古橋がCL2戦連発もセルティックは2度のリードを守れずアトレティコとドロー…【CL】
2023.10.26 06:05 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)グループE第3節のセルティックvsアトレティコ・マドリーが25日にセルティック・パークで行われ、2-2の引き分けに終わった。
グループステージ2連敗で最下位に位置するセルティックは、日本人選手の躍動で快勝した直近のハート戦と同じ先発メンバーを採用。FW古橋亨梧とMF旗手怜央に加え、FW前田大然もスタメン入り。DF岩田智輝はベンチスタートとなった。
一方、グループ首位に立つアトレティコも公式戦5連勝中と好調を維持。グループステージ突破へ前進したいシメオネ監督は、快勝した直近のセルタ戦から先発を4人変更。M・ジョレンテやアスピリクエタ、バリオスらにデ・パウルやモリーナ、サビッチらを先発で起用した。
試合は開始早々にセルティックがスコアを動かす。4分、ボックス右横でボールを受けた古橋がオライリーとのワンツーでゴール前に抜け出すと、冷静にゴール左隅にシュートを流し込んだ。
幸先良く先制したセルティックだったが、6分に相手選手との接触で右モモ裏を痛めた旗手がプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われる。旗手は悔し涙を見せながらベンチに下がり、ベルナルドが緊急投入された。
追いつかれたセルティックだったが、すぐに勝ち越す。28分、3のロングパスからボックス左に抜け出した前田がダイレクトクロスを供給すると、ボックス右でボールを収めたパルマのシュートが左ポスト内側を叩いて、ゴールに吸い込まれた。
再びリードを許したアトレティコは、40分にセットプレーからネットを揺らす。敵陣中盤で獲得したFKからグリーズマンがボックス右へロングパスを送ると、サビッチが頭で折り返したボールを最後はヴィツェルがゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定で取り消された。
迎えた後半、1点を追うアトレティコはガランとサウールを下げてM・ジョレンテとリケルメを投入。すると53分、右サイドをドリブルで持ち上がったM・ジョレンテがボックス右角付近からクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだワンバウンドしたボールをダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。
その後も劣勢の時間が続いたセルティックは、80分に古橋を下げてフォレストを投入すると、直後の82分に追い風。中盤のルーズボールに反応したベルナルドがデ・パウルのスライディングタックルで倒されると、デ・パウルは2枚目のイエローカードで退場処分となった。
数的優位となったセルティックは、終盤にかけて猛攻を仕掛けたが最後まで追加点を奪うことはできず2-2でタイムアップ。セルティックは勝ち点1を得たものの、今季CL初勝利はならずグループステージ突破が厳しい状況となっている。
グループステージ2連敗で最下位に位置するセルティックは、日本人選手の躍動で快勝した直近のハート戦と同じ先発メンバーを採用。FW古橋亨梧とMF旗手怜央に加え、FW前田大然もスタメン入り。DF岩田智輝はベンチスタートとなった。
一方、グループ首位に立つアトレティコも公式戦5連勝中と好調を維持。グループステージ突破へ前進したいシメオネ監督は、快勝した直近のセルタ戦から先発を4人変更。M・ジョレンテやアスピリクエタ、バリオスらにデ・パウルやモリーナ、サビッチらを先発で起用した。
幸先良く先制したセルティックだったが、6分に相手選手との接触で右モモ裏を痛めた旗手がプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われる。旗手は悔し涙を見せながらベンチに下がり、ベルナルドが緊急投入された。
その後は先制を許したアトレティコのペースで試合が進むと、23分に最初の決定機。ボックス右手前のデ・パウルが供給したラストパスに反応したモリーナがボックス右でテイラーに倒され、PKを獲得。グリーズマンのPKはGKハートが触り右ポストに弾かれたが、この跳ね返りをグリーズマンがゴールに流し込んだ。
追いつかれたセルティックだったが、すぐに勝ち越す。28分、3のロングパスからボックス左に抜け出した前田がダイレクトクロスを供給すると、ボックス右でボールを収めたパルマのシュートが左ポスト内側を叩いて、ゴールに吸い込まれた。
再びリードを許したアトレティコは、40分にセットプレーからネットを揺らす。敵陣中盤で獲得したFKからグリーズマンがボックス右へロングパスを送ると、サビッチが頭で折り返したボールを最後はヴィツェルがゴールに押し込んだが、これはオフサイドの判定で取り消された。
迎えた後半、1点を追うアトレティコはガランとサウールを下げてM・ジョレンテとリケルメを投入。すると53分、右サイドをドリブルで持ち上がったM・ジョレンテがボックス右角付近からクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだワンバウンドしたボールをダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。
その後も劣勢の時間が続いたセルティックは、80分に古橋を下げてフォレストを投入すると、直後の82分に追い風。中盤のルーズボールに反応したベルナルドがデ・パウルのスライディングタックルで倒されると、デ・パウルは2枚目のイエローカードで退場処分となった。
数的優位となったセルティックは、終盤にかけて猛攻を仕掛けたが最後まで追加点を奪うことはできず2-2でタイムアップ。セルティックは勝ち点1を得たものの、今季CL初勝利はならずグループステージ突破が厳しい状況となっている。
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2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat5