約1週間での決勝について、「レイソルに関わる選手たちが全員で繋いできたその成果がここに繋がって、今日のファイナルを迎えたと思っています」とコメント。良い戦いを見せてくれたと選手たちを称えた。
「川崎さんとは第31節にゲームをして、その時も引き分けで終わりましたが、やり方というところはしっかりと我々チームとしても理解した中で、今日のゲームに臨みました」

「もちろん、延長・PKというところも想定しながらのゲームにはなりました。ゲーム自体も非常に入りから素晴らしい入りをしてくれたと思っていますし、90分で決着つかず、120分とやった中で十分に我々のやろうとしているサッカーというものを選手全員が表現してくれていたのかなと思っています」
「どちらが勝ってもおかしくないゲームだったとは思っています。もちろん最終的にPKでの敗戦にはなりましたが、この悔しい経験というものを選手がしっかりと次への成長の糧にして、来年に向かってやってほしいなと思っています」

10人目までもつれたPK戦に関しては、試合中に負傷した古賀太陽のPK戦参加が難しいと判断し、「10人に、川崎さんの方にも合わせていただいた」と明かした一方、「運もあると思いますし、仕方がないものかなとは思っています」と開き直りも見せた。

また、試合後のミーティングでは、この天皇杯決勝という舞台での貴重な経験を無駄にしないよう選手たちに伝えたという。

「良い試合はしたとは思いますし、本当にあと一歩のところだったとは思うけれども、こういうファイナルは勝者と敗者が必ず出てきますし、勝者の素晴らしい雰囲気を見ていると、その悔しさっていうのが必ず、より選手の成長に繋げていくしかないという思いにはなると思うので、そういう悔しさを繋げていこうという話はしました」

「プレー自体とかそういうものは、具体的にはそれほど話はしていないですけれども、なかなか選手キャリアの中でもこういうファイナルというのは経験できないので、その経験っていうのは必ず次のサッカー人生に活かしていこうというところが中心の話は少しはしました」

ネルシーニョ前監督の後を継いで、シーズン途中の5月から柏の指揮をとったこの約7カ月も振り返り、選手・スタッフ含めチーム一丸となって戦えたことがJ1残留と天皇杯準優勝に繋がったとも語った。

「第14節から、途中からの監督とはなりましたが、やはり途中からの難しさというのはすごく感じながらシーズンを過ごしてきたというか、チームをいかに変えていくかというところの難しさ、また前監督のサッカーというところをどこまで継承しつつ、勝たせていくのかというところも非常に難しさを感じながらシーズンは過ぎていったかなと思っています」

「そういう中で、まずは選手がいつも前向きに、勝つために努力を全員がしてくれていたことと、スタッフも本当にレイソルが勝利をするためにいつも一緒にいろんな考えを共有しあって、まとまってやれたことが最終的には最低限ではありますが、なんとか残留という結果に繋げられたのかなと思っています」

「サポーターの皆さんにはなかなか勝つゲームがお見せできなかったので、そこは本当に悔しさもありますし、残念でもありますが、まずは最低限の残留というところがどうしても途中からは目標に変わってしまったので、そういう固いゲームが多くなってしまったことはすごく反省はしていますし、そういうところを勝ちにできるゲームというものに繋げていかなければいけなかったなという風には思っています」

「天皇杯に関しては、本当に普段出場機会の少ない選手から全員で繋いできた大会ではあったので、そういう思いでのファイナルにはなったので、またリーグ戦とは違った意味でのファイナルという位置づけでゲームができたこと、残念な結果には終わりましたが、必ず次に繋がる今日の準優勝ではあると思います」

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2位の柏が今季初3連勝で10戦無敗! 岡山の堅守に苦戦も途中出場の細谷真大&ジエゴ弾でこじ開ける【明治安田J1第16節】

10日、明治安田J1リーグ第16節の柏レイソルvsファジアーノ岡山が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、ホームの柏が2-0で勝利した。 2位の柏は前節、清水エスパルスに1-0と競り勝って今季2度目の連勝とともに9戦無敗を継続。今季初の3連勝を目指したホーム連戦では先発3人を変更。犬飼智也、ジエゴ、三丸拡に代えて原田亘、田中隼人、小屋松知哉の主力3選手が復帰した。 対して13位の岡山は前節、名古屋グランパスとのアウェイゲームを0-0のドローで終えた。連敗ストップも5試合未勝利とここにきて初のJ1の壁にぶつかっている。上位相手に6戦ぶりの白星を目指した一戦では先発2人を変更。加藤聖、岩渕弘人に代えて佐藤龍之介、木村太哉を起用した。 ミラーゲームの形でスタートした試合はホームの柏がボールを保持しながら攻め手を窺う入りに。すると8分、ボックス右でマイナスのパスを受けた小泉佳穂のグラウンダーシュートに反応した小屋松知哉がスライディングシュートの形で押し込む。立ち上がりの先制点かに思われたが、ここは攻撃の起点となった仲間隼斗が左サイドで抜け出した際のオフサイドを取られてノーゴールとなった。 早い時間帯にリードを奪えずも、安定したボール保持と前進で主導権を掴んだホームチーム。以降は左サイドの小屋松の個人技や右サイドからのクロスに垣田裕暉が競る形で攻撃の形を作り出す。 さらに、26分には古巣対戦の仲間隼斗がボックス中央での豪快なバイシクルシュート、直後にも右クロスに飛び込んでのジャンピングボレーと連続シュートでGKスベンド・ブローダーセンを脅かしていく。 前半30分を過ぎた辺りから岡山の守備がよりアジャストし攻防の中心が中盤に移る。ピンチこそないものの、相手が望む膠着状態に持ち込まれた柏は攻撃に変化を加えていく。 前半終了間際には久保藤次郎が鋭い2本のシュートでゴールに迫ったが、いずれも枠を捉え切ることができず。ホームチーム優勢もゴールレスでの折り返しとなった。 迎えた後半、岡山は佐藤を下げて加藤をハーフタイム明けに左ウイングバックに投入。これで松本昌也が右サイドに移った。 一方、同じメンバーで後半に入った柏は前半同様にいきなりの決定機を創出。50分、ボックス手前で仕掛けた小泉が低い弾道のミドルシュートを枠に飛ばす。GKブローダーセンが何とか前にはじいたボールに詰めた久保がすかさず蹴り込むが、ドイツ人守護神が圧巻の反応で再びはじき出した。 このピンチの後には岡山もロングカウンターとセットプレーで際どいシーンを作るなど、よりオープンな攻防が増えていく。 攻防の構図は変わらずも膠着状態が続くと、60分を過ぎて両ベンチが動く。柏は仲間、小泉の両シャドーを細谷真大、渡井理己に変更。対する岡山は古巣対戦の神谷優太を投入したほか、江坂任、木村の両シャドーを岩渕、一美和成に入れ替えた。 71分には柏に決定機。右サイドで縦に仕掛けた久保からの高速クロスをゴール前に飛び込んだ細谷がワンタッチシュート。しかし、これはわずかに枠の右へ外れた。 この決定機では仕留め切れずも、ひとつチャンスに絡んだ柏の背番号9は2度目のチャンスを見逃さない。76分、左サイドで仕掛けた小屋松が中央で身体を張った垣田からボールを引き取ってボックス中央に走り込む細谷の足元に斜めのパスを差し込む。右への短い持ち出しでシュートコースを作り出すと、最後は腰の捻りを利かせた右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。 細谷の出場試合2戦連発となる今季3点目で均衡破れた試合は、ここから岡山も攻撃のギアを挙げていく。失点直後には一美の反転ボレーシュートでGK小島亨介に好守を強いる。さらに、86分にもブラウンノア賢信のボックス内でのポストワークから再び一美が枠の右隅を捉えたシュートを放ったが、ここも小島の見事なセーブにはじき出される。 守護神の好守でピンチを凌いだ柏は前がかる相手を引っくり返す形の攻撃でトドメの2点目を奪う。90分、田中隼人のヘディングクリアを相手陣内中央で収めた渡井が中川敦瑛との短いパス交換からボックス左へ走り込むジエゴへ丁寧なラストパスを供給。ジエゴはGKとの一対一で冷静に左足のシュートを肩口のコースへ蹴り込んだ。 その後、後半アディショナルタイムの渡井のゴールはその前のジエゴのオフェンスファウルを取られて幻に終わるも、途中出場2選手のゴールで岡山の堅守をこじ開けた柏が今季初の3連勝とともに10戦無敗を達成。首位の鹿島にプレッシャーをかけた。 一方、敗れた岡山は4試合無得点での6戦未勝利となった。 柏レイソル 2-0 ファジアーノ岡山 【柏】 細谷真大(後31) ジエゴ(後45) <span class="paragraph-title">【動画】細谷真大が2戦連発で3連勝に導く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">黄色が大きく揺れる<br><br>膠着した試合展開をぶち破った<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B4%B0%E8%B0%B7%E7%9C%9F%E5%A4%A7?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#細谷真大</a> 2試合連続ゴール<br><br>明治安田J1第16節 <br>柏×岡山 <br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 無料配信中 <br>視聴はこちら <a href="https://t.co/zQRj6v6rX0">https://t.co/zQRj6v6rX0</a><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9F%8F%E5%B2%A1%E5%B1%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#柏岡山</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%A0%E3%81%9E%E3%83%BC%E3%82%93?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#無料だぞーん</a> <a href="https://t.co/zGXWMAc5Pf">pic.twitter.com/zGXWMAc5Pf</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1921123148373663890?ref_src=twsrc%5Etfw">May 10, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.10 18:04 Sat
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柏MF中村慶太、プロ1年目以来のWBに「やりやすいようにやれた」、FKのキッカーも希望「ジャンケンに負けないように」

柏レイソルのMF中村慶太が、新たなポジションでのプレーにも手応えを感じているようだ。 11日、第26回ちばぎんカップがフクダ電子アリーナで行われ、ジェフユナイテッド千葉と柏レイソルが対戦。0-1で柏が勝利した。 シーズン開幕を1週間後に控えた中、毎年恒例となっている千葉ダービー。昨年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で中止となっており、2年ぶりの開催となった。 新加入選手も互いにピッチに立った中、10分にその新加入であるドウグラスがゴールを決めて柏が先制。そのまま逃げ切った。 試合後、清水エスパルスから完全移籍で今季加入した中村がメディア対応に登場。初の実戦を終えての感想を語った。 「思ったより攻撃の精度もあり、距離感も良かったので、キャンプでやっていたことが出せたと思います。細かい部分でのミス、連係は試合を重ねれば良くなると思います」 清水ではボランチや攻撃的なポジションをしていた中、この試合では右ウイングバックとして先発。ポジションについては「プロ1年目の長崎でやっていたので、久しぶりのポジションですが、ワイドに張るだけじゃなく、中に入ってボランチのような役割も感覚でやって良いと言われているので、自分のやりやすいようにやれました」と、久々ながらも一定の手応えを感じたようだ。 その右WBについては「最初はFWを少しやっていて、2日目に監督がどこやりたいと聞かれてボランチと答えましたが、システムが3枚になってウイングバックできるかと言われて、1年目にやったのでできると言って、今のポジションに落ち着いています」と、割と早い段階でネルシーニョ監督の構想としてWBがあったようだ。 自由な面もありながら、守備時についてはしっかりとウイングバックとしての役割を果たしている中村。「守備の時は上下動があるので、そこはしっかりやらなければいけないですが、攻撃は自分の感覚だったり、監督がキャンプで求めていないこともキャンプではあったので、上手くバランスを見て、自分の良さを出せるようにポジションを取りました」と、守備面は規律を守りながらも、攻撃面ではある程度自由を与えられているようだ。 チームに加わって日が浅い中、周りの選手とのコミュニケーションについては「新加入で昨年ケガに悩まされて試合ではあまりプレーしていないので、自分の特徴とか、そういう部分は周りがわかっていなかったです」と、なかなか苦しんだとコメント。「ただ、年齢も上の方なので、比較的多くコミュニケーションをとって、キャンプも2週間以上やって、周りの良さも自分の良さも上手く伝えられたと思います」と、キャンプ中にしっかりと連係を高めることはでき、自分のことも知ってもらえたと語った。 右サイドでは、3バックの右に入った大南拓磨との関係性も重要に。その点については、「拓磨がハードワークしてくれるし、自分がやりやすいようにポジションを取ってくれます。スプリント能力も売りなので、僕が中で絡んで、スペースを上手く使うこともできていました。本数が少ないので、連係を深めてチャンス作れればと思います」と、より精度を上げていきたいと意気込みを語った。 また、試合中にはゴール前でのFKの場面ではマテウス・サヴィオ、ドウグラスとキッカーの相談をする場面も。そのシーンについては「FKはめちゃくちゃ蹴りたかったです。俺蹴ると言って、サヴィオも自分が蹴ると言っていて、ジャンケンしようと言って、しっかり負けました」とジャンケンに敗れて今日は蹴れず。「キャンプでも蹴っていて手応えもありましたし、サヴィオとFKをどっちが蹴るかはこれからも出てくると思うので、次はジャンケンに負けないようにしたいと思います」と、シーズン中も積極的にキッカーを務めたいと考えているようだ。 2022.02.11 20:49 Fri
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「あまり移籍する気はなかった」柏に加入した原川力が意外な思いを告白、それでも新天地で意気込み「メリットを考えてきた」

自身7クラブ目の所属となるMF原川力が、新天地の柏レイソルでのシーズンに向けて意気込みを語った。 柏は17日、新体制発表会を実施。ファン・サポーターが集まった中、新加入選手やリカルド・ロドリゲス監督らが登壇した。 新体制発表会では、選手の背番号発表や新ユニフォームのお披露目などがあった中、新加入選手たちはフリップで質問に答えるコーナーも。盛り上がりを見せた中で会は終了した。 2024シーズンは残留争いに巻き込まれ、苦しいシーズンが続いている中、2025シーズンに向けては14名が加入し、大きく戦力補強を果たした。 FC東京から完全移籍で加入した原川。移籍を決断した理由については「シーズンが終わってあまり移籍する気はなかったです」とFC東京に残る木があったと言及。「代理人にも移籍する気はないと1年間言ってきましたけど、色々なタイミングがありました」と語り、移籍のメリットを考えて選んだという。 「レイソルもスタイルが変わる中で、今までのキャリアでも色々な選手と色々な監督と色々なチームでプレーする中で、選手としても人としても学ぶところが色々な選手があったので、移籍するメリット、デメリットはありますけど、メリットを考えてきました」 また、リカルド・ロドリゲス監督の存在についても「攻撃的なスタイルも大きかった」と語る原川。1シーズン半在籍したFC東京で、2024シーズンはリーグ戦25試合に出場し1得点を記録。しかし、先発は5試合に終わり、途中出場がメインだった中、再びスタメンを目指すとしつつ、途中出場の経験も積めたことは大きかったと振り返った。 「(スタメンを奪いに行く?)それもあります。逆に言えば、東京の去年の1年間以外は、途中から出ることはほとんどなくて、スタメンかやらないなら完全に休みというどっちかでした」 「途中出場でも流れを掴むことが上手くなりましたし、自分のプレーの幅が広がっているという意味では、ポジティブなところもあります」 正確なプレースキックが持ち味でもある原川はボランチでのポジション争いに。それでも「東京での役割とはちょっと違いますが、セレッソ時代の役割に近いかなと思います」とコメント。新たな原川を柏で見ることができそうだ。 2025.01.18 22:35 Sat
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【J1注目プレビュー|第14節:横浜FMvs柏】真逆の両者、4連敗を止めたい横浜FMと4連勝目指す柏の一戦

【明治安田J1リーグ第14節】 2025年5月14日(水) 19:00キックオフ 横浜F・マリノス(20位/8pt) vs 柏レイソル(2位/30pt) [日産スタジアム] <h3>◆早く苦境を脱したい【横浜F・マリノス】</h3> 前節はアウェイでのセレッソ大阪戦で敗戦。“鬼門”での戦いは終始相手にペースを握られる形となり後半に巻き返しを見せたものの1-0で敗戦。ゴールが遠いゲームとなった。 試合数の関係はあるものの、依然として最下位。今シーズンわずか1勝と苦しい戦いは続いている。 パトリック・キスノーボ監督がどう巻き返していくかが注目される中、チームは4連敗で7戦未勝利。2カ月ぶりの白星をホームで挙げたいところだ。 中2日と日程的にも厳しい戦いは続く中、柏戦から4試合連続で上位との戦いに。週末には中2日で3位の京都サンガF.C.、1週間後には王者・ヴィッセル神戸、そして来週末には首位・鹿島アントラーズと難敵揃い。最悪の8連敗だけは避けなければいけない。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:朴一圭 DF:松原健、トーマス・デン、諏訪間幸成、永戸勝也 MF:ヤン・マテウス、渡辺皓太、山根陸、遠野大弥 FW:植中朝日、アンデルソン・ロペス 監督:パトリク・キスノーボ <h3>◆負けない柏の4連勝チャレンジ【柏レイソル】</h3> 前節はホームにファジアーノ岡山を迎えて2-0で勝利。これで無敗を「10」に伸ばしただけでなく、連勝を「3」とした。 負けないから勝てるに変化しつつある柏は首位の鹿島を追いかける2位。リカルド・ロドリゲス監督の下で、しっかりとフットボールを体現しての結果が出ていることは大きいと言える。 今シーズンの複数失点は第5節の鹿島戦だけ。クリーンシートは7試合になり、直近2試合は連続で無失点となっている状況。得点も8試合連続で上げており、この3連勝では複数得点が2試合と攻守のバランスが良い。 今節の相手は最下位の横浜FM。ここから関東とはいえFC町田ゼルビア、横浜FCとアウェイ3連戦となるだけに、しっかりと今の調子を維持していきたい。 ★予想スタメン[3-3-2-2] GK:小島亨介 DF:原田亘、犬飼智也、田中隼人 MF:久保藤次郎、熊坂光希、小屋松知哉 MF:小泉佳穂、山田雄士 FW:垣田裕暉、細谷真大 監督:リカルド・ロドリゲス 2025.05.14 12:15 Wed

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