ジエリンスキにもサウジ行きの可能性? アル・アハリが獲得を検討中
2023.07.12 11:30 Wed
ナポリのポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(29)にもサウジアラビア行きの可能性があるようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
2016年夏にウディネーゼから加入して以来、多くのビッグクラブからの関心が囁かれながらもナポリの中盤を支え続けてきたジエリンスキ。昨シーズンも公式戦48試合に出場して、自身初となるセリエA優勝を成し遂げた。
一方で、ナポリとの契約が2024年6月までとなるジエリンスキには、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)のサウジアラビア行きが間近に迫るラツィオが獲得を検討。かつて同選手を指導した経歴を持つマウリツィオ・サッリ監督は、再会を熱望しているという。
しかし、ここに来てジエリンスキにもサウジアラビアからオファーが届く可能性があるようだ。今夏すでにブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(31)、セネガル代表GKエドゥアール・メンディ(31)の加入を発表しているアル・アハリが、獲得を検討中と報じられている。
ナポリが求める2500万ユーロ(約38億8000万円)の移籍金は、ラツィオにとって高額でもアル・アハリからすれば問題ない模様。ジエリンスキがサウジアラビア行きを決断すれば、交渉は加速する可能性も考えられる。
2016年夏にウディネーゼから加入して以来、多くのビッグクラブからの関心が囁かれながらもナポリの中盤を支え続けてきたジエリンスキ。昨シーズンも公式戦48試合に出場して、自身初となるセリエA優勝を成し遂げた。
一方で、ナポリとの契約が2024年6月までとなるジエリンスキには、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)のサウジアラビア行きが間近に迫るラツィオが獲得を検討。かつて同選手を指導した経歴を持つマウリツィオ・サッリ監督は、再会を熱望しているという。
ナポリが求める2500万ユーロ(約38億8000万円)の移籍金は、ラツィオにとって高額でもアル・アハリからすれば問題ない模様。ジエリンスキがサウジアラビア行きを決断すれば、交渉は加速する可能性も考えられる。
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インテルが2025年夏の移籍プランを画策!最初のターゲットはパウ・トーレスに
インテルはすでに2025年夏の移籍プランを計画し始めているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 インテルは、新たに経営権を取得したアメリカ「オークツリー」のもとでCEOを務め、現在は会長に昇格したジュゼッペ・マロッタ氏が主導し、事前に綿密な計画を立てることで、近年の成功につなげてきた。 その成果は、トルコ代表MFハカン・チャルハノールやアルメリア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、フランス代表FWマルクス・テュラム、イラン代表FWメフディ・タレミ、ポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキら、近年フリーで獲得した選手を見ても明らかだ。 そして『カルチョメルカート』によれば、すでにマロッタ会長は2025年の夏に向けた動き始めている模様。現在は高齢化が深刻な守備陣の補強のため、アストン・ビラのスペイン代表DFパウ・トーレス(27)獲得に動いているという。 スペイン代表として24キャップを誇るパウ・トーレスは、昨夏に移籍金3250万ユーロ(当時レート:約50億円)+ボーナスで、恩師であるウナイ・エメリ監督の率いるアストン・ビラに加入。2023-24シーズンはプレミアリーグで4位と躍進したチームの守備の要として公式戦39試合に出場し2ゴール1アシストを記録していた。 なお、2028年までアストン・ビラとの契約を残しているパウ・トーレスの移籍金は5000万ユーロ(約86億円)と言われており、そう簡単に交渉はまとまらないと思われるが、インテルは移籍金を引き下げるために選手譲渡も検討しており、なるべく早期での獲得を目指しているようだ。 2024.07.21 07:30 Sun4
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鉄板の“中盤3枚”を誇るインテル。とりわけインサイドハーフはセリエA屈指の実力者がベンチスタートを余儀なくされる。 王者インテルの中盤といえば、MFハカン・チャルハノールをアンカーに、インサイドハーフにMFニコロ・バレッラとMFヘンリク・ムヒタリアンを並べた3枚が昨季から鉄板。 バレッラは脂が乗り切った27歳のボックス・トゥ・ボックスで、ムヒタリアンは35歳も昨季怪我ゼロという鉄人。チャルハノールを含めた3枚で、今季も開幕3試合とも先発出場する。 昨季加入したMFダビデ・フラッテージはセリエA有数のインサイドハーフだが、バレッラ&ムヒタリアンの牙城を崩せず完全サブ。昨季の出場42試合中、先発は11試合にとどまり、今季も開幕3試合全てが途中出場だ。 今季はそこへ、ナポリからMFピオトル・ジエリンスキが加入。こちらは間違いなくセリエA屈指のインサイドハーフであり、全クラブキャリアをカルチョで過ごす実績も十分の30歳だ。 ただ、ジエリンスキは怪我で第1節を欠場し、第2節からベンチ入りも、インサイドハーフの交代策としてフラッテージが優先され、公式戦デビューが代表ウィーク明けまでお預けに。 イタリア『カルチョメルカート』によると、フラッテージは今季もバレッラ&ムヒタリアンの牙城を崩せないようなら、来夏の売却話が進む可能性を排除できず。 それゆえ決意十分に今季へ臨んでいるとされ、去就への懸念があると仮定するなら、定位置確保を念頭に、ジエリンスキに“インサイドハーフ3番手”を譲るのは「もってのほか」。 今月中旬からはフォーマット変更で試合数の増えたチャンピオンズリーグ(CL)が始まることもあり、フラッテージもジエリンスキも先発機会が一切ない、とは考えにくい。 ただ、現状シモーネ・インザーギ監督によるインサイドハーフの1stチョイスは、明らかにバレッラ&ムヒタリアン。 今季もインテルの中盤、とりわけインサイドハーフは層が厚い。 2024.09.03 21:35 Tue5
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