ブレイズのベテランDFバシャムがフルアム戦で重傷…緊急搬送され長期離脱が濃厚に

2023.10.08 07:30 Sun
Getty Images
シェフィールド・ユナイテッドのイングランド人DFクリス・バシャムが、フルアム戦で大ケガに見舞われた。イギリス『SPORT bible』が報じている。

7日に行われたプレミアリーグ第8節のフルアム戦に先発出場したバシャムは22分に右サイド深くからクロスを上げようとした際に足を滑らせて転倒すると、左足首があらぬ方向に曲がっており、すぐに事態の深刻さに気付いた相手DFティム・リームがすぐさまメディカルスタッフを呼び込んだ。

10分以上の治療を受け、担架に乗せられてピッチを去るバシャムには、アウェイサポーターだけでなくホームサポーターからも励ましの拍手が送られることになった。
試合後にイギリス『BBC』のインタビューを受けたシェフィールド・ユナイテッドのポール・ヘッキングボトム監督は、バシャムについて以下のように語っている。

「バシャムは話せる状態ではなかった。彼は運ばれるとき息が上がっていて、酸素を吸入していた。そして今は病院にいる」
「誰が見てもひどいケガだとわかる。彼は今、病院で適切な治療を受けている。我々は連絡を取り合い彼の様子を見るつもりだ」

「我々は彼のことを心配している。あのようなケガは絶対に見たくないし、あのようなことが起きると間違いなくスタジアムの雰囲気に影響する。だが、それがチームに影響を与えたと私は考えていない。我々はできる限りプロフェッショナルであろうとし、最後までプレーを続けたんだ」

現時点でバシャムのケガの詳細は不明だが、開放骨折といった深刻なケガの可能性が高く35歳という年齢を考えれば、今後のキャリアが危ぶまれるところ。それだけに多くのフットボールファン同様に同選手が再びピッチに戻り、再び元気にプレーできることを心から願いたい。

クリス・バシャムの関連記事

シェフィールド・ユナイテッドは16日、イングランド人DFクリス・バシャム(35)、ギリシャ代表DFジョージ・バルドック(31)、イングランド人GKウェズ・フォダリンガム(33)、元北アイルランド代表MFオリバー・ノーウッド(33)、イングランド人MFマックス・ロウ(27)の5選手の今シーズン限りでの退団を発表した。 2024.05.17 16:40 Fri
シェフィールド・ユナイテッドのイングランド人DFクリス・バシャムが2度の手術を明らかにした。 主将のバシャム。7日に行われたプレミアリーグ第8節のフルアム戦も先発したが、22分に右サイドからスピードに乗った勢いのままクロスを上げた際、軸足の左足首を負傷。中断を経て、担架でピッチを後にした。 左足首があらぬ方 2023.10.13 18:45 Fri
シェフィールド・ユナイテッドは1日、イングランド人DFクリス・バシャム(32)との契約を2022年6月30日まで延長したことを発表した。 2006年にボルトンでプロデビューしたバシャムは、ブラックプールでのプレーを経て2014念の夏に当時リーグ1(イングランド3部)に所属していたシェフィールド・ユナイテッドに加入 2020.08.01 23:40 Sat

シェフィールド・ユナイテッドの関連記事

オーストラリア代表DFハリー・サウター(26)が重傷。豪『News.com.au』などが伝える。 サウターは日本のサッカー関係者・ファンにも浸透する巨漢センターバック。空中戦でほぼ無敵の身長198cmを誇り、DFながらもA代表デビューから5試合で6得点をブチ込むなど、セットプレー時は相手の脅威となる26歳だ。 2024.12.30 21:43 Mon
シェフィールド・ユナイテッドは23日、クラブの買収が行われたことを発表した。 現在はチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属しているシェフィールド・ユナイテッド。サウジアラビアのアブドゥラー・ビン・モサド・ビン・アブドゥラジズ・アル・サウド王子がオーナーを務めていた。 買収に乗り出していたのはアメリカの 2024.12.24 18:00 Tue
リーズ・ユナイテッドでの日本代表MF田中碧の活躍に、絶賛の声が寄せられている。 田中は日本代表からの合流直後ながら、18日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第10節のシェフィールド・ユナイテッド戦で先発。ゴールやアシストこそなかったもののフル出場を果たし、高いパス精度やチャンスクリエイト、献身的な守 2024.10.19 10:25 Sat
パナシナイコスが、今月9日に31歳の若さで急逝したギリシャ代表DFジョージ・バルドックの遺族を支援すべく動き出した。 昨シーズン限りでシェフィールド・ユナイテッドを退団したバルドックは、今夏ギリシャ屈指の名門へフリートランスファーで加入。その新天地ではここまで4試合に出場していた。 そんななか、今回のインタ 2024.10.15 09:00 Tue
かつてプレミアリーグでもプレーしたパナシナイコスのギリシャ代表DFジョージ・バルドック(31)が、自宅で帰らぬ人となった。イギリス『BBC』など複数メディアが伝えている。 現在ギリシャでプレーするバルドックだったが、妻から連絡がとれなくなったと通報があり捜索が開始され、9日にアテネ南部グリファダにある自宅プールで 2024.10.10 10:10 Thu

プレミアリーグの関連記事

チェルシーが、クリスタル・パレスにレンタル移籍させたDFトレヴォ・チャロバー(25)を呼び戻すことにしたようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 チェルシーの下部組織で育ったチャロバーは、イプスウィッチ・タウンやハダースフィールド・タウン、ロリアンへのレンタル移籍を経験。2021年7月にファーストチームに昇格した。 2025.01.15 22:10 Wed
ジム・ラトクリフ氏がマンチェスター・ユナイテッドに新たな資本を投下。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝える。 昨年からユナイテッドのフットボール部門全権を担う『INEOS』と、その代表者たるラトクリフ卿。チームの戦績は向上せず、最近は運営を巡って批判的な論調も少なくない。 そんななか、英国政府系の企 2025.01.15 21:51 Wed
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ノースロンドン・ダービーへの意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 今シーズン、ここまで多くの負傷者が出ていることもありプレミアリーグ20試合を消化して暫定13位と大苦戦のトッテナム。リーグ戦直近4試合1分け3敗の未勝利と低迷しており、ポステコグルー監督やチー 2025.01.15 18:50 Wed
判定を巡り、プレミアリーグで史上初の出来事が起こった。 14日、スタンフォード・ブリッジでプレミアリーグ第21節のチェルシーvsボーンマスが行われ、試合は2-2の引き分けで終了。終了間際にイングランド代表DFリース・ジェームズがゴールを決め、チェルシーが土壇場で追いついた。 話題になっているのはボーンマスが 2025.01.15 18:08 Wed
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督と、長年連れ添った妻であるクリスティーナ・セラさんの離婚理由が明らかになったようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 これまでバルセロナやバイエルンで数多くの栄冠を勝ち取り、2016年から指揮を執るシティでも昨シーズンは前人未到のプレミアリーグ4連覇 2025.01.15 17:30 Wed

記事をさがす

シェフィールド・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

オーストラリア代表に大打撃…198cm主軸CBハリー・サウターが全治9〜12カ月の重傷、2025年中の復帰も困難か

オーストラリア代表DFハリー・サウター(26)が重傷。豪『News.com.au』などが伝える。 サウターは日本のサッカー関係者・ファンにも浸透する巨漢センターバック。空中戦でほぼ無敵の身長198cmを誇り、DFながらもA代表デビューから5試合で6得点をブチ込むなど、セットプレー時は相手の脅威となる26歳だ。 国際Aマッチは通算36試合で11得点。 W杯アジア最終予選C組も日本代表戦を含めた、ここまでの全6試合にフル出場し、2024年の豪代表国際Aマッチ16試合中15試合に先発フル出場…欠場1試合は2次予選ラストの消化試合だけと、まさに替えが効かない存在である。 そんなサウターが、重傷。 27日、所属するシェフィールド・ユナイテッドでチャンピオンシップ(イングランド2部)第23節・バーンリー戦に先発したなか、アキレス腱を断裂。精密検査の結果、少なくとも24-25シーズン中の戦列復帰は絶望的とのことだ。 また、サウターはレスター・シティからのレンタル移籍でシェフィールド・Uに所属。今後リハビリはレスター主導で始まる模様で、近々シェフィールド・Uを離れるとのこと。全治は9〜12カ月で、2025年中の復帰も怪しいとみられている。 豪代表にとって、大打撃。 セリエA・パルマ所属の主軸DFアレッサンドロ・チルカーティ(21)が長期離脱中で、少なくとも今季中=最終予選期間中の復帰は不可というなか、不動の存在たるサウターも…停滞感漂う豪代表にとって試練の2025年となりそうだ。 日本は来年6月5日、最終予選第10節でオーストラリアとのリターンマッチを戦う。 2024.12.30 21:43 Mon
2

シティ、21歳MFパーマー流出も若手へのスタンスを変えるつもりはなし 「妥協点を見いだすことはできない」

U-21イングランド代表MFコール・パーマー(21)がチェルシーへと移籍したマンチェスター・シティだが、若手選手をファーストチームでじっくり育てていく方針は今後も変えないようだ。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。 2020年9月にファーストチームデビューを飾り、昨シーズンは公式戦25試合に出場した下部組織出身のパーマー。今シーズンはコミュニティ・シールドのアーセナル戦、UEFAスーパーカップのセビージャ戦でゴールを決めるなど順調なスタートを切っていたが、移籍期限最終日にチェルシーへの完全移籍が決まった。 移籍に際し、パーマーはチェルシー行き決断の理由を「クラブの長期計画に感銘を受けたから」と明かしているが、チェルシー指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「彼がここに来ることを決めたのは、おそらくもっとプレーし、重要な存在になることを期待しているからだろう」とも述べた。 今後、パーマーと同じようにクラブ生え抜きのタレントが退団していくことも十分考えられるが、ジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントを務めるフアン・マヌエル・リージョ氏は時間をかけてファーストチームへ適応させていく若手選手へのアプローチを変えるつもりはないと語った。 「選手によってそのプロセスは違うし、妥協点を見いだすことはできない。すぐに成長する選手もいれば、少し遅れて才能を開花させる選手もいる。クラブはトップにいる監督のおかげで良い雰囲気を作り出すことができている。それが我々の進むべき道だ」 「ペップはいつだって、選手が何を望んでいるかという観点からこのことを示してきた。そしてその道はクラブの望みや経営陣の意向に沿う必要がある。クラブにフィットしないやり方は実現しないし、我々が関与することもない」 「選手が何を望んでいるのか、出て行きたいのかどうかを言葉にするのは難しい。ただ言えるのは、クラブが若い選手たちをうまくマネジメントしているということだ」 パーマーだけでなく、U-21イングランド代表MFジェームズ・マカティ(20)のシェフィールド・ユナイテッドへのレンタル移籍も決まり、シティのファーストチームに残っているこれからの若手はU-21ノルウェー代表MFオスカー・ボブ(20)くらいとなった。リージョ氏はボブ、そして他の選手たちにチャンスを掴むようにも促している。 「もちろん、数字上はそう(ボブのチャンスが増える)なるだろう。私はオスカーのことを以前ここにいた時から知っている。本当に目立つ選手だったし、他の選手もそうだ。コール、マカティ、多くの選手がそうだ。彼はペップやクラブに評価される特別な要素を持っている。そうでなければ、彼はここにいない。我々はそれをとても大切にしている。彼にそのプロセスを経験させなければならない。彼には素晴らしい要素がある」 「今、我々の下にいる最高の(若手)選手たちは、これから伸びてくる選手たちだ。そうなるかどうかは彼ら次第であり、ドアをノックして自分の居場所を求め、ここにいる資格があると言えるかどうかにかかっている」 2023.09.02 18:38 Sat
3

去就注目のウォーカー、少年時代を過ごしたクラブへの帰還を希望?

マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカー(32)は、すでに次の移籍先を心に決めているようだ。 2017年夏にトッテナムから加入して以降、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で絶対的な主軸に定着してきたウォーカー。本職の右サイドバックのみならず、センターバックとしても抜群の存在感を発揮し、これまで多くのタイトル獲得に貢献してきた。 しかし、今シーズンはグアルディオラ監督が新たな戦術を導入したこともあり、チーム内での序列が低下。プレミアリーグでの先発は19試合にとどまっており、クラブとの契約は2024年夏までとなることから、今夏に退団の可能性もある。 ミランやアストン・ビラからの関心も囁かれる中、イギリス『ミラー』によるとウォーカーはシェフィールド・ユナイテッドへの移籍のみを希望しているとのことだ。 シェフィールドの街で生まれたウォーカーは、シェフィールド・ユナイテッドの下部組織に所属し、2008年にファーストチームへ昇格。2009年夏にトッテナムへ移籍してからも、故郷のクラブへの想いは変わっていないという。 一方で、来季からプレミアリーグに復帰することが決まったシェフィールド・ユナイテッドだが、移籍金に加えて現在ウォーカーがシティで受け取る週給16万ポンド(約2700万円)までもを負担する余裕はない模様。そのため、ウォーカーは契約満了となる来夏までシティにとどまり、フリーでシェフィールド・ユナイテッドに加わることを計画しているとのことだ。 シェフィールド・ユナイテッドのポール・ヘッキングボトム監督もウォーカーのクオリティや経験は高く評価しており、来季プレミアリーグに残留することができれば、獲得に乗り出す可能性はあると報じられている。 2023.05.15 17:51 Mon
4

シティの若手MFマカティーがブレイズに再レンタル! 昨季は主力としてプレミア昇格に貢献

シェフィールド・ユナイテッドは1日、マンチェスター・シティからU-21イングランド代表MFジェームズ・マカティー(20)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「28」に決定している。 地元マンチェスター出身のマカティーは10代前半からシティのアカデミーに在籍する180cmの左利きの攻撃的MF。2020年7月にプロ契約し、2021年9月に行われたEFLカップのウィコム戦でファーストチームデビューを果たすと、いずれも途中出場ながらプレミアリーグ、チャンピオンズリーグデビューも飾り、同シーズンの公式戦5試合に出場した。 卓越したボールスキル、左足のキック精度、閃きといった武器を持ち、ペップ・グアルディオラ好みのプロフィールの持ち主だが、昨シーズンは出場経験を積むためにブレイズへレンタル移籍。 すると、昨シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で37試合に出場し、9ゴール3アシストを記録。2位でのプレミアリーグ昇格を決めたチームの主力として活躍した。 今夏はシティに一旦ローンバックし、プレミアリーグ開幕戦のバーンリー戦では途中出場していたが、移籍市場最終日にブレイズへ再び武者修行に出ることが決定した。 2023.09.02 00:05 Sat
5

ボーンマス、ブレイズから元プレミア最年少得点者のFWジェビソンを獲得

ボーンマスは10日、シェフィールド・ユナイテッドからU-20イングランド代表FWダニエル・ジェビソン(20)をフリートランスファーで獲得した。契約期間は2028年6月30日までとなる。 2018年にブレイズのユースに入団したジェビソンは、2020年に17歳でプロ契約を締結すると、直後にナショナルリーグ・ノース(イングランド6部相当)のチョーリーへレンタル移籍。しかし、出場機会を得られず半年で復帰すると、U-18チームで出場したFAユースカップで4ゴールを決め、5月に正式にトップチームに昇格。 2021年5月7日に行われたクリスタル・パレス戦でプレミアリーグデビューを飾ると、16日に行われたエバートン戦ではプロ初ゴールをマーク。17歳306日は当時のリーグ史上最年少ゴールとなった。 2021-22シーズンはリーグ1(イングランド3部相当)のバートンへレンタル移籍し公式戦23試合に出場し9ゴールを記録。2022年夏に復帰したブレイズでは、これまで公式戦35試合で3ゴール1アシストを記録していた。 ボーンマスのチーフ・エグゼクティブを務めるニール・ブレイク氏は、公式サイトでジェビソンの獲得について以下のようにコメントしている。 「ダニエルが我々と長期契約を結んでくれたことを非常に嬉しく思う。彼は将来有望な選手であり、これまでの若いキャリアの中で、すでに記憶に残る瞬間をいくつも作ってきた」 「我々は、ダニエルがその潜在能力を発揮できるよう、様々な環境を提供しながら、彼の成長を見守ることを楽しみにしている」 2024.07.11 00:55 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly