終盤の勝ち越し弾で薄氷勝利のナポリ、ガルシア監督は「CLで勝つのは決して簡単ではない」

2023.09.21 13:16 Thu
Getty Images
ナポリルディ・ガルシア監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での初戦勝利を喜んだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

ナポリは20日に敵地で行われたCLグループC開幕節で、ブラガと対戦した。

昨シーズンに33年ぶりのスクデットを獲得し、イタリア王者として臨んだCL初戦、序盤から数多くのチャンスを作ると、前半アディショナルタイムにDFジョバンニ・ディ・ロレンツォのゴールで先制。後半は試合をコントロールしながら84分に失点を許したものの、直後にオウンゴールで勝ち越すとそのまま2-1で勝利した。
重要な初戦を制したガルシア監督は、より多くの得点を奪うべきだったと振り返りつつ、CLでの貴重な勝利を称えている。

「前半は良かったが、いくつかのシュートが決まらない不運もあった。後半も立ち上がりこそ良かったが、相手の攻勢が強くなったこともあり、より多くの選手がボックス内に入ってきたと思う。我々はカウンターで2-0にするチャンスが何度もあり、もっとうまくやる必要があった」
「チャンスはたくさん作っているのだから、もっとゴールを決めたい。とはいえ、CLで勝つのは決して簡単ではない。我々は今節勝利した唯一のイタリアのクラブでもあるからね。明らかにすべてが完璧ではなかったが、その努力が改善の役に立った」

アミル・ラフマニが(負傷で前半に)交代したことも忘れてはならない。そこで交代の枠を1枚消費してしまった。それでも、私はピッチでプレーした全員に満足している。彼らは我々の勝利に貢献してくれたのだ。これはグループの勝利となるだろう」

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現役時代から一転、パス回しを信条とするガットゥーゾ監督「フットボールの見方が変わった」

ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、自らの監督としての戦術について語った。イタリア『フットボール・イタリア』が伝えている。 昨年12月、前任者であるカルロ・アンチェロッティ監督(現エバートン)の退任を受けて、ナポリの指揮官に就任したガットゥーゾ監督は、現役時代から激情家として知られ、感情を全面に押し出したプレースタイルで“闘犬”のあだ名で知られていた。監督としてもチームの規律を重んじる厳格な面を残しているが、一方で戦術家としての一面も評価を高めつつある。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ3TXB2WlNpeSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> ナポリ監督就任時は、クラブと選手の軋轢により、危機的な状況にあったチームをまとめ上げ、17日のコッパ・イタリア決勝でユベントスを下してトロフィーを勝ち取るなど、ナポリの再建に取り組むガットゥーゾ監督。堅守に加えて、素早いパス回しで攻撃を展開するなど、泥臭いプレーを得意とした指揮官のイメージとはかけ離れたパフォーマンスを見せている。 28日、3-1で勝利したSPAL戦後の会見で、監督としてのプレースタイルについて聞かれたガットゥーゾ監督は、イタリアのフットボールが変化しているとして、選手時代とは異なった視点を身につけていることを明かした。 「プロになってから最初の数シーズン、パス回しばかりしているスペインのチームと対戦した時、気が狂いそうになったものだった」 「プレスに行くのは私1人で、鳥かごの真ん中をやらされているようだったよ。試合後にチームメイトと『イタリアのフットボールは、あれとは別のスポーツだよな』なんて話をしていたが、今ではここのフットボールも変わったし、優れたパスサッカーを展開するチームがイタリアにも多くいる」 「私が選手だった頃とは、フットボールの見方が変わった。ボールをより支配して、リスクを少なく抑えるスタイルを好むようになったんだ」 2020.06.29 21:45 Mon

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